JP3034355U - ヘヤーブラシ - Google Patents

ヘヤーブラシ

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JP3034355U
JP3034355U JP1995014632U JP1463295U JP3034355U JP 3034355 U JP3034355 U JP 3034355U JP 1995014632 U JP1995014632 U JP 1995014632U JP 1463295 U JP1463295 U JP 1463295U JP 3034355 U JP3034355 U JP 3034355U
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康一 宮川
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株式会社北中セル
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘヤーブラシの使用時に、温風送気を行うこ
となく遠赤外線を放射して手軽に育毛効果が得られるヘ
ヤーブラシを提供する。 【解決手段】 ヘヤーブラシ1のブリッスル2の少なく
とも先端部に遠赤外線放射物質を配してブリッスルに遠
赤外線放射性を付与し、髪梳き使用時に頭皮に遠赤外線
が輻射されるように構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、整髪に使用されるヘヤーブラシに関するもである。
【0002】
【従来の技術】
従来から髪梳きや整髪時の不可欠な用具としてヘヤーブラシが汎用されている 。ヘヤーブラシは通常、ブリッスルと呼ばれている直立した用毛あるいはブラシ 毛(以下これらをブリッスルという)が膨出円弧面をなしたクッション性の基部 に放射線状に立設されて構成され、このヘヤーブラシの基部およびブリッスルに よって弾力的に髪が梳かれるようになっていて、種々な形態のものが知られてい る。
【0003】 また近年においては、髪の偏曲くせを素早く是正するべく、ヘヤーブラシ本体 にモーター、送風ファン、電熱線からなる温風送気機構を内装したいわゆる温風 ヘヤーブラシが好んで使用されている。またこの温風ヘヤーブラシの温風送気を 利用し、実開平2−74921号公報にみられるように、ブリッスルの植設基部 に遠赤外線セラミックスを配設し、使用時に遠赤外線を放射するようになしたヘ ヤーブラシが提案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが上記実開平2−74921号公報記載のヘヤーブラシは、使用時に遠 赤外線を放射して頭皮の血行を促進する作用を奏することができるが、ヘヤーブ ラシの本体にモーター、送風ファン、電熱線からなる温風送気機構を内装しなけ ればならず、高価となるばかりでなく身近に差し込みコンセントを必要とし、さ らにコンセントからの導電線がヘヤーブラシに接続されていることから、使用時 にはその導電線が邪魔となって使用勝手が悪く、また偏曲した髪を短時間で是正 できるようにかなり高温の温風が吹きつけられるため、長時間使用すると髪を傷 めるという不安があった。
【0005】 本考案は、温風送気機構を内装してなる上記ヘヤーブラシの不都合を解消し、 温風送気を必要とすることなく整髪使用時に頭皮に遠赤外線を輻射でき、髪に優 しく、長期的な反復使用によって手軽に育毛促進効果が得られるヘヤーブラシを 提供することを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ヘヤーブラシのブリッスルから遠赤外線が放射されるように構成す ることによって上記課題を解決したものであって、ヘヤーブラシのブリッスルに 、遠赤外線放射性物質が配されていることを特徴としているものである。
【0007】 遠赤外線放射物質としては、シリカ、アルミナ、ジルコニア、マグネシアなど の遠赤外線放射性のセラミックスの微粉末を適用するとよい。そしてヘヤーブラ シのブリッスルに遠赤外線放射性物質を配するには、例えば遠赤外線放射性物質 であるセラミックス粉末を、エポキシ樹脂やはウレタン樹脂などの接着性の良好 な合成樹脂に混入して塗液となし、この塗液をヘヤーブラシのブリッスルの先端 部分に塗布すればよく、この方法は特にブリッスルの太さおよびブリッスルの間 隔が大きいヘヤーブラシに対して有利である。またヘヤーブラシのブリッスルの 形成材料である合成樹脂に遠赤外線放射性物質を加えて混練し、この混練材料で もって形成された線条材をブリッスルとして弾性基部に立設することによっても 、ブリッスルに遠赤外線放射機能を有したヘヤーブラシとなすこともできる。
【0008】 またさらに、ブリッスルと基部とが一体的に成形されてなるヘヤーブラシにお いては、ブリッスルおよび基部を形成しているエラストマー材料に、遠赤外線放 射性物質を加えて混練し、この混練材料でもってブリッスルおよび基部を形成し てブラシ本体に装着するとよい。
【考案の実施の形態】
図1は、上記した塗布方法によってヘヤーブラシ1のブリッスル2の先端部に 、遠赤外線放射物質を塗布した本考案の実施の形態を示している。即ち、例えば エポキシ樹脂あるいはウレタン樹脂に遠赤外線放射物質であるセラミックス粉末 を加えて接着性の優れた塗液となし、その塗液をヘヤーブラシ1のブリッスル2 の先端部に塗布してブリッスル2の先端面部分の表面に塗膜3を形成し、使用時 にこの塗膜3から遠赤外線が放射されるようになした態様を示している。この実 施の形態によれば、ブリッスル2の素材に係わりなく経済的に遠赤外線放射機能 を有するヘヤーブラシ1となすことができ、また塗膜3には10〜30%あるい はそれ以上の多量の遠赤外線放射物質を含有させることができる。
【0009】 図2は、ブリッスル2と基部4とが一体的に成形されてなるヘヤーブラシ1に ブリッスル2に、遠赤外線放射物質を含有させた本考案の他の実施の形態を示し ている。即ち、合成樹脂エラストマーでもってブリッスル2および基部4を成形 するに際し、その合成樹脂エラストマー素材に遠赤外線放射物質であるセラミッ クス粉末を加えて混練し、その混練物でもってブリッスル2および基部4を一体 的に成形し、その成形物をブラシ本体5に装着してヘヤーブラシ1となした態様 を示している。この場合、あまり多くの遠赤外線放射物質を混合するとブリッス ルが脆くなる恐れがある。好ましい混合量は、合成樹脂100重量部に対して7 〜10重量部程度である。
【0010】
【実施例】
エポキシ樹脂85部とシリカ粉末15部とを配合し、溶剤を加えて接着性の塗 液となし、この塗液を、ポリエステル・エラストマーでもって形成されたブリッ スル2の先端部に塗布して水滴状に接着し、図1に示したようにブリッスル2の 先端部分の表面にシリカ粉末が含有した塗膜3を形成して遠赤外線放射能を有す るヘヤーブラシ1となした。
【0011】 この本考案のヘヤーブラシ1と上記塗液を塗布していない従来のヘヤーブラシ とを用い、頭髪の右側半分を本考案のヘヤーブラシ1でもって、そして左側半分 を従来のヘヤーブラシでもってそれぞれブリッスル2の先端を頭皮に触れながら 髪梳きを行い、髪梳きを10分間継続している状態で頭皮部分の温度を測定した ところ、左側半分の頭皮部分の温度に変化が殆ど認められなかったが、右側の頭 皮部分には明らかに温度上昇が認められ、本考案のヘヤーブラシ1による遠赤外 線放射効果によって頭部の血行がよくなることが確認された。
【0012】 またポリエステル・エラストマー93部とシリカ粉末7部とを混練して常法に よってブリッスル2および基部4を一体的に成形し、その成形物をヘヤーブラシ 本体5に装着して、図2に示したように、ブリッスル2および基部4にシリカ粉 末が分散含有されたところの遠赤外線放射機能を備えるヘヤーブラシ1となした 。このヘヤーブラシ1と市販の従来のヘヤーブラシとを用いて上記と同様に髪梳 きを行いながら頭皮部分の温度を測定したところ、本考案のヘヤーブラシ1を用 いた頭皮部分には上記と同様に温度上昇が認められた。
【0013】
【考案の効果】
このように本考案のヘヤーブラシは、ヘヤーブラシ1のブリッスル2に、遠赤 外線放射性物質が配されてなるものであるから、髪梳き時にヘヤーブラシ1のブ リッスル2の先端部が頭皮に触れると遠赤外線が輻射され、頭皮部分の血行をよ くして育毛促進効果を奏することができる。したがって従来の高価な育毛機器の 依存することなく、単に髪を梳くという日常の動作を繰り返すことよって手軽に 育毛効果が達成できる。
【提出日】平成8年2月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】 遠赤外線放射物質としては、シリカ、アルミナ、ジルコニア、マグネシアなど の遠赤外線放射性のセラミックスの微粉末を適用するとよい。そしてヘヤーブラ シのブリッスルに遠赤外線放射性物質を配するには、例えば遠赤外線放射性物質 であるセラミックス粉末を、エポキシ樹脂やウレタン樹脂などの接着性の良好な 合成樹脂に混入して塗液となし、この塗液をヘヤーブラシのブリッスルの先端部 分に塗布すればよく、この方法は特にブリッスルの太さおよびブリッスルの間隔 が大きいヘヤーブラシに対して有利である。またヘヤーブラシのブリッスルの形 成材料である合成樹脂に遠赤外線放射性物質を加えて混練し、この混練材料でも って形成された線条材をブリッスルとして弾性基部に立設することによっても、 ブリッスルに遠赤外線放射機能を有したヘヤーブラシとなすことできる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】 またさらに、ブリッスルと基部とが一体的に成形されてなるヘヤーブラシにお いては、ブリッスルおよび基部を形成しているエラストマー材料に、遠赤外線放 射性物質を加えて混練し、この混練材料でもってブリッスルおよび基部を形成し てブラシ本体に装着するとよい。
【0009】
【考案の実施の形態】
図1は、上記した塗布方法によってヘヤーブラシ1のブリッスル2の先端部に 、遠赤外線放射物質を塗布した本考案の実施の形態を示している。即ち、例え ばエポキシ樹脂あるいはウレタン樹脂に遠赤外線放射物質であるセラミックス 粉末を加えて接着性の優れた塗液となし、その塗液をヘヤーブラシ1のブリッス ル2の先端部に塗布してブリッスル2の先端部分の表面に塗膜3を形成し、使用 時にこの塗膜3から遠赤外線が放射されるようになした態様を示している。この 実施の形態によれば、ブリッスル2の素材に係わりなく経済的に遠赤外線放射機 能を有するヘヤーブラシ1となすことができ、また塗膜3には10〜30%ある いはそれ以上の多量の遠赤外線放射物質を含有させることができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】 図2は、ブリッスル2と基部4とが一体的に成形されてなるヘヤーブラシ1 にブリッスル2に、遠赤外線放射物質を含有させた本考案の他の実施の形態を 示している。即ち、合成樹脂エラストマーでもってブリッスル2および基部4を 成形するに際し、その合成樹脂エラストマー素材に遠赤外線放射物質であるセ ラミックス粉末を加えて混練し、その混練物でもってブリッスル2および基部4 を一体的に成形し、その成形物をブラシ本体5に装着してヘヤーブラシ1となし た態様を示している。この場合、あまり多くの遠赤外線放射物質を混合すると ブリッスルが脆くなる恐れがある。好ましい混合量は、合成樹脂100重量部に 対して7〜10重量部程度である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【実施例】
エポキシ樹脂85部とシリカ粉末15部とを配合し、溶剤を加えて接着性の塗 液となし、この塗液を、ポリエステル・エラストマーでもって形成されたブリッ スル2の先端部に塗布して水滴状に接着し、図1に示したようにブリッスル2の 先端部分の表面にシリカ粉末含有した塗膜3を形成して遠赤外線放射能を有す るヘヤーブラシ1となした。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】 この本考案のヘヤーブラシ1と上記塗液を塗布していない従来のヘヤーブラシ とを用い、頭髪の右側半分を本考案のヘヤーブラシ1でもって、そして左側半分 を従来のヘヤーブラシでもってそれぞれブリッスル2の先端を頭皮に触れながら 髪梳きを行い、髪梳きを10分間継続している状態で頭皮部分の温度を測定した ところ、左側半分の頭皮部分の温度に変化が殆ど認められなかったが、右側の頭 皮部分には明らかに温度上昇が認められ、本考案のヘヤーブラシ1による遠赤外 線放射効果によって頭部の血行がよくなることが確認された。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】 またポリエステル・エラストマー93部とシリカ粉末7部とを混練して常法に よってブリッスル2および基部4を一体的に成形し、その成形物をヘヤーブラシ 本体5に装着して、図2に示したように、ブリッスル2および基部4にシリカ粉 末が分散含有されたところの遠赤外線放射機能を備えるヘヤーブラシ1となした 。このヘヤーブラシ1と市販の従来のヘヤーブラシとを用いて上記と同様に髪梳 きを行いながら頭皮部分の温度を測定したところ、本考案のヘヤーブラシ1を用 いた頭皮部分には上記と同様に温度上昇が認められた。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】
【考案の効果】
このように本考案のヘヤーブラシは、ヘヤーブラシ1のブリッスル2に、遠赤 外線放射性物質が配されてなるものであるから、髪梳き時にヘヤーブラシ1のブ リッスル2の先端部が頭皮に触れると遠赤外線が輻射され、頭皮部分の血行をよ くして育毛促進効果を奏することができる。したがって従来の高価な育毛機器 依存することなく、単に髪を梳くという日常の動作を繰り返すことよって手軽に 育毛効果が達成できる。
【提出日】平成8年9月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】考案の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、整髪に使用されるヘヤーブラシに関するもである。
【0002】
【従来の技術】
従来から髪梳きや整髪時の不可欠な用具としてヘヤーブラシが汎用されている 。ヘヤーブラシは通常、ブリッスルと呼ばれている直立した用毛あるいはブラシ 毛(以下これらをブリッスルという)が膨出円弧面をなしたクッション性の基部 に放射線状に立設されて構成され、このヘヤーブラシの基部およびブリッスルに よって弾力的に髪が梳かれるようになっていて、種々な形態のものが知られてい る。
【0003】 また近年においては、髪の偏曲くせを素早く是正するべく、ヘヤーブラシ本体 にモーター、送風ファン、電熱線からなる温風送気機構を内装したいわゆる温風 ヘヤーブラシが好んで使用されている。またこの温風ヘヤーブラシの温風送気を 利用し、実開平2−74921号公報にみられるように、ブリッスルの植設基部 に遠赤外線セラミックスを配設し、使用時に遠赤外線を放射するようになしたヘ ヤーブラシが提案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが上記実開平2−74921号公報記載のヘヤーブラシは、使用時に遠 赤外線を放射して頭皮の血行を促進する作用を奏することができるが、ヘヤーブ ラシの本体にモーター、送風ファン、電熱線からなる温風送気機構を内装しなけ ればならず、高価となるばかりでなく身近に差し込みコンセントを必要とし、さ らにコンセントからの導電線がヘヤーブラシに接続されていることから、使用時 にはその導電線が邪魔となって使用勝手が悪く、また偏曲した髪を短時間で是正 できるようにかなり高温の温風が吹きつけられるため、長時間使用すると髪を傷 めるという不安があった。
【0005】 本考案は、温風送気機構を内装してなる上記ヘヤーブラシの不都合を解消し、 温風送気を必要とすることなく整髪使用時に頭皮に遠赤外線を輻射でき、髪に優 しく、長期的な反復使用によって手軽に育毛促進効果が得られるヘヤーブラシを 提供することを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ヘヤーブラシのブリッスルから遠赤外線が放射されるように構成す ることによって上記課題を解決したものであって、ヘヤーブラシのブリッスルに 、遠赤外線放射性物質が配されていることを特徴としているものである。
【0007】 遠赤外線放射物質としては、シリカ、アルミナ、ジルコニア、マグネシアなど の遠赤外線放射性のセラミックスの微粉末を適用するとよい。そしてヘヤーブラ シのブリッスルに遠赤外線放射性物質を配するには、例えば遠赤外線放射性物質 であるセラミックス粉末を、エポキシ樹脂やウレタン樹脂などの接着性の良好な 合成樹脂に混入して塗液となし、この塗液をヘヤーブラシのブリッスルの先端部 分に塗布すればよく、この方法は特にブリッスルの太さおよびブリッスルの間隔 が大きいヘヤーブラシに対して有利である。またヘヤーブラシのブリッスルの形 成材料である合成樹脂に遠赤外線放射性物質を加えて混練し、この混練材料でも って形成された線条材をブリッスルとして弾性基部に立設することによっても、 ブリッスルに遠赤外線放射機能を有したヘヤーブラシとなすことできる。
【0008】 またさらに、ブリッスルと基部とが一体的に成形されてなるヘヤーブラシにお いては、ブリッスルおよび基部を形成しているエラストマー材料に、遠赤外線放 射性物質を加えて混練し、この混練材料でもってブリッスルおよび基部を形成し てブラシ本体に装着するとよい。
【0009】
【考案の実施の形態】
図1は、上記した塗布方法によってヘヤーブラシ1のブリッスル2の先端部に 、遠赤外線放射物質を塗布した本考案の実施の形態を示している。即ち、例え ばエポキシ樹脂あるいはウレタン樹脂に遠赤外線放射物質であるセラミックス 粉末を加えて接着性の優れた塗液となし、その塗液をヘヤーブラシ1のブリッス ル2の先端部に塗布してブリッスル2の先端部分の表面に塗膜3を形成し、使用 時にこの塗膜3から遠赤外線が放射されるようになした態様を示している。この 実施の形態によれば、ブリッスル2の素材に係わりなく経済的に遠赤外線放射機 能を有するヘヤーブラシ1となすことができ、また塗膜3には10〜30%ある いはそれ以上の多量の遠赤外線放射物質を含有させることができる。
【0010】 図2は、ブリッスル2と基部4とが一体的に成形されてなるヘヤーブラシ1 ブリッスル2に、遠赤外線放射物質を含有させた本考案の他の実施の形態を示 している。即ち、合成樹脂エラストマーでもってブリッスル2および基部4を成 形するに際し、その合成樹脂エラストマー素材に遠赤外線放射物質であるセラ ミツクス粉末を加えて混練し、その混練物でもってブリッスル2および基部4を 一体的に成形し、その成形物をブラシ本体5に装着してヘヤーブラシ1となした 態様を示している。この場合、あまり多くの遠赤外線放射物質を混合するとブ リッスルが脆くなる恐れがある。好ましい混合量は、合成樹脂100重量部に対 して7〜10重量部程度である。
【0011】
【実施例】
エポキシ樹脂85部とシリカ粉末15部とを配合し、溶剤を加えて接着性の塗 液となし、この塗液を、ポリエステル・エラストマーでもって形成されたブリッ スル2の先端部に塗布して水滴状に接着し、図1に示したようにブリッスル2の 先端部分の表面にシリカ粉末含有した塗膜3を形成して遠赤外線放射能を有す るヘヤーブラシ1となした。
【0012】 この本考案のヘヤーブラシ1と上記塗液を塗布していない従来のヘヤーブラシ とを用い、頭髪の右側半分を本考案のヘヤーブラシ1でもって、そして左側半分 を従来のヘヤーブラシでもってそれぞれブリッスル2の先端を頭皮に触れながら 髪梳きを行い、髪梳きを10分間継続している状態で頭皮部分の温度を測定した ところ、左側半分の頭皮部分の温度に変化が殆ど認められなかったが、右側の頭 皮部分には明らかに温度上昇が認められ、本考案のヘヤーブラシ1による遠赤外 線放射効果によって頭部の血行がよくなることが確認された。
【0013】 またポリエステル・エラストマー93部とシリカ粉末7部とを混練して常法に よってブリッスル2および基部4を一体的に成形し、その成形物をヘヤーブラシ 本体5に装着して、図2に示したように、ブリッスル2および基部4にシリカ粉 末が分散含有されたところの遠赤外線放射機能を備えるヘヤーブラシ1となした 。このヘヤーブラシ1と市販の従来のヘヤーブラシとを用いて上記と同様に髪梳 きを行いながら頭皮部分の温度を測定したところ、本考案のへヤーブラシ1を用 いた頭皮部分には上記と同様に温度上昇が認められた。
【0014】
【考案の効果】 このように本考案のへヤーブラシは、ヘヤーブラシ1のブリツスル2に、遠赤 外線放射性物質が配されてなるものであるから、髪梳き時にヘヤーブラシ1のブ リツスル2の先端部が頭皮に触れると遠赤外線が輻射され、頭皮部分の血行をよ くして育毛促進効果を奏することができる。したがって従来の高価な育毛機器 依存することなく、単に髪を梳くという日常の動作を繰り返すことよって手軽に 育毛効果が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示した側面図である。
【図2】本考案の他の実施例を示した斜視図である。
【符号の説明】
1 ヘヤーブラシ 2 ヘヤーブラシのブリッスル 3 遠赤外線放射物質を含有している塗膜 4 基部 5 ヘヤーブラシ本体

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘヤーブラシのブリッスルに、遠赤外線
    放射性物質が配されていることを特徴とするヘヤーブラ
    シ。
  2. 【請求項2】 上記遠赤外線放射性物質が、ヘヤーブラ
    シのブリッスルの先端部に塗布されていることを特徴と
    する請求項1記載のヘヤーブラシ。
  3. 【請求項3】 上記遠赤外線放射性物質が、ヘヤーブラ
    シのブリッスルに混練分散されていることを特徴とする
    請求項1記載のヘヤーブラシ。
JP1995014632U 1995-12-28 1995-12-28 ヘヤーブラシ Expired - Lifetime JP3034355U (ja)

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JP1995014632U JP3034355U (ja) 1995-12-28 1995-12-28 ヘヤーブラシ

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JP1995014632U JP3034355U (ja) 1995-12-28 1995-12-28 ヘヤーブラシ

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0223832B2 (ja) * 1979-02-22 1990-05-25 Draegerwerk Ag

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0223832B2 (ja) * 1979-02-22 1990-05-25 Draegerwerk Ag

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