JP3022028U - ゴルフクラブ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のゴルフのパターとして使用されるクラ
ブは、振り子に近い方式でボールを打つ時、プレーヤー
の技術や習慣、またはフェースが不規則な形状に形成さ
れているため、パターのフェースが上がったり下がった
りする恐れや、風の抵抗の違いによりパターが左閉め右
開きになったりする恐れがある。 【解決手段】 シャフト１の下端にヘッド１２が設けら
れ、ヘッド１２は円柱状体に形成され、二つのフェース
１４は円柱状体の両側面に設けられ、二つのフェース１
４は平坦な平面に形成され、円柱状体の中心線とは直交
する垂直面になるよう構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本案は、ゴルフクラブを提供しようとするものである。 パターをする時、外部からの影響を最小限に押さえて、よりよいパターの効果 を得ることができるゴルフクラブである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種のものにあっては、下記のようなものになっている。 図５が示すように、従来のクラブは、通常ではゴルフのパターＡとして使用さ れ、この種のパターＡのヘッドＢは普通やや大きい長さの形状に形成されている 。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術で述べたものにあっては、下記のような問題点を有していた。 上述のパターＡを振り子に近い方式でボールＣを打つ時、プレーヤーの技術や 習慣、またはフェースが不規則な形状に形成されているため、パターのフェース が上がったり下がったりする恐れがあり、また、風の抵抗の違いによりパターが 左閉め右開きになり、ボールを打つ角度が偏差したり斜めになったりするため、 ボールが片側回転方式になって進行し、そのためにボールの移動距離や方向が偏 差するようになる。 本願は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、そ の目的とするところは、次のようなことのできるものを提供しようとするもので ある。 本考案のゴルフクラブは、パターに適用され、パターをする時に外部からの影 響を最小限に押さえ、よりよりパターの効果を得ることができるものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案のものは下記のようになるものである。 すなわち本願のものは、シャフト１の一端にグリップ１１が形成され、シャフ ト１の他端にはヘッド１２が設けられ、ヘッド１２は円柱状体に形成され、二つ のフェース１４は円柱状体の両側面に設けられ、二つのフェース１４は平坦な平 面に形成され、円柱状体の中心線とは直交する垂直面になるよう構成されている 。 この場合、ヘッド１２の円柱状体の直径を約６ｃｍ位に構成することができる 。

【０００５】

【考案の実施の形態】

実施例について図面を参照して説明する。 図１に示すごとく、本考案のゴルフクラブは、シャフト１の一端にはグリップ １１が形成され、また、シャフト１の他端にはヘッド１２が設けられ、ヘッド１ ２とシャフト１とは連接板１３により結合され、ヘッド１２とシャフト１の中心 線とは約１５°〜２０°の角度で形成され（図２参照）、ヘッド１２自体は円柱 状体に形成されている。その直径は約６ｃｍ位にするとよい。 また、円柱状体の二つの端面には平坦なフェース１４が設けられ、その二つの フェース１４は互いに平行するように形成され、しかも、円柱状体の中心線とは 直交する垂直面に形成されている。 図２，図３，図４に示すごとく、本考案のゴルフクラブはプレーヤーがいかな る角度から狙いを定めても、その円柱状体のヘッド１２と地面との角度θは常に 同じ４５°の角度を保っており、フェース１４は皆同じであるためプレーヤーの ミスショットは減少する。 また、ヘッド１２が円柱状体をしているため、ヘッド１２が移動する時、ただ 一つの点からなる直線の移動があるだけで、その接触の面積は最小限の程度に減 少され、しかも、その移動した直線は狙いを定めた線とは同じ直線になることが できるため、ボールを打つ時の狙いを定めた方向にすることができる。 これを流体力学的立場から言うと、本考案のフェース１４は平坦な平面に形成 されているため、全ての角度について空気の抵抗は全部同じであり、そのために パターの動きが最もスムーズになり、また、左閉め右開きという問題もなくなる 。

【０００６】

【考案の効果】

本考案は、上述の通り構成されているので次に記載する効果を奏する。 プレーヤーがクラブを置いてカップの狙いを定めやすくすることができ、また 、打ったボールの転がる時に生じた方向の誤差を減少させることができる。 しかも、この種のクラブのヘッドは円柱状体に形成されているため、プレーヤ ーが振り子の方式でボールを打つのを手助けすることができ、実にゴルフのパタ ーショットを最良の状態で行うことのできる極めて有用な考案というべきもので ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】斜視図である。

【図２】本案のものの使用状態を示す要部の正面図であ
る。

【図３】本案のものの使用状態を示す要部の正面図であ
る。

【図４】本案のものの使用状態を示す要部の正面図であ
る。

【図５】従来のものの使用状態を示す要部の正面図であ
る。

【符号の説明】

１ シャフト １１ グリップ １２ ヘッド １３ 連接板 １４ フェース

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 張 鎮南 台湾高雄縣大寮郷翁園村翁園路102號 (72)考案者 林 谷正 台湾高雄縣大樹郷九曲村九曲路645號

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 シャフト（１）の一端にグリップ（１
   １）が形成され、シャフト（１）の他端にはヘッド（１
   ２）が設けられ、ヘッド（１２）は円柱状体に形成さ
   れ、二つのフェース（１４）は円柱状体の両側面に設け
   られ、二つのフェース（１４）は平坦な平面に形成さ
   れ、円柱状体の中心線とは直交する垂直面になるよう構
   成されていることを特徴とするゴルフクラブ。
2. 【請求項２】 ヘッド（１２）の円柱状体の直径は約６
   ｃｍ位である請求項１記載のゴルフクラブ。