JP3036934U - 煙害実験装置 - Google Patents

煙害実験装置

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JP3036934U
JP3036934U JP1996009109U JP910996U JP3036934U JP 3036934 U JP3036934 U JP 3036934U JP 1996009109 U JP1996009109 U JP 1996009109U JP 910996 U JP910996 U JP 910996U JP 3036934 U JP3036934 U JP 3036934U
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lung
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JP1996009109U
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Inventor
正敏 宇賀神
健文 小松
Original Assignee
株式会社三幸製作所
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 子供たちにたばこの害を教育するための安全
な実験装置。 【解決手段】 先端にタバコ17を装着できるようにし
た導管3の基端を、タバコの成分を付着させる付着材を
封入した肺カートリッジ6に取り付け、この肺カートリ
ッジにタバコの煙を導く吸気ポンプ12の吸気口を取り
付ける。 【効果】 タバコのタール分が付着材に付着するので、
その変色によってタバコの害を認識することができる。
また、付着材はカートリッジに封入されているので実験
者にタール分が付着するおそれがなく安全である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案が属する技術分野】
この考案は、タバコを吸うことによって人体に及ぼす影響、主にタールの影響 を視覚的に理解するために使用される、煙害実験装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
タバコが人体に悪影響を及ぼすことは今日では常識である。そして、子ども達 にタバコの恐ろしさを教えてタバコを吸わないようにするための禁煙教育の必要 性が叫ばれている。 しかしながら、従来禁煙教育に適した実験装置は知られておらず、タバコの恐 ろしさを視覚的、感覚的に教えることが難しかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、簡易な構成で、タバコ、特にタバコに含まれるタールの人体への 影響を視覚的に理解させる教材となる実験装置を提供することを課題とするもの である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案の実験装置は、タバコ成分を付着させる付着剤にタールを付着させる ことにより、視覚的にタバコの害を理解できるようにしたものである。 すなわち、先端にタバコを装着できるようにした導管の他端をタバコの成分を 付着させる付着剤を封入した肺カートリッジに取り付ける。そして、この肺カー トリッジにタバコの煙を肺カートリッジへ導く吸気ポンプの吸気口を取り付けて 煙害実験装置を構成する。 なお、タバコは導管の先端に直接取り付ける構造でも、吸い口部材を介在させ て取り付ける構造でもよい。
【0005】 請求項2の考案は自立可能な人体上半身模型と組み合わせて実感を持たせると 共に、タバコの影響を受けた場合と受けない場合とを比較できるようにしたもの である。 請求項3の考案は人体上半身模型を厚紙などの板体で構成したものであり、人 体上半身模型の左右の肺対応部分に観音開き状に開閉する一対の窓を形成する。 そして、一方の窓部背面に管が取り付けられた肺カートリッジを取り付け、他方 の窓部背面に導管が接続されていない肺カートリッジを取り付ける。更に、前記 導管の先端は前記上半身模型の口部分に取り付ける。この導管は透明としてその 一部又は全部は前記上半身模型の正面側に露出させて煙害実験装置を構成する。
【0006】 前記において、付着材はタバコのタールの付着状態が視覚的に認識できるもの であればよく、シート状の脱脂綿、不織布、布、織物などが考えられるが、素材 が白くてタールの付着による変色が顕著に表れること、繊維密度が粗く空気の流 通がよいことから、脱脂綿が最適である。
【0007】
【作用】
この考案において、導管の先端にタバコを装着し、吸引ポンプを作動させつつ タバコに火を付けると、吸引ポンプの作動によってタバコの煙は導管を経て肺カ ートリッジへ流入する。そして、タバコの煙に含まれるタール分が付着材に付着 し、付着材はタール色に変色する。また、導管にもタール分が付着するので飴色 を呈する。 このような色の変化を観察することによって、タバコの害、恐ろしさを視覚的 に理解することができる。 特に、この装置においてはタールの付着材が袋に封入され、作業者や観察者が タールその他のタバコ成分に触れることがなく、安全性が高い。
【0008】 請求項2及び3の考案においては、請求項1の構成要素が人体上半身模型に取 り付けてあるので実感的である。また、一方の肺にはタバコの吸い口に接続しな い肺カートリッジを取り付けるので、左右の肺カートリッジの色の違いを一目で 比較することができる。更に、請求項3の考案においては人体上半身模型を板材 で構成したので収納時には薄くでき携帯に適し、かつ肺部分を観音開き状とした ので、肺部分を開くことによって板材製の人体模型を自立させることができる。
【0009】
【考案の実施の形態】
図1において、人体の上半身模型1の口部に形成した孔に2導管3の基端部が 挿通してあり、導管3にタバコを装着するための筒状の吸い口部材4が取り付け てある。この導管3は透明な管であって、人体模型1の正面側に配設してあり、 その基端部は人体模型1の孔5を経て人体模型1の裏側へ到っている。 前記導管3の基端は肺カートリッジ6の上部の接続管7に着脱自在に接続して ある。この肺カートリッジ6は、付着材となる1ないし2ミリ程度の厚さでシー ト状の脱脂綿8を合成樹脂製袋9などで密封したものであって、前記袋9は少な くとも片面が透明とし、脱脂綿8を観察できるようにしてある。 前記肺カートリッジ6の下端の接続管10には吸入管11の一端が着脱自在に 接続してあり、吸入管11の他端には手動式の吸入ポンプ12が取り付けてある 。
【0010】 前記人体模型1の胴部左右には肺に対応して1対の窓13、13aが形成して ある。これらの窓は、観音開き状となるように一側を残して打ち抜かれており、 人体模型1を湾曲させて1対の打ち抜き片14、14aの端縁を適宜の係止構造 15によって連結することにより人体模型1が自立できるようにしてある。 前記人体模型1の背面には、一方の窓13に対応して前記肺カートリッジ6が 取り付けてあり、他方の窓13aに対応して、導管を接続していない肺カートリ ッジ6aが取り付けてある。 前記肺カートリッジ6、6aの窓13、13aへの取り付け構造は任意である が、例えば肺カートリッジ6,6aの縁部に切れ込み16を設けて窓縁に係止さ せる。
【0011】 上記装置を使用するには、導管3、肺カートリッジ6,6a、吸入ポンプ12 を所定位置に取り付けた後、人体上半身模型1を湾曲させると共に窓部分の打ち 抜き片14、14aを開き、両打ち抜き片14、14aの端縁同士を係止固定す る。このようにして人体上半身模型1を自立させ、吸口部材4にタバコ17を取 り付ける。 ついで吸入ポンプ10で吸引しつつタバコ17に火を付けると、タバコの煙が 導管3から肺カートリッジ6へ流入し、タール分が脱脂綿8に付着して脱脂綿は 変色する。また、タール分は導管3にも付着するが、導管は上半身模型の正面側 に露出させてあるので、導管へのタール分の付着も観察できる。 ここで、一方の窓13aには導管に接続していない肺カートリッジ6aを取り 付けてあるので、タバコの成分で変色した肺カートリッジ6とタバコの影響が無 く変色しない肺カートリッジ6aとの色の違いをつぶさに比較観察することがで きる。 上記のようにして実験が終了したら、変色した肺カートリッジ6は廃棄し、次 回の実験では新しいものを使用する。
【0012】 上記実施形態においては上半身模型1を伴うものとしたが、タバコの害の理解 のためには上半身模型は必須ではない。また、肺カートリッジは1つあればよく 、比較例のための導管に接続しない肺カートリッジ6aは必須ではない。 更に、吸入ポンプは手動式でも、電気式でもよい。
【0013】
【考案の効果】
この考案によれば、吸入ポンプの吸入力によってタバコの煙を肺カートリッジ へ導入し、肺カートリッジ内の付着材を変色させるようにしたので、タバコの人 体への影響を視覚的に認識することができる。そして、付着材は肺カートリッジ 内に封入されており、使用後も人体に触れることがないので、子ども達が付着材 に付着したタバコ成分に接触するおそれがなく安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案実施形態の正面図である。
【図2】 同じく人体上半身模型の背面斜視図である。
【図3】 同じく肺カートリッジの一部を断面した斜視
図である。
【符号の説明】
1 人体上半身模型 3 導管 4 吸い口 6 肺カートリッジ 6a 肺カートリッジ 8 脱脂綿 9 袋 12 吸引ポンプ 13 窓 13a 窓 14 打ち抜き片 14a 打ち抜き片 17 タバコ

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端にタバコを装着できるようにした導
    管の基端をタバコの成分を付着させる付着材を袋に封入
    した肺カートリッジに取り付け、この肺カートリッジに
    タバコの煙をカートリッジへ導く吸気ポンプの吸気口を
    取り付けた煙害実験装置
  2. 【請求項2】 自立可能な人体上半身模型の左右の肺対
    応部分に一対の窓を形成し、一方の窓部背面に導管が取
    り付けられた肺カートリッジを取り付け、他方の窓部背
    面に導管に接続されていない肺カートリッジを取り付
    け、前記導管の基端は前記上半身模型の口部分に取り付
    け、導管は透明としてその一部又は全部は前記上半身模
    型の正面側に露出させた、請求項1記載の煙害実験装置
  3. 【請求項3】 人体上半身模型は可撓性のある板材製と
    し、左右の肺対応部分には外側一縁を残して一対の窓を
    形成すると共に、窓に対応する打ち抜き片は観音開き状
    に開閉するようにし、人体上半身模型を湾曲させると共
    に前記打ち抜き片の端縁同士を連結して人体上半身模型
    を自立させるようにした、請求項2記載の煙害実験装置
  4. 【請求項4】 付着材はシート状の脱脂綿とした、請求
    項1ないし3の何れかに記載の煙害実験装置
JP1996009109U 1996-08-20 1996-08-20 煙害実験装置 Expired - Lifetime JP3036934U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150058210A (ko) * 2012-09-18 2015-05-28 싱가포르 퍼스트 에이드 트레이닝 센터 피티이 엘티디 심폐소생술 연습용 마네킹

Cited By (2)

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KR20150058210A (ko) * 2012-09-18 2015-05-28 싱가포르 퍼스트 에이드 트레이닝 센터 피티이 엘티디 심폐소생술 연습용 마네킹
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