JP3027113B2 - 天井格子ル−バ−の施工方法 - Google Patents

天井格子ル−バ−の施工方法

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JP3027113B2
JP3027113B2 JP7351408A JP35140895A JP3027113B2 JP 3027113 B2 JP3027113 B2 JP 3027113B2 JP 7351408 A JP7351408 A JP 7351408A JP 35140895 A JP35140895 A JP 35140895A JP 3027113 B2 JP3027113 B2 JP 3027113B2
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hole
rail
ceiling
elastic clip
grid
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義行 久次米
満 岩間
琢磨 飯田
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株式会社パイロット
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は天井照明具の光を拡
散するための天井格子ル−バ−を施工する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、天井格子ル−バ−を施工するに
は、隣合うレ−ル部材の端部どうしを重ね合わせてリベ
ット止めし、その連結したレ−ル部材を複数個天井面か
らの吊り具に一定間隔をあけて平行に取付け、それにル
−バ−部材を縦横格子状に組み合わせた格子ユニットの
両側部を係止して、天井格子ル−バ−を施工する方法が
一般的であった。
【0003】しかし、このリベット止めは施工時に職人
がリベッタ−等の特定の工具を所持することが必須条件
となるために施工性が悪く、かつ、リベット止めの連結
部分に板厚分のずれができるため、格子ユニットをレ−
ル部材に係止するのは位置調整しながらの熟練作業とな
り、誰でも簡単にできるものではなかった。
【0004】また、連結部分の重ね合わせ部分やリベッ
トは下からみて他の部分と違和感を抱かせるもので意匠
性を著しく損なっていた。しかし、リベットを使わない
ときでもその意匠性の要望から、レ−ル部材はル−バ−
部材と同じ厚みの帯状薄板を使用せざるを得ず、各ル−
バ−ユニットが差し込み係止しているため様々な応力が
かかる帯状薄板のレ−ル部材に天井格子ル−バ−の全重
量がかかるため、レ−ル部材の連結が強固でないと回転
力等で連結部が緩み、その結果、天井ル−バ−全体の緩
みやガタを引き起こしていた。そのため、天井格子ル−
バ−の施工には前述した悪さがあってもリベットを使わ
ざるを得ないのが現況であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記課題を
解決しようとするものであって、すなわち、リベット止
めを使わなくてもレ−ル部材が緩んで天井格子ル−バ−
全体が緩んだりガタついたりしない強固な組立ができる
施工方法で、その結果として、特別な工具なしに誰でも
簡単に施工でき、下からみて違和感を感じさせない意匠
性の良い天井格子ル−バ−の施工方法をその目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため天井格子ル−バ−の施工を、天井面から垂設
した保持具に一定間隔をあけて平行に取付けた複数個の
レ−ル部材に、レ−ル部材と同形状のル−バ−部材を縦
横格子状に組み合わせた格子ユニットの両側部を係止す
る天井格子ル−バ−の組立方法において、レ−ル部材の
端部に少なくとも2個の方形状の孔を端面に沿って、隣
合うレ−ル部材の端面どうしを突き当て、その突き当て
た両レ−ル部材の方形状の孔周辺部を、対向する2片と
2片間より幅広で円弧状の弾性連結部よりなる弾性連結
部と2片よりなる弾性クリップで同時に挟持するととも
に、弾性クリップの1片又は2片の両側部から内方へ突
設した少なくとも4個の弾性連結部側を自由端とした方
形状の舌片を、両レ−ル部材の各孔に係止して隣合う両
レ−ル部材を連結し、そのレ−ル部材に格子ユニットの
両端部を係止して天井格子ル−バ−を形成するような方
法とした。
【0007】
【実施の態様】本発明において、ル−バ−部材およびレ
−ル部材は同色で幅および厚さも同寸のものを使用し、
その各側縁部の上下に格子幅の間隔をあけたスリットを
設けて互いに係合させ格子ユニットを形成すると、前述
した意匠性や施工性がより好適なものとなるが、異色に
したり寸法を違えたりしても使用できる。
【0008】また、舌片は弾性連結部側を自由端とした
方形状にすると係止し易くなり強固な係止にもなる。
た、弾性クリップで舌片と対向する他方の片にレ−ル部
材の方形状の孔と同一または僅かに大きな孔を設けて、
弾性クリップの舌片をレ−ル部材の孔とともに弾性クリ
ップの孔にも同時に係止させるようにすると、より施工
し易いものとなる。
【0009】天井格子ル−バ−を組み立てるには、隣り
合うレ−ル部材の端縁どうしを突き当てて、その突き当
てた両レ−ル部材の端縁部に弾性クリップの2片を開口
側から弾性に抗して挟込むと、両側各2個計4個の
性連結部側を自由端とした方形状の舌片は弾性に抗して
外方へ変形しつつレ−ル部材上を移動し、方形状の孔の
位置にくると弾発力により復元して両側各2個計4個の
方形状の孔内に入り込み舌片と孔が係止する。こうして
隣り合うレ−ル部材は弾性クリップの挟持とともに4組
舌片と孔の係止により強固に連結される。なお、舌片
および方形状の孔は両側各3個以上計6個以上であって
もよい。
【0010】一方、レ−ル部材と同形状をなす縦横のル
−バ−部材は縦横格子状に配し、その上下のスリットを
互いに差し込み組み合わせて格子ユニットを形してお
き、前記連結したレ−ル部材を天井面より垂設してある
吊り具に一定間隔をあけて複数本平行に取付けた後、レ
−ル部材のスリットに組み合わせておいた格子ユニット
の両側部のスリットを挿入し係止して、天井格子ル−バ
−を組み立てて施工する。
【0011】
【実施例】実施例を図により説明する。図1〜図4で、
同色で幅および厚さが同寸の帯状長尺材よりなる縦のル
−バ−部材1および横のル−バ−部材2は、その上側縁
部又は下側縁部に長手方向に直交するスリット3を格子
幅のピッチで設け、スリットはル−バ−部材を互いに縦
横格子状に交叉して配したときスリットどうしが上下か
ら差し込めるような位置関係にあり、かつスリット3の
長さをル−バ−部材1,2の幅の約半分としてある。
【0012】ル−バ−部材1,2は、それを縦横格子状
に交叉して配し、その上下のスリット3,3どうしを互
いに差し込んで組み合わせると、上下面が同一面となる
縦横格子状をなす格子ユニット4が形成できる。格子ユ
ニット4はその両側に横のル−バ−2の先端部を突出さ
せ、その突出部の下縁部に前述のスリット3を設けてあ
る。
【0013】レ−ル部材5はル−バ−部材1,2と同色
で幅および厚さも同寸としてあり、その上縁部にはル−
バ−部材1,2と同寸法のスリット3’を縦の格子幅ピ
ッチで設けてある。レ−ル部材5の両端部には方形状の
孔6を各2個づつ端縁に沿って設けてある。
【0014】弾性クリップ7はル−バ−部材1,2と同
色の薄い金属板を折り曲げて断面円弧状をなす弾性連結
部8と対向する2片9,9に形成し、2片9,9はその
間隔をレ−ル部材5の厚さより小さくし、その自由端を
外方へく状に折り曲げて挿入口としてある。弾性クリッ
プ7の一方の片9の両側部には冂状の切り込みを入れ内
方へ折り曲げて、弾性連結部8側を自由端とする舌片10
を2個づつ計4個設け、弾性クリップ7の他方の片9の
舌片10の対向箇所に舌片10が挿入係止可能な孔11を4個
設けてある。舌片10は隣り合うレ−ル部材5,5を突き
当てたときそれぞれの方形状の孔6に係止できる位置関
係になるようにしてある。
【0015】本実施例の天井格子ル−バ−を組立てるに
は、隣接するレ−ル部材5,5の端縁どうしを突き当て
て、その両端縁部に弾性クリップ7を弾性に抗して上か
ら挟み込むと、舌片10は弾性に抗して外方へ変形しつつ
レ−ル部材5上を滑動し、孔6の位置にくると弾発力に
より復元して孔6内に入り孔6と他方の片9の孔11に係
止して、隣り合うレ−ル部材5,5は弾性クリップ7の
挟持、および舌片10と孔6,11の係止により強固に連結
する。
【0016】この連結したレ−ル部材5を天井面より垂
設してある吊り具(図示せず)に一定間隔をあけて平行
に取付けた後、レ−ル部材5のスリット3’に前述した
ように組み合わせた格子ユニット4の両側部のスリット
3を上から挿入して順次係止していき、天井格子ル−バ
−を組立てて形成する。
【0017】
【発明の効果】本発明により天井格子ル−バ−を施工す
ると、リベット止めを使わなくてもレ−ル部材が緩んで
天井格子ル−バ−全体が緩んだりガタついたりしない強
固な組立てができるようになった。その結果、リベッタ
等の特別な工具を必要とせず、かつ端部を重ねるために
起きる板厚分のずれもなくなるので、誰でも簡単で確実
な施工ができるようになった。また、各部材を同色にす
ると、リベットもないので下から見てほとんど違和感を
感じさせなくなり、意匠性を損なうこともない。さら
に、舌片が片方に2個以上づつ双方で係止しているた
め、弾性クリップの挟持力が弱まってもレ−ル部材の回
転を防ぐこともできるようになった。
【0018】 また、弾性クリップの舌片が弾性連結部側
を自由端とした方形状のため、レール部材への係止がし
易く、方形状の孔との係止が強固に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例で施工した天井格子ル−バ−を
示す斜視図である。
【図2】同実施例の連結部を拡大して示す斜視図であ
る。
【図3】同実施例の連結部を拡大して示す断面図であ
る。
【図4】同実施の弾性クリップの拡大斜視図である。
【図5】本発明の他の実施例で施工した天井格子ル−バ
−を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 縦のル−バ−部材 2 横のル−バ−部材 3,3’ スリット 4 格子ユニット5 レ−ル部材 6 方形状の孔 7 弾性クリップ 8 弾性連結部 9 弾性クリップの片10 舌片 11 弾性クリップの孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 9/34

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】天井面から垂設した保持具に一定間隔をあ
    けて平行に取付けた複数個のレ−ル部材に、レ−ル部材
    と同形状のル−バ−部材を縦横格子状に組み合わせた格
    子ユニットの両側部を係止する天井格子ル−バ−の組立
    方法において、レ−ル部材の端部に少なくとも2個の
    形状の孔を端面に沿って設け、隣合うレ−ル部材の端面
    どうしを突き当て、その突き当てた両レ−ル部材の方形
    状の孔周辺部を、対向する2片と2片間より幅広で円弧
    状の弾性連結部よりなる弾性クリップで同時に挟持する
    とともに、弾性クリップの1片又は2片の両側部から内
    方へ突設した少なくとも4個の弾性連結部側を自由端と
    した方形状の舌片を、両レ−ル部材の各孔に係止して隣
    合う両レ−ル部材を連結し、そのレ−ル部材に格子ユニ
    ットの両端部を係止して天井格子ル−バ−を形成する、
    天井格子ル−バ−の施工方法。
  2. 【請求項2】 弾性クリップの舌片と対向する片にレ−ル
    部材の方形状の孔と同一又は僅かに大きな孔を設けて、
    弾性クリップの舌片をレ−ル部材の方形状の孔に係止さ
    せるとともに、弾性クリップの孔にも係止させたことを
    特徴とする、請求項1記載の天井格子ル−バの施工方
    法。
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