JP3039803U - 釣用餌容器吊り支持具 - Google Patents
釣用餌容器吊り支持具Info
- Publication number
- JP3039803U JP3039803U JP1997000152U JP15297U JP3039803U JP 3039803 U JP3039803 U JP 3039803U JP 1997000152 U JP1997000152 U JP 1997000152U JP 15297 U JP15297 U JP 15297U JP 3039803 U JP3039803 U JP 3039803U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- leg
- bait container
- rod
- hanging
- container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Abstract
(57)【要約】
【課題】 撒餌容器を安定して吊り下げ支持する。
【解決する手段】 餌容器5を吊るす引っ掛け部17を有
し、3本の開閉可能且つ長さ調節可能な脚1、2、2で
立つ釣用餌容器吊り支持具であって、少なくとも1本の
脚の下端に岩場に打込む突片3を該脚に対して回転可能
に具えている。
し、3本の開閉可能且つ長さ調節可能な脚1、2、2で
立つ釣用餌容器吊り支持具であって、少なくとも1本の
脚の下端に岩場に打込む突片3を該脚に対して回転可能
に具えている。
Description
【0001】
本考案は、釣用の餌を収容した容器を吊り下げる支持具に関する。
【0002】
図5に示す如く、磯釣りでは、撒餌のための餌容器(5)を、岩場に立てた棒体 (8)の先端の引っ掛け部(82)に吊り下げて支持している。これは、岩場に直接に 餌容器(5)を安定して置くことのできるスペースが確保し難いこと、及び餌容器 (5)は携帯に便利な様にフレキシブルな布バケツを用いるため、岩場に直接に置 いたのでは、容器が変形して餌が零れるためである。
【0003】
餌容器(5)を吊るす棒体(8)は、先端の尖がり部(81)を岩場の裂け目に打込ん で立てるのであるが、岩場に無数の小さな亀裂や穴が存在していても、釣り位置 の近傍に棒体(8)を打込みできる適当な裂け目がないことがあり、この場合、棒 体(8)を打込みできる位置を優先して釣り位置を決めねばならなかった。 又、棒体(8)を真っ直ぐに立てると、餌容器(5)の側面が棒体(8)に当って餌 容器(5)が傾いてしまうので、図5の様に棒体(8)を斜めに打ち込んで、棒体(8) の先端の真下に餌容器(5)を吊り下げねばならず、棒体(8)の安定度が悪い。
【0004】 更に、餌容器(5)は矩形フレームによって変形が防止された開口の左右2つの 持ち手(52)(53)を棒体(8)上端の引っ掛け部(82)(82)に引っ掛けて吊るすのであ るが、容器(5)内の餌をひしゃくで掬い取って海面に撒く際、ひしゃくが持ち手 (52)(53)に当って、餌を零してしまうことがあり、使い勝手が悪い。 本考案は、上記問題を解決できる釣用餌容器吊り支持具を明らかにするもので ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案の釣用餌容器吊り支持具は、餌容器(5)を吊るす引っ掛け部(17)を有し 、3本の開閉可能且つ長さ調節可能な脚(1)(2)(2)で立つ釣用餌容器吊り支持 具であって、少なくとも1本の脚の下端に岩場に打込む突片(3)を該脚に対して 回転可能に具えている。
【0006】 脚の上側延長部(11a)上に吊り索(19)を係止し、該索(19)の先端に挟み具(18) を取付けてもよい。 3本の脚(1)(2)(2)は、主脚(1)と該主脚の上端寄りで且つ該上端から離れ た位置に枢支された補助杆(2)(2)とし、主脚(1)の上部に餌容器(5)を掛ける 引っ掛け部(17)を設けてもよい。 支持具の上端に竿受け(4)を設けてもよい。
【0007】
支持具は、3本脚(1)(2)(2)であるので、どんな変化に富んだ岩場でもガタ つくことなく安定して立つことができ、又、各脚は長さ調節可能であるから、餌 容器(5)を吊るのに最適の姿勢に支持具を立てることができる。 又、脚に具えた突片(3)を岩場の小さな亀裂や穴に打込んで、岩場に強固に固 定できる。 突片(3)が打込みできる程度の小さな亀裂や穴は、岩場には無数に存在するた め、どの釣り位置を選択しようとも支持具を立てることに支障はない。
【0008】 突片(3)は脚に対して回転可能に取付けられているため、脚に対する自由度が あり、突片(3)の打込みに対する脚の角度を選ばないため、どの様な条件でも突 片(3)の打込みが可能である。
【0009】 挟み具(18)を取付けた場合、餌容器(5)の一方の持ち手(52)を支持具の引っ掛 け部(17)に引っ掛け、他方の持ち手(53)の開口縁を挟み具(18)で挟むと、餌容器 (5)を正しい姿勢に吊り下げることができるのみならず、2つの持ち手(52)(53) で餌容器(5)を吊り下げることに比べて、該容器(5)へのひしゃくの出し入れに 対する障害物が少なくなり、ひしゃくで掬った餌を零さずに海面に撒くことがで きる。 竿受け(4)を設けた場合、竿を竿受けに預けたまま釣る、所謂大名釣りができ る。
【0010】
図2は、本考案の支持具の一例を示している。 3本の脚は、1本の主脚(1)と該主脚(1)の上端から少し離れた位置にて主脚 (1)に枢支された2本の補助脚(2)(2)である。 主脚(1)は、パイプ状主杆(11)にスライド杆(12)をスライド可能に嵌めて形成 され、スライド杆(12)が主杆(11)の延長部(11a)を構成している。 主杆(11)の下端には、打込み用突片(3)が主杆(11)に対して凡ゆる方向に振れ 動き可能に突片(3)を具えている。
【0011】 突片(3)は、下端が楔状に尖がった中実軸体の上部側面に取付け軸(31)を突設 し、該取付け軸(31)を主杆(11)の扁平先細下端に開設した孔(14)に余裕のある状 態に嵌め、取付け軸(31)に形成したネジ面にナット(32)及び蝶ナット(33)を螺合 して抜止めを画っている(図3参照)。 主杆(11)の上端にはクランプネジ(13)が設けられ、主杆(11)にスライド可能且 つ回転可能に嵌まったスライド杆(12)をクランプネジ(13)の締め付けにより、長 さ調節可能に主杆(11)に固定できる。
【0012】 スライド杆(12)には、その上端から1/3程度の位置に短筒(15)を回転自由且 つ軸方向に移動不可能に取付け、短筒(15)上に周方向に60〜90゜の角度を存 して2つのコ字状ブラケット(16)(16)を突設し、各コ字状ブラケット(16)(16)に 補助脚(2)(2)の上端を主脚(1)の軸芯を含む面内で回動可能に枢支している。
【0013】 補助脚(2)は、コ字状ブラケット(16)に枢支されたパイプ状主杆(21)にスライ ド杆(22)をスライド可能に嵌めて構成され、主杆(21)の下端に装着した締め駒(2 3)を回して主杆(21)の下端を締め付けることにより、スライド杆(22)を任意の突 出長さに調節できる。
【0014】 主脚(1)のスライド杆(12)の上端寄りに、後記する餌容器(5)の持ち手(52)を 引っ掛けるフック状の引っ掛け部(17)を突設し、又、該引っ掛け部(17)の少し上 方に吊り索(19)を括りつけ、該索(19)の先端にクリップ状の挟み具(18)を取付け る。 スライド杆(12)の上端にブラケット(10)を設け、該ブラケット(10)に竿受け( 4)を傾き角度調節可能に設けている。
【0015】 図3及び図5に示す様に、竿受け(4)は、長さ25cm程度の受け杆(41)の略中 央部を枢軸(46)を介してブラケット(10)に枢支し、受け杆(41)の両端に側方向に 軸片(42)(42)を突設し、一方の軸片に上向きV字状の竿載せ部(43)を、他方の軸 片に下向きV字状の係止部(44)を設けている。 上記ブラケット(10)には枢軸(46)に達する蝶ネジ(45)が螺合され、該蝶ネジ(4 5)を締め付けることにより、受け杆(41)の傾きを任意に調節して固定できる。
【0016】 餌容器(5)は、布、合成樹脂シートにて形成された上面開口のフレキシブルな 角型容器であって、開口縁には矩形のフレーム(51)が装着されて、開口部の変形 を防止している。
【0017】 然して、支持具を立てるには、先ず、釣り位置近傍の岩場の亀裂又は穴に、主 脚(1)下端の突片(3)を打込む。 突片(3)は主脚(1)に対して自由度があるため、主脚(1)を倒れない様に片手 で適当に支持し、岩片等で簡単に突片(3)を打込むことができる。 足で突片(3)を蹴り込んで打込むこともできる。
【0018】 突片(3)を打込めば、スライド杆(12)の補助脚(2)(2)を開き、主脚(1)が6 0゜前後傾いて安定する様に主脚(1)及び補助脚(2)(2)の長さ調節を行なう。 このとき、スライド杆(12)上の引っ掛け部(17)が2本の補助脚(2)(2)の中間 位置の反対側を向く様にすることが望ましい。
【0019】 次に、餌容器(5)の主脚(1)に近い方の持ち手(52)を竿受け(4)を交わして引 っ掛け部(17)に引っ掛け、主脚(1)に近い方の餌容器(5)の下部を補助脚(2)( 2)に当てる。これによって餌容器(5)は振れ動くことなく位置が安定する。 主脚(1)から遠い方の持ち手(53)は垂れ下げて遊ばしておく。
【0020】 釣り索(19)先端の挟み具(18)で、持ち手(53)が遊んでいる方の餌容器(5)の開 口縁の一端側を挟む。 この時、餌容器(5)の開口面が水平面から大きく傾く様であれば、吊り索(19) をスライド杆(12)に巻き付けて該索(19)の長さを調節し、餌容器(5)の開口面を 水平面に近く位置させる。 餌容器(5)に餌を投入する。
【0021】 図1に示す如く、竿(6)は、手元のリール(7)を竿受け(4)の載せ部(43)と係 止部(44)の間に位置させ、載せ部(43)の上から竿(6)を載せ、係止部(44)の下方 から竿(6)を引っ掛けて、竿受け(4)にセットする。 これによって、魚の曳きによって竿の先端が下がっても竿(6)が竿受け(4)か ら外れることはなく、又、竿(6)が前方に引っ張られても、リール(7)が載せ部 (43)に当って竿(6)が竿受け(4)から外れることはない。
【0022】 支持具は、3本脚(1)(2)(2)であり、各脚は独立して長さ調節可能であるか ら、どんな変化に富んだ岩場でもガタつくことなく安定して且つ餌容器(5)を吊 るのに最適の姿勢に立てることができる。 又、1本の脚に具えた突片(3)を、岩場に存在する無数の小さな亀裂や穴に打 ち込んで、岩場に強固に固定できる。 突片(3)は脚に対して動き得る様に取付けられているため、脚に対する自由度 があり、突片(3)の打込みに対する脚の角度を選ばないため、どの様に条件でも 突片(3)の打込みが可能である。
【0023】 挟み具(18)を取付けた場合、餌容器(5)の一方の持ち手(52)を支持具の引っ掛 け部(17)に引っ掛け、他方の持ち手(53)の開口縁を挟み具(18)で挟むと、餌容器 (5)を正しい姿勢に吊り下げることができるのみならず、2つの持ち手(52)(53) で餌容器(5)を吊り下げることに比べて、該容器(5)へのひしゃくの出し入れに 対する障害物が少なくなり、ひしゃくで掬った餌を零さずに海面に撒くことがで きる。 竿受け(4)を設けた場合、竿を竿受けに預けたまま釣る、所謂大名釣りができ る。 尚、3本の脚(1)(2)(2)の内、2本の脚、或いは全部の脚の下端に、打込み 用突片(3)を設けて、固定に必要な突片だけを打ち込んでもよい。
【図1】釣用餌容器吊り支持具の使用状態の斜面図であ
る。
る。
【図2】釣用餌容器吊り支持具の斜面図である。
【図3】図2のA−A線に沿う断面図である。
【図4】竿受けの取付け部の斜面図である。
【図5】従来の釣用餌容器吊り支持具の使用状態の斜面
図である。
図である。
(1) 主脚 (2) 補助脚 (3) 突片 (4) 竿受け (5) 餌容器
Claims (5)
- 【請求項1】 餌容器(5)を吊るす引っ掛け部(17)を有
し、3本の開閉可能且つ長さ調節可能な脚(1)(2)(2)
で立つ釣用餌容器吊り支持具であって、少なくとも1本
の脚の下端に岩場に打込む突片(3)を該脚に対して回転
可能に具えている釣用餌容器吊り支持具。 - 【請求項2】 開閉可能且つ長さ調節可能な3本の脚
(1)(2)(2)を有し、脚の上側延長部(11a)上に餌容器
(5)を掛ける引っ掛け部(17)を具え且つ先端に挟み具(1
8)を具えた吊り索(19)の基端を係止し、少なくとも1本
の脚の下端に岩場に打込む突片(3)を該脚に対して回転
可能に具えている釣用餌容器吊り支持具。 - 【請求項3】 長さ調節可能な主脚(1)の上端寄りで且
つ該上端から離れた位置に長さ調節可能な2本の補助脚
(2)(2)を主脚(1)に対して開閉可能に取付け、主脚
(1)の補助脚(2)(2)取付け部よりも上方に餌容器(5)
を掛ける引っ掛け部(17)を有し、少なくとも1本の脚の
下端に岩場に打込む突片(3)を該脚に対して回転可能に
具えている釣用餌容器吊り支持具。 - 【請求項4】 長さ調節可能な主脚(1)の上端寄りで且
つ該上端から離れた位置に長さ調節可能な2本の補助脚
(2)(2)を主脚(1)に対して開閉可能に取付け、主脚
(1)の補助脚(2)(2)取付け部よりも上方に餌容器(5)
を掛ける引っ掛け部(17)を具え且つ先端に挟み具(18)を
具えた吊り索(19)の基端を主脚(1)の上端側に係止し、
少なくとも1本の脚の下端に岩場に打込む突片(3)を該
脚に対して回転可能に具えている釣用餌容器吊り支持
具。 - 【請求項5】 上端に竿受け(4)を設けている請求項1
乃至4の何れかに記載の釣用餌容器吊り支持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997000152U JP3039803U (ja) | 1997-01-21 | 1997-01-21 | 釣用餌容器吊り支持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997000152U JP3039803U (ja) | 1997-01-21 | 1997-01-21 | 釣用餌容器吊り支持具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3039803U true JP3039803U (ja) | 1997-07-31 |
Family
ID=43174412
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997000152U Expired - Lifetime JP3039803U (ja) | 1997-01-21 | 1997-01-21 | 釣用餌容器吊り支持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3039803U (ja) |
-
1997
- 1997-01-21 JP JP1997000152U patent/JP3039803U/ja not_active Expired - Lifetime
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5557877A (en) | Universal mount fishing rod holder | |
US8453372B1 (en) | Articulating fishing rod holder | |
US8596601B1 (en) | Self-leveling platform hook | |
US9089125B1 (en) | Leveling hunting stand system | |
US8469206B2 (en) | Strap-on-hunting-hanger | |
US20120017487A1 (en) | Universal Fishing Rod Support Device | |
US20110049315A1 (en) | Fish and Multipurpose Hanger | |
US5992080A (en) | Fishing trap | |
US8033046B2 (en) | Fishing rod holder | |
US6253484B1 (en) | Fishing rod holder | |
US6487813B2 (en) | Dual position fishing rod holder | |
US4803794A (en) | Fishing rod holder for attachment to docks | |
US4977643A (en) | Fish skinning device, and methods of constructing and utilizing same | |
JP3039803U (ja) | 釣用餌容器吊り支持具 | |
KR100792228B1 (ko) | 낚싯대용 받침대 | |
US4614323A (en) | Fishing rod holder | |
US2726477A (en) | Fish bag | |
US9339020B1 (en) | Fish hanger | |
US4674222A (en) | Fishing rod holder | |
US3033503A (en) | Fisherman's pole rest and a holder therefor | |
US5323991A (en) | Lantern holder | |
KR100866996B1 (ko) | 낚싯대용 받침대 | |
JP2007000134A (ja) | 防波堤用の竿保持具 | |
US2630993A (en) | Fishing rod holder | |
JP3069219U (ja) | 三 脚 |