JP3032428U - 気化用器具 - Google Patents

気化用器具

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JP3032428U
JP3032428U JP1996006336U JP633696U JP3032428U JP 3032428 U JP3032428 U JP 3032428U JP 1996006336 U JP1996006336 U JP 1996006336U JP 633696 U JP633696 U JP 633696U JP 3032428 U JP3032428 U JP 3032428U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全性を高めかつ器具としてのディスプレー
性を付加させた芳香剤等の気化用器具 【解決手段】 気化用器具本体1の上部には気化容器5
がフランジ部5bを本体1の上端に係止するようにして
配置され、かつ同本体1の下部には電球3を有する電球
スタンド2が収納配置される。気化用容器5には水が張
られ、かつこの水に芳香剤が滴下される。電球3が点灯
されることにより電球3の熱により気化用容器5内の水
は加熱され、この熱により滴下された芳香剤は気化す
る。また電球3の光は灯窓の役目をする開口1aから漏
れだし、気化用器具全体のディスプレー性を高める。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は芳香剤や消臭剤、或いは除菌剤や、特定の種類の動物を近づけないよ うにする忌避剤等の液体を大気中に気化拡散するために用いる気化拡散用の器具 に関する。
【0002】
【従来の技術】
家庭で所望の芳香を漂わせる等、比較的狭い空間で使用することを目的として 、蝋燭等を加熱手段として用いることにより芳香剤を拡散させる器具が従来から 使用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述の器具は、通常筒体を成す器具本体上端に容器が設けられ、かつこの筒体 の底部には蝋燭が配置される構成となっている。使用に当たっては上部の容器内 に水を張り、この水に所望の芳香剤(通常は液体)を滴下させる。この状態で本 体底部に蝋燭を配置して点火する。蝋燭を点火することにより上部の容器内の水 が加熱され、この加熱された水の熱により添加された芳香剤が気化するようにな っている。
【0004】 この器具は筒体底部に手を差し入れて蝋燭を立て、かつこの蝋燭に点火する必 要があること、及び次回の使用に当たっては燃え残りの蝋燭を取り出す必要があ るなど使い勝手がかなり悪く、また燃焼手段出し入れ用の開口の形成、燃焼用空 気の流入孔の形成等が必要であり、器具の構成にも制限があった。更に燃焼熱に よる加熱であるため使用時には安全性にも十分配慮する必要がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上述の問題点を解決し、器具全体を3分割し、電球を熱源として利用 することを可能とし、かつ熱源が電球である場合にはその光をディスプレーとし て利用できるようした芳香剤等の気化器具の構成に関し、気化用器具本体と、こ の本体の上端に配置される容器と、気化用器具本体底部に配置される電球スタン ド或いは燃焼手段配置スタンドの3つの部材から構成され、本体壁面には開口が 形成され、また本体底部には切り欠きが形成されることにより熱源として電球が 用いられる場合にはこれら開口はその光を外部に漏出させる作用をし、かつ蝋燭 等の燃焼手段が用いられる場合には燃焼ガスの流出作用をするよう構成したこと を特徴とする気化用器具である。
【0006】
【考案の実施の形態】
気化用器具は、陶器等により例えば略円筒形に形成された本体と、この本体上 端に係止配置される気化用容器と、本体底部に配置される電球スタンド或いは燃 焼手段配置スタンドの3つの部材からなり、電球スタンドの場合には当該スタン ドには例えば白熱球が配置される。本体下部側壁には電球スタンドに接続するコ ードが通過する切り欠きが形成されている。この切り欠きは熱源として電球を使 用せず、例えば蝋燭を使用する場合には蝋燭燃焼のための燃焼用空気採り入れ口 として機能する。
【0007】 次に気化用器具の本体側壁には1以上の開口が形成されている。この開口は本 体内に電球が収納されている場合であれば、電球の光を装置外部に漏出させて装 置全体のディスプレー性を高めることになる。また熱源が蝋燭等の燃焼手段であ る場合には燃焼ガスの排出孔として機能することになる。
【0008】 また、上部に配置される気化用容器は陶器等の他、ガラスに代表される透明体 で形成して電球の光がこの容器を介して外部に漏出するよう構成してディスプレ ー性を高めるよう構成してもよい。この場合、容器に赤、青等の特定の色、或い は複数の種類の色が混ざったように構成したり、容器底部に特定の色をしたフィ ルターやレンズを配置することにより一層ディスプレー性を高めるように構成す るようにしてもよい。
【0009】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面を参考に具体的に説明する。
【0010】 図1において、矢印1は気化用器具の本体を示す。この本体は例えば陶器等に により形成されているが、後述する電球の熱に耐えられる程度の耐熱性を有して いればその材質を問うものではなく、例えばプラスチックス等であってもよい。 図示の本体は略円筒形に形成されているが、この形状に限定されるものではなく 、後述する気化用容器や電球スタンドが収納配置できる形状であれば、例えば円 錐台形等であってもよい。
【0011】 この気化用器具本体1の壁面には1以上の開口1aが形成されている。この開 口1aは本体内に収納されている電球の光を外部に漏らす灯窓となって器具のデ ィスプレー性を高めるものであるが、加熱手段として蝋燭等の燃焼手段を用いた 場合には燃焼ガスの排出孔として機能することになる。 また符号1bは気化用器具本体1の下部端縁に形成した切り欠きであって、電 球スタンドを収納した際に当該スタンドの電源コードを通すものであるが、上記 の如く加熱手段として燃焼手段を用いた場合には当該燃焼手段に対する燃焼用空 気流入孔として機能する。
【0012】 2は電球スタンドであって、この電球スタンド2は上記気化用器具本体1内に 収納可能な大きさに形成されている。またこの電球スタンド2には電球3が取り 付けられている。4は電源コードである。なお、図示していないがこの電源コー ドにタイマーを接続して電球3に対する給電時間を予め設定できるようにするこ とも可能である。
【0013】 符号5は気化用容器であって、5aは容器本体、5bはこの容器本体5aの上 部端縁に形成されたフランジ部であり、当該フランジ部5bを気化用器具本体1 の上部端縁に係止することより、気化用容器5の本体5aが気化用器具本体1内 に収納されるようにして当該気化用容器5全体が気化用器具本体1の上部に係止 配置されるよう構成されている。
【0014】 以上の構成において、電球スタンド2を気化用器具本体1に収納する(図2参 照)。この場合電源コード4は切り欠き1bを通過するようにして電源に接続さ せる。一方気化用器具本体1の上端に配置された気化用容器5には水Wが充填さ れ、この水Wに所望の気化剤を添加する。なお、気化剤としては芳香剤の他、消 臭剤、ダニ等特定の生物に対する忌避剤等各種のものが添加可能であが、以下芳 香剤を例に説明する。
【0015】 気化用器具本体1内で点灯している電球3の熱により気化用容器5内の水は徐 々に加熱され、この熱により水に添加された芳香剤は気化し所望の芳香を発する ことになる。またこの際気化用器具の周囲を薄暗くしておけば、本体1の開口1 aから光が漏れ、気化用器具は単に芳香を発するのみでなく、ディスプレー装置 としても効果的に機能することになる。時間の経過と共に芳香剤のみでなく充填 した水も気化して減少するが、予めタイマーをセットしておけば、水が無くなり かける頃電球を自動的に消灯させる等が可能である。
【0016】 図3は本考案の別の実施例を示す。
【0017】 この実施例は気化用器具のディスプレー性をより一層高めるよう構成してある 。先ず符号6は前記気化用容器5と同じ構成を有する気化用容器であるが、この 気化用容器6はガラス等の光を透過する透光性材料により形成されている点が前 記気化用容器5と異なる。なおここで透光性の語はほぼ100パーセントの光を 透過させる所謂「透明」である場合のみでなく、所定量の光を透過させるものを 全て含む意味で使用する。
【0018】 符号7a、7bはこの気化用容器6の容器本体6aの底部に配設する色フィル タであって、例えば符号7aが赤、7bが青、或いは7aが複数の色のまだら模 様、7bが渦巻き模様等所望の色構成を有している。また符号8は底面が平坦な 凸レンズとして構成されたガラス片(以下「凸レンズ」とする)である。
【0019】 以上の構成とすることにより、気化用器具本体1内に収納された電球3の光は 透光性の気化用容器6を通過する。この際気化用容器6に所望の色フィルタを入 れておけば所望の色彩或いは模様が、例えば室内の天井面に放射されて気化用器 具のディスプレー性をより一層高めることができる。また前記色フィルタ7a、 7bに代えて、或いはこの色フィルタと共に凸レンズ8を気化用容器6内に入れ れば凸レンズ8の底面は平坦に形成されているため当該凸レンズ8は気化用容器 6の底面と一体化た凸レンズとして作用し、気化用器具の上部の所定の空間に焦 点を結ぶ。この部分に所望のものを配置しておけば気化用容器6を透過した光は このものに対するスポットライトとしても機能する。
【0020】 また、符号9は示温性顔料を塗布された示温テープである。この示温テープ9 を気化用器具本体1に貼着しておけば示温テープ9の色の変化を見ることにより 気化用器具本体1の加熱状態を知ることができる。またこのような実用目的の他 、当該示温テープに所定の文字、記号等を印刷しておき、気化用器具本体1の加 熱と共にこれらの文字、記号等が浮かび上がるようにしておけばディスプレー効 果や宣伝効果をも発揮させることができる。また示温テープを用いる代わりに、 示温塗料を気化用器具本体1に直接塗布することももとより可能である。
【0021】 以上、本考案を電球3が熱源である場合を例に説明したが、当該電球スタンド 2から電球3およびコードを取り外して蝋燭等の燃焼手段を配置する燃焼手段配 置スタンドとすれば蝋燭等、燃焼熱を利用する熱源の利用も前述の如く可能であ る。またこの場合、本願考案に係る気化用器具は3個の部材に分割されているの で燃焼手段配置スタンドに予め蝋燭を立て点火した後に気化用器具本体1を配置 することができ、使い勝手は極めて良好である。なお、蝋燭或いは灯油ランプ等 を用いた場合には気化用器具本体1の切り欠き1bが燃焼用空気流入孔、開口1 aが燃焼ガスの排出孔として機能することは前述のとおりである。
【0022】
【考案の効果】
本考案は以上具体的に示したように、気化用器具を、気化用容器と気化用器具 本体と、熱源を配置する電球スタンド或いは燃焼手段配置スタンドの3つの部材 に分割して形成したので使い勝手が極めて良好である。
【0023】 また、目的に応じて熱源を電球或いは蝋燭等の燃焼手段の何れも自由に選択で きるため、例えば電球を用いた場合には電球は大量の光を放射するため、気化用 器具本体に形成した開口或いは透光性材料により形成された気化用容器等を介し て気化用器具外部にこの放射光を効果的に漏出させ、気化用器具自体を効果的な 光ディスプレー装置として機能させることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示す気化用器具の分解
斜視図である。
【図2】図1に示す気化用器具の組立後の断面図であ
る。
【図3】本考案の第2の実施例を示す気化用器具の分解
斜視図である。
【符号の説明】
1 気化用器具本体 1a 開口(灯窓) 1b 切り欠き 2 電球スタンド 3 電球 4 電源コード 5 気化用容器 5a 容器本体 5b フランジ部 6 透光性気化用容器 6a 透光性気化用容器の本体 6b 透光性気化用容器のフランジ部 7a、7b 色フィルタ 8 凸レンズ 9 示温テープ

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気化用器具本体上部に配置される気化用
    容器内に充填される水等の加熱媒体を加熱する手段を有
    し、この加熱媒体の熱により芳香剤等の気化対象物を気
    化させるものにおいて、壁面に1以上の開口が形成され
    た気化用器具本体と、この気化用器具本体上部に係止配
    置される気化用容器と、気化用器具本体底部に配置され
    る電球スタンドとからなり、電球スタンドに設けられた
    電球が前記気化用容器内の加熱媒体を加熱するよう構成
    したことを特徴とする気化用器具。
  2. 【請求項2】 気化用容器は透光性材料により形成さ
    れ、気化用器具本体内に収納された電球の光の少なくと
    も一部がこの気化用容器を介して外部に漏出するよう構
    成したことを特徴とする請求項1記載の気化用器具。
  3. 【請求項3】 気化用容器には1以上の色フィルタ或い
    は凸レンズが収納可能に構成されたことを特徴とする請
    求項2記載の気化用器具。
  4. 【請求項4】 気化用器具本体上部に配置される気化用
    容器内に充填される水等の加熱媒体を加熱する手段を有
    し、この加熱媒体の熱により芳香剤等の気化対象物を気
    化させるものにおいて、壁面に1以上の開口が形成され
    かつ下端部に切り欠きが形成された気化用器具本体と、
    この気化用器具本体上部に係止配置される気化用容器
    と、気化用器具本体底部に配置される燃焼手段配置スタ
    ンドとから成り、燃焼手段配置スタンドに配置された燃
    焼手段により加熱媒体を加熱するよう構成したことを特
    徴とする気化用器具。
  5. 【請求項5】 気化用器具本体側壁には1以上の示温テ
    ープが貼着されていることを特徴とする請求項1乃至4
    の何れかに記載の気化用器具。
  6. 【請求項6】 気化用器具本体側壁には示温塗料が塗布
    されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに
    記載の気化用器具。
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