JP3029121U - 腕 輪 - Google Patents

腕 輪

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JP3029121U
JP3029121U JP1996001932U JP193296U JP3029121U JP 3029121 U JP3029121 U JP 3029121U JP 1996001932 U JP1996001932 U JP 1996001932U JP 193296 U JP193296 U JP 193296U JP 3029121 U JP3029121 U JP 3029121U
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富彦 粕谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者に敬遠されず常に装着され易く、その
結果、特に夜間における事故防止に有効な腕輪を提供す
る。 【解決手段】 腕輪1は腕輪本体2とその腕輪本体2の
外周面に設けられる光反射層3とを備えている。腕輪本
体2は平板状基板10から構成されており、この平板状
基板10は、その両端11,11間に所定幅Wの挿入用
間隔を持つよう略C字状に曲げ形成されている。一方、
光反射層3は、軟質の合成樹脂製のシート状反射材30
の一方の面30aに設けられており、反対の面30bが
平板状基板10の外周の凹部12にはめられ、両者が接
着剤等で固着されている。このように構成された腕輪1
は、略C字状に曲げ形成された平板状基板10の両端1
1,11間に所定幅Wの挿入用間隔があるので、その挿
入用間隔の部分から例えば手首等を挿入して装着するこ
とができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、腕の周りに装着して使用する腕輪であって、特に夜間の交通事故等 の防止に役立つ腕輪に関する。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
従来、特に夜間の交通事故等の防止を目的として、例えば実開平1−8418 0号公報に開示されているように、発光体を備えた装身具が提案されている。こ れは発光ダイオードを用いているので電池等が必要となり、電池切れ等の場合に は効果が出ない。したがって、使用者において配慮しなければいけなくなるが、 例えば交通弱者としての歩行者の中でも特に配慮が必要な学童年齢や年配の者に 対して上記電池切れの場合の適切な対応を確実に期待するのは難しい。
【0003】 一方、こうした電池等が不要なものとしては、例えば実開平4−40814号 公報に開示されているように、蛍光塗料を塗布した傘が提案されている。しかし がら、これは降雨時あるいは雨上がりの際には効果を発揮するが、傘を携帯する 必要のない場合には適していない。
【0004】 交通事故防止用の装着物は、対象者である歩行者、特に上述した学童年齢や年 配の者が外出時には常に装着していて初めてその効果が期待される。そのため、 傘のように特定の時期にしか携帯しないものではなく、常に身につけるものが好 ましい。そしてまた、装着者に敬遠されないことは非常に重要である。つまり、 例えば学童年齢においては学校への登下校時にヘルメット等を装着することが義 務付けられていることがあるが、この場合は学校において管理できない場合が問 題となる。つまり、特に夕方や夜間の事故防止を念頭におくと、就学時間帯でな いためヘルメット等の装着を義務付けることは困難である。また、年配者に対し てヘルメット等を装着することを期待することは現実的に困難である。
【0005】 そこで本考案は、使用者に敬遠されず常に装着され易く、その結果、特に夜間 における事故防止に有効な腕輪を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段、考案の実施の形態及び考案の効果】
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の考案は、腕の周りに装着 するため、金属製の平板状基板を、その両端間に所定幅の挿入用間隔を持つよう 略C字状に曲げて形成した腕輪本体と、その腕輪本体の外周に合成樹脂製のシー ト状反射材を固定して光反射層を設けられたものであることを特徴とする腕輪で ある。
【0007】 本考案の腕輪は、手首をはじめとして肘に近い下腕部あるいは上腕部に装着す ることができるが、腕輪本体の外周面に光反射層が設けられているので、例えば 走行車両からのヘッドライトによって反射する。したがって、例えば学童年齢や 年配の者のようにいわゆる交通弱者がこの腕輪を装着すれば、車両の運転者に対 する歩行者の存在を好適にアピールすることができる。特に、身体の中で最も動 きのある腕に装着することで、より車両運転者の注意を引き付けることができる ので交通事故防止の面で好ましい。その点では、手首付近に装着すると最も動き があるので、好ましいと言える。
【0008】 また、腕輪であるので物理的にも心理的にも簡単に装着できる点でも好ましい 。つまり、例えば蛍光塗料を塗ったヘルメット等を装着すれば確かに事故防止の 面で効果はあるが、外出する場合に常に装着することを期待するのは難しい。そ の点、腕輪であれば特に敬遠されることなく装着してもらえ、また装飾用ブレス レット等においてファッション的な面でも装着することが普通に受け入れられて いるので、学童年齢の者だけでなく年配者に対しても敬遠されることが少ない。 このような交通安全用の装着物は、外出に常に装着されていて初めてその効果が 期待されるので、装着者に敬遠されないことは非常に重要である。金属としては 例えば銅等を用いることができるが、金属ブレスレットは装飾用として愛用され ることが多く、積極的に装着しようと思わせる点で好ましいと言える。
【0009】 そして、腕輪本体は、腕の周りに装着するため、金属製の平板状基板を、その 両端間に所定幅の挿入用間隔を持つよう略C字状に曲げて形成したものである。 略C字状に曲げ形成された平板状基板の両端間に所定幅の挿入用間隔があるので 、その挿入用間隔の部分から例えば手首等を挿入して装着することができ、装着 が非常に簡単である。これは、外出する場合に常に装着することを期待する点で 特に好ましいと言える。
【0010】 また、腕輪本体は、外周部に前記シート状反射材を配置させるための凹部が形 成されるよう前記平板状基板をプレス成形して製作することが考えられる。この ような凹部を設けないで平面上に単にシート状反射材を接着した場合には、その シート状反射材の角部が露出し、装着している間に剥がれ易くなるが、凹部があ ると、シート状反射材をその凹部内に収納して角部が露出しないようにでき、剥 がれ難くなる。
【0011】 そして、光反射層は、平板状基板の外周に合成樹脂製のシート状反射材を接着 等によって固定させて設けてあるので、合成樹脂製のシート状反射材を別個制作 しておいて接着する作業だけ行えばよい。 また、上述したように、略C字状に曲げ形成された平板状基板の両端間の挿入 用間隔部分から手首等を挿入して装着することとなるが、必要に応じてその挿入 用間隔を少し広げて手首等を挿入することも考えられる。その広げる変形作用が 弾性変形内であれば元の形に戻るが、そうでない場合には元の形に戻す必要があ る。これは、利用者が手で簡単にできるが、このような弾性変形外の変形がある ことを考慮すると、元の形に簡単に戻せるように腕輪本体の所定部分を、他の部 分よりも弾性限度を大きくしておくことも好ましい。例えば、ある部分だけを2 重にしたり、厚くしたりすればよい。ある部分とは、例えば略C字状に曲げ形成 された平板状基板の挿入用間隔とは反対側の中央部分の所定範囲あるいは半周分 といった範囲である。なお、挿入用間隔を広げる場合に相対的に大きな力が加わ る分散した所定位置の弾性限度を大きくしておいてもよい。
【0012】 また、前記腕輪本体は金属製であるので、露出した金属部分にはクロームメッ キが施しておくことも考えられる。これは、いわゆる金属アレルギー等を考慮し たものである。なお、クロームメッキが一般的ではあるが、例えば金等を加えて 金メッキの風合いを出しながら金属アレルギー等を考慮したクロームメッキの効 果も持たすようにすれば、利用者にとって装着したいと思うファッション性を向 上させながら金属アレルギー対策もできるという利点がある。
【0013】 なお、上述したクロームメッキ等であっても金属アレルギーの心配がある利用 者をさらに考慮するならば、腕輪本体の少なくとも腕に当接する内周部分を例え ば皮等の非金属体で被うことも考えられる。また、非金属体として吸湿体を用い れば汗等を吸い取ることができるため、快適な装着感が得られ、特に夏場の暑い 時期には有効である。この場合、腕輪本体を被う非金属体は装着・取り外しが自 由にできるようにしておくと好ましい。
【0014】 上述した腕輪では、金属製の平板状基板を略C字状に曲げ形成して腕輪本体を 構成していたが、請求項6に示すように、可撓性を有し、腕に少なくとも1周巻 き付けた状態で保持するための保持部材を備えている腕輪本体と、その腕輪本体 の外周に合成樹脂製のシート状反射材を固定して光反射層を設けられたものであ ることを特徴とする腕輪であってもよい。この場合の可撓性を満たす形状は、腕 時計や装飾用ブレスレット等において実現されているように多種考えられる。例 えば、自分自身は可撓性がほとんどない半円弧状の部材を丁番等で接続し両端に 止め具を設けたものや、皮ベルトのように部材自体が任意の箇所で可撓性を持つ もの、さらにはチェーン式ベルトのように可撓性のない部材を複数チェーン接続 することによって全体として可撓性を持たせたもの等、いろいろ考えられる。
【0015】 そして、このように可撓性を持たせた場合には、光反射層は、腕輪本体の外周 面において、複数の合成樹脂製のシート状反射材が所定間隔で腕周り方向へ直列 に配置されて設けることが考えられる。これは、可撓性がある場合には、装着す る前の状態は略平板状で、装着すると略円周状に形状が変化する場合が多いため 、光反射層もその形状変化に対応し易いように、複数のシート状反射材を所定間 隔で腕周り方向へ直列に配置したのである。
【0016】 なお、この場合の保持部材としては、腕時計や装飾用ブレスレット等において 種々実現されている止め具等が援用でき、さらには面ファスナーのようなもので もよい。 一方、請求項8に示すように、腕輪本体は、伸縮自在な第1のバンド部と伸縮 性の少ない第2のバンド部とが交互につながれて構成され、第1のバンド部の伸 縮性によって前記腕を周囲から把持可能とされると共に、光反射層は、第2のバ ンド部の外周面に合成樹脂製のシート状反射材を設けたものとしてもよい。
【0017】 これは、第1のバンド部としてスポーツ時によく使用するリストバンドあるい はサポーターのようなものを使用しており、指先から通して手首等に装着するこ ととなる。この場合は、第1のバンド部が伸縮自在なので、腕輪本体の径を広げ て指先からこぶしの部分を通せば、手首等に簡単に装着することができる。また 、第2のバンド部には合成樹脂製のシート状反射材が着けられているが、第2の バンド部は伸縮性が少ないので問題がない。
【0018】
【実施例】
以下、本考案の腕輪の好適な実施例について、図面に基づいて説明する。 [第1実施例] 第1実施例の腕輪1を図1を参照して説明する。図1(A)は、腕輪1の全体 構成を示す概略斜視図、図1(B)は、腕輪1の構成する部材毎に分解した状態 を示す斜視図である。
【0019】 本第1実施例の腕輪1は、図1(A)に示すように腕輪本体2とその腕輪本体 2の外周面に設けられる光反射層3とを備えている。腕輪本体2は、図1(A) ,(B)に示すように平板状基板10から構成されているのであるが、この平板 状基板10は、その両端11,11間に所定幅Wの挿入用間隔を持つよう略C字 状に曲げ形成されている。
【0020】 なお、この所定幅Wは、例えば想定される装着者の手首の厚さ等を考慮して設 定され、また略C字状に曲げ形成された平板状基板10の大きさも装着者の手首 周り等を考慮して設定される。その場合、例えばS,M,Lサイズといったよう に、複数のサイズを設定してもよい。さらに、略C字状に曲げ形成する場合には 、真円の一部が切り欠かれたような円弧状に形成してもよいし、手首等の形状を 考慮して楕円の一部(長円部側)が切り欠かれたような円弧状に形成してもよい 。あるいはそれ以外の略C字状でもよい。
【0021】 そして、平板状基板10の外周には、シート状反射材30の幅及び厚さに対応 させた凹部12が形成されているのであるが、これはプレス加工によって内周側 に突出させて形成したものであり、その結果、内周側に突出部20が存在する。 一方、光反射層3は、軟質の合成樹脂製のシート状反射材30の一方の面30 aに設けられており、反対の面30bは接着面である。そして、上記平板状基板 10の外周の凹部12に、シート状反射材30の接着面30bをはめ、両者を接 着剤等で固着させると、図1(A)に示すように平板状基板10の外周面に光反 射層3が位置することとなる。
【0022】 また、この光反射層3としては、蛍光染料を合成樹脂に練りこんだものやガラ スビーズを用いたもの、ミクロ直角プリズムを用いたもの等が考えられる。さら に、それらの外側を軟質透明の合成樹脂層で被膜してもよい。なお、光を反射し た場合のそれを視認する側(後述する走行車両の運転者等)に対するアピール度 合を考慮すると、例えば色としては金色や銀色あるいは黄色の蛍光色等とするこ とが好ましく、また、ガラスビーズやミクロ直角プリズムを用いて光反射角の変 化や色彩の変化を付けることが好ましい。
【0023】 このように構成された第1実施例の腕輪1は、略C字状に曲げ形成された平板 状基板10の両端11,11間に所定幅Wの挿入用間隔があるので、その挿入用 間隔の部分から例えば手首等を挿入して装着することができる。そのため、装着 が非常に簡単である。なお、例えば平板状基板10の所定幅Wの挿入用間隔部分 を多少広げて手首等を挿入した場合でも、弾性変形内の変形であれば元の略C字 状に自動的に復帰する。そして、その弾性変形外の変形であっても、装着した後 で手等によって簡単に元の形状に戻すことができる。また、光反射層3は、平板 状基板10の外周に合成樹脂製のシート状反射材30を接着させて設けてあるの で、合成樹脂製のシート状反射材30を別個制作しておいて接着する作業だけ行 えばよい。
【0024】 そして、本腕輪1は手首、肘に近い下腕部あるいは上腕部に装着することがで きるが、腕輪本体2の外周面に光反射層3が設けられているので、例えば走行車 両からのヘッドライトによって反射する。したがって、歩行者、特に学童年齢や 年配の者がこの腕輪1を装着すれば、車両の運転者に対する歩行者の存在を好適 にアピールすることができる。特に、身体の中で最も動きのある腕に装着するこ とで、より車両運転者の注意を引き付けることができるので交通事故防止の面で 好ましい。
【0025】 また、腕輪1であるので簡単に装着できる点でも好ましい。つまり、例えば蛍 光塗料を塗ったヘルメット等を装着すれば確かに事故防止の面で効果はあるが、 外出する場合に常に装着することを期待するのは難しい。その点、腕輪1であれ ば特に敬遠されることなく装着してもらえ、また装飾用ブレスレット等において ファッション的な面でも装着することが普通に受け入れられているので、学童年 齢の者だけでなく年配者に対しても敬遠されることが少ない。このような交通安 全用の装着物は、外出に常に装着されていて初めてその効果が期待されるので、 装着者に敬遠されないことは非常に重要である。
【0026】 なお、本第1実施例における平板状基板10は銅製であり、銅を用いたことに よる周知の効果はそのままでありながら、その表面はクロームメッキによる仕上 げされているので、金属アレルギー等の対策にもなる。 なお、平板状基板10としては、銅以外の金属を用いてもよい。また表面の仕 上げもクロームメッキが一般的ではあるが、例えば金等を加えて金メッキの風合 いを出しながら金属アレルギー等を考慮したクロームメッキの効果も持たすよう にすれば、利用者にとって装着したいと思うファッション性を向上させながら金 属アレルギー対策もできるという利点がある。
【0027】 そしてさらに、上述したクロームメッキ等であっても金属アレルギーの心配が ある利用者を考慮するならば、腕輪本体10の少なくとも腕に当接する内周部分 を例えば皮等の非金属体で被うことも考えられる。また、非金属体として吸湿体 を用いれば汗等を吸い取ることができるため、快適な装着感が得られ、特に夏場 の暑い時期には有効である。この場合、腕輪本体を被う非金属体は装着・取り外 しが自由にできるようにしておくと好ましい。
【0028】 また、上述したように、平板状基板10の所定幅Wの挿入用間隔部分を多少広 げて手首等を挿入した場合、弾性変形外の変形であっても、装着した後で手等に よって簡単に元の形状に戻すことができるが、このような弾性変形外の変形があ ることを考慮すると、元の形に簡単に戻せるように平板状基板10の所定部分を 、他の部分よりも弾性限度を大きくしておくことも好ましい。例えば、ある部分 だけを2重にしたり、厚くしたりすればよい。ある部分とは、例えば略C字状に 曲げ形成されている上記実施例の平板状基板10であれば、その挿入用間隔Wの 形成される両端11,11とは反対側の中央部分の所定範囲、あるいはその中央 部分を中心とした半周分といった範囲である。なお、挿入用間隔Wを広げる場合 に相対的に大きな力が加わる分散した所定位置の弾性限度を大きくしておいても よい。 [第2実施例] 次に、第2実施例の腕輪51を図2を参照して説明する。図2(A)は、腕輪 51の全体構成を示す概略斜視図、図2(B)は、腕輪51の装着時の状態を示 す斜視図である。
【0029】 第2実施例の腕輪51は、腕輪本体52が可撓性を有しており、その腕輪本体 52を腕に少なくとも1周巻き付けた状態で保持するための保持部材として、腕 輪本体52の両端部にそれぞれ面ファスナーの鍵状部55と輪状部56を備えて いる。この場合の腕輪本体52は例えば皮やビニール、布等を用いて構成するこ とができる。そして、この場合も腕輪本体52の外周面には光反射層53が設け られており、上記第1実施例と同様に合成樹脂製のシート状反射材54が用いら れているが、複数のシート状反射材54が、所定間隔Cを空けて腕周り方向へ直 列に配置されている。これは、腕輪本体52に可撓性があるため、腕に装着する 前の状態は図2(A)に示すように延ばした状態となり、装着すると図2(B) に示すように環状に形状が変化するため、光反射層53もその形状変化に対応し 易いように、複数のシート状反射材54を所定間隔Cで腕周り方向へ直列に配置 したのである。
【0030】 このように構成された第2実施例の腕輪51は、腕輪本体52を腕に巻き付け て面ファスナーの鍵状部55を輪状部56に当接させると両者が係合し、環状に された腕輪51は腕から外れなくなる。そのため、装着が非常に簡単である。ま た、面ファスナーの場合には鍵状部55の一部が輪状部56の一部と係合してい ればよいので、装着する腕の太さに対応できる。また、手首だけでなく、上腕部 や下腕部の肘寄りの部分などに装着する場合でも、それらの太さの違いに対応で きる。
【0031】 そして本第2実施例の腕輪51においても、腕輪本体52の外周面に光反射層 3が設けられているので、走行車両からのヘッドライト等によって反射し、歩行 者がこの腕輪51を装着すれば、車両の運転者に対する歩行者の存在を好適にア ピールすることができる。また、身体の中で最も動きのある腕に装着することで 、より車両運転者の注意を引き付けることができる点や腕輪51であるので簡単 に装着できる点等による効果は上記第1実施例と同様である。
【0032】 なお、本第2実施例では保持部材としては鍵状部55と輪状部56からなる面 ファスナーを採用しているが、腕時計や装飾用ブレスレット等において種々実現 されている止め具等が援用できる。 また、本第2実施例では、腕輪本体52が可撓性を持ち、腕に巻き付けるよう に装着できることが特徴であるが、このような可撓性を満たす形状としては第2 実施例以外にもある。つまり、腕時計や装飾用ブレスレット等において実現され ているように、自分自身は可撓性がほとんどない半円弧状の部材を丁番等で接続 し両端に止め具を設けたものや、チェーン式ベルトのように可撓性のない部材を 複数チェーン接続することによって全体として可撓性を持たせたもの等、いろい ろ考えられる。
【0033】 以上、本考案の2つの実施例について説明したが、本考案の要旨の範囲を越え ない限り種々の実施ができる。 例えば、腕輪本体を、例えばゴムを織り込んで伸縮自在にした第1のバンド部 と伸縮性の少ない第2のバンド部とを交互につないで構成し、第1のバンド部の 伸縮性によって腕を周囲から把持可能とし、光反射層は、第2のバンド部の外周 面に合成樹脂製のシート状反射材を着けて構成してもよい。第1のバンド部はス ポーツをする場合によく用いられているいわゆるリストバンドやサポーター等の ようなものであり、指先から通して手首等に装着することとなる。この場合は、 第1のバンド部が伸縮自在なので、腕輪本体の径を広げて指先からこぶしの部分 を通せば、手首等に簡単に装着することができる。また、第2のバンド部には合 成樹脂製のシート状反射材が着けられているが、第2のバンド部は伸縮性が少な いので問題がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の腕輪を示しており、(A)は腕
輪の全体構成を示す概略斜視図、(B)は腕輪の構成す
る部材毎に分解した状態を示す斜視図である。
【図2】 第2実施例の腕輪を示しており、(A)は腕
輪の全体構成を示す概略斜視図、(B)は腕輪の装着時
の状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,51…腕輪 2,52…腕輪本体 3,53…光反射層 10…平板状基板 11…両端 12…凹部 20…突出部 30,54…シート状反射材 55…鍵状部 56…輪状部

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 腕の周りに装着するため、金属製の平板
    状基板を、その両端間に所定幅の挿入用間隔を持つよう
    略C字状に曲げて形成した腕輪本体と、 その腕輪本体の外周に合成樹脂製のシート状反射材を固
    定して光反射層を設けられたものであることを特徴とす
    る腕輪。
  2. 【請求項2】 前記腕輪本体は、外周部に前記シート状
    反射材を配置させるための凹部が形成されるよう前記平
    板状基板をプレス成形したものであることを特徴とする
    請求項1に記載の腕輪。
  3. 【請求項3】 前記腕輪本体の所定部分は、他の部分よ
    りも弾性限度が大きくされていることを特徴とする請求
    項1に記載の腕輪。
  4. 【請求項4】 前記腕輪本体の露出した金属部分にはク
    ロームメッキが施されていることを特徴とする請求項1
    〜3に記載の腕輪。
  5. 【請求項5】 前記腕輪本体の少なくとも腕に当接する
    内周部分は、非金属体で被われていることを特徴とする
    請求項1〜4に記載の腕輪。
  6. 【請求項6】 可撓性を有し、腕に少なくとも1周巻き
    付けた状態で保持するための保持部材を備えている腕輪
    本体と、 その腕輪本体の外周に合成樹脂製のシート状反射材を固
    定して光反射層を設けられたものであることを特徴とす
    る腕輪。
  7. 【請求項7】 前記光反射層は、前記腕輪本体の外周面
    において、複数の合成樹脂製のシート状反射材が所定間
    隔で腕周り方向へ直列に配置されて設けられたものであ
    ることを特徴とする請求項6に記載の腕輪。
  8. 【請求項8】 前記腕輪本体は、伸縮自在な第1のバン
    ド部と伸縮性の少ない第2のバンド部とが交互につなが
    れて構成され、前記第1のバンド部の伸縮性によって前
    記腕を周囲から把持可能とされると共に、 前記光反射層は、前記第2のバンド部の外周面に合成樹
    脂製のシート状反射材を設けたものであることを特徴と
    する請求項6に記載の腕輪。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102488365A (zh) * 2011-11-30 2012-06-13 曾祥军 一种拍拍圈手表
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