JP3033729U

JP3033729U - 脱着可能ホルダー付きケース

Info

Publication number: JP3033729U
Application number: JP1995009367U
Authority: JP
Inventors: 正行石塚
Original assignee: 江南ゴム株式会社
Priority date: 1995-07-31
Filing date: 1995-07-31
Publication date: 1997-02-07
Anticipated expiration: 2001-07-31

Abstract

(57)【要約】【目的】いままでに、料金所等での貨幣及びカードの
取出しから、支払い及びカード、領収書の受け取り収納
までかかっていた時間を大幅に短縮することのできる脱
着可能ホルダー付きケースを提供する。【構成】図１の脱着する側のケースとを図２の脱着さ
れる側のホルダーと組合せた脱着可能ホルダー付きケー
ス。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、オートバイにより料金所を通貨する際、速やかに料金の支払いが出来る脱着可能ホルダー付きケースに関するものである。

【０００２】この考案は、上記の分野に限らず、料金、カード等の支払い、提示を必要とする施設等でも速やかに行なう事の出来る脱着可能ホルダー付きケースに関するものである。

【０００３】

【従来の技術】

従来、オートバイに乗る人は、料金所における料金の支払いを硬貨ホルダーを利用したり、燃料タンクにツーリングバックを装着したり、いったんオートバイから降りて支払うべきものを取出してから料金所まで出向き支払ったり、各個人の工夫が最良の方法と考えられている。しかし、必ず手袋を取ってから行動を起こすために非常に時間がかかっていた。

【０００４】従来、貨幣及びカード等は財布、カードケースなどをバックやポケットの中に入れ、支払い、提示の際に所有者本人がその中から取出し支払い提示を行なっていた。その方法は、冬場など手袋をしていたり、手がかじかんでいたり、また、普段の時でも障害者やそれに準ずる人や小さな子供などが行なうと時間がかかっていた。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

この考案は、これまでに貨幣の支払いやカードの提示等に時間がかかるという欠点を除くために考案されたもので、ワンタッチで脱着できるホルダーとケースを組合せたものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】この考案の中にあるバンド型、リング型、クリップ型ホルダーについては、ホルダーの幅をケースの幅より小さくすることによりホルダーとケースとに段差を付け、分厚い手袋をしていたとしても時間をかけずに脱着しやすく組合せたものである。

【０００７】この考案の中にあるマグネット型ホルダーについては、人の持っている脱着に必要な力より小さい磁力しか持っていないマグネットラバーを使用することにより時間をかけずに脱着しやすく組合せたものである。

【０００８】この考案により、従来、所有者本人が、バック内部及び衣服の内部ポケット等から財布及びケース等を取出し、更にその中から貨幣及びカード等を取出してから支払い、提示し、その後、領収書等を受け取り、それを財布及びケース等の内部に入れ、また、バック内部及び衣服内部ポケット等に戻すという一連の動作の内、バックや体の外部等に装着したケースの脱着動作は所有者本人が行い、貨幣及びカードの取出しから領収書等をケース内部に入れるまでの中間動作をその第三者によって行なえるようにした脱着可能ホルダー付きケースである。

【０００９】

【作用】

この考案は、オートバイに乗る人の料金所における手袋を取ってから財布、ケース等を取出し、続いてその財布及びケース等の中から貨幣及びカード等の取出し、支払い、提示、そして、領収書及びカード等の受け取り、それを財布及びケース等への収納、更に、財布及びケース等の本体のバック及びポケット等への収納、そして、最後に手袋をするまでの一連の動作の内、内容物を入れたケースをワンタッチで脱着ができることにより、ケースの受け渡しが簡単に行なえるようにしたため、ケースの中からの貨幣及びカード等の取出しから支払い、提示、収納までの中間動作を第三者の手により行なってもらうことができ、それまでの一連の動作のほとんどを省略することできる。更に、手袋をしたままでも片手一本で料金所における動作が可能となり、従来、数分かかることもある動作を１０秒以内で行なえる。

【００１０】この考案は、障害者及びそれに準ずる人や、小さな子供でも料金の支払いやカードの提示はオートバイに乗る人と同じように、財布及びケース等をバッグ内部や衣服内部のポケットから取出してから、その財布及びケース等の中から貨幣及びカード等の支払い、提示等を行い、そして、領収書及びカード等を受け取り、更に、その領収書及びカード等を財布及びケース等に収納し、最後に、その財布及びケース等をバック及び衣服内部のボケットに収納する一連の動作の内、財布及びケース等の取出しから、領収書及びカード等の受け取り収納までの中間動作を省略できることにより、従来かかっていた時間の半分以上を短縮できる。

【００１１】

【実施例】

図面を参照してこの考案の実施例について説明をする。図１は高周波熱線及び熱溶養溝等により表側を３枚大きさの違うのシート２、３を溶着し段つきのポケットを作り、表側センター付近より上部に狭い幅で額縁形にマジックテープ１を貼りつけ、更に、裏側全面にマジックテーブ１を貼りつけたられているケース。

【００１２】図３は図１のタイプの裏側にポケットがつけられているケース。

【００１３】図５は図１のタイプを横開き形にして、左右に同じ構造が形成されているケース。

【００１４】図７は図１、３、５を取り付けるためのホルダーで、マグネット４の裏側全面にマジックテープ１を貼りつけ形成されている。

【００１５】図８は図１、３、５を取り付けるためのホルダーで、リング状のバンド５の表側の一部にマジックテープ１を貼りつけ形成されている。

【００１６】図９は図１、３、５を取り付けるためのホルダーで、リボン状のバンド５の両端にマジックテープ１を貼りつけ、更に、バンドの中央部にもマジックテープ１を貼りつけ形成されている。

【００１７】図１０は図１、３、５を取り付けるためのホルダーで、クリップ６のものの表側にマジックテープ１を貼りつけ形成されている。

【００１８】この実施例の場合、図１、３、５と図８、９、１０とを自由に組合せることができ、体のあらゆる場所に自由に装着が可能となる。

【００１９】この実施例の場合、図１、３、５と図７とを組合せることができ、オートバイ等の乗り物の内、磁力の効く所すべての部分に装着が可能となる。

【００２０】なお、以上の実施例において、ケース内側の段を２段、裏側に１段のボケットを付けたものを例示したが、このケースの段は必要に応じて増減することができる。

【００２１】さらに、以上の実施例において、ホルダーのクリップ６のものについて、マジックテープ１が貼りつけることのできる面があれば、図１０の形にこだわらずに自由に形状をかえることができる。

【００２２】

【考案の効果】

この考案によると、オートバイに乗る人の料金所での動作のほとんどを省略できろことにより、それまでに数分かかることのあった料金所での貨幣支払いからカードの提示、領収書及びカードの受け取り時間が１０秒以内という大幅な時間短縮ができる脱着可能ホルダー付きケースとなる。

【００２３】そして、後続する４輪自動車にも、待つというわずらわしさを解消することができ、意識的にオートバイの後をさけて料金所にはいることもなくなる効果を生む脱着可能ホルダー付きケースとなる。

【００２４】また、請求項２記載のものと、請求項３記載のものは、これまで、高速道路に入る際の高速券を貨幣及びカード等と別々に収納していたのを、ひとつのケースに収納できることにより、さらに高速道路の出口においても、いっしょに受け渡しができ、いままでの料金所における動作にかかる時間を短縮できるケースとなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１はこの考案に係る脱着可能ホルダー付きケ
ースのケース部分の一実施例の平面図である

【図２】図２はその側面図である。

【図３】図３はこの考案に係る脱着可能ホルダー付きケ
ースのケース部分の他の実施例の平面図である。

【図４】図４はその側面図である。

【図５】図５はこの考案に係る脱着可能ホルダー付きケ
ースのケース部分の他の実施例の平面図である。

【図５】図６はその側面図である。

【図６】図６はその斜視図である。

【図７】図７はこの考案に係る脱着可能ホルダー付きケ
ースのホルダー部分の一実施例の側面図である。

【図８】図８はこの考案に係る脱着可能ホルダー付きケ
ースのホルダー部分の他の実施例の側面図である。

【図９】図９はこの考案に係る脱着可能ホルダー付きケ
ースのホルダー部分の他の実施例の側面図である。

【図１０】図１０はこの考案に係る脱着可能ホルダー付
きケースのホルダー部分の他の実施例の側面図である。

【図１１】図１１はこの考案に係る脱着可能ホルダー付
きケースのホルダーとケースを組み立てた場合の実施例
の斜視図である。

【符号の説明】

１マジックテープ２色付きシート３中が見えるシート４マグネット５バンド６クリップ

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【手続補正書】

【提出日】平成８年１月８日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項１

【補正方法】変更

【補正内容】

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】図面の簡単な説明

【補正方法】変更

【補正内容】

【図面の簡単な説明】

【図１】図１はこの考案に係る脱着可能ホルダー付きケ
ースのケース部分の一実施例の平面図である。

【図２】図２はその側面図である。

【図４】図４はその側面図である。

【図６】図６はその斜視図である。

【図１１】図１１はこの考案に係る脱着可能ホルダー付
きケースのホルダーとケースを組み立てた場合の実施例
の斜視図である。 ─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成８年７月２２日

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】図面の簡単な説明

【補正方法】変更

【補正内容】

【図面の簡単な説明】

【図２】図２はその側面図である。

【図４】図４はその側面図である。

【図６】図６はその斜視図である。

【符号の説明】１面ファスナー２色付きシート３中が見えるシート４マグネット５バンド６クリップ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】マグネット、マジックテープ（登録商
標）、クリップ等によりワンタッチで脱着可能な構造を
持った脱着可能ホルダー付きケース。
【請求項２】ケースポケットを入れる物の種類と数に
より、内側及び外側に１段、２段と増やしてゆく脱着可
能ホルダー付きケース。
【請求項３】縦折り込み形、横折り込み形等、加工可
能な形状の脱着可能ホルダー付きケース。