JP3019180U - 防火防熱用タンクカバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は不燃性保温性断熱材よりなるカバー
を設けて、燃料タンクを防火防災化するものであり、一
方保温効果も可能ならしめるものである。 【構成】 本考案は不燃性保温性断熱材１を寸法に従っ
て裁断し、筒型になるように縫合２して成型する。裾部
を袋閉じ状３に縫合し、内部にロープを通して４結び用
いる。。カバーの表面部に絵などのデザインを施し、周
囲環境にマッチさせる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、不燃性断熱材からなるカバーであって、燃料タンク等に被せること によって、タンクにおよぼす初期火災をふせぐ働きをする。並びに冷温物体を包 みその保温を行うものである。且つ周囲環境にあった装飾効果もある。

【０００２】

【従来の技術】

従来、家庭用燃料タンクは玄関やベランダなどに置かれる事が多く、もし火の 気やもらい火などに遭遇した場合、炎上しやすく、一旦着火するや火勢を強くす るなど非常に危険なものであるにも拘らず、防災上的確な対策がとられず、その まま放置されていることが多かった。また産業用燃料タンクも屋外設置が多く、 むき出しのままのタンクは防火防災上危険であり、みる人に非常に危険感や不安 感を与えている。また、保温については、冷温物体では、従来の保温カバーは温 度の変化が早く、エネルギーの無駄が多く、使用に際して不便な事が多かった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は前述のように、危険きわまりない燃料タンクに、カバーを被せること によって、また保温については保温性の高い保温カバーを用いることによって前 述の欠点を解消しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

不燃性断熱材を寸法に従って裁断して縫合し、飛散防止用固定部を設け、絵模 様などを施してなる防火用タンクカバーを被せる事で問題点を解決している。

【０００５】 保温については、高い断熱性と保温性のある材質のものを用いる事によって、 解決している。

【０００６】

【作用】 本考案は不燃性断熱材を用いてなる防火用タンクカバーであって、迅速にして 安全に、しかも手軽にタンクに着装できる特徴がある。その材質の不燃性から火 炎よりタンクを遮断して炎上を防ぎ、その断熱性によりタンクの温度の上昇を防 ぐ働きをする。

【０００７】 保温については、高い断熱性と保温性をもつ材質のカバーで温度が保たれる。

【０００８】

【実施例】

以下添付図面に従って実施例を説明する。不燃性断熱材１を寸法に従って裁断 し、一方の開いた状態の筒型タンクカバーになるよう縫合２することによって成 型する。カバーの裾部を袋閉じ状３に縫合し、内部にロープを通して４、飛散防 止固定用として結び用いる。周囲環境にマッチするようカバー表面部に絵など５ をデザインする。本考案の一実施例は上述のごとき構成からなるものであるから 、これを用いる時は、縫合されていない開放された方よりタンクに被せればよい 。

【０００９】 保温カバーについてのべれば、薬効ある温泉を入れたタンク６を本考案の保温 カバーで被い７、搬送するときは、目的地に到着しても尚、湯の温度が保たれ、 居ながら名湯に入ることができる。

【考案の効果】

本考案によれば、タンクに簡単にカバーを被せることで、防火防災上危険なむ きだし状態の燃料タンクを、不燃性断熱材で火炎や火の粉から遮蔽することにな り、防火防災上大いに役立つものである。また、保温保冷に本考案のカバーを使 用すれば、その用途は広く、エネルギーの節約にも貢献する。カバーに絵模様な どをデザインすることによって装飾となり、周囲環境と調和がとれる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の防火用タンクカバーの斜視図である。

【図２】本カバーの裏面開放部の斜視図である。

【図３】保温タンクに使用中の本保温カバーである。

【符号の説明】

１ 不燃性断熱布 ２ カバーの縫合 ３ 袋閉じ状の縫合 ４ ロープ ５ 絵 ６ 温泉を入れたタンク ７ 断熱性保温カバー

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】カバー裾部周囲にカバー飛散防止用固定部
   を設け、表面部に絵模様などを施した不燃性断熱材を特
   徴とするタンクの防火用カバー。 【請求効２】保温性断熱材を用い、表面部に絵模様など
   を施した冷温物体の周囲を包む保温カバー。