JP3035777U - ポケットティッシュボックス及びその定着具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポケットティッシュを家の中で有効にかつス
ムーズに利用する。 【解決手段】 容器はポケットティッシュより一回り大
きめのタッパー容器を用い、該容器の中に可動底４を弾
性体５、６により取り付けることによって、可動底４に
乗せたティッシュは常に取り出し口にあって楽に取り出
せる。また、吸着体８を取り付けることにより、水平で
ない所でも利用でき、容器が固定されるので片手でティ
ッシュが取り出せる。更に、角度調節可能な固定具を用
いれば、どんな所にあっても最も使いやすいように調節
が可能である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野） この発明は、日常生活において使用するポケッ
トティッシュボックス及びその固定具に関するものである。 【０００２】

【従来の技術】

従来よりポケットティッシュを入れ、取り出し口から取り出す直方体のケース があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ポケットティッシュは普通サイズのティッシュと異なり、次のティッシュがつ ながっていない為、従来の物ではティッシュの枚数が少なくなると最上面のティ ッシュの位置が下がり、取り出しづらかった。

【０００４】 前述の理由により、従来の物は多数枚収納可能なケースに出来なかった。

【０００５】 また、前述の理由により、従来の物は小型で軽く、片手でケースを抑えながら もう一方の手で取り出さなければならなかった。

【０００６】 本考案は、これらの欠点を除くためになされたものであり、その目的とすると ころは、外で貰うことの多いポケットティッシュをポケットの中に入れておくだ けではなく、家の中でも有効にかつスムーズに利用しようとするものである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案におけるポケットティッシュボックスは、 直方体の容器（１）の内部に可動底（４）を設け、該可動底（４）上にポケット ティッシュ（７）を重ねて置き、容器（１）の溝（１０、１１、１２、１３）と 可動底（４）のフック（９）に取り付けた弾性体（５、６）によって可動底（４ ）と共にティッシュが上に引き上げられ、常にティッシュは取り出し口まで来て おり、蓋（２）に設けられた取り出し口（３）から該ティッシュを取り出す仕組 みの底上げ式のものである。

【０００８】 容器（１）は、ティッシュを取り出すときに蓋が開かないよう、タッパー容器 を用いる。

【０００９】 衛生面と使いやすさを考慮し、ポケットティッシュはビニールに入ったまま使 用する。

【００１０】 新しいポケットティッシュのビニールを開けるため、取り出し口を短辺方向に 長く開ける。

【００１１】 また、ティッシュを取り出すときに本体が動かないように、直方体の容器（１ ）に、吸着体（８）を取り付けても良い。

【００１２】 そして、その際に、角度の調節が可能な固定具を取り付けても良い。

【００１３】 小型でコンパクトに使用したければ、吸着体や固定体を取り付けるだけで、底 上げ式としなくても良い。

【００１４】

【考案の実施の形態】

容器１は、直方体のタッパーを用い、幅１１ｃｍ、奥行８ｃｍ、高さ４〜１０ ｃｍとする。尚、底上げ式にしない場合は、高さを６．５ｃｍ以内とする。溝１ ０と１１、１２と１３の間隔は１．５ｃｍ程度とする。取り出し口３は、短辺方 向に長い楕円形とする。また、可動底４はプラスチックを、弾性体５、６は輪ゴ ムを用い、該輪ゴムはフック９と溝１０、１１、１２、１３に引っ掛ける。

【００１５】 吸着体８は、マグネットもしくは吸盤を用い、直接容器１に接着剤等で取り付 ける。また、吸盤の場合は、容器の側面、底面に予め鍵穴状の穴を開けておき、 後から好きな所に取り付けられるようにしておいても良い。

【００１６】 固定具は、吸着体８がマグネットの場合は金属を、吸盤の場合はプラスチック を用いる。

【００１７】

【考案の効果】

本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。

【００１８】 本考案により、貰ってきてもあまり利用することがなく、持て余していたポケ ットティッシュを家の中で有効に使用することができる。

【００１９】 請求項１のポケットティッシュボックスにおいて、底上げ式にしたことにより 、残量が少なくなっても、ティッシュは常に取り出し口にあって楽に取り出せ、 また、一度に多くのティッシュを詰めることができる。

【００２０】 請求項２の吸着体を用いると、水平でない所にも取り付けられ、ティッシュを 取り出すときに本体が動かず、抑える必要がないので片手で簡単に取り出すこと ができる。

【００２１】 請求項３の固定体を用いると、本体の取り付け角度が自在に変えられ、最も使 いやすい位置に固定できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本体のＡ−Ａ断面図である。

【図２】蓋を取り外したときに真上から見た図である。

【図３】本体を真上から見た図である。

【図４】本体を真横から見た図である。

【図５】保持具を正面から見た図である。

【図６】本体を保持具に取り付けたときのＢ−Ｂ、Ｃ−
Ｃ断面図である。

【符号の説明】

１ 容器 ２ 蓋 ３ 取り出し口 ４ 可動底 ５、６ 弾性体 ７ ティッシュ ８ 吸着体 ９ フック １０、１１、１２、１３溝 １４、１５ 固定板 １６ フック １７ 支持棒

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成８年９月２０日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 長方体の容器（１）の内部に可動底
   （４）を設け，該可動底（４）のフック（９）と容器側
   面の溝（１０、１１、１２、１３）に弾性体（５、６）
   を取り付け、その弾性により可動底（４）に乗せたティ
   ッシュ（７）が持ち上がることを特徴とし、取り出し口
   （３）を設けた蓋（２）を持つ底上げ式ポケットティッ
   シュボックス。
2. 【請求項２】 吸着体（８）を容器側面及び容器底面に
   設けた請求項１記載のポケットティッシュボックス。
3. 【請求項３】 請求項２記載のポケットティッシュボッ
   クスと吸着体（８）を取り付ける為の角度調整可能な固
   定具。