JP3030011U - 蓄熱式ヘアロッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者の手や、頭髪に負担をかけないできれ
いなパーマネントウェーブを形成できるようにする。 【解決手段】 ヘアロッド１の内壁に、発熱体２と蓄熱
コンデンサー３を装着する。低電圧の電流を電極４に数
秒間通電する。加熱された発熱体２から発生した熱エネ
ルギーを蓄熱コンデンサー３に蓄熱し、急激な温度上昇
を抑え、その後、自然放熱させることにより、４０℃〜
５０℃の温度を数分間持続させる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、美容、理容において、パーマネントウェーブなどに使用するヘア カーラーのロッド、蓄熱するヘアロッドに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来から良好な頭髪のパーマネントウェーブを作るために、加温した物を使用 したり、ヒーターを内蔵した物などが多用されている。これらの従来の物は、美 容師や理容師など使用者の手に熱かったり、また電源コードが邪魔であるなどの 欠点があった。

【０００３】

【考案が解決しょうとする課題】

この考案は、これらの欠点を除去し、使用者の手や、頭髪に負担をかけないで きれいなパーマネントウェーブを形成できるようにしたヘアロッドに関する考案 である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

このため請求項１の考案では、コードレスにすることで、頭髪にセット後、数 秒の短時間通電で加温が可能になり、良好なパーマネントウェーブが形成できる よう、また安価に実施できるようにしたヘアロッドである。

【０００５】

【考案の実施の形態】

図１〜図３に基づいて、この考案の実施の形態を説明する。

【０００６】 低圧の電流を発熱体２に数秒通電することで、その熱エネルギーを周囲の蓄熱 コンデンサー３に吸収させ、発熱体の急激な温度上昇を抑え、その後、吸収した 熱エネルギーを自然放熱させることで、４０℃〜５０℃前後の適温を数分間持続 させるものである。

【０００７】 電源は、トランス５により低電圧とし、ヘアロッド１を接続することで電流が 流れる。ＣＴ変成器６に誘起した電圧でリレー７が作動し、タイマー８が駆動す る。数秒後タイムアップすることで回路は開き、発熱体２への通電は終了し、回 路は元の状態に復帰する。

【０００８】 この動作を繰り返すことで、次々とヘアロッドを加温し、良好なヘアウェーブ を作ることができる。

【０００９】

【考案の効果】

このように本考案は、頭髪にセットした後、通電するのみでよいから、安価に 実施することができるなど、実用効果が大きいものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案装置ヘアロッドの形態を示す断面図であ
る。

【図２】発熱体、蓄熱コンデンサーの組み合わされた要
部の部分的斜視図である。

【図３】電源回路を示す回路図である。

【符合の説明】

１ ヘアロッド ２ 発熱体 ３ 蓄熱コンデンサー ４ 電極 ５ 電源トランス ６ ＣＴ変成器 ７ リレー ８ タイマー ９ 接触電極 １０ 平滑コンデンサー １１ ダイオード

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ロッドの内壁に、発熱体と蓄熱コンデン
   サーを装着し、その両端に電極を付したヘアロッドに、
   電源装置より低電圧の電流を数秒間通電することで、発
   熱体を急速加熱し、その熱エネルギーを蓄熱コンデンサ
   ーに蓄熱させて、急激な温度上昇を抑え、その後、蓄積
   させた熱エネルギーを自然放熱させることで、４０℃〜
   ５０℃の温度を数分間持続させることを特徴としたヘア
   ロッドの構造。