JP3018055U

JP3018055U - 飛行玩具

Info

Publication number: JP3018055U
Application number: JP1995005489U
Authority: JP
Inventors: 陽一山本
Original assignee: 陽一山本
Priority date: 1995-05-12
Filing date: 1995-05-12
Publication date: 1995-11-14
Anticipated expiration: 2001-05-12

Abstract

(57)【要約】【目的】飛行中における見た目がおもしろい飛行玩具
を提供することを目的とする。【構成】開口部２付近に装着されるロール７を有し、
長尺のテープ８を巻回した状態においてロール７により
取り外し可能に保持させ、テープ８の一方の端部をロー
ル７に固定している。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、野球場等における応援時に使用される飛行玩具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、野球場あるいはスポーツ大会、パーティ、コンサート等の会場において、たとえば野球場では、７回の裏の攻撃を行う直前に、応援を行う趣旨で、次のような飛行玩具が用いられている。すなわち、このものは、縦長の風船を主体とし、その下部にある開口部に通気孔を備えた吹き口が装着されてなる。

【０００３】そして、風船に空気をためて膨らませ、空中に放り出すことにより、風船にたまった空気が下方へ噴出され、飛行玩具は、空中を上昇して飛行するようになっている。

【０００４】この際、吹き口に笛の構成を付加して、飛行玩具が上昇する際に、「ピー」あるいは「ピュー」というような音をたてるように、工夫してあるものもある。このようにすれば、応援を行おうとする使用者の興趣をそそることができる。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、従来の飛行玩具では、飛行を行う際の外観は、単なる風船であるか、またはこれに若干の付加要素が付いた程度にすぎなかった。すなわち、従来の飛行玩具では、飛行中における見た目のおもしろさに欠けるという問題点があった。

【０００６】そこで本考案は、飛行中における見た目がおもしろい飛行玩具を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

本考案の飛行玩具は、開口部付近に装着される仮止め部材を有し、長尺のテープを巻回した状態において仮止め部材により取り外し可能に保持させ、テープの一方の端部を仮止め部材に固定してなる。

【０００８】

【作用】

上記構成により、飛行玩具をとばすにあたり、利用者が風船に空気を吹き込んで十分膨らませる。風船の下部を手で止めて、仮止め部材から巻回されているテープを取り外し、飛行させる。

【０００９】そうすると、テープの一方の端部は、仮止め部材に固定されているので、風船が上昇するに伴い、テープが風船に対して垂れ下がって、たなびき、あるいははためきながら、風船とともに上昇してゆく。このありさまは、あたかもほうき星が飛んでゆくようなものであって、利用者の興趣を引きつけるような外観を呈することができる。

【００１０】

【実施例】

以下、本考案の実施例について図面を参照しながら説明する。図１は、本考案の一実施例における飛行玩具の分解斜視図である。図１中、１は長細い風船であり、２は風船１に空気を吹き込むための開口部である。３は開口部２に装着される吹き口であり、吹き口３の中心部には厚さ方向に開口部２と外部を連通させるための通気孔４が開けられている。また５は吹き口３の側面に形成された溝部である。

【００１１】６は吹き口３の溝部５に外周側から着脱自在に係合できるようにＵ字状に形成されたフックである。７はフック６に連設され複数のテープ８の外周を束ねて保持するロールである。このロール７が、テープ８が巻回された状態において取り外し可能なように保持する仮止め部材に対応する。

【００１２】テープ８は、複数条設けられており、飛行をさせる前には、図１に示すように、巻回された状態にある。そして、テープ８の内側の端部は、芯９に接着されている。またテープ８の外側の端部は、ロール７の内周面に固定されている。このように、飛行させる前には、テープ８は芯９の回りに巻回され、ロール７によって外周を縛られた状態になっている。また、風船は膨らませる前は、薄いシート状となっており、本実施例の飛行玩具は、コンパクトなサイズの包装に収納して、市場に提供することができる。

【００１３】またテープ８は、たとえば全長２ｍ程度の長尺のものとし、それぞれ異なる蛍光色を付けておく。このようにすると、後述するように飛行中テープ８が延びて、たなびく際に、様々な色のテープ８が動きながら光って見えて、一層利用者の視覚に訴えて、おもしろさを増すことができる。

【００１４】次に、飛行をさせるにあたり、風船１内に空気を十分蓄えて風船１を膨らませ、図２に示すように、フック６を吹き口３の溝部５に装着する。そして図３に示すように、複数のテープ８を束ねているロール７をてのひらなどにおいて、ロール７に保持されたテープ８を親指などで押し下げて、テープ８をロール７から取り外す。なお、吹き口３は、風船１に空気を入れる前に開口部２に装着しておいてもよいし、テープ８をロール７から外した後で、風船１に空気を入れてもよい。

【００１５】そして、風船１を空中にはなすと、図４に示すように、風船１内に溜められた空気が吹き口３の通気孔４を介して外部へ排出され、もって風船１は矢印で示すように上昇する。この際、一方の端部がロール７に固定され、他方の端部が芯９に接着されているテープ８は、風船１が上昇するに伴い、ばらけるとともに延びてゆく。そして、延びた複数のテープ８が、たなびきまたは、はためきながら、風船１とともに空中を上昇してゆく。その結果、あたかもほうき星が、空中を飛んでいるような外観が呈され、利用者の興趣をおおいに引きつけることができる。

【００１６】

【考案の効果】

本考案の飛行玩具は、開口部付近に装着される仮止め部材を有し、長尺のテープを巻回した状態において仮止め部材により取り外し可能に保持させ、テープの一方の端部を仮止め部材に固定してなるので、単に風船が飛行しているだけという外観でなく、飛行中にテープが、たなびき、あるいは、はためくことで、非常におもしろい飛行姿勢を披露することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例における飛行玩具の分解斜視
図

【図２】本考案の一実施例における飛行玩具の使用状態
参考図

【図３】本考案の一実施例における飛行玩具の使用状態
参考図

【図４】本考案の一実施例における飛行玩具の使用状態
参考図

【符号の説明】

１風船２開口部３吹き口４通気孔５溝部６フック７ロール８テープ９芯

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】空気を注入して膨らませた風船の開口部か
ら空気を噴出しながら飛行する飛行玩具であって、前記開口部付近に装着される仮止め部材を有し、長尺の
テープを巻回した状態において前記仮止め部材により取
り外し可能に保持させ、前記テープの一方の端部を前記
仮止め部材に固定したことを特徴とする飛行玩具。
【請求項２】前記テープは、複数条設けられることを特
徴とする請求項１記載の飛行玩具。
【請求項３】前記複数条のテープには、それぞれ異なる
蛍光色が付けられていることを特徴とする請求項２記載
の飛行玩具。
【請求項４】前記開口部と外部とを連通させる通気孔を
備えた吹き口を、前記開口部に装着したことを特徴とす
る請求項１記載の飛行玩具。
【請求項５】前記仮止め部材は、前記テープの周囲を縛
るロールからなり、前記ロールは、前記ロールに連設し
たフックを前記吹き口に着脱自在に係合させることによ
り、前記開口部付近に装着されていることを特徴とする
請求項４記載の飛行玩具。
【請求項６】前記テープの他方の端部は、前記テープが
巻回される芯に固定されていることを特徴とする請求項
１記載の飛行玩具。