JP3021241U - チルトアンテナ - Google Patents
チルトアンテナInfo
- Publication number
- JP3021241U JP3021241U JP1995009445U JP944595U JP3021241U JP 3021241 U JP3021241 U JP 3021241U JP 1995009445 U JP1995009445 U JP 1995009445U JP 944595 U JP944595 U JP 944595U JP 3021241 U JP3021241 U JP 3021241U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antenna
- tilt antenna
- opposite phases
- horizontal direction
- excited
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- Expired - Lifetime
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- Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】この考案は、PHS(Personal Ha
ndy PhoneSystem)のごとく、送信出力
が例えば500mWと比較的に大出力で屋外に設置され
た基地局において、周辺の基地局からの干渉・妨害を極
力少なくするために、偶数の放射素子を垂直方向に配置
し、相対する素子を逆位相で励振して水平方向への電波
の放射を抑止するようにしたチルトアンテナを実現する
ものである。 【構成】本考案のチルトアンテナは、各放射素子に逆位
相の高周波信号を励振する。すなわち、同軸コネクター
5に加えられた高周波信号は2分岐器4で2分岐され、
給電線3a、4bを通して半波長ダイポールアンテナ2
a、2bに印加される。この時、給電線3aと3bの長
さはお互いに高周波信号の半波長相当の差があり、半波
長ダイポールアンテナ2aと2bを逆位相で励振するた
め水平方向に電波の放射しない、いわゆるヌルポイント
が生じる。
ndy PhoneSystem)のごとく、送信出力
が例えば500mWと比較的に大出力で屋外に設置され
た基地局において、周辺の基地局からの干渉・妨害を極
力少なくするために、偶数の放射素子を垂直方向に配置
し、相対する素子を逆位相で励振して水平方向への電波
の放射を抑止するようにしたチルトアンテナを実現する
ものである。 【構成】本考案のチルトアンテナは、各放射素子に逆位
相の高周波信号を励振する。すなわち、同軸コネクター
5に加えられた高周波信号は2分岐器4で2分岐され、
給電線3a、4bを通して半波長ダイポールアンテナ2
a、2bに印加される。この時、給電線3aと3bの長
さはお互いに高周波信号の半波長相当の差があり、半波
長ダイポールアンテナ2aと2bを逆位相で励振するた
め水平方向に電波の放射しない、いわゆるヌルポイント
が生じる。
Description
【0001】
この考案は、PHS(Personal Handy Phone Syst em)のごとく、送信出力が例えば500mWと比較的に大出力で屋外に設置さ れた基地局において、周辺の基地局からの干渉・妨害を極力少なくするために、 偶数の放射素子を垂直方向に配置し、相対する素子を逆位相で励振して水平方向 への電波の放射を抑止するようにしたチルトアンテナに関するものである。
【0002】
第3図は、従来の多段コーリニアアンテナの構成を示す図であり、1は取り付 け用のポール、2a、2bは半波長ダイポールアンテナ、3a、3bは給電線、 4は2分岐器、5は同軸コネクターである。 次に動作について説明する。従来の多段コーリニアアンテナは、水平方向の利 得を最大にするために各放射素子に同一位相の高周波信号を励振する。すなわち 、同軸コネクター5に加えられた高周波信号は2分岐器4で2分岐され、給電線 3a、4bを通して半波長ダイポールアンテナ2a、2bに印加される。この時 、給電線3aと3bの長さはほぼ同じであり、半波長ダイポールアンテナ2aと 2bを同一位相で励振するため水平方向に最大の指向性を有することになる。
【0003】
従来の多段コーリニアアンテナは、水平方向に最大の指向性を有するように配 置されているため、遠距離に存在する移動局との通信には非常に便利である反面 、周辺の他の基地局に対しては干渉・妨害を与え、能率的な通信が行えない欠点 があった。また、この問題を解決するためには、従来から、各放射素子への給電 回路を調整して、各放射素子への給電位相を同一位相からずらせ、水平方向から 下方へ指向性をふる、いわゆるチルトアンテナが使われていた。 しかし、従来のチルトアンテナは、指向性が下方には向くが、原理的に水平方 向の利得を小さくすることが難しく、周辺基地局への干渉・妨害を軽減する効果 が不十分であった。 この考案は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、各素子へ の励振を逆位相とし、水平方向に放射がゼロとなるようにすることによって、周 辺基地局への干渉・妨害が避けられるようにするものである。
【0004】
請求項1記載の考案は、偶数個の放射素子を逆位相で励振することを特徴とす るものである。 請求項2の考案は、当該放射素子が、半波長ダイポールアンテナであることを 特徴とするものである。 請求項3の考案は、当該放射素子が、多段モノポールアンテナであることを特 徴とするものである。 請求項4の考案は、当該放射素子が、多段同軸ダイポールアンテナであること を特徴とするものである。
【0005】
請求項1記載の考案によれば、水平方向への放射を極小に抑えることができる 。 請求項2の考案によれば、特性の良好なチルトアンテナが実現できる。 請求項3の考案によれば、特性の良好なチルトアンテナが実現できる。 請求項4の考案によれば、特性の良好なチルトアンテナが実現できる。
【0006】
以下この考案の一実施例を図について説明する。第1図において、1は取り付 け用のポール、2a、2bは半波長ダイポールアンテナ、3a、3bは給電線、 4は2分岐器、5は同軸コネクターである。 本考案では、各放射素子に逆位相の高周波信号を励振する。すなわち、同軸コ ネクター5に加えられた高周波信号は2分岐器4で2分岐され、給電線3a、4 bを通して半波長ダイポールアンテナ2a、2bに印加される。この時、給電線 3aと3bの長さはお互いに高周波信号の半波長相当の差があり、半波長ダイポ ールアンテナ2aと2bを逆位相で励振するため水平方向に電波の放射しない、 いわゆるヌルポイントが生じる
【0007】 第2図(a)は、本考案の他の実施例であり、5は同軸コネクタ、6は1波長 のダイポールアンテナ、7はマッチング回路、8は地板である。第2図(b)は 高周波電流の流れを示す。1波長ダイポールアンテナ6は、半波長ダイポールア ンテナ2段として動作し、お互いに逆位相で励振される。 かくして、非常に安価な方法で、水平方向への放射特性を極小とするチルトア ンテナが実現できる。
【0009】 以上の説明では、放射素子に半波長ダイポールアンテナ、あるいは1波長ダイ ポールアンテナを用いたが、多段モノポールアンテナあるいは多段同軸ダイポー ルアンテナを用いても同様な効果が得られる。 また、放射素子の段数は、2段のみでなく、偶数個であれば多段にすることが できる。 また、放射素子をレドームに収納することにより環境の変化に強いチルトアン テナを実現できる。
【0010】
請求項1記載の考案によれば、水平方向への電波の放射が抑圧でき、周辺の基 地局への干渉と妨害を軽減できる。 請求項2の考案によれば、安価で特性の良好なチルトアンテナが実現できる。 請求項3の考案によれば、特性の良好なチルトアンテナが実現できる。 請求項4の考案によれば、特性の良好なチルトアンテナが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【第1図】は、本考案の一実施例を示す構成図である。
【第2図】は、本考案の他の実施例を示す構成図であ
る。
る。
【第3図】は、従来の実施例を示す構成図である。
1 取り付け用ポール 2a、2b 半波長ダイポールアンテナ 3a、3b 給電線 4 2分岐器 5 同軸コネクタ 6 1波長ダイポールアンテナ 7 マッチング回路 8 地板
Claims (4)
- 【請求項1】偶数の放射素子を垂直方向に配置し、相対
する素子を逆位相で励振して水平方向への電波の放射を
抑止することを特徴とするチルトアンテナ - 【請求項2】当該放射素子が、半波長ダイポールアンテ
ナであることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
項記載のチルトアンテナ - 【請求項3】当該放射素子が、多段モノポールアンテナ
であることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
記載のチルトアンテナ - 【請求項4】当該放射素子が、多段同軸ダイポールアン
テナであることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
1項記載のチルトアンテナ
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995009445U JP3021241U (ja) | 1995-08-02 | 1995-08-02 | チルトアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995009445U JP3021241U (ja) | 1995-08-02 | 1995-08-02 | チルトアンテナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3021241U true JP3021241U (ja) | 1996-02-20 |
Family
ID=43156588
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995009445U Expired - Lifetime JP3021241U (ja) | 1995-08-02 | 1995-08-02 | チルトアンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3021241U (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11308037A (ja) * | 1998-04-20 | 1999-11-05 | Mitsubishi Electric Corp | 基地局アンテナ装置 |
KR20180128023A (ko) | 2016-03-30 | 2018-11-30 | 다테호 가가쿠 고교 가부시키가이샤 | 소둔 분리제용 산화마그네슘 및 방향성 전자강판 |
KR20180129840A (ko) | 2016-03-30 | 2018-12-05 | 다테호 가가쿠 고교 가부시키가이샤 | 소둔 분리제용 산화마그네슘 및 방향성 전자강판 |
KR20180130527A (ko) | 2016-03-30 | 2018-12-07 | 다테호 가가쿠 고교 가부시키가이샤 | 소둔 분리제용 산화마그네슘 및 방향성 전자강판 |
KR20180132722A (ko) | 2016-03-30 | 2018-12-12 | 다테호 가가쿠 고교 가부시키가이샤 | 소둔 분리제용 산화마그네슘 및 방향성 전자강판 |
-
1995
- 1995-08-02 JP JP1995009445U patent/JP3021241U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11308037A (ja) * | 1998-04-20 | 1999-11-05 | Mitsubishi Electric Corp | 基地局アンテナ装置 |
KR20180128023A (ko) | 2016-03-30 | 2018-11-30 | 다테호 가가쿠 고교 가부시키가이샤 | 소둔 분리제용 산화마그네슘 및 방향성 전자강판 |
KR20180129840A (ko) | 2016-03-30 | 2018-12-05 | 다테호 가가쿠 고교 가부시키가이샤 | 소둔 분리제용 산화마그네슘 및 방향성 전자강판 |
KR20180130527A (ko) | 2016-03-30 | 2018-12-07 | 다테호 가가쿠 고교 가부시키가이샤 | 소둔 분리제용 산화마그네슘 및 방향성 전자강판 |
KR20180132722A (ko) | 2016-03-30 | 2018-12-12 | 다테호 가가쿠 고교 가부시키가이샤 | 소둔 분리제용 산화마그네슘 및 방향성 전자강판 |
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