JP3033669U - スリッパ - Google Patents

スリッパ

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JP3033669U
JP3033669U JP1996007826U JP782696U JP3033669U JP 3033669 U JP3033669 U JP 3033669U JP 1996007826 U JP1996007826 U JP 1996007826U JP 782696 U JP782696 U JP 782696U JP 3033669 U JP3033669 U JP 3033669U
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JP
Japan
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foot
core plate
bottom plate
footrest
slipper
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JP1996007826U
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English (en)
Inventor
丈夫 鈴木
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丈夫 鈴木
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 前後の双方向から履くことができるスリッパ
の提供。 【解決手段】 底板部1の長さ方向両側に各々足入れ部
2を設けてスリッパSを構成する。底板部1は、2枚の
芯板材11、12と、それぞれに被覆した被覆用シート
材13、14とからなる。各足入れ部2は、若干先細り
となり、かつ先端が閉じたアーケード型であり、各々そ
の内側が開口部21、21となるように向きを定めると
ともに、折り返した全下端部を、底板部1の上部の芯板
材12と下部の芯板材11の貼着の際に、それらの間に
挿入し、同時に貼着固定する。各足入れ部2の開口部2
1の縁部22には帯状のバネ材3を配する。バネ材3の
両端部は、それぞれ底板部1の上方の芯板材12と下部
の芯板材11の貼着の際に、それらの間に挿入し、同時
に固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、家庭又は種々の事務所あるいは種々の施設等で室内履きとして使用 されているスリッパに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
スリッパは室内履きとして従来より用いられているが、一般的なそれは足の平 面形状に対応させた底板部に、その長さ方向の一側から内方に向かって開口する 足入れ部を配した構成のものである。底板部には、その足入れ部と反対側に高さ を若干高めた踵部が構成してあるのが普通である。 また上記底板部は、弾力性を有し又は有しない複数枚の芯板材を組合せ、それ らにそれぞれ布又は塩化ビニール等の被覆を施して構成したものである。足入れ 部は、つま先部が開口したものもあるが、多くのそれは先細りのアーケード型で 、先端が閉じた形状である。
【0003】 当然ながら、このスリッパを履く場合は、その足入れ部の先端側を前方に向け 、その後部の開口部側から足を入れて使用するものであり、逆向きに置いてあっ た場合には、上記のように、足入れ部の先端側を前方に向けるように、該スリッ パを置き直した上で履くことになるものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
以上のように、従来のスリッパは、前後の向きがあるので、逆向きに置いてあ れば、それを置き直さなければ履くことができない。このことは、一般健常者に とっては問題となることは少ないが、若干厄介ではあるには違いない。更に身体 の動作が自由ではない老人や身体障害者にとっては、その動作の不自由度や障害 の態様等により、身体を前に折ってスリッパの向きを変えるという一見簡単な動 作がかなり困難な場合もある。
【0005】 本考案は、以上のような従来のスリッパの問題、即ち、前後の方向性があるた め、逆向きに置いてあった場合には、履くに際して、その向きを変えなければな らない問題、逆に云えば、脱ぐ際に履くときのことを考慮して向きを逆転させて おかなければならない問題を解決することを解決の課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
しかして本考案は、足を載せる底板部の長さ方向両側に、各々足入れ用の開口 部を内方に向けて開口した足入れ部を構成したスリッパである。
【0007】 上記スリッパの底板部や足入れ部を構成する材質は既存のそれと同様である。 種々の材質の布材や塩化ビニルその他の既存の材料を自由に用いることができる 。後述するように、このスリッパは、つま先側をいずれかの足入れ部に装入し、 かつ他方を踵側で踏み潰して履くものであるから、踏み潰される側の足入れ部が 踵の位置する部位に必要な厚みを確保することとなるので、前記底板部には踵部 のために厚みを増す構成を付す必要はない。
【0008】 しかしてこのスリッパを履く場合は、長さ方向の両側に配してある一方の足入 れ部にその開口部から足を装入し、他方の足入れ部を踵側で踏み潰すようにする ことにより、これを容易に履くことができる。足の装入はつま先側から行なうの は云うまでもない。このとき、踏み潰した他方の足入れ部が踵の下に位置し、底 板部の該当部位の厚みを増したのと同様となり、履き心地も良好なものとなる。
【0009】 このスリッパを脱ぐ場合は、他の一般のスリッパと同様に、足入れ部から足を 抜けば良い。このとき、再度履くときのために脱いだスリッパの向きを逆転させ ておく必要はない。即ち、足入れ部が長さ方向の両側にあり、いずれからも足を 装入することができるからである。
【0010】 したがって、このスリッパは、長さ方向を人の出入り又は移動方向と平行に向 けて置いておくこととすれば、これを履く際にその向きを変える等の動作が不要 となり、非常に便利である。身体に不具合があり、スリッパの向きの変更動作が 困難な場合などには極めて好都合である。
【0011】 ところで以上の本考案に於いて、 前記足入れ部の開口部の縁付近に、外力が加わらない限り開口部を開いた状態 に保持するバネ部材を配する構成とすることができ、このように構成した場合に は、スリッパを履いている状態で潰れていた踵側の足入れ部が、脱ぐと同時にバ ネ材の弾力により立上り、足入れ部の開口部を文字通り開口状態に直ちに復帰さ せることになり、再度、履く場合に、手で開口部を開く等の必要が全くない。
【0012】 なお前記バネ部材として帯状バネ材やピアノ線等を用いることができるが、い ずれの場合でも同様の作用効果を得られる。バネ部材としてはこれ以外のものを 用いても差し支えない。材質としてもプラスチック類等を用いても良いことは云 うまでもない。 また特に前記バネ部材を用いなくても足入れ部を構成する材質に弾力性を有す るものを用いれば、同様の作用効果を得ることもできる。
【0013】 更に前記足入れ部の縁部付近の内外面を小摩擦係数の滑面に構成し、前記底板 部の上面を上記足入れ部の縁部付近の内外面より大摩擦係数の滑面に構成するこ とができ、このように構成した場合は、一方の足入れ部への足の装入又は抜き出 しが滑らかに行なえることとなり好都合である。
【0014】 上記各滑面は、例えば、足入れ部を構成する材質によっては、その部位に塗装 を施すことによって構成したり、他の適当な摩擦係数のシート類を貼着すること によって構成したりすることができる。勿論その他の技法によって適当な摩擦係 数の滑面を構成することも差し支えない。
【0015】
【考案の実施の形態】
以下、考案の実施の形態を一実施例に基づいて添付図面を参照しつつ詳細に説 明する。 図1及び図2は本考案の一実施例を示しており、図1は、一実施例のスリッパ の平面図、図2は図1のA−A線断面図である。
【0016】 図1及び図2に示すように、このスリッパSは、その底板部1の長さ方向両側 に各々足入れ部2を設けたものである。 上記底板部1は、この実施例では、2枚の芯板材11、12と、それぞれに被 覆した被覆用シート材13、14とからなっている。下部の芯板材11は被覆用 シート材13でその下面が被覆してあり、その上に、上面を被覆用シート材14 で被覆した芯板材12が貼着してある。前記下部の芯板材11を被覆する被覆用 シート材13の周辺縁部は該芯板材11の周辺部で上方に折り返し、前記上部の 芯板材12を被覆する被覆用シート材14の周辺縁部は該芯板材12の周辺部で 下方に折り返し、芯板材11、12の相互の貼着面に折り込んで同時に貼着する 。 なお各芯板材11、12は、底板部1を形作り、かつ足をそれに載せた際の適 度な弾力性等を確保するためのものである。
【0017】 前記各足入れ部2は、図1及び図2に示すように、各々その内側を開口部21 、21とするように向きを定める。その形状は既存のそれと同様であり、より詳 しく述べれば、各足入れ部2は、若干先細りとなり、かつ先端が閉じたアーケー ド型である。そしてその全下端部は内側に折り返し、かつそれらの折り返し部を 、前記底板部1の上部の芯板材12と下部の芯板材11の貼着の際に、それらの 間に挿入し、同時に貼着固定するものである。
【0018】 なお上記各足入れ部2は、その開口部21の縁部22を内側に折り返し、その 中に生じた空間に帯状のバネ材3を挿入する。これらのバネ材3、3の両端部は 、それぞれ前記底板部1の上方の芯板材12と下部の芯板材11の貼着の際に、 それらの間に挿入し、同時に固定する。
【0019】 この実施例では、足入れ部2、2は布材で構成し、底板部1の上部の芯板材1 2を被覆する被覆用シート材14を適切な摩擦係数の滑面をなす布材で構成した 。また両足入れ部2、2に於ける開口部21、21の縁部22、22の内外面に は塗装を施して、該部位を前記被覆用シート材14の摩擦係数より小さな摩擦係 数の滑面に構成した。
【0020】 しかしてこの実施例のスリッパSを履く場合は、当該のスリッパSの長さ方向 を履こうとする人の進行方向と平行になるように配置しておくこととする。これ がこのスリッパSを履く場合の最低限の条件である。 こうした上で、底板部1の長さ方向の両側に配してある足入れ部2、2の内、 前方のそれに、その開口部21から足を装入し、後方の足入れ部2を足の踵側で 踏み潰すようにすることにより、これを容易に履くことができる。足の装入はつ ま先側から行なう。このとき、踏み潰した後方の足入れ部2が踵の下に位置し、 底板部1の該当部位、即ち、踵部の厚みを適切に増したのと同様となり、履き心 地も良好なものとなる。
【0021】 このスリッパSを脱ぐ場合は、他の一般のスリッパと同様に、足入れ部2から 足を抜けば良い。このとき、再度履くときのために脱いだスリッパSの向きを逆 転させておく必要はない。即ち、足入れ部2が底板部1の長さ方向の両側に配し てあり、いずれからも足を装入することができるからである。 なお、以上に於いて、両足入れ部2、2の各開口部21の縁部22の内外面に は、塗装を施して該部位を前記のような摩擦係数の小さな滑面に構成してあるの で、前記足入れ部2への足の装入又は抜き出しを滑らかに行なえるものである。
【0022】 なおまた前記各足入れ部2には、その開口部21の縁部22を内側に折り返し 、その中に生じた空間に帯状のバネ材3を挿入してあるので、前記のように、ス リッパSの前方の足入れ部2から足を抜いた場合、踵で踏み潰されていた後方の 足入れ部2は、その縁部22のバネ材3の作用により立上り、こちらの足入れ部 2の開口部21への足の挿入にも支障を生じない状態になるものである。。
【0023】 したがって、スリッパSを、その長さ方向が人の出入り又は移動方向に平行に なるように置いておけば、これを履く際には向きを変える等の動作が不要となり 、非常に便利である。身体に不具合があり、スリッパの向きの変更動作が困難な 場合などには、極めて好都合である。
【0024】
【考案の効果】
したがって本考案のスリッパによれば、その長さ方向の一方側の足入れ部に開 口部から足を装入し、他方側の足入れ部を踵で踏み潰すようにすることにより、 これを容易に履くことができる。このとき、踏み潰した他方側の足入れ部が踵の 下に位置し、底板部の該当部位の厚みを増したのと同様の結果となり、履き心地 も良好なものとなる。
【0025】 このスリッパを脱ぐ場合は、他の一般のスリッパと同様に、足入れ部から足を 抜くだけで良い。足入れ部が長さ方向の両側にあり、いずれからも足を装入する ことができるので、再度履くときのために脱いだスリッパの向きを逆転させてお く必要はない。 したがって、スリッパの長さ方向を人の出入り又は移動方向に合わせて置いて おけば、これを履く際には向きを変える等の動作が不要となり、非常に便利であ る。身体に不具合があり、スリッパの向きの変更動作が困難な場合などには極め て好都合である。
【0026】 ところで以上に於いて、 足入れ部の開口部の縁付近に、外力が加わらない限り開口部を開いた状態に保 持するバネ部材を配した場合には、本考案のスリッパを履いている状態で潰れて いた踵側の足入れ部が、脱ぐと同時にバネ部材の弾力により立上り、足入れ部の 開口部を文字通り開口状態に直ちに復帰させることになり、再度履く場合に開口 部を何らかの手段で開く等の必要が全くない。
【0027】 また前記足入れ部の縁部付近の内外面を小摩擦係数の滑面に構成し、前記底板 部の上面を上記足入れ部の縁部付近の内外面より大摩擦係数の滑面に構成した場 合は、一方の足入れ部への足の装入又は抜き出しが滑らかに行なえることとなり 好都合である。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例のスリッパの平面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【符号の説明】
1 底板部 11、12 芯板材 13、14 被覆用シート材 2 足入れ部 21 開口部 22 縁部 3 バネ材 S スリッパ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 足を載せる底板部の長さ方向両側に、各
    々足入れ用の開口部を内方に向けて開口した足入れ部を
    構成したスリッパ。
  2. 【請求項2】 前記足入れ部の開口部の縁付近に、外力
    が加わらない限り開口部を開いた状態に保持するバネ部
    材を配した請求項1のスリッパ。
  3. 【請求項3】 前記足入れ部の縁部付近の内外面を小摩
    擦係数の滑面に構成し、前記底板部の上面を上記足入れ
    部の縁部付近の内外面より大摩擦係数の滑面に構成した
    請求項1又は2のスリッパ。
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