JP3025850U - 受け台付き万力 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 六角レンチ一本で任意の厚みの受け台を作
り出すことが、出来るので作業効率が高い。 【構成】 本体（１）に取り付けてある口金（３）と
移動台（２）の内側に溝を設け、その溝の中に受け台
（４）を埋込その受け台（４）が、前後に移動出来るよ
うにしたものである。加工物の形状により、受け台の幅
が最小から作業出来るのが、この万力の特徴である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、移動台及び口金の内側に溝を設けて、溝の中に受け台を埋込、ネ ジによって受け台が前後に移動する構造をもった万力である。

【０００２】

【従来の技術】

従来から口金が平行な万力が主流である。又口金を取り外して、色々な形状の口 金を、その都度取り替えるものはあった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の万力には以下のような欠点があった。 （イ） 製品によっては、穴加工をする場合でも、切削加工をする場合でも、製 品の下に台を敷いて加工する事が多く、その度に下の台が動き能率が悪く、精度 的にも良くなかった。 （ロ） 口金を取り替えてその都度、加工することもできるが、少量多品種の加 工の場合は、口金を取り替えるのに、時間が掛かり非能率的である。 本考案は、これらの欠点を除くためになされたものである。

【０００４】

【問題を解決するための手段】

移動台（２）及び口金（３）に溝を設けて、その中を前後に移動できる受け台 （４）を設ける。ネジ（６）を回すことによって、受け台（４）が前後に移動す る。本考案は以上のような構成よりなる万力である。

【０００５】

【作用】

以上のような万力であるから、ネジ（６）を回すだけで加工する製品に見合っ た受け台に調整することが出来る。

【０００６】

【考案の効果】

本案は以上のような構成であるから、受け台（４）を手前に下げておけば、普 通万力として使用することが出来る。 薄物を加工するときには上部の受け台を使用する。 厚物の加工及び丸棒等の加工する場合には、上部受け台は元に戻し、下部受け台 を出して加工する。 ４ヶ所の受け台（４）は、ネジ（６）により加工物に合わせて設定出来るので 、受け台が外れる心配もなく、又切り屑をエアーで吹く場合でも台が動く心配も 無く作業が出来る。 それに厚みが異なる台を揃えておく必要なく、すぐ作業に掛かかれるので、加 工能率が従来の万力に比べて数倍高い。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の平面図である。

【図２】 本考案の側面図である。

【図３】 本考案の断面図である。

【符号の説明】

（１）本体 （２）移動台 （３）口金 （４）受け台 （５）ハンドル （６）ネジ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】移動台（２）及び口金（３）の内側に溝を
   設けて、その中に受け台（４）を埋込、受け台（４）を
   ネジ（６）によって前後に移動出来るようにした万力。