JP3042810U - 携帯用銀イオン水製造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 携帯に便利で外部電源を必要としない小型
の銀イオン水製造装置を提供する。 【構成】 乾電池（１）と電極接続ターミナル（２）
を収納する箱状の本体（３）に銀電極（６）を接続して
なる携帯用銀イオン水製造装置。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、銀イオン水製造装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来は、実験室で使用する電気分解装置か産業用の大型電気分解装置しかなか った。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

電源の得られない場所でも銀イオン水を作れるようにしたい。 携帯に便利にしたい。 銀電極の保守が簡単にできるようにしたい。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

イ：乾電池を電源とする。 ロ：処理液容器を日常生活で使用するコップ程度のものとするとともに、銀電 極を取り外せるようにして携帯性をよくする。 ハ：銀電極を取り外せるので保守が簡単になる。

【０００５】

【作用】

処理液容器に水を入れ、乾電池をセットし銀電極を取り付けた本体を容器にセ ットすると銀イオン水が製造される。

【０００６】

【実施例】

９ボルトの積層乾電池（１）とステンレス製の電極接続ターミナル（２）を収 納した箱状の本体（３）があり、積層乾電池の＋極と−極はそれぞれの電極接続 ターミナルに接続されている。 本体（３）の最下方には１０センチメートルの桁材（８）が突き出していて、 大概のコップにこの本体を橋渡しさせることができる。 本体（３）の下面（７）ほぼ中央には電極を差込む２個の差込み口（４）が設 けられていて、その差込み穴に長さ５センチメートルの純度の高い板状の銀電極 （６）を差込むと、差込み口の奥に設けられた電極接続ターミナル（２）のバネ 式の受け口（５）が銀電極（６）をくわえこんで保持する。 本体（３）の差込み口（４）と電極接続ターミナル（２）の受け口（５）との 間には２ミリメートルの間隔があり、差込み口が直接処理液に触れないようにな っている。これは、電気分解時に銀イオン以外の金属イオンが処理液にとけこま ないための処置である。 このようにして用意された携帯用銀イオン製造装置を使用して銀イオン水を製 造する場合には、９分目ほどの水を入れたコップの縁にこの装置の下面の桁材（ ８）を橋渡しに置く。水面下の２枚の銀電極と水の間に電流が流れ、水のなかに 銀イオンが溶け込むことで銀イオン水が得られる。 また、銀電極（６）は電極接続ターミナル（２）にたいして着脱自在なため、 電極面の保守が容易である。

【０００７】

【考案の効果】

電源の得られない場所でも、日常的に手軽に銀イオン水が製造できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例断面図

【図２】本考案の実施例全体図

【符号の説明】

１ 乾電池 ２ 電極接続ターミナル ３ 本体 ４ 差込み穴 ５ 受け口 ６ 銀電極 ７ 下面 ８ 桁材

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 乾電池（１）と乾電池の陽極と陰極にそ
   れぞれ結線された電極接続ターミナル（２）を収納する
   箱状の本体（３）があって、本体（３）には銀イオン水
   を製造する際の処理液容器の上に橋渡しできるだけの長
   さがあり、本体（３）の下面（７）には電極を差込む差
   込み穴（４）が設けられており、その差込み穴の奥に電
   極接続ターミナル（２）のバネ式の受け口（５）が配置
   されており、受け口（５）は使用時に処理液に直接触れ
   ない十分な距離が保たれていて、純度の高い銀電極
   （６）が差込み穴（４）からバネ式受け口に差込まれて
   電極接続ターミナル（２）に接続された携帯用銀イオン
   水製造装置。