JP3041190U - ハーモニカ - Google Patents

ハーモニカ

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JP3041190U
JP3041190U JP1997001342U JP134297U JP3041190U JP 3041190 U JP3041190 U JP 3041190U JP 1997001342 U JP1997001342 U JP 1997001342U JP 134297 U JP134297 U JP 134297U JP 3041190 U JP3041190 U JP 3041190U
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harmonica
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JP1997001342U
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Inventor
延明 粟崎
Original Assignee
株式会社モリダイラ楽器
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1本のハーモニカでベースと和音の演奏がで
きるようにすること。 【解決手段】 複数のベース音を発音させるベース音部
と、複数の和音を発音させる和音部とを設け、1本のハ
ーモニカでしかも一人の演奏者によってベース音と和音
とを演奏することができるようにし、ハーモニカのコス
ト低減およびアンサンブル演奏者の人数削減を図ったも
の。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は気鳴楽器であるハーモニカに関するもので、演奏の利便性を向上させ たものである。
【0002】
【従来の技術】
ハーモニカによる演奏においてアンサンブルを行おうとする場合、通常はメロ ディ担当、ベース担当、和音(コード)担当と最低3人の演奏者が必要となる。 このうちベース担当は、1枚または複数枚のリード(真鍮の薄片)を振動させ ることにより発音させる。また、和音担当は、3〜4枚あるいはそれ以上のリー ドで特定の和音を構成し、これらのリードを同時に振動させることにより発音さ せる。 そこで実際の演奏において、例えばCの演奏を行う場合、ベース担当者のハー モニカによって低いドの音を発音させ、和音担当者のハーモニカによってド/ミ /ソ/ドからなる和音を発音させ、メロディ担当者のハーモニカによってメロデ ィが演奏されアンサンブルとなる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このようにハーモニカによる演奏においてアンサンブルを行おうとする場合、 最低3人のメンバー構成としなければならない。 しかし、演奏の実際をみると和音セクションのハーモニカは、構成全体のごく 一部しか使用されないことが多い。つまりド/ミ/ソ/ドからなる和音をとって みても、曲の調子によっては2,3種類の和音しか演奏されていないのである。 一方、和音セクションのハーモニカは、1本で48種類の和音を演奏できるよ うに構成されるなど、演奏頻度のほとんどない和音も設定されている。したがっ て、高価なハーモニカであっても和音担当者によって使用されない部分が死蔵さ れたような状況になっている。
【0004】 また、ベース担当者は比較的単純でかつ音の種類も限られた範囲で発音してい ればよい。したがって、メロディ担当者の演奏に比べ演奏量は少ないと言える。 にもかかわらず和音セクション用ハーモニカと同様に、高価なベースセクション 用のハーモニカを独立して用意しなければならないとともに、当然ながら演奏者 も別に確保しなければならない。
【0005】 本考案は、こうした不具合を解決すべく提案されるもので、1本のハーモニカ でベースと和音の演奏ができるようにしたハーモニカを提供することを目的とし たものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、 1.複数のベース音を発音させるベース音部と、複数の和音を発音させる和音 部とを設けたことを特徴とするハーモニカとした。 2.特定のベース音と特定の和音を組み合わせて一つの組とし、演奏上関連す る複数の組を本体長さ方向隣り合わせ位置や本体幅方向隣り合わせ位置に配列し たことを特徴とする第1項記載のハーモニカとした。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を詳細に説明していく。図1は、本考案の概念を示 した説明図である。このうち図1Aは、ハーモニカにベース音と和音とを組み合 わせたセット(組)の配列構成図で、C調(ハ長調)の楽曲用のものである。こ こで、F,C,G,C7,G7,D7とあるのは、それぞれが特有のベース音と 和音の組み合わせからなる「組」を示している。例えば「Cの組」というのは、 図1Bに示すように低いドの音(低いCのベース音)とド/ミ/ソ/ドからなる 和音との組み合わせを意味している。 また、図1Aの図面上上段に記載した「Fの組」「Cの組」「Gの組」は吹音 に属し、下段に記載した「C7の組」「G7の組」「D7の組」は吸音に属し、 「Fの組」と「C7の組」はハーモニカの幅方向に隣り合った位置にある。「C の組」と「G7の組」、「Gの組」と「D7の組」についても同様である。
【0008】 図2は、図1Aのベース音と和音とを組み合わせたセット(組み)の配列構成 図を、具体的な音の配列態様として図式化したものである。 吹音に属する「Fの組」は、「ファ」(ベース音部6)でFのベース音を発音 でき、「ファ」「ラ」「ド」「ファ」(和音部7)でFの和音を発音できる。ま た「Cの組」は、「ド」(ベース音部10)でCのベース音を発音でき、「ド」 「ミ」「ソ」「ド」(和音部11)でCの和音を発音できる。また「Gの組」は 「ソ」(ベース音部14)でGのベース音を発音でき、「ソ」「シ」「レ」「ソ 」(和音部15)でGの和音を発音できる。
【0009】 一方、吸音に属する「C7の組」は、「ド」(ベース音部8)でCのベース音 を発音でき、「ド」「ミ」「ソ」「シ♭」(和音部9)でC7の和音を発音でき る。また「G7の組」は、「ソ」(ベース音部12)でGのベース音を発音でき 「ソ」「シ」「レ」「ファ」(和音部13)でG7の和音を発音できる。また「 D7の組」は、「レ」(ベース音部16)でDのベース音を発音でき、「レ」「 ファ♯」「ラ」「ド」(和音部17)でD7の和音を発音できる。 図3は、Am(イ短調)のベース音と和音とを組み合わせたセット(組)の配列 構成図を、具体的な音の配列態様として図式化したものである。図2の場合と同 様であるので、詳細な説明は省略する。なお、6a,8a,10a,12a,1 4a,16aはベース音部を、7a,9a,11a,13a,15a,17aは 和音部を指している。
【0010】 このように、それぞれ1本のハーモニカの中に複数の「組」が組み込まれてお り、本体の長さ方向、幅方向への移動、さらに吹音と吸音の区別により、異なる ベース音、和音を演奏できるように構成されている。 なお、図1Aに示すように各「組」の間に横向きの矢印と縦向きの矢印が付さ れているが、これは矢印で連係されている「組」が連続発音される可能性がある ことを示した、いわゆる循環コードである。
【0011】 これら循環コードに付される「組」は、ハーモニカ本体長さ方向隣り合わせ位 置(図面上の左右位置)やハーモニカ本体幅方向(図面上の上下位置)に配列さ れている。例えば、「Cの組」と「G7の組」とは上下にずらした吹き吸いによ り区別して演奏させ、「Cの組」と「Fの組」とを横移動により区別して演奏さ せることができるように循環コードが形成されている。 「Gの組」「D7の組」「Cの組」も循環コードであり、「Fの組」「C7の 組」「Cの組」も循環コードを示している。 図3のAm(イ短調)の配列構成も図示していないが、同様に循環コードに基づ いて形成されている。
【0012】 本考案の「組」の配列構成は前記の例に限定されるものではなく、演奏される 多くの曲を想定し使用頻度の高いコードを適宜組み合わせていけばよい。さらに 楽曲によっては特殊なコードを演奏することがあるので、こうした曲を演奏する 演奏者用には特殊なコードを有するハーモニカとすることもある。
【0013】 図4は、本考案のハーモニカの物品構成を示した図である。このうち図4Aは 分解斜視図、図4Bは組み立て斜視図である。図示のように、第1のカバープレ ート1と第2のカバープレート2の間に胴3を配設し、この胴3に隣接するよう に吹音用リードプレート4、吸音用リードプレート5を設けてある。 胴3には、前記したベース音と和音に対応するように仕切り3a,3bが形成 され、各リードプレートには、それぞれ真鍮のリード4a,5aが付設されてい る。
【0014】
【考案の効果】
以上のごとく本考案によれば、複数のベース音を発音させるベース音部と、複 数の和音を発音させる和音部とを設けたため、1本のハーモニカでしかも一人の 演奏者によってベース音と和音とを演奏することができる。したがって、ハーモ ニカのコスト低減およびアンサンブル演奏者の人数削減を実現できる。 また、特定のベース音と特定の和音を組み合わせ一つの組とし、演奏上関連す る複数の組を本体長さ方向隣り合わせ位置や本体幅方向隣り合わせ位置に配列し たため、曲の中で使用される組みのうち関連するものを循環コードとしスムーズ な演奏を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の概念を示した説明図、および一部詳細
説明図である。
【図2】ベース音と和音とを組み合わせたセット(組)
の配列構成図である。
【図3】他のベース音と和音とを組み合わせたセット
(組)の配列構成図である。
【図4】ハーモニカの分解斜視図、及び組み立て図であ
る。
【符号の説明】
6,8,10,12,14,16 ベース音部 7,9,11,13,15,17 和音部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のベース音を発音させるベース音部
    と、複数の和音を発音させる和音部とを設けたことを特
    徴とするハーモニカ。
  2. 【請求項2】 特定のベース音と特定の和音を組み合わ
    せて一つの組とし、演奏上関連する複数の組を本体長さ
    方向隣り合わせ位置や本体幅方向隣り合わせ位置に配列
    したことを特徴とする請求項1記載のハーモニカ。
JP1997001342U 1997-03-05 1997-03-05 ハーモニカ Expired - Lifetime JP3041190U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113160774A (zh) * 2021-03-31 2021-07-23 江苏天鹅乐器有限公司 一种音乐和弦贝斯口琴
CN114155821A (zh) * 2021-09-08 2022-03-08 江苏天鹅乐器有限公司 一种音乐和弦贝斯口琴

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113160774A (zh) * 2021-03-31 2021-07-23 江苏天鹅乐器有限公司 一种音乐和弦贝斯口琴
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