JP3033854B2 - レンズメ−タ - Google Patents

レンズメ−タ

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JP3033854B2
JP3033854B2 JP3091268A JP9126891A JP3033854B2 JP 3033854 B2 JP3033854 B2 JP 3033854B2 JP 3091268 A JP3091268 A JP 3091268A JP 9126891 A JP9126891 A JP 9126891A JP 3033854 B2 JP3033854 B2 JP 3033854B2
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JP
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cylindrical lenses
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cylindrical
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俊昭 水野
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Nidek Co Ltd
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Nidek Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、眼鏡用レンズの頂点屈
折力を測定するレンズメ−タに関する。
【0002】
【従来の技術】手動式のレンズメ−タには、接眼式のも
のと投影式のものがある。これらのレンズメ−タは、被
検レンズの頂点屈折力を測定する機能、被検レンズを眼
鏡枠に枠入れ加工するために乱視軸方向と所定の関係の
方向に印点を打つ印点機能、という2つの機能を有す
る。
【0003】印点作業には、角度目盛りが付されたスク
リ−ン又はレチクルの中心とタ−ゲット像とを位置合せ
する工程があるが、球面レンズはどの径線も一定の屈折
力であるのでタ−ゲット像が部分的にぼけることはな
い。
【0004】しかし、乱視レンズでは径線によって屈折
力が異なるために、強主径線にピントを合わせれば弱主
径線がぼけ、弱主径線にピントを合わせれば強主径線が
ぼける。このため印点作業は、強主径線と弱主径線に交
互にピントを合せ、スクリ−ン又はレチクルの中心と所
定の関係にタ−ゲット像があることを確認する必要があ
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、スクリ
−ン又はレチクルの中心と所定の関係にタ−ゲット像が
あることを確認するのは、極めて繁雑な作業であり、し
かも印点の精度も悪いという問題点があった。
【0006】本発明の目的は、スクリ−ン又はレチクル
の中心とタ−ゲット像の位置合わせを容易にするととも
に、印点を正確に施すことができるレンズメ−タを提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は測定用ターゲット光を眼鏡レンズに投影
し、眼鏡レンズを透過した後に形成される測定用ターゲ
ット像を観察することによって、被検レンズの屈折力を
測定するレンズメータにおいて、測定された被検レンズ
の円柱軸を示すために印点を施す印点装置と、測定者の
観察面であるスクリーン又はレチクルと前記測定用ター
ゲットとの間に配置された、度数の絶対値が等しい2枚
のシリンドルカルレンズと、2枚のシリンドルカルレン
ズの軸を同一方向に同量回転させる第1の軸回転部と、
2枚のシリンドルカルレンズの軸を反対方向に同量回転
させる第2の軸回転部と、を備えることを特徴としてい
る。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本実施例の接眼式レンズメ−タの光学系配
置図である。1は照明用のランプであり、2はコンデン
サレンズであり、ランプ1の出射光を集光し、タ−ゲッ
ト3を照明する。タ−ゲット3は、図2に示すように、
十字状のスリットと同一円周上の多数の開口からなり、
光軸方向に移動自在であるとともに、光軸中心に回転可
能である。タ−ゲット3は被検レンズが0Dのときにコ
リメ−ティングレンズ4の前側焦点位置にくるように調
整されている。5はレンズ受台であり、その先端部はラ
ンプ1とほぼ共役になっている。6はレンズ受台5に載
置された被検レンズである。
【0009】7a,7bはそれぞれ光軸中心に回転自在
な凸の円柱レンズであり、乱視度数の絶対値は等しく、
いわゆるスト−クス光学系を形成する。2枚の凸の円柱
レンズの円柱軸を直交させる(図3のa参照)と合成乱
視度数は0になり、凸の球面レンズと同一の作用を行
う。円柱軸を重ねる(図3のb参照)と、2倍の乱視度
数の円柱レンズと同一の作用を行う。一般に、円柱軸の
交差角をθとすると、2枚の円柱レンズにより発生する
乱視度数と交差角θとの関係(図3のc参照)は、次の
式により示される。 CYL=2CYL´×cos2 θ ただし、CYLは合成乱視度数、CYL´は1枚の円柱
レンズの柱面屈折力(乱視度数)である。円柱レンズ7
a,7bは被検レンズの屈折度数の測定時には軸方向が
互いに直交するように位置させる。スト−クス光学系に
よる、円柱度数の連続的切換え及び軸方向の移動を実現
する機構は周知であるので省略する。
【0010】8は対物レンズであり、軸方向が互いに直
交するときの円柱レンズ7a,7bとの後側合成焦点位
置には、角度目盛等が付されたレチクル9が配置されて
いる。10は接眼レンズである。
【0011】以上の構成の装置の動作について説明す
る。まず、被検レンズの屈折力を測定する動作について
簡単に説明する。2枚の凸の円柱レンズの軸方向を直交
させて、円柱レンズ7a,7bの合成乱視度数を0にす
る。
【0012】被検レンズ6に屈折力があるときは、被検
レンズ6をレンズ受け台5に載置すると、タ−ゲット3
が0Dの位置ではタ−ゲット像はレチクル9上では結像
しない。被検レンズ6が凹レンズのときは、タ−ゲット
像の短軸がレチクル9上に結像するまで図示しないノブ
を回しタ−ゲット3を左方に移動する。このタ−ゲット
の移動量を屈折度数に換算したものが被検レンズ6の球
面度数である。
【0013】被検レンズ6に乱視があるときは、タ−ゲ
ット像の長軸はぼけているので、長軸にピントを調整し
直し、このタ−ゲット3の移動量及び長軸の傾きから乱
視度数、乱視軸角度を得る(但し、乱視レンズの屈折度
数、乱視度数、乱視軸の表示方法にはプラス読み、マイ
ナス読み、ミックス読みの3種類がある)。
【0014】次に、印点作業について説明する。印点打
ちの方法には2種類あるが、被検レンズの軸方向に印点
する方法に従って説明する。被検レンズ6の屈折力測定
値に基づいて、S値+C値に相当する位置までタ−ゲッ
ト3を移動し、さらに、タ−ゲット像の長軸が180度
(又は90度)方向となるようにタ−ゲット3を回転す
る。被検レンズをレンズ受け台5に載置し、タ−ゲット
像の長軸にピントが合うように被検レンズ6を回転す
る。
【0015】図示しない軸回転つまみを操作して、7
a,7bを同一方向に同量回転し、乱視軸を合わせた
後、図示しない乱視発生つまみを回転させて乱視度数を
徐々に大きくし(乱視発生つまみは7a,7bを反対方
向に同量回転するので、軸方向は変化しない)、乱視度
数がC値に相当するようにして、乱視度数Cを打ち消
す。この円柱レンズ7a,7bによる乱視度数Cの発生
に伴って、円柱レンズ7a,7bによる合成球面度数も
変化する。C値が比較的大きいときは、タ−ゲット像の
長軸短軸とも大きくピントがぼけ、このままでは印点で
きない。このときタ−ゲット像の長軸短軸ともピントが
合うよう、タ−ゲット3を右方に移動する。タ−ゲット
像の中心とレチクルの中心が所定の関係になるように被
検レンズ6を移動する。この状態で印点打ちを行っても
良いが、印点打ちの前に軸方向を変えずに乱視発生つま
みを若干戻し、タ−ゲット像の一方の軸だけがぼけるか
どうか確認すると良い。タ−ゲット像の一方の軸だけが
ぼけるときは、図示しない印点レバ−を操作して被検レ
ンズ6に印点を施す。タ−ゲット像の両方の軸がぼける
ときは再度軸合せをやり直す。
【0016】なお、本実施例では2枚の凸の円柱レンズ
を使用するが、凸の円柱レンズの1枚又は2枚を凹の円
柱レンズに換えることができる(周知のように実施例の
ものとは円柱レンズの交差角と生成される乱視度数との
関係等若干異なる。また、乱視発生つまみの回転と連動
させて2枚の凸の円柱レンズ(またはレチクル等)を光
軸方向に移動し、円柱レンズによる球面効果を打ち消す
機構(歯車とカムと組み合わせれば容易にできる)を設
けると一層便利となるが、他方機構が複雑になる等の欠
点もある。このように、本実施例は種々の変容が可能で
あるが、これらも技術思想を同一にする限りにおいて、
本発明に含まれるものである。
【0017】
【発明の効果】本発明のレンズメ−タによれば、スクリ
−ン又はレチクルの中心とタ−ゲット像の位置合わせを
容易にするとともに、印点を正確に施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の接眼式レンズメ−タの光学系配置図
である。
【図2】タ−ゲットの正面図である。
【図3】2つの円柱レンズの位置関係を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ランプ 2 コンデンサレンズ 3 タ−ゲット 4 コリメ−ティングレンズ 5 レンズ受台 6 被検レンズ 7a,7b 円柱レンズ 8 対物レンズ 9 レチクル 10 接眼レンズ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定用ターゲット光を眼鏡レンズに投影
    し、眼鏡レンズを透過した後に形成される測定用ターゲ
    ット像を観察することによって、被検レンズの屈折力を
    測定するレンズメータにおいて、測定された被検レンズ
    の円柱軸を示すために印点を施す印点装置と、測定者の
    観察面であるスクリーン又はレチクルと前記測定用ター
    ゲットとの間に配置された、度数の絶対値が等しい2枚
    のシリンドルカルレンズと、2枚のシリンドルカルレン
    ズの軸を同一方向に同量回転させる第1の軸回転部と、
    2枚のシリンドルカルレンズの軸を反対方向に同量回転
    させる第2の軸回転部と、を備えることを特徴とするレ
    ンズメータ。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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