JP3039638U - 単方向と二方向の選択式伝動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 単方向と二方向の選択式伝動装置の提供。 【解決手段】 台座を「二方向交替式回転位置」とした
時に、該駆動連接棒の一端が上記平歯車で行う回転運動
により該駆動連接棒のもう一端に往復運動を形成させる
ことで、出力軸に二方向交替式回転を行わせられるよう
にしてあり、また、出力軸を単方向に回転させる場合に
は、操作者が台座をスライド空間を移動させて単方向回
転位置とすれば、上記「出力軸の二方向交替回転用駆動
装置」中の平歯車が単方向歯車と噛み合い、単方向歯車
が出力軸と噛み合い、平歯車の回転が単方向歯車を介し
て出力軸に伝えられることで、出力軸が単方向回転す
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、一種の、単方向と二方向の選択式伝動装置に関し、特に、出力軸の 回転方向を、選択式に単方向回転モード或いは二方向交替式回転モードに切り換 えられる、伝動装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

装飾品或いは玩具、例えばクリスマスツリー、ぬいぐるみや人形、彫刻品、或 いは玩具の一部、例えば手などを回転させて顧客の注意をひくことはよく行われ ており、それには、装飾物の台或いは玩具の一部を、モータ伝動装置を用いて回 転させている。しかし、このような動く装飾品ないし玩具は単方向にしか回転し ないため、見ていて飽きやすく、顧客の吸引力に欠けていた。即ち、周知のモー タ伝動装置は実際の使用上、多くの不便と欠点を有し、その改善が待たれていた 。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、使用者の必要により、伝動装置の出力軸の回転モードを、「単方向 回転モード」と「二方向交替式回転モード」のいずれかに選択してなすことがで きる、一種の「単方向と二方向の選択式伝動装置」を提供することを以て、該出 力軸により駆動される装飾品の台座或いは玩具の一部の回転モードを変換できる ようにし、装飾品の消費者に対する吸引力を高めることを目的としている。

【０００４】 本考案は次に、新規な「出力軸の二方向交替回転用駆動装置」を提供すること を課題としている。具体的には、該「出力軸の二方向交替回転用駆動装置」を、 一つの平歯車、一側にラックを設けてある一つの駆動連接棒、一つの回転子、圧 縮ばねを設けてある回転子取付け台と一つの出力軸とを包括するものとし、該「 出力軸の二方向交替回転用駆動装置」の伝動用の平歯車の円周の適当な位置にピ ンが設けられ、該ピンに回転自在に上記駆動連接棒が連接され、圧縮ばねにより 回転子が出力軸に向けて駆動連接棒を圧迫することで、出力軸歯車と駆動連接棒 のラックが噛み合い、該駆動連接棒のピンとの連接端が平歯車上でなす単方向の 円周運動が駆動連接棒のもう一端の往復運動に変換されることで、出力軸が二方 向交替式回転を行うものとされ、このように構造が簡単で、適当な出力軸回転速 度を達成できるものとすることを課題としている。

【０００５】 本考案はさらに、上記単方向と二方向の選択式伝動装置を、「単方向回転モー ド」から「二方向交替式回転モード」へ、或いは「二方向交替式回転モード」か ら「単方向回転モード」に簡単に切り換えられる構造とすることを課題としてい る。即ち、具体的には、ばねの弾力を利用して台座を右側に移動させれば「単方 向回転モード」とでき、このとき、単方向歯車の一側と「出力軸の二方向交替回 転用駆動装置」の平歯車が噛み合い、該平歯車のもう一側が出力軸歯車と噛み合 うようにし、反対に「二方向交替式回転モード」に切り換える場合は、使用者が ハンドルを押して台座を左側にスライドさせて、さらに固定装置で台座を「二方 向交替式回転位置」に固定すれば、単方向歯車が平歯車と出力軸歯車より離れ、 回転子により駆動連接棒に設けられたラックと出力軸歯車が噛み合わされ、「二 方向交替式回転モード」となり、さらに再び「単方向回転モード」に戻す場合に は、固定装置を外して台座を「単方向回転位置」とすればよいものとすることを 課題としている。

【０００６】 本考案はさらにまた、簡単な構造により出力軸の二方向交替式回転を達成でき るようにすることを課題とし、具体的には、「二方向交替式回転モード」にある 時、回転子が左方向に圧迫することで、駆動連接棒のラックと出力軸歯車とが噛 み合い、平歯車上の駆動連接棒の一端の単方向の回転運動が駆動連接棒のもう一 端の往復運動に変換されて、出力軸の二方向交替式回転が達成されるようにする ことを課題としている。

【０００７】 本考案は最後に、一種の変速用の歯車装置を提供することを課題とし、具体的 には、実際の需要に応じてモータの回転速度を、該歯車装置により変速して適当 な平歯車回転速度となせるようにすることを課題としている。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、モータにより駆動される一つの原動歯車と、 一つの出力軸とされ、出力軸歯車を同軸上に有するものと、 一つの変速用歯車装置とされ、一つ以上の平歯車と小歯車よりなり、原動歯車の 動力を変速するのに用いられるものと、 一つの単方向歯車と、 一つの台座とされ、該台座上に上記単方向歯車が取り付けられ、該台座がスライ ド空間で水平にスライド可能とされ、一つの連接棒支持壁と一つの開口を具え、 該台座が水平にスライドする時に上記出力軸と接触しないようにされたものと、 一つの出力軸の二方向交替回転用駆動装置とされ、一つの第３平歯車と、一側に ラックを設けた一つの駆動連接棒と、ばねの弾力を利用して該駆動連接棒を出力 軸歯車に噛み合わさせる一つの回転子と、圧縮ばねを装着してある回転子取付け 台と、出力軸歯車と同軸に設けられた出力軸とを具えたもの、 以上を具え、台座が二方向交替式回転位置に移動させられて固定されるとき、 該第３平歯車の円周の適当な位置に設けられたピンに枢接された駆動連接棒が圧 縮ばねに付勢された回転子により出力軸方向に圧迫されて、駆動連接棒のラック が出力軸歯車と噛み合い、駆動連接棒の枢接端の第３平歯車上での単方向円周運 動がラックの往復運動に変換されることで、出力軸が二方向交替式回転をなすも のとされ、台座が単方向回転位置に移動され固定される時、第３平歯車が単方向 歯車の一側と噛み合い、単方向歯車のもう一側と出力軸歯車が噛み合い、第３平 歯車の回転が単方向歯車を介して出力軸に伝達されることで、出力軸歯車が単方 向回転することを特徴とする、単方向と二方向の選択式伝動装置としている。

【０００９】 請求項２の考案は、請求項１に記載の単方向と二方向の選択式伝動装置で、そ の中、出力軸の二方向交替回転用駆動装置が、 一つの平歯車とされ、該平歯車の円周の適当な位置に一つのピンが設けられ、該 ピンの延伸方向がほぼ該平歯車の軸心と平行とされたものと、 一つの駆動連接棒とされ、一側辺にラックを具え、一端が上記ピン上に回転自在 に設けられているものと、 一つの回転子と、 一つの回転子取付け台とされ圧縮ばねが装着してあるものと、 一つの出力軸、以上を具えたものとされ、 駆動連接棒の一端がピン上で自在に回転し、圧縮ばねが該回転子を出力軸方向に 付勢するため、出力軸歯車が駆動連接棒のラックと噛み合わされ、該駆動連接棒 の一端の平歯車上で単方向回転の円周運動が、該駆動連接棒のラックの往復運動 に変換されることで、出力軸が二方向交替式回転を行うことを特徴とする、単方 向と二方向の選択式伝動装置としている。

【００１０】

【考案の実施の形態】

本考案は、「出力軸の二方向交替回転用駆動装置」中の、平歯車の円周の適当 な位置に設けたピンに、円弧状の駆動連接棒を枢接し、操作者が台座を「二方向 交替式回転位置」とした時に、該駆動連接棒の一端が上記平歯車で行う回転運動 により該駆動連接棒のもう一端に往復運動を形成させることで、出力軸に二方向 交替式回転を行わせられるようにしてあり、また、出力軸を単方向に回転させる 場合には、操作者が台座をスライド空間を移動させて単方向回転位置とすれば、 上記「出力軸の二方向交替回転用駆動装置」中の平歯車が単方向歯車と噛み合い 、単方向歯車が出力軸と噛み合い、平歯車の回転が単方向歯車を介して出力軸に 伝えられることで、出力軸が単方向の回転を行うようにしてある。このようにし て、本考案は、操作者が台座をスライド空間で移動させることで、出力軸の回転 モードを単方向回転モードと二方向交替式回転モードのいずれかに選択的に切り 換えることができ、出力軸により駆動される装飾物の台座或いは玩具の一部の回 転の多様化を達成し、消費者に対する吸引力を増すことができる。

【００１１】

【実施例】

図１から図４に示されるように、本考案の伝動装置は、一つの原動歯車１０、 一つの変速用歯車装置、一つの台座２０、一つの出力軸４０、一つの単方向歯車 ３０と、「出力軸が交替する二方向回転用の駆動装置」とを具え、該原動歯車１ ０は、モータにより駆動され、原動歯車１０と一つの変速用歯車装置が噛み合い 、原動歯車１０の回転力が変速用歯車装置に伝えられ、適当な回転速度とされた 後、さらに「出力軸の二方向交替回転用駆動装置」の第３平歯車１３に伝えられ 、台座２０が「二方向交替式回転位置」に至る時、「出力軸の二方向交替回転用 駆動装置」を利用して、第３平歯車１３の円周上の適当な位置に、ピン１４１上 で回転自在に設けられた駆動連接棒１４２が連接し、該駆動連接棒１４２の一端 が第３平歯車１３に伴い単方向の回転を行うことで、該駆動連接棒１４２のもう 一端が往復運動を形成し、出力軸４０に二方向交替式回転を行わせる。また、出 力軸４０に単方向回転を行わせる場合は、台座２０を「単方向回転位置」として 、第３平歯車１３と単方向歯車３０をかみ合わせ、単方向歯車３０を出力軸歯車 ４１と噛み合わせれば、第３平歯車１３運動が単方向歯車３０を経て出力軸４０ に伝えられ、単方向の回転が達成される。

【００１２】 本考案の変速用歯車装置は、原動歯車１０と噛み合って駆動され得る第１平歯 車１１と、第１平歯車１１の上に位置すると共に第１平歯車１１と同軸上に固定 されている第１小歯車１１１と、第１小歯車１１１と噛み合う第２平歯車１１と 、第２平歯車１１の上に位置すると共に第２平歯車１２と同軸上に固定されてい る第２小歯車１２１とを具えてなる。第２小歯車１２１は「出力軸の二方向交替 回転用駆動装置」の第３平歯車１３と噛み合う。その中、変速用歯車装置中の各 小歯車と平歯車の直径は、歯車の回転速度の必要により適当に調整される。

【００１３】 本考案の「出力軸の二方向交替回転用駆動装置」は、一つの第３平歯車１３と 、側辺にラック１４３を具えた円弧状の一つの駆動連接棒１４２と、ばねの弾力 を利用して駆動連接棒１４２と出力軸歯車４１とを噛み合わせる一つの回転子１ ４３１と、圧縮ばね１４５を設けてある一つの回転子取付け台１４４と、出力軸 歯車４１と同軸心とされた出力軸４０とを含む。台座２０が「二方向交替式回転 位置」に至る時、「出力軸の二方向交替回転用駆動装置」の第３平歯車１３の円 周の適当な位置に設けられたピン１４１に回転自在に連接された駆動連接棒１４ ２により、圧縮ばね１４５が回転子１４３１を出力軸４０方向に圧迫し、それに より出力軸歯車４１と駆動連接棒１４２のラック１４３とが噛み合い、該駆動連 接棒１４２の一端が第３平歯車１３上で単方向の円周運動が駆動連接棒１４２の もう一端の往復運動に変換されることで、出力軸４０が二方向交替式回転を行う 。図３、４に示されるように、第３平歯車１３が逆時計回りに回転するとき、第 ３平歯車１３の円周上の適当な位置に設けられたピン１４１もそれに伴い回転し 、駆動連接棒１４２のピン１４１に枢接している端部はピン１４１を軸心として 回転する。該駆動連接棒１４２の左側辺にラック１４３が設けられ、上端が一つ の連接棒支持壁１４６で支承されて水平に保持されており、また、駆動連接棒１ ４２が連接棒支持壁１４６に沿ってスライド自在とされ、回転子１４３１が回転 子取付け台１４４に固定され、回転子取付け台１４４が回転子滑り溝１４７内で 左右にスライド自在とされ、一つの圧縮ばね１４５を利用して回転子取付け台１ ４４と回転子１４３１が左向きに駆動連接棒１４２に弾性圧迫力を加えられるも のとされ、それによりラック１４３と出力軸歯車４１が噛み合わされる。図３に 示されるように、第３平歯車１３が時計回りに回転して駆動連接棒１４２をほぼ 右上方に向けて移動させると、ラック１４３と出力軸歯車４１の噛み合いにより 、出力軸４０と出力軸歯車４１が逆時計回りに回転し、その後、円弧状の駆動連 接棒１４２が上方に移動し、この上方に移動する速度が遅く変化するため、出力 軸４０の逆時計方向の回転する速度が遅くなり、第３平歯車１３が時計回りに回 転して最上点付近に達すると、駆動連接棒１４２の上方への移動速度は零となり 、このとき、出力軸４０は暫時回転を停止し、続いて、第３平歯車１３が継続し て時計回りに回転すると、駆動連接棒１４２が連動してほぼ下方に移動し、この とき、出力軸４０の時計回りの回転速度は加速され、続いて、駆動連接棒１４２ がほぼ左下方に移動すると、出力軸４０の時計回りの回転速度は遅くなり、ピン １４１が第３平歯車１３の円周上を移動して最上点付近に至ると、駆動連接棒１ ４２の下向きへの移動速度は零となり、このとき、出力軸４０は暫時順時計回り の回転を停止し、続いて、第３平歯車１３が継続して時計回りの回転を行うと、 駆動連接棒１４２はほぼ左上方に移動し且つ出力軸４０もまた逆時計回りの回転 を開始し、以上を繰り返すことで、出力軸４０の回転様式が二方向交替式回転モ ードとなる。本考案はまた、駆動連接棒１４２を摩擦方式で出力軸に伝動する形 態とすることができる。

【００１４】 本考案の台座２０は、スライド空間５０を左右に水平にスライド自在とされ、 係止装置を使用しない状況では、ばね等の弾力を利用して台座２０を台座２０の 右側に移動して「単方向回転位置」とし、出力軸の回転モードを「単方向回転モ ード」とすることができる。このモードでは、回転子１４３１は駆動連接棒１４ ２を圧迫せず、ラック１４３と出力軸歯車４１は噛み合わず、第３平歯車１３は 単方向歯車３０の一側と噛み合い、単方向歯車３０のもう一側が出力軸歯車４１ と噛み合い、ゆえに、第３平歯車１３及び出力軸歯車４１の間に単方向歯車３０ が介在し伝動することで、出力軸４０の単方向回転の目的が達成される。もし左 向きにハンドル２２を押して台座２０を左向きに移動して「二方向交替式回転位 置」に置き、さらにロックピンのような固定装置を用いて、台座２０を「二方向 交替式回転位置」に固定すれば、出力軸４０の回転モードは「二方向交替式回転 モード」となる。台座２０上には一つの開口２０１が設けられ、該開口２０１は 、台座２０を「単方向回転位置」と「二方向交替式回転位置」の間で変換する時 に、出力軸４０ないし出力軸歯車４１と接触しないようにするのに用いられる。

【００１５】

【考案の効果】

本考案は、操作者が台座をスライド空間で移動させることで、出力軸の回転モ ードを単方向回転モードと二方向交替式回転モードのいずれかに選択的に切り換 えることができ、出力軸により駆動される装飾物の台座或いは玩具の一部の回転 の多様化を達成し、消費者に対する吸引力を増すことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の単方向と二方向の選択式伝動装置の斜
視図である。

【図２】本考案の単方向と二方向の選択式伝動装置の分
解図である。

【図３】本考案の、「出力軸の二方向交替回転用駆動装
置」の動作説明図であり、即ち、第３平歯車上の駆動連
接棒の一端の単方向回転円周運動が駆動連接棒の往復運
動に変換され出力軸を二方向交替式回転させる動作を示
す。

【図４】本考案の、「出力軸の二方向交替回転用駆動装
置」の動作説明図であり、即ち、第３平歯車上の駆動連
接棒の一端の単方向回転円周運動が駆動連接棒の往復運
動に変換され出力軸を二方向交替式回転させる動作を示
す。

【符号の説明】

１０ 原動歯車 １１ 第１平歯車 １１１ 第１小歯車 １２ 第２平歯車 １２１ 第２小歯車 １３ 第３平歯車 １４１ ピン １４２ 駆動連接棒 １４３ ラック １４３１ 回転子 １４４ 回転子取付け台 １４５ 圧縮ばね １４６ 連接棒支持壁 １４７ 回転子滑り溝 ２１ 歯車シート ２０１ 開口 ２２ ハンドル ３０ 単方向歯車 ４０ 出力軸 ４１ 出力軸歯車 ５０ スライド空間

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 モータにより駆動される一つの原動歯車
   と、一つの出力軸とされ、出力軸歯車を同軸上に有する
   ものと、一つの変速用歯車装置とされ、一つ以上の平歯
   車と小歯車よりなり、原動歯車の動力を変速するのに用
   いられるものと、一つの単方向歯車と、一つの台座とさ
   れ、該台座上に上記単方向歯車が取り付けられ、該台座
   がスライド空間で水平にスライド可能とされ、一つの連
   接棒支持壁と一つの開口を具え、該台座が水平にスライ
   ドする時に上記出力軸と接触しないようにされたもの
   と、一つの出力軸の二方向交替回転用駆動装置とされ、
   一つの第３平歯車と、一側にラックを設けた一つの駆動
   連接棒と、ばねの弾力を利用して該駆動連接棒を出力軸
   歯車に噛み合わさせる一つの回転子と、圧縮ばねを装着
   してある回転子取付け台と、出力軸歯車と同軸に設けら
   れた出力軸とを具えたもの、 以上を具え、台座が二方向交替式回転位置に移動させら
   れて固定されるとき、該第３平歯車の円周の適当な位置
   に設けられたピンに枢接された駆動連接棒が圧縮ばねに
   付勢された回転子により出力軸方向に圧迫されて、駆動
   連接棒のラックが出力軸歯車と噛み合い、駆動連接棒の
   枢接端の第３平歯車上での単方向円周運動がラックの往
   復運動に変換されることで、出力軸が二方向交替式回転
   をなすものとされ、台座が単方向回転位置に移動され固
   定される時、第３平歯車が単方向歯車の一側と噛み合
   い、単方向歯車のもう一側と出力軸歯車が噛み合い、第
   ３平歯車の回転が単方向歯車を介して出力軸に伝達され
   ることで、出力軸歯車が単方向回転することを特徴とす
   る、単方向と二方向の選択式伝動装置。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の単方向と二方向の選択
   式伝動装置で、その中、出力軸の二方向交替回転用駆動
   装置が、一つの平歯車とされ、該平歯車の円周の適当な
   位置に一つのピンが設けられ、該ピンの延伸方向がほぼ
   該平歯車の軸心と平行とされたものと、一つの駆動連接
   棒とされ、一側辺にラックを具え、一端が上記ピン上に
   回転自在に設けられているものと、一つの回転子と、一
   つの回転子取付け台とされ圧縮ばねが装着してあるもの
   と、一つの出力軸、以上を具えたものとされ、駆動連接
   棒の一端がピン上で自在に回転し、圧縮ばねが該回転子
   を出力軸方向に付勢するため、出力軸歯車が駆動連接棒
   のラックと噛み合わされ、該駆動連接棒の一端の平歯車
   上で単方向回転の円周運動が、該駆動連接棒のラックの
   往復運動に変換されることで、出力軸が二方向交替式回
   転を行うことを特徴とする、単方向と二方向の選択式伝
   動装置。