JP3020455U - ビールジョッキ等の容器 - Google Patents
ビールジョッキ等の容器Info
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- JP3020455U JP3020455U JP1995007154U JP715495U JP3020455U JP 3020455 U JP3020455 U JP 3020455U JP 1995007154 U JP1995007154 U JP 1995007154U JP 715495 U JP715495 U JP 715495U JP 3020455 U JP3020455 U JP 3020455U
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- beer mug
- acrylic polymer
- beer
- water
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 外観上はあたかも雪を詰めた状態のビールジ
ョッキとすることができるとともに、従来の氷に比較し
て格段に優れた蓄冷効果を発揮できるビールジョッキ等
の容器を提供する。 【構成】 水で膨潤した状態の高吸水性樹脂アクリル系
ポリマーをビールジョッキの周囲壁および底面に形成し
た空間内に入れて構成したビールジョッキでは、このビ
ールジョッキを冷蔵庫内で凍結した場合あたかも外観上
はジョッキに雪を詰めた状態のビールジョッキとするこ
とができる。また、凍結した高吸水性樹脂アクリル系ポ
リマー内の水が外気温によって融けたとしても、高吸水
性樹脂アクリル系ポリマー自身の白さによりビールジョ
ッキ内には雪が詰められた状態を維持でき、ビールを飲
む人に常に清涼感を与え続けることができる。さらに高
吸水性樹脂アクリル系ポリマーによる蓄冷効果が高いた
め、ビールの温まる時間を遅らせることができる。
ョッキとすることができるとともに、従来の氷に比較し
て格段に優れた蓄冷効果を発揮できるビールジョッキ等
の容器を提供する。 【構成】 水で膨潤した状態の高吸水性樹脂アクリル系
ポリマーをビールジョッキの周囲壁および底面に形成し
た空間内に入れて構成したビールジョッキでは、このビ
ールジョッキを冷蔵庫内で凍結した場合あたかも外観上
はジョッキに雪を詰めた状態のビールジョッキとするこ
とができる。また、凍結した高吸水性樹脂アクリル系ポ
リマー内の水が外気温によって融けたとしても、高吸水
性樹脂アクリル系ポリマー自身の白さによりビールジョ
ッキ内には雪が詰められた状態を維持でき、ビールを飲
む人に常に清涼感を与え続けることができる。さらに高
吸水性樹脂アクリル系ポリマーによる蓄冷効果が高いた
め、ビールの温まる時間を遅らせることができる。
Description
【0001】
本考案は、ビールジョッキ等の容器に関するものであり、さらに詳細には、高 吸水性樹脂アクリル系ポリマーを周囲壁、底に配置し、この高吸水性樹脂アクリ ル系ポリマーを凍結させることによって、外観上はあたかも雪を詰めた状態のビ ールジョッキとすることができるとともに優れた蓄冷効果を発揮できるビールジ ョッキ等の容器に関するものである。
【0002】
現在のビールジョッキは、ガラスを使用して形成されており、使用時には必要 に応じてジョッキそのものを冷蔵庫等で冷やすことにより内容物が温まることを 防止している。しかし、単に冷蔵庫内で冷やしたガラス製ジョッキでは蓄冷効果 が乏しく、内容物のビールがすぐに温まってしまうという不都合があった。
【0003】
このため、最近では、ビールジョッキの周囲壁および底面に空間を形成し、こ の空間内に水やエチレングリコール等の冷却媒体を密封したビールジョッキが出 現してきている。このビールジョッキは、ビールジョッキ内に密封した水を冷蔵 庫内で凍らせておくと、使用時にこの氷が融けるまで蓄冷効果を得ることができ 、内容物の温まりを防ぐことができる。しかし、このビールジョッキでは、氷の 蓄冷効果が十分でないことと合わせて周囲壁内に収納した氷が融けてくると、周 囲壁に水面が現れ、外観上あまりこのましくないという問題がある。
【0004】 そこで、本考案はビールジョッキの周囲壁および底面に空間を形成し、この空 間内に高吸水性樹脂アクリル系ポリマー収納し、この高吸水性樹脂アクリル系ポ リマーを凍結させることによって、外観上はあたかも雪を詰めた状態のビールジ ョッキとすることができるとともに、従来の氷に比較して格段に優れた蓄冷効果 を発揮できるビールジョッキ等の容器を提供することを目的とする。
【0005】
上記目的を達成するために採用した本考案の技術手段は、容器本体を形成する 周囲壁の略全面及び底面に空間を形成し、該空間内に、所定量の水と高吸水性樹 脂アクリル系ポリマーを収納したことを特徴とするビールジョッキ等の容器であ り、これを課題解決の手段とするものである。
【0006】
水で膨潤した状態の高吸水性樹脂アクリル系ポリマーをビールジョッキの周囲 壁および底面に形成した空間内に入れて構成したビールジョッキでは、このビー ルジョッキを冷蔵庫内で凍結した場合あたかも外観上はジョッキに雪を詰めた状 態のビールジョッキとすることができる。さらに凍結した高吸水性樹脂アクリル 系ポリマーによる蓄冷効果が高いため、ビールの温まる時間を遅らせることがで きる。また、凍結した高吸水性樹脂アクリル系ポリマー内の水が外気温によって 融けたとしても、高吸水性樹脂アクリル系ポリマー自身の白さによりビールジョ ッキ内には雪が詰められた状態を維持でき、ビールを飲む人に常に清涼感を与え 続けることができる。
【0007】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。 図1は本考案の実施例を示すもので、ビールジョッキの斜視図であり、図2は 図1中のA−A断面図である。 本考案のビールジョッキ1はガラスや透明な合成樹脂等を使用して従来のビー ルジョッキと同様の形状として構成されており、さらに周囲壁および底面には図 2に示すように空間2が形成されている。
【0008】 周囲壁および底面に形成した空間2内には、所定量の水と高吸水性樹脂アクリ ル系ポリマー3が収納されており、したがって空間2内は水を吸収し膨潤した状 態の高吸水性樹脂アクリル系ポリマー3によって略隙間の無い状態(凍結膨張分 の空間は確保されている)に埋めつくされている。
【0009】 ところで、前記ビールジョッキの周囲壁あるいは底面に形成した空間内に水と 高吸水性樹脂アクリル系ポリマーを入れるには、空間を成形する際に必要とした 穴や、周囲壁、底面等の適宜場所に開けた穴を利用し、この穴から水と高吸水性 樹脂アクリル系ポリマーを入れ、その後その穴を熱融着、キャップ、ネジ等によ って塞ぐとよい。また、ビールジョッキの底面を周囲壁とは別に構成し、周囲壁 に形成した空間内に水と高吸水性樹脂アクリル系ポリマーを入れた後、底面を塞 ぐことによりビールジョッキを構成することもできる。この場合、予め底面側に も空間を形成しておき、この空間内にも水や高吸水性樹脂アクリル系ポリマーを 入れておくこともできる。
【0010】 本実施例で使用する上記高吸水性樹脂アクリル系ポリマー3は、本考案の出願 人等が別途開発した公知の材料であり、基本的には粒状で、未吸水時で0.02 〜0.5mmの直径を有する架橋型アクリル酸塩系ポリマーより成っている。こ の高吸水性樹脂アクリル系ポリマーは、水分を含んでスラリー状になっても従来 のもののように互いが固着して氷塊状にならずに、それぞれが粒状を保って独立 しているので、前記高吸水性樹脂アクリル系ポリマーの粒状体が冷却されると、 充分に水分を含んだ該高吸水性樹脂アクリル系ポリマーから霜柱がその表面に成 長することになり、該霜柱があたかも雪の結晶のごとき性状を示すものである。 またビールジョッキ1を使用中に高吸水性樹脂アクリル系ポリマー粒状体表面に 成長した霜柱が融けてきても、この水は再び高吸水性樹脂アクリル系ポリマーで 吸収され、さらにこれを再び凍結すると粒状体に霜柱が形成されるとになり、繰 替えして雪の結晶状のものを再現することができる。
【0011】 したがって、上記のように水で膨潤した状態の高吸水性樹脂アクリル系ポリマ ー3を周囲壁および底面に形成した空間2内に入れて構成したビールジョッキ1 では、このビールジョッキ1を冷蔵庫内で凍結した場合あたかも外観上はジョッ キに雪を詰めた状態のビールジョッキ1とすることができる。また、凍結した高 吸水性樹脂アクリル系ポリマー3内の水が外気温によって融けたとしても、高吸 水性樹脂アクリル系ポリマー3自身の白さによりビールジョッキ1内には雪が詰 められた状態を維持でき、ビールを飲む人に常に清涼感を与え続けることができ る。さらに、凍結した状態の高吸水性樹脂アクリル系ポリマー3は蓄冷効果が高 いため、ジョッキ内に注いだビールが短時間で温まってしまうという不都合も解 消することができる。
【0012】 なお、上記実施例ではビールジョッキの周囲壁および底面に空間を形成した例 について説明したが、ビールジョッキの周囲壁や底面ばかりでなく、ビールジョ ッキの取っ手の内部にも空間を形成し、この中に水と高吸水性樹脂アクリル系ポ リマーをいれたり、あるいは、ビールジョッキに蓋を設け、この蓋の内部にも水 と高吸水性樹脂アクリル系ポリマーを収納することもでき、こうすることにより ビールジョッキの蓄冷効果を一段と増すことができる。この場合の蓋はビールジ ョッキに開閉自在に取付けた蓋ばかりでなく、ビールジョッキとは別体に形成し 着脱自在の蓋であってもよい。また、上述の実施例中、容器はビールジョッキに 限らず、種々の容器にも適用できることは当然であり、さらに本考案の精神また は主要な特徴から逸脱することなく本考案は他の色々の形で実施することができ 、そのため、前述の実施例はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈し てはならない。
【0013】
以上詳細に説明したように本考案に係る高吸水性樹脂アクリル系ポリマーを周 囲壁や底面に充填したビールジョッキでは、このビールジョッキ内の高吸水性樹 脂アクリル系ポリマーを凍結させるだけで、あたかも雪を詰めたような外観を形 成するビールジョッキを得ることができ、ビールを飲む人に清涼感を与えること ができる。また、ビールジョッキないに注いだビールは高吸水性樹脂アクリル系 ポリマーの蓄冷効果により長時間にわたって温まることがなく、いつも冷えた美 味いビールを飲むことができる。等の優れた効果を奏することができる。
【図1】本考案の実施例としてのビールジョッキの斜視
図である。
図である。
【図2】図1中のA−A断面図である。
1 ビールジョッキ 2 空間 3 高吸水性樹脂アクリル系ポリマー
Claims (4)
- 【請求項1】 容器本体を形成する周囲壁の略全面及び
底面に空間を形成し、該空間内に、所定量の水と高吸水
性樹脂アクリル系ポリマーを収納したことを特徴とする
ビールジョッキ等の容器。 - 【請求項2】 前記空間を、周囲壁の一部に形成したこ
とを特徴とする請求項1に記載のビールジョッキ等の容
器。 - 【請求項3】 容器本体を形成する周囲壁の略全面及び
底面さらには取っ手部に空間を形成し、該空間内に、所
定量の水と高吸水性樹脂アクリル系ポリマーを収納した
ことを特徴とするビールジョッキ等の容器。 - 【請求項4】 容器本体を形成する周囲壁の略全面及び
底面に空間を形成し、該空間内に、所定量の水と高吸水
性樹脂アクリル系ポリマーを収納するとともに、該容器
に蓋を設け、該蓋にも空間を形成し、この空間内に所定
量の水と高吸水性樹脂アクリル系ポリマーを収納したこ
とを特徴とするビールジョッキ等の容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995007154U JP3020455U (ja) | 1995-07-13 | 1995-07-13 | ビールジョッキ等の容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995007154U JP3020455U (ja) | 1995-07-13 | 1995-07-13 | ビールジョッキ等の容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3020455U true JP3020455U (ja) | 1996-01-23 |
Family
ID=43155831
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995007154U Expired - Lifetime JP3020455U (ja) | 1995-07-13 | 1995-07-13 | ビールジョッキ等の容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3020455U (ja) |
-
1995
- 1995-07-13 JP JP1995007154U patent/JP3020455U/ja not_active Expired - Lifetime
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