JP3034725B2 - ロータリバルブ - Google Patents
ロータリバルブInfo
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- JP3034725B2 JP3034725B2 JP5145963A JP14596393A JP3034725B2 JP 3034725 B2 JP3034725 B2 JP 3034725B2 JP 5145963 A JP5145963 A JP 5145963A JP 14596393 A JP14596393 A JP 14596393A JP 3034725 B2 JP3034725 B2 JP 3034725B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高圧容器の圧力を実
質的に維持した状態で、高圧容器に対する原料の連続的
な供給や排出に使用されるロータリバルブに関する。
質的に維持した状態で、高圧容器に対する原料の連続的
な供給や排出に使用されるロータリバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のロータリバルブは、入口及び出
口を有したハウジング内にロータを回転可能に収容した
もので、ロータの外周面には周方向に間隔を存して複数
のポケットが設けられ、これらポケットはロータの回転
に伴い、前記入口及び出口に順次接続可能となってい
る。また、ハウジングの外側には複数の均圧管が配置さ
れており、ロータの回転中、これら均圧管は入口から出
口に向かうポケットを、出口から入口に向かうポケット
に順次接続させることができる。
口を有したハウジング内にロータを回転可能に収容した
もので、ロータの外周面には周方向に間隔を存して複数
のポケットが設けられ、これらポケットはロータの回転
に伴い、前記入口及び出口に順次接続可能となってい
る。また、ハウジングの外側には複数の均圧管が配置さ
れており、ロータの回転中、これら均圧管は入口から出
口に向かうポケットを、出口から入口に向かうポケット
に順次接続させることができる。
【0003】ここで、ハウジングの入口が大気側に開放
され、その出口が高圧容器に接続されている場合、ロー
タの回転に伴い、各ポケットが入口に接続されると、大
気側の原料を入口を通じて受け取ることができ、そし
て、各ポケット内の原料は出口に向けて昇圧されながら
移送される。この移送中、原料を受け取ったポケット、
つまり、入口から出口に向かうポケットは、均圧管を通
じて出口から入口に向かうポケットに順次連通してい
き、その相互の連通の度に、両ポケット内の圧力は均一
となる。即ち、入口から原料を受け取った時点では、ポ
ケットの内圧は大気圧に一致するが、この後、前記移送
過程において、そのポケットの内圧は均圧作用を受ける
毎に段階的に昇圧されて出口に接続され、この接続時点
で高圧容器の圧力と一致しており、そのポケットの原料
は出口を通じて高圧容器へ投入される。一方、出口から
入口に向かうポケットに関しては、その内圧が均圧作用
を受ける度に段階的に減圧して入口に接続され、この接
続時点で前述したように入口から原料を受け取ることが
できる。
され、その出口が高圧容器に接続されている場合、ロー
タの回転に伴い、各ポケットが入口に接続されると、大
気側の原料を入口を通じて受け取ることができ、そし
て、各ポケット内の原料は出口に向けて昇圧されながら
移送される。この移送中、原料を受け取ったポケット、
つまり、入口から出口に向かうポケットは、均圧管を通
じて出口から入口に向かうポケットに順次連通してい
き、その相互の連通の度に、両ポケット内の圧力は均一
となる。即ち、入口から原料を受け取った時点では、ポ
ケットの内圧は大気圧に一致するが、この後、前記移送
過程において、そのポケットの内圧は均圧作用を受ける
毎に段階的に昇圧されて出口に接続され、この接続時点
で高圧容器の圧力と一致しており、そのポケットの原料
は出口を通じて高圧容器へ投入される。一方、出口から
入口に向かうポケットに関しては、その内圧が均圧作用
を受ける度に段階的に減圧して入口に接続され、この接
続時点で前述したように入口から原料を受け取ることが
できる。
【0004】従って、出口つまり高圧容器に各ポケット
が接続される度に、高圧容器内の圧力がそのポケットに
供給されるとしても、この圧力を前述した均圧作用によ
り、高圧容器側に回収できる。この結果、ポケット内の
圧力は原料を投入する入口部よりも高くすることがで
き、しかも、高圧容器内の圧力低下が軽減され、高圧容
器の圧力を維持するために必要なガス供給量は軽減され
る。
が接続される度に、高圧容器内の圧力がそのポケットに
供給されるとしても、この圧力を前述した均圧作用によ
り、高圧容器側に回収できる。この結果、ポケット内の
圧力は原料を投入する入口部よりも高くすることがで
き、しかも、高圧容器内の圧力低下が軽減され、高圧容
器の圧力を維持するために必要なガス供給量は軽減され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のロ
ータリバルブにおいて、前述した均圧作用を良好に確保
するには、ロータの各ポケットは気密に保持、つまり、
シールされていなければならない。それ故、ロータの外
周面にはシール部材が設けられており、このシール部材
は個々のポケットを囲む一方、ハウジングの内周面に摺
接されるものとなっている。
ータリバルブにおいて、前述した均圧作用を良好に確保
するには、ロータの各ポケットは気密に保持、つまり、
シールされていなければならない。それ故、ロータの外
周面にはシール部材が設けられており、このシール部材
は個々のポケットを囲む一方、ハウジングの内周面に摺
接されるものとなっている。
【0006】しかしながら、上述したシール構造では、
ロータの回転中、シール部材がハウジングの内周面に常
時摺接しているので、シール部材の摩耗は避けることが
できない。このため、シール部材の摩耗が許容限度以上
になり、ロータとハウジングとの間に隙間が生じると、
隙間を通じてのガスリークにより通過ガス量が増加し、
高圧容器内の圧力を維持するのに必要なガス供給量の増
加、また、更には高圧容器の圧力維持が困難となる。こ
のため、従来のロータリバルブにあっては、シール部材
の摩耗が許容限度に達すると、シール部材を新たなもの
に交換しているが、この交換には、ロータリバルブの分
解や、再組立を必要とし、多大な手間と時間がかかるこ
とになる。
ロータの回転中、シール部材がハウジングの内周面に常
時摺接しているので、シール部材の摩耗は避けることが
できない。このため、シール部材の摩耗が許容限度以上
になり、ロータとハウジングとの間に隙間が生じると、
隙間を通じてのガスリークにより通過ガス量が増加し、
高圧容器内の圧力を維持するのに必要なガス供給量の増
加、また、更には高圧容器の圧力維持が困難となる。こ
のため、従来のロータリバルブにあっては、シール部材
の摩耗が許容限度に達すると、シール部材を新たなもの
に交換しているが、この交換には、ロータリバルブの分
解や、再組立を必要とし、多大な手間と時間がかかるこ
とになる。
【0007】また、シール部材の交換作業を行う場合、
例えロータリバルブ自体を新たなものに交換するとして
も、このときには、高圧容器内での原料の処理を停止し
なければならず、原料の処理効率を低下させてしまう。
なお、従来から存在するロータリバルブの中にはモータ
及びギヤ等の組み合わせによりロータリバルブのロータ
を移動できる形式のものもあるが、そのロータは固定し
た状態で設置されるため、その設置位置が適切でない
と、シール性能の低下や異常発熱等の問題が生じてしま
う。
例えロータリバルブ自体を新たなものに交換するとして
も、このときには、高圧容器内での原料の処理を停止し
なければならず、原料の処理効率を低下させてしまう。
なお、従来から存在するロータリバルブの中にはモータ
及びギヤ等の組み合わせによりロータリバルブのロータ
を移動できる形式のものもあるが、そのロータは固定し
た状態で設置されるため、その設置位置が適切でない
と、シール性能の低下や異常発熱等の問題が生じてしま
う。
【0008】この発明は上述した事情に基づいてなされ
たもので、その目的とするところは、高圧容器内での原
料の処理を継続しつつ、シール部材の保守作業を可能と
したロータリバルブを提供することにある。
たもので、その目的とするところは、高圧容器内での原
料の処理を継続しつつ、シール部材の保守作業を可能と
したロータリバルブを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明のロータリバル
ブ(請求項1)は、前述した基本的な構造に加え、ロー
タにその軸方向の往復動を許容する一方、ハウジングの
内周面及びロータの外周面のそれぞれを雌形及び雄形の
テーパ状とし、そして、ハウジングの内周面と前記シー
ル部材の接触面圧を一定に維持する軸方向にロータを移
動させる移動手段とを更に備えたものとなっている。好
ましくは、移動手段は、流体圧源と、この流体圧源から
制御された流体圧の供給を受け、ロータに駆動力を付与
する流体圧アクチュエータとを含む(請求項2)。具体
的には、流体アクチュエータは、ハウジング内にロータ
の大径端面及び小径端面をそれぞれ受圧面として、ロー
タの両側に確保された一対のサイド室により実現される
か、または、ロータのロータ軸に連結された油圧シリン
ダにより実現される。
ブ(請求項1)は、前述した基本的な構造に加え、ロー
タにその軸方向の往復動を許容する一方、ハウジングの
内周面及びロータの外周面のそれぞれを雌形及び雄形の
テーパ状とし、そして、ハウジングの内周面と前記シー
ル部材の接触面圧を一定に維持する軸方向にロータを移
動させる移動手段とを更に備えたものとなっている。好
ましくは、移動手段は、流体圧源と、この流体圧源から
制御された流体圧の供給を受け、ロータに駆動力を付与
する流体圧アクチュエータとを含む(請求項2)。具体
的には、流体アクチュエータは、ハウジング内にロータ
の大径端面及び小径端面をそれぞれ受圧面として、ロー
タの両側に確保された一対のサイド室により実現される
か、または、ロータのロータ軸に連結された油圧シリン
ダにより実現される。
【0010】
【作用】この発明のロータリバルブ(請求項1,2)に
よれば、ハウジングの内周面及びロータの外周面がそれ
ぞれテーパ状をなしていることから、ロータの外周面の
シール部材もまたそのシール面は雄形の仮想テーパ面上
に位置付けられている。従って、ロータリバルブの使用
に伴い、シール部材の摩耗や温度変化により、例えばハ
ウジングの内周面とシール部材との間に隙間が変化する
ような事態が生じても、移動手段により、ハウジングの
内周面とシール部材の間の接触面圧(シール面圧)を一
定に維持する軸方向にロータが移動される結果、テーパ
状のシール部材はハウジングの内周面に一定の接触面圧
にて密着する。
よれば、ハウジングの内周面及びロータの外周面がそれ
ぞれテーパ状をなしていることから、ロータの外周面の
シール部材もまたそのシール面は雄形の仮想テーパ面上
に位置付けられている。従って、ロータリバルブの使用
に伴い、シール部材の摩耗や温度変化により、例えばハ
ウジングの内周面とシール部材との間に隙間が変化する
ような事態が生じても、移動手段により、ハウジングの
内周面とシール部材の間の接触面圧(シール面圧)を一
定に維持する軸方向にロータが移動される結果、テーパ
状のシール部材はハウジングの内周面に一定の接触面圧
にて密着する。
【0011】
【実施例】図1を参照すると、この発明の一実施例に係
わるロータリバルブが概略的に示されている。このロー
タリバルブはハウジング2を備え、ハウジング2は上下
に位置した入口4及び出口を有している。なお、図1
に、出口は図示されていない。
わるロータリバルブが概略的に示されている。このロー
タリバルブはハウジング2を備え、ハウジング2は上下
に位置した入口4及び出口を有している。なお、図1
に、出口は図示されていない。
【0012】ハウジング2にはロータ8が回転自在に収
容されており、このロータ8のロータ軸10は、その両
端がハウジング2に支持されている。この点に関して
は、図2に詳図されている。即ち、ハウジング2はロー
タ8を囲むハウジング本体3と、このハウジング本体3
の両側を挟む一対の端壁12を有しており、前記ロータ
軸10の両端は、対応する端壁12との間に軸受14を
介して回転自在に支持されている。
容されており、このロータ8のロータ軸10は、その両
端がハウジング2に支持されている。この点に関して
は、図2に詳図されている。即ち、ハウジング2はロー
タ8を囲むハウジング本体3と、このハウジング本体3
の両側を挟む一対の端壁12を有しており、前記ロータ
軸10の両端は、対応する端壁12との間に軸受14を
介して回転自在に支持されている。
【0013】また、各端壁12とロータ軸10との間に
は、軸受14よりもロータ8側に位置してシール16が
配置されており、従って、ハウジング2内において、各
端壁12とロータ8の端面との間に区画して形成される
サイド室18,20は各シール16により気密に保持さ
れている。ここで、前述した軸受14及びシール16
は、ロータ軸10の軸方向の移動を許容しており、これ
により、ロータ8はハウジング2内でその軸方向に移動
可能となっている。
は、軸受14よりもロータ8側に位置してシール16が
配置されており、従って、ハウジング2内において、各
端壁12とロータ8の端面との間に区画して形成される
サイド室18,20は各シール16により気密に保持さ
れている。ここで、前述した軸受14及びシール16
は、ロータ軸10の軸方向の移動を許容しており、これ
により、ロータ8はハウジング2内でその軸方向に移動
可能となっている。
【0014】図示されていないけれども、ロータ軸10
は駆動系を介して駆動源に接続されており、この駆動源
により、ロータ8は一定の速度で一方向に回転すること
ができる。図1及び図2から明らかなように、ロータ8
はテーパ形状をなしており、また、これに伴い、ハウジ
ング2の内周面もまた、ロータ8と相似形をなした雌形
のテーパ形状をなしている。
は駆動系を介して駆動源に接続されており、この駆動源
により、ロータ8は一定の速度で一方向に回転すること
ができる。図1及び図2から明らかなように、ロータ8
はテーパ形状をなしており、また、これに伴い、ハウジ
ング2の内周面もまた、ロータ8と相似形をなした雌形
のテーパ形状をなしている。
【0015】ロータ8の雄テーパ状をなした外周面に
は、多数のポケット22が形成されており、これらポケ
ット22はロータ8の周方向に等間隔を存して配置され
ている。ハウジング2内において、個々の各ポケット2
2は、シール部材により気密が保持されており、以下
に、このシール部材の構成を説明する。
は、多数のポケット22が形成されており、これらポケ
ット22はロータ8の周方向に等間隔を存して配置され
ている。ハウジング2内において、個々の各ポケット2
2は、シール部材により気密が保持されており、以下
に、このシール部材の構成を説明する。
【0016】シール部材は、ロータ8の外周面に取り付
けられた多数のベーンシール24と、一対のサイドシー
ル28とからなっている。ベーンシール24は、ロータ
8の軸方向に延び、各ポケット22間を仕切っている。
一方、一対のサイドシール28は、ロータ8の小径端及
び大径端のそれぞれに位置付けられており、これらサイ
ドシール28は各ベーンシール24の両端に気密に接続
されている。従って、各ポケット22はロータ8の周方
向に隣接する2個のベーンシール24と一対のサイドシ
ール28とにより囲まれた状態にある。
けられた多数のベーンシール24と、一対のサイドシー
ル28とからなっている。ベーンシール24は、ロータ
8の軸方向に延び、各ポケット22間を仕切っている。
一方、一対のサイドシール28は、ロータ8の小径端及
び大径端のそれぞれに位置付けられており、これらサイ
ドシール28は各ベーンシール24の両端に気密に接続
されている。従って、各ポケット22はロータ8の周方
向に隣接する2個のベーンシール24と一対のサイドシ
ール28とにより囲まれた状態にある。
【0017】ロータ8の径方向でみて、各ベーンシール
24の外面や一対のサイドシール28の外周面は、ハウ
ジング2の内周面、つまり、この内周面に取り付けられ
たライナ26に対し気密を保持して摺接されている。従
って、ベーンシール24の外面及びサイドシール28の
外周面は、ライナ26の内周面が形作る雌形テーパ面に
合致する仮想テーパ面の一部を規定している。
24の外面や一対のサイドシール28の外周面は、ハウ
ジング2の内周面、つまり、この内周面に取り付けられ
たライナ26に対し気密を保持して摺接されている。従
って、ベーンシール24の外面及びサイドシール28の
外周面は、ライナ26の内周面が形作る雌形テーパ面に
合致する仮想テーパ面の一部を規定している。
【0018】この実施例の場合、前述したサイド室1
8,20は、ハウジング2内に形成した空圧通路17,
19にそれぞれ接続されており、これら空圧通路17,
19は制御弁ユニット21を介して空圧源23に接続さ
れている。制御弁ユニット21は、スプール型の電磁弁
を2個内蔵したもので、これら電磁弁はコントローラ2
5に電気的に接続されている。このコントローラ25か
らの制御信号を受けると、電磁弁は空圧源23から前記
空圧通路17,19の一方を通じて、対応するサイド室
に空圧を供給し、これにより、サイド室内の圧力が制御
される。具体的には、ロータ8の大径側サイド室20か
ら常時所定予圧を与えることにより、ハウジング内周面
とシール部材間の接触面圧を一定とするように制御され
る。
8,20は、ハウジング2内に形成した空圧通路17,
19にそれぞれ接続されており、これら空圧通路17,
19は制御弁ユニット21を介して空圧源23に接続さ
れている。制御弁ユニット21は、スプール型の電磁弁
を2個内蔵したもので、これら電磁弁はコントローラ2
5に電気的に接続されている。このコントローラ25か
らの制御信号を受けると、電磁弁は空圧源23から前記
空圧通路17,19の一方を通じて、対応するサイド室
に空圧を供給し、これにより、サイド室内の圧力が制御
される。具体的には、ロータ8の大径側サイド室20か
ら常時所定予圧を与えることにより、ハウジング内周面
とシール部材間の接触面圧を一定とするように制御され
る。
【0019】なお、サイド室18,20内は、通常、ポ
ケット22に供給される最大圧力より高圧に設定される
のが好ましく、サイド室18,20の所定差圧により、
ロータ8はその接触面圧を一定に維持する方向に向けて
所定の力で押圧付勢される。このようなロータ8の押圧
付勢は、ハウジング2のライナ26に対して前述したシ
ール部材即ちベーンシール24やサイドシール28を所
定の力で押し付けることになり、これにより、そのシー
ル能を高めることができる。
ケット22に供給される最大圧力より高圧に設定される
のが好ましく、サイド室18,20の所定差圧により、
ロータ8はその接触面圧を一定に維持する方向に向けて
所定の力で押圧付勢される。このようなロータ8の押圧
付勢は、ハウジング2のライナ26に対して前述したシ
ール部材即ちベーンシール24やサイドシール28を所
定の力で押し付けることになり、これにより、そのシー
ル能を高めることができる。
【0020】図3を参照すれば明らかなように、ポケッ
ト22は合計12個備えられており、従って、各ポケッ
ト22はロータ8の外周面に30゜ずつの間隔を存して
位置付けられている。なお、図3に示したハウジング2
は図1に示したものと、その形状が異なっているが、こ
れは単に作図上の都合による。つまり、ハウジング2の
外観形状は任意に設定することができ、ハウジング2は
その内部にロータ8を回転自在に収容するテーパ孔を有
していればよい。
ト22は合計12個備えられており、従って、各ポケッ
ト22はロータ8の外周面に30゜ずつの間隔を存して
位置付けられている。なお、図3に示したハウジング2
は図1に示したものと、その形状が異なっているが、こ
れは単に作図上の都合による。つまり、ハウジング2の
外観形状は任意に設定することができ、ハウジング2は
その内部にロータ8を回転自在に収容するテーパ孔を有
していればよい。
【0021】図3において、ハウジング2の出口は参照
符号6で示されており、この出口6と入口4とはロータ
8の直径方向に離間している。ここでは、入口4は大気
に開放されており、一方、出口6は図示しないけれども
高圧容器に接続されているとする。また、ロータ8は図
3でみて、矢印で示すように時計方向に回転されるもの
とする。
符号6で示されており、この出口6と入口4とはロータ
8の直径方向に離間している。ここでは、入口4は大気
に開放されており、一方、出口6は図示しないけれども
高圧容器に接続されているとする。また、ロータ8は図
3でみて、矢印で示すように時計方向に回転されるもの
とする。
【0022】ハウジング2には、ロータ8の回転方向で
みて入口4から出口6までの間に、2個の連通ポート3
0,32と1個の調圧ポート34が順次形成されてお
り、また、出口6から入口4までの間にも、2個の連通
ポート36,38と1個の調圧ポート40が順次形成さ
れている。これらポートは、その一端がライナ26を貫
通してハウジング2内に開口し、その開口端は図示しな
いけもどもメッシュ構造のスクリーンが取り付けられて
いる。このスクリーンのメッシュは処理されるべき粉体
状の原料よりも十分に小さく設定されている。
みて入口4から出口6までの間に、2個の連通ポート3
0,32と1個の調圧ポート34が順次形成されてお
り、また、出口6から入口4までの間にも、2個の連通
ポート36,38と1個の調圧ポート40が順次形成さ
れている。これらポートは、その一端がライナ26を貫
通してハウジング2内に開口し、その開口端は図示しな
いけもどもメッシュ構造のスクリーンが取り付けられて
いる。このスクリーンのメッシュは処理されるべき粉体
状の原料よりも十分に小さく設定されている。
【0023】図3でみて、ハウジング2の右半分側に位
置する連通ポート30,32及び調圧ポート34に関
し、これらポートの開口間は、前記ベーンシール24間
の間隔に等しい間隔に設定されており、また、ハウジン
グ2の左半分側に位置するポート36,38,40の開
口間にも同一の間隔に設定されている。従って、ポート
はロータ8の周方向に30゜ずつの間隔を存して配置さ
れており、ロータ8の回転中、各ポケット22は隣接す
るポートに対し同時に接続されるようなことはない。
置する連通ポート30,32及び調圧ポート34に関
し、これらポートの開口間は、前記ベーンシール24間
の間隔に等しい間隔に設定されており、また、ハウジン
グ2の左半分側に位置するポート36,38,40の開
口間にも同一の間隔に設定されている。従って、ポート
はロータ8の周方向に30゜ずつの間隔を存して配置さ
れており、ロータ8の回転中、各ポケット22は隣接す
るポートに対し同時に接続されるようなことはない。
【0024】ハウジング2の右半分側にあるポート3
0,32,34と、ハウジング2の左半分側にあるポー
ト40,38,36とは、入口4と出口6とを結ぶ垂直
面に対して対称に配置されている。即ち、図3から明ら
かなように、連通ポート32,38は、前記水平面から
所定の角度α(例えば5゜)だけ入口4側に偏位して位
置付けられている。従って、ハウジング2の右半分側に
ある連通ポート30,32及び調圧ポート34がロータ
8のベーンシール24によりそれぞれ閉塞された状態に
あっても、ハウジング2の左半分側にある連通ポート3
6,38及び調圧ポート40は対応するポケット22に
接続されていることになる。このことは、ハウジング2
の右半分側にあるポート30,32,34のそれぞれが
ポケット22と接続状態になるロータ8の回転角と、ハ
ウジング2の左半分側にあるポート36,40,40の
それぞれとポケット22と接続状態になるロータ8の回
転角とが一致しておらず、これらの回転角に位相のずれ
が存在することを意味している。
0,32,34と、ハウジング2の左半分側にあるポー
ト40,38,36とは、入口4と出口6とを結ぶ垂直
面に対して対称に配置されている。即ち、図3から明ら
かなように、連通ポート32,38は、前記水平面から
所定の角度α(例えば5゜)だけ入口4側に偏位して位
置付けられている。従って、ハウジング2の右半分側に
ある連通ポート30,32及び調圧ポート34がロータ
8のベーンシール24によりそれぞれ閉塞された状態に
あっても、ハウジング2の左半分側にある連通ポート3
6,38及び調圧ポート40は対応するポケット22に
接続されていることになる。このことは、ハウジング2
の右半分側にあるポート30,32,34のそれぞれが
ポケット22と接続状態になるロータ8の回転角と、ハ
ウジング2の左半分側にあるポート36,40,40の
それぞれとポケット22と接続状態になるロータ8の回
転角とが一致しておらず、これらの回転角に位相のずれ
が存在することを意味している。
【0025】図3中、1点鎖線で示されているように、
連通ポート30と連通ポート38との間は均圧管42に
より相互に接続されており、また、連通ポート32と連
通ポート36との間は均圧管44により相互に接続され
ている。そして、入口4側に位置する調圧ポート40
は、必要に応じて入口4の圧力と同一の圧力を有する回
収タンク(図示しない)に接続管46を介して接続され
ており、一方、出口6側に位置する調圧ポート34は前
記高圧容器に接続管48を介して接続されている。
連通ポート30と連通ポート38との間は均圧管42に
より相互に接続されており、また、連通ポート32と連
通ポート36との間は均圧管44により相互に接続され
ている。そして、入口4側に位置する調圧ポート40
は、必要に応じて入口4の圧力と同一の圧力を有する回
収タンク(図示しない)に接続管46を介して接続され
ており、一方、出口6側に位置する調圧ポート34は前
記高圧容器に接続管48を介して接続されている。
【0026】なお、前記回収タンクは、ブースタを介し
て高圧容器に接続されるのが好ましい。また、前述した
各ポート30,32,34,36,38,40のそれぞ
れは図1及び図2から明らかなように一対ずつ備えられ
ており、従って、各均圧管42,44及び接続管46,
48のそれぞれもまた一対ずつ備えられている。更に、
ハウジング本体3内には、図2中破線で示されているよ
うに冷却通路5が形成されている。
て高圧容器に接続されるのが好ましい。また、前述した
各ポート30,32,34,36,38,40のそれぞ
れは図1及び図2から明らかなように一対ずつ備えられ
ており、従って、各均圧管42,44及び接続管46,
48のそれぞれもまた一対ずつ備えられている。更に、
ハウジング本体3内には、図2中破線で示されているよ
うに冷却通路5が形成されている。
【0027】上述したロータリバルブによれば、その出
口6には高圧容器内の圧力と同一の圧力が常時供給され
ており、一方、入口4には常時大気圧が供給されてい
る。このような状態で、ロータ8が図3でみて時計方向
に回転されると、入口4を通過したポケット22は、出
口6を通過した後のポケット22に均圧管42,44を
介して順次連通し、この連通の度に均圧作用を受けるこ
とになる。従って、入口4から出口6に向かうポケット
22内の圧力は段階的に昇圧され、そして、接続管48
に接続された時点で高圧容器内の圧力まで加圧された
後、出口6に接続される。
口6には高圧容器内の圧力と同一の圧力が常時供給され
ており、一方、入口4には常時大気圧が供給されてい
る。このような状態で、ロータ8が図3でみて時計方向
に回転されると、入口4を通過したポケット22は、出
口6を通過した後のポケット22に均圧管42,44を
介して順次連通し、この連通の度に均圧作用を受けるこ
とになる。従って、入口4から出口6に向かうポケット
22内の圧力は段階的に昇圧され、そして、接続管48
に接続された時点で高圧容器内の圧力まで加圧された
後、出口6に接続される。
【0028】一方、出口6から入口4に向かうポケット
22に関しては、逆に、その内圧が前記均圧作用を受け
る度に段階的に減圧され、そして、接続管46に接続さ
れた時点で大気圧まで減圧された後、入口4に接続され
る。従って、入口4に順次接続されるポケット22の内
圧は既に大気圧となっているので、入口4に投入された
原料はポケット22に確実に受け取られ、そして、ロー
タ8の回転に伴い、出口6に向けて移送される。また、
そのポケット22が出口6に達する前に、その内圧は高
圧容器内の圧力と同一になっていることから、ポケット
22内の原料はそのポケット22が出口6と接続された
とき、この出口6を通じて高圧容器に供給されることに
なる。
22に関しては、逆に、その内圧が前記均圧作用を受け
る度に段階的に減圧され、そして、接続管46に接続さ
れた時点で大気圧まで減圧された後、入口4に接続され
る。従って、入口4に順次接続されるポケット22の内
圧は既に大気圧となっているので、入口4に投入された
原料はポケット22に確実に受け取られ、そして、ロー
タ8の回転に伴い、出口6に向けて移送される。また、
そのポケット22が出口6に達する前に、その内圧は高
圧容器内の圧力と同一になっていることから、ポケット
22内の原料はそのポケット22が出口6と接続された
とき、この出口6を通じて高圧容器に供給されることに
なる。
【0029】それ故、上述のロータリバルブを使用すれ
ば、高圧容器内の圧力損失を抑えた状態で、高圧容器に
原料を連続的に供給することができる。また、この実施
例の場合、昇圧側の連通ポート30,32及び調圧ポー
ト34と、減圧側の連通ポート36,38及び調圧ポー
ト40は、ポケット22との接続関係において、前述し
たようにロータ8の回転角でみて位相にずれが存在して
いることから、ロータ8の回転に伴い、入口4から出口
6に向かうポケット22は、出口6から入口4に向かう
隣接した2個のポケット22に対し、各均圧管を通じて
2回ずつの均圧作用を受けることになり、この結果、入
口4から出口6に向かうポケット22に関しては、その
内圧を緩やかに昇圧していくことができ、逆に、出口6
から入口4に向かうポケット22に関しては、その内圧
を緩やかに減圧していくことができる。
ば、高圧容器内の圧力損失を抑えた状態で、高圧容器に
原料を連続的に供給することができる。また、この実施
例の場合、昇圧側の連通ポート30,32及び調圧ポー
ト34と、減圧側の連通ポート36,38及び調圧ポー
ト40は、ポケット22との接続関係において、前述し
たようにロータ8の回転角でみて位相にずれが存在して
いることから、ロータ8の回転に伴い、入口4から出口
6に向かうポケット22は、出口6から入口4に向かう
隣接した2個のポケット22に対し、各均圧管を通じて
2回ずつの均圧作用を受けることになり、この結果、入
口4から出口6に向かうポケット22に関しては、その
内圧を緩やかに昇圧していくことができ、逆に、出口6
から入口4に向かうポケット22に関しては、その内圧
を緩やかに減圧していくことができる。
【0030】このことは、高圧容器に対しポケット22
が接続管48及び調圧ポート34を通じて接続されると
き、そのポケット22の内圧と高圧容器の圧力との間の
差圧、また、回収タンクに対しポケット22が接続管4
6及び調圧ポート40を通じて接続されるとき、そのポ
ケット22の内圧と回収タンクの圧力との間の差圧がそ
れぞれ小さくなることを意味し、この結果、高圧容器か
らロータリバルブを通じて回収タンクに逃げるガス流
量、即ち、高圧容器の圧力損失を更に低減可能となる。
が接続管48及び調圧ポート34を通じて接続されると
き、そのポケット22の内圧と高圧容器の圧力との間の
差圧、また、回収タンクに対しポケット22が接続管4
6及び調圧ポート40を通じて接続されるとき、そのポ
ケット22の内圧と回収タンクの圧力との間の差圧がそ
れぞれ小さくなることを意味し、この結果、高圧容器か
らロータリバルブを通じて回収タンクに逃げるガス流
量、即ち、高圧容器の圧力損失を更に低減可能となる。
【0031】この発明のロータリバルブによれば、使用
中、ロータ8の回転に伴い、シール部材即ちベーンシー
ル24やサイドシール28に摩耗が発生し、その摩耗が
許容限度に達したり、温度変化等によりシール面に隙間
が生じてくる場合は、コントローラ25から制御弁ユニ
ット21の一方の電磁弁に向けて制御信号が出力され
る。この制御信号を受けた電磁弁は、空圧源23から空
圧通路17または19を通じてサイド室18または20
に所定の空圧を供給し、この両サイド室間の圧力を調整
する。この結果、ロータ8に軸方向の移動力が加わり、
ロータ8はその接触面圧を一定に維持する方向に向けて
軸方向に移動する。
中、ロータ8の回転に伴い、シール部材即ちベーンシー
ル24やサイドシール28に摩耗が発生し、その摩耗が
許容限度に達したり、温度変化等によりシール面に隙間
が生じてくる場合は、コントローラ25から制御弁ユニ
ット21の一方の電磁弁に向けて制御信号が出力され
る。この制御信号を受けた電磁弁は、空圧源23から空
圧通路17または19を通じてサイド室18または20
に所定の空圧を供給し、この両サイド室間の圧力を調整
する。この結果、ロータ8に軸方向の移動力が加わり、
ロータ8はその接触面圧を一定に維持する方向に向けて
軸方向に移動する。
【0032】従って、シール部材の摩耗や温度変化等に
より、このシール部材とハウジング2のライナ26との
間に隙間が生じても、ロータ8の軸方向の移動は、ライ
ナ26に対しシール部材を再度密着させることになり、
シール部材のシール能を確保することができる。なお、
上述の実施例では、ロータ8を移動させるのに空圧を利
用したが、他の実施例として、空圧の代わりに油圧を利
用することもできる。即ち、図4を参照すれば、ロータ
8のロータ軸10には油圧シリンダ27が連結されてお
り、この油圧シリンダ27は電磁弁29を介して油圧源
31に接続されている。電磁弁29は前記コントローラ
25に電気的に接続されており、この場合、コントロー
ラ25は電磁弁29に向けて制御信号を出力する。電磁
弁29は制御信号を受け取ると、油圧源から油圧シリン
ダ27に向けて油圧を供給し、これより、油圧シリンダ
27はそのピストンロッドを伸張させて、ロータ8を軸
方向に移動させる。更に他の実施例として定トルクモー
タ及びギヤ装置を組み合わせてロータ8を軸方向に移動
させる手段を構成することも可能である。
より、このシール部材とハウジング2のライナ26との
間に隙間が生じても、ロータ8の軸方向の移動は、ライ
ナ26に対しシール部材を再度密着させることになり、
シール部材のシール能を確保することができる。なお、
上述の実施例では、ロータ8を移動させるのに空圧を利
用したが、他の実施例として、空圧の代わりに油圧を利
用することもできる。即ち、図4を参照すれば、ロータ
8のロータ軸10には油圧シリンダ27が連結されてお
り、この油圧シリンダ27は電磁弁29を介して油圧源
31に接続されている。電磁弁29は前記コントローラ
25に電気的に接続されており、この場合、コントロー
ラ25は電磁弁29に向けて制御信号を出力する。電磁
弁29は制御信号を受け取ると、油圧源から油圧シリン
ダ27に向けて油圧を供給し、これより、油圧シリンダ
27はそのピストンロッドを伸張させて、ロータ8を軸
方向に移動させる。更に他の実施例として定トルクモー
タ及びギヤ装置を組み合わせてロータ8を軸方向に移動
させる手段を構成することも可能である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のロータ
リバルブによれば(請求項1,2)、ハウジングの内周
面及びロータの外周面のそれぞれを、雌形及び雄形のテ
ーパ状としてあるので、ロータのシール部材とハウジン
グ内周面との間の接触面圧が例えばシール部材の摩耗や
温度変化に起因して隙間が増減しても、ロータはその接
触面圧を維持する軸方向に移動されるので、シール部材
はハウジングの内周面に一定の接触面圧にて再度良好に
密着し、シール部材のシール能を維持することが可能と
なる。このようなシール部材の保守作業には、ロータリ
バルブの分解や再組立を必要としないから、その作業は
非常に容易となる。また、その保守作業はロータリバル
ブの運転を停止することなく実施可能であるから、ロー
タリバルブを含むシステム全体の稼働効率をも低下させ
ることがない。
リバルブによれば(請求項1,2)、ハウジングの内周
面及びロータの外周面のそれぞれを、雌形及び雄形のテ
ーパ状としてあるので、ロータのシール部材とハウジン
グ内周面との間の接触面圧が例えばシール部材の摩耗や
温度変化に起因して隙間が増減しても、ロータはその接
触面圧を維持する軸方向に移動されるので、シール部材
はハウジングの内周面に一定の接触面圧にて再度良好に
密着し、シール部材のシール能を維持することが可能と
なる。このようなシール部材の保守作業には、ロータリ
バルブの分解や再組立を必要としないから、その作業は
非常に容易となる。また、その保守作業はロータリバル
ブの運転を停止することなく実施可能であるから、ロー
タリバルブを含むシステム全体の稼働効率をも低下させ
ることがない。
【0034】さらに、予めロータ軸の押圧力を適切な値
に設定することにより一定の接触面圧を維持できるの
で、ロータ軸の制御が容易で操作性が向上すると共に、
常に適切な接触面圧を維持でき、シール部材の寿命が向
上する。また、シール面に異常な噛み込みがあったよう
な場合にはロータ軸が大径側へと逃げるのでシール面の
保護も図れる等の優れた効果を奏する。
に設定することにより一定の接触面圧を維持できるの
で、ロータ軸の制御が容易で操作性が向上すると共に、
常に適切な接触面圧を維持でき、シール部材の寿命が向
上する。また、シール面に異常な噛み込みがあったよう
な場合にはロータ軸が大径側へと逃げるのでシール面の
保護も図れる等の優れた効果を奏する。
【図1】一実施例のロータリバルブの一部を示した斜視
図である。
図である。
【図2】図1のロータリバルブの一部を示した縦断面図
である。
である。
【図3】図1のロータリバルブの横断面図である。
【図4】他の実施例のロータリバルブの一部を示した縦
断面図である。
断面図である。
2 ハウジング 4 入口 6 出口 8 ロータ 22 ポケット 24 ベーンシール(シール部材) 26 ライナ 28 サイドシール(シール部材) 30,32,36,38 連通ポート 34,40 調圧ポート 42,44 均圧管 46,48 接続管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 高志 神奈川県平塚市黒部丘1−31 日本たば こ産業株式会社 生産技術開発センター 内 (72)発明者 内山 研輔 茨城県西茨城郡友部町南友部1966の6 日本たばこ産業株式会社 友部工場内 (72)発明者 伊部 治重 神奈川県横浜市中区錦町12番地 三菱重 工業株式会社 横浜製作所内 (72)発明者 荒井 良晴 神奈川県横浜市中区錦町12番地 三菱重 工業株式会社 横浜製作所内 (72)発明者 白石 武利 神奈川県横浜市中区錦町12番地 三菱重 工業株式会社 横浜製作所内 (72)発明者 後藤 善則 神奈川県横浜市中区錦町12番地 三菱重 工業株式会社 横浜製作所内 (56)参考文献 特開 昭57−2491(JP,A) 実開 昭50−108023(JP,U) 実開 昭52−121731(JP,U) 実開 昭48−6627(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 5/00
Claims (2)
- 【請求項1】 入口及び出口を有するハウジングと、こ
のハウジング内に回転可能に収容されかつ軸方向の往復
動が許容されたロータと、このロータの外周面に周方向
に間隔を存して設けられ、ロータの回転に伴い、前記入
口及び出口に順次接続される複数のポケットと、ロータ
の外周面に個々のポケットを囲む一方、前記ハウジング
の内周面に摺接して設けられ、各ポケットを気密に保持
するシール部材と、前記ロータの回転中、前記入口から
出口に向かうポケットを前記出口から入口に向かうポケ
ットに順次連通させる複数の均圧管とを備えたロータリ
バルブにおいて、 前記ハウジングの内周面及び前記ロータの外周面のそれ
ぞれは、雌形及び雄形のテーパ状をなしており、前記ハ
ウジングの内周面と前記シール部材との間の接触面圧を
一定に維持する軸方向に前記ロータを移動させる移動手
段を備えたことを特徴とするロータリバルブ。 - 【請求項2】 前記移動手段は、流体圧源と、この流体
圧源から制御された流体圧の供給を受け、前記ロータに
駆動力を付与する流体圧アクチュエータとを含むことを
特徴とする請求項1に記載のロータリバルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5145963A JP3034725B2 (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | ロータリバルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5145963A JP3034725B2 (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | ロータリバルブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0755023A JPH0755023A (ja) | 1995-03-03 |
JP3034725B2 true JP3034725B2 (ja) | 2000-04-17 |
Family
ID=15397066
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5145963A Expired - Fee Related JP3034725B2 (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | ロータリバルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3034725B2 (ja) |
-
1993
- 1993-06-17 JP JP5145963A patent/JP3034725B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0755023A (ja) | 1995-03-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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