JP3028505U

JP3028505U - 語学発音練習教材

Info

Publication number: JP3028505U
Application number: JP1996002059U
Authority: JP
Inventors: 加代谷口
Original assignee: 有限会社リージェンツ・アカデミー
Priority date: 1996-02-28
Filing date: 1996-02-28
Publication date: 1996-09-03
Anticipated expiration: 2002-02-28

Abstract

(57)【要約】【課題】安価で手軽に使える発音練習教材を提供す
る。【解決手段】窓１０を開けた長方形のハンドル１２の
端にピン１４で円盤１６を回転できるように止める。英
単語の頭に出てくる発音［ｒ］を練習するためのもので
は、「ｒ」の文字ではじまる８個の英単語の綴りを、そ
れぞれ語頭の共通文字「ｒ」を除いたかたちで円盤１６
に表示し、語頭の共通文字「ｒ」はハンドル１２に表示
する。これら、語頭の「ｒ」を欠いた８個の綴り２０
は、円盤１６を回したときに窓１０から次々と表われる
ように、相互に一定の角度を設けて円盤１６の半径方向
に表示する。円盤１０の裏には、各単語の発音記号、日
本語の意味を、また、ハンドルの裏には当該発音の説明
をそれぞれ記載しておく。さらにいくつかの発音につい
ても同様の器具を作る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、英語等の外国語の発音を修得するための教材に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の発音練習教材としては、サウンドテープ、ビデオテープ、コンパクトディスク等があるが高価であり、再生するのにプレーヤーが必要であり、どこでも手軽に使えるわけではない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この考案は、もっと安価に提供でき、しかも、手軽に使える発音練習教材を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この考案の発音練習教材は、窓をあけたハンドルに円盤を回転自在に取り付けける。円盤上の、窓を通して見える位置に、語頭または語尾に共通の文字を有する複数の単語の綴りを、共通文字を除いた形で表示する。共通文字はハンドルに表示する。

【０００５】

【作用】

円盤を回すと、ハンドルに記載した共通文字と円盤に記載した綴りが組み合わさって複数の単語ができる。このように、円盤を回すことで現れる単語を繰り返し発音して、共通文字の部分の発音を練習する。

【０００６】

【実施例】

この考案の教材を図面に基づいて説明する。図１に示すように、窓１０を開けた長方形のハンドル１２の端にピン１４で円盤１６を回転できるように止める。ハンドル１２および円盤１６は、いずれも厚紙、プラスチック板等で形成することができる。

【０００７】図１に記載したものは、英単語の頭に出てくる発音［ｒ］を練習するためのものである。「ｒ」の文字ではじまる８個の英単語、「ｒｏｓｅ」、「ｒｉｓｅ」、「ｒｉｎｇ」、「ｒｅｄ」、「ｒｏａｄ」、「ｒａｄｉｏ」、「ｒｅａｌｌｙ」、「ｒｉｇｈｔ」の綴りを、それぞれ語頭の共通文字「ｒ」を除いたかたちで円盤１６に表示し、語頭の共通文字「ｒ」はハンドル１２に表示する。これら、語頭の「ｒ」を欠いた８個の綴り２０は、円盤１６を回したときに窓１０から次々と表われるように、相互に一定の角度を設けて円盤１６の半径方向に表示する。

【０００８】図２に示すように、円盤１０の裏には、各単語の発音記号２２、日本語の意味２４を、また、ハンドルの裏には当該発音の説明２６をそれぞれ記載しておく。図示するように説明には、唇や舌の様子を示すイラストを加えると一層分りやすい。

【０００９】図３は、語尾［ｎｔ］の発音［ｎｔ］を学習するためのものであり、円盤を回すと、「ｈｉｎｔ」、「ｐｌａｎｔ」、「ｃｏｕｎｔ」、「ｐｒｅｚｅｎｔ」、「ｓｅｎｔ」、「ａｕｎｔ」、「ｄｏｎ’ｔ」、「ｗａｎｔ」の８個の単語ができるようになっている。このように、語尾に共通部がある場合は、図１のものとハンドルの向きが逆になる。

【００１０】さらにいくつかの発音についても同様の器具を作る。この実施例では、図４に示す２０通りのもので１セットになっている。図１に示す器具は図４のIの部分、図３の器具は図４のIII部分に該当する。

【００１１】使用するときは、ハンドル１２を持ち、反対側の手で円盤１６を回し、ハンドル１２の窓１０から単語の綴り２０の一つが覗くようにする。窓１０から覗いた綴り２０はハンドル１２に記載された文字１８と組み合わさって、一つの英単語をつくる。したがって、円盤を回していくと、合計８個の単語が次々現れるので、これらの語の発音を繰り返し練習する。このとき、必要に応じ、裏面の発音記号２２や意味２４、説明２６を参照する。

【００１２】円盤の大きさは普通に使うのであれば１０cm位が適当であるが、教師が教室生徒全員に見せるように使用する向きには、特大のものを作るとよい。この実施例は英語の場合について説明したが、この考案はフランス語、ドイツ語等、様々な外国語に応用することができる。

【００１３】

【考案の効果】

以上説明したように、この考案の語学発音練習教材は、円盤を回すと、語頭または語尾に同じ文字と発音有する単語が次々と現れるので、これらを繰り返し発音することにより、共通部の発音が身につくようになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】ある一つの語学発音練習教材の表面図であ
る。

【図２】図１の教材の裏面図である

【図３】別の語学発音練習教材の表面図である。

【図４】単語の組み合わせを表した図である。

【符号の説明】

１０窓１２ハンドル１６円盤１８共通文字２０共通文字を除いた単語の綴り

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】窓（１０）をあけたハンドル（１２）に
円盤（１６）を回転自在に取り付け、該円盤上の、該窓
を通して見える位置に、語頭または語尾に共通の文字と
発音を有する複数の単語の綴りを、該共通文字を除いた
形で表示し、該共通文字を該ハンドルに表示し、該円盤
を回すと、該ハンドルに記載した共通文字（１８）と該
円盤に記載した綴り（２０）が組み合わさって複数の単
語の綴りができるよう構成した語学発音練習教材。