JP3016572B2 - 通信網性能評価表示システム及び方法 - Google Patents
通信網性能評価表示システム及び方法Info
- Publication number
- JP3016572B2 JP3016572B2 JP2090955A JP9095590A JP3016572B2 JP 3016572 B2 JP3016572 B2 JP 3016572B2 JP 2090955 A JP2090955 A JP 2090955A JP 9095590 A JP9095590 A JP 9095590A JP 3016572 B2 JP3016572 B2 JP 3016572B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- performance evaluation
- communication network
- scale
- evaluation
- integrated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Monitoring And Testing Of Exchanges (AREA)
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
Description
本発明は通信網性能評価表示システム及び方法、更に
詳しく言えば、電話交換機などの通信ノード及び通信ノ
ード間の通信回線から構成される通信網(ネットワー
ク)を管理するシステムにおいて、通信網の接続品質、
伝送品質、安定品質等の性能状態を評価し表示する装置
及びその方法に関する。
詳しく言えば、電話交換機などの通信ノード及び通信ノ
ード間の通信回線から構成される通信網(ネットワー
ク)を管理するシステムにおいて、通信網の接続品質、
伝送品質、安定品質等の性能状態を評価し表示する装置
及びその方法に関する。
通信網をより効率的に稼働、保守するために、通信ノ
ード及び通信回線の稼働情報を集め、その情報に基づい
てネットワークを管理する通信網管理システムが設けら
れる。この通信網管理システムの重要な機能の一つはネ
ットワークの性能即ち稼働状態を迅速に評価して、通信
網の管理を効率的に行うことである。 通信網管理システムにおける通信網性能評価、表示方
法については、アイ・イー・イー・イー、1988、ネット
ワーク オペレーションズ アンド マネージメント
シンポジュウム、(IEEE,1988,Netwok Operations an
d Management Symposium,17−1)において論じられ
ているように、回線の個別性能評価尺度ごとに通信網を
評価し、網管理システムの表示装置を表示画面に個別性
能評価尺度ごとの評価結果を独立に表、グラフ、図にし
て表示する方法が知られている。
ード及び通信回線の稼働情報を集め、その情報に基づい
てネットワークを管理する通信網管理システムが設けら
れる。この通信網管理システムの重要な機能の一つはネ
ットワークの性能即ち稼働状態を迅速に評価して、通信
網の管理を効率的に行うことである。 通信網管理システムにおける通信網性能評価、表示方
法については、アイ・イー・イー・イー、1988、ネット
ワーク オペレーションズ アンド マネージメント
シンポジュウム、(IEEE,1988,Netwok Operations an
d Management Symposium,17−1)において論じられ
ているように、回線の個別性能評価尺度ごとに通信網を
評価し、網管理システムの表示装置を表示画面に個別性
能評価尺度ごとの評価結果を独立に表、グラフ、図にし
て表示する方法が知られている。
しかしながら、上記従来知られている性能評価、表示
方法は、網管理システムのユーザが、回線交換網、蓄積
交換網と言った多種類の網で構成される通信網をまず全
体的に監視する必要があるにもかかわらず、各種網には
それぞれの網を特徴ずける伝送品質、接続品質、安定品
質に関する多種多様な個別性能評価尺度が使用されてい
る。そのため個別評価尺度各々についての性能評価結果
では、ユーザはネットワーク性能のある一面から見た性
能状態しか監視することができない。 しかしながら、実際上は、伝送品質、接続品質、安定
品質に関するよりも、回線あるいはネットワークとして
良好か否か、即ち多種多様な個別性能を統合したトータ
ルとしてのネットワークの性能状態を知りたい場合があ
る。この様な場合、上記従来知られている評価、表示方
法であは、ユーザは個別評価尺度毎の評価結果を表示画
面に呼出して個別尺度の評価結果情報をユーザ自身が整
理、統合してトータルの性能状態を把握しなくてはなら
ないため、通信網全体の性能状態を把握するまでには網
管理システムの操作が煩雑であり、又、多大な時間を必
要とするという問題があった。 本発明の目的は、通信網の性能を監視管理する網管理
システムにおいて、網管理システムのユーザに大規模ネ
ットワークの多種多様な性能関連情報を整理、統合し、
各種個別性能尺度を考慮した通信網及び回線の総合的な
性能評価結果を視認性のよい形で表示することが可能な
通信網性能評価、表示方法及びシステムを提供すること
にある。
方法は、網管理システムのユーザが、回線交換網、蓄積
交換網と言った多種類の網で構成される通信網をまず全
体的に監視する必要があるにもかかわらず、各種網には
それぞれの網を特徴ずける伝送品質、接続品質、安定品
質に関する多種多様な個別性能評価尺度が使用されてい
る。そのため個別評価尺度各々についての性能評価結果
では、ユーザはネットワーク性能のある一面から見た性
能状態しか監視することができない。 しかしながら、実際上は、伝送品質、接続品質、安定
品質に関するよりも、回線あるいはネットワークとして
良好か否か、即ち多種多様な個別性能を統合したトータ
ルとしてのネットワークの性能状態を知りたい場合があ
る。この様な場合、上記従来知られている評価、表示方
法であは、ユーザは個別評価尺度毎の評価結果を表示画
面に呼出して個別尺度の評価結果情報をユーザ自身が整
理、統合してトータルの性能状態を把握しなくてはなら
ないため、通信網全体の性能状態を把握するまでには網
管理システムの操作が煩雑であり、又、多大な時間を必
要とするという問題があった。 本発明の目的は、通信網の性能を監視管理する網管理
システムにおいて、網管理システムのユーザに大規模ネ
ットワークの多種多様な性能関連情報を整理、統合し、
各種個別性能尺度を考慮した通信網及び回線の総合的な
性能評価結果を視認性のよい形で表示することが可能な
通信網性能評価、表示方法及びシステムを提供すること
にある。
上記目的を達成するために、本発明による通信網性能
評価、表示方法は、通信ノードから伝送品質、接続品
質、安定品質に関するデータ情報を収集し、記憶手段に
格納し、前もって用意された上記接続品質、伝送品質、
安定品質に関するデータ情報を統合する統合性能評価尺
度によって通信網の総合の性能評価を信号処理手段で行
ない、上記総合の性能評価の結果を通信網を構成する通
信ノードと通信ノード間を結合する線路(回線)を表す
図形で表示する表示装置に表示する。 また、上記方法を実施するため、本発明による通信網
性能評価、表示システムは、通信網の接続品質、伝送品
質、安定品質に関するデータ情報を収集して、格納する
データ情報格納手段と、接続品質、伝送品質、安定品質
を統合した性能評価尺度を持ち、上記データ情報及び上
記統合した統合性能評価尺度によって通信網及び回線の
総合の性能評価を行なう信号処理手段と、上記統合性能
評価尺度による通信網の総合の性能評価結果を通信網を
構成する通信ノードと通信ノード間を結合する線路を表
す図形で表示する表示装置ともつ。 上記発明において、通信ノードとは交換機のほか多
重、分配装置も含む。上記総合の性能評価は各回線の伝
送品質、接続品質、安定品質それぞれの品種別の統合性
能評価、各回線の品質別の総合性能評価を総合した回線
別の統合性能評価、更に回線別の総合性能評価を複数の
回線について総合した統合性能評価を含む。 性能評価の表示装置への表示形態としては視認性を高
めるため、通信ノードと通信ノード間を結合する線路
(回線)を表す図形の線の太さ、色、図形形状等を分け
て表示内容の種別を識別するようにする。 更に、表示の実施形態として、上記複数の総合性能評
価と個別性能評価の結果を空間的または時間分離して階
層的に表示する。
評価、表示方法は、通信ノードから伝送品質、接続品
質、安定品質に関するデータ情報を収集し、記憶手段に
格納し、前もって用意された上記接続品質、伝送品質、
安定品質に関するデータ情報を統合する統合性能評価尺
度によって通信網の総合の性能評価を信号処理手段で行
ない、上記総合の性能評価の結果を通信網を構成する通
信ノードと通信ノード間を結合する線路(回線)を表す
図形で表示する表示装置に表示する。 また、上記方法を実施するため、本発明による通信網
性能評価、表示システムは、通信網の接続品質、伝送品
質、安定品質に関するデータ情報を収集して、格納する
データ情報格納手段と、接続品質、伝送品質、安定品質
を統合した性能評価尺度を持ち、上記データ情報及び上
記統合した統合性能評価尺度によって通信網及び回線の
総合の性能評価を行なう信号処理手段と、上記統合性能
評価尺度による通信網の総合の性能評価結果を通信網を
構成する通信ノードと通信ノード間を結合する線路を表
す図形で表示する表示装置ともつ。 上記発明において、通信ノードとは交換機のほか多
重、分配装置も含む。上記総合の性能評価は各回線の伝
送品質、接続品質、安定品質それぞれの品種別の統合性
能評価、各回線の品質別の総合性能評価を総合した回線
別の統合性能評価、更に回線別の総合性能評価を複数の
回線について総合した統合性能評価を含む。 性能評価の表示装置への表示形態としては視認性を高
めるため、通信ノードと通信ノード間を結合する線路
(回線)を表す図形の線の太さ、色、図形形状等を分け
て表示内容の種別を識別するようにする。 更に、表示の実施形態として、上記複数の総合性能評
価と個別性能評価の結果を空間的または時間分離して階
層的に表示する。
本発明は、従来異質の評価尺度として、個々に評価さ
れていた接続品質、伝送品質、安定品質に関する個別性
能評価尺度による性能データを統合化性能評価尺度によ
って統合することによって、通信網管理システムのユー
ザは通信網のトータルな性能動向を即座に把握すること
ができる。また、各個別評価尺度に着目した性能詳細化
情報も階層的に得ることができ、大規模ネットワークの
多種多様な性能情報を整理、統合した形で迅速かつ分か
りやすく認識することができる。
れていた接続品質、伝送品質、安定品質に関する個別性
能評価尺度による性能データを統合化性能評価尺度によ
って統合することによって、通信網管理システムのユー
ザは通信網のトータルな性能動向を即座に把握すること
ができる。また、各個別評価尺度に着目した性能詳細化
情報も階層的に得ることができ、大規模ネットワークの
多種多様な性能情報を整理、統合した形で迅速かつ分か
りやすく認識することができる。
以下、本発明の実施例について説明する。 第1図は本発明による通信網性能評価、表示システム
の1実施例の構成を示すブロック図である。網管理シス
テム101は、パケット交換網112、PBX網113等の通信網と
の性能データの通信を行う通信制御部102、性能デー
タ、画面構成情報等を格納するデータベース103、デー
タベース103より適当な性能データを取り出し一時格納
したり、解析、評価演算結果を格納するワークメモリ10
4、性能データを用いて解析、評価計算を実施する信号
処理ユニット(CPU)105、性能データ収集のスケジュー
リングや収集した性能データの解析、評価を行なう解
析、評価プログラムを格納したプログラムメモリ106、
評価結果を表示する表示装置(CRT)107、評価結果表示
に対する網管理システムユーザコマンドを入力するため
のキーボード108、マウス110、及びこれら評価結果表示
やキーボード入力を制御する画面表示制御部109、画面
の表示形態を決める画面構成パラメータ設定部111から
構成される。また、通信制御部102は、パケット交換網1
12のパケット交換機114を介して他のパケット交換機と
接続され、またPBX網113のPBX115を介して他のPBX接続
されている。 上記データベース103には、上記性能データ情報、画
面構成情報の他に、後で説明する第5図の性能設定パラ
メータテーブル、第6図の統合化性能評価結果テーブル
も格納される。 次に上記通信網性能評価、表示システムによる通信網
性能評価、表示方法の第1の実施例を図面を用いて説明
する。なお、通信網はPBX網も含むが、簡明のため、パ
ケット交換網112を対象に説明する。 第2図は網管理システム101の動作フロー図を示す。 先ず網管理システム101はプログラムメモリ106の性能
データ収集部のプログラムに基づいて、パケット交換網
112内のパケット交換機114から定期的あるいは性能閾値
到達時に監視している各性能データ情報の通知を受け、
これを通信制御部102より収集し、第4図の収集性能デ
ータテーブルを作り、データベース103にデータテーブ
ルとしてで格納する(201)。上記性能データ情報の収
集(201)に先立ち、パケット交換機114は、第3図に示
す動作処理フローで定期的に回線ビット誤り数、または
パケット紛失数、回線ダウン時間の実測値、又はパケッ
ト交換機の試験機能により測定される遅延時間等の実測
値を収集する(301)。同時に、この実測値を用いて、
取り扱っている中継回線毎(N=1〜n)について各個
別性能評価尺度、すなわち接続品質では、ダイヤル可遅
延S(N)1、自動接続遅延S(N)2、呼復旧時間S
(N)3、伝送品質ではビット誤り率D(N)1、パケ
ット網内遅延D(N)2、安定品質では不稼働率A
(N)1、パケット紛失率A(N)2を算出する(30
2)。すなわち、ダイヤル可遅延S(N)1は発呼後ダ
イヤル可信号が返るまでの時間、自動接続遅延S(N)
2は発呼要求パケット、通信可パケットを受信するまで
の時間、呼復旧時間S(N)3は切断パケット送出後、
切断確認パケットを受信するまでの時間、パケット網内
遅延D(N)2は網がパケットを受信してから端末の受
信バッファに入るまでの時間であり、収集されるタイマ
ー実測値により各々平均値を求め算出する。また、ビッ
ト誤り率D(N)1はカウンタにより実測されるビット
誤り数をもとに全伝送データ数に対する全伝送誤り数の
比として算出され、不稼働率A(N)1は回線提供サー
ビス時間とダウン時間のログ情報により全サービス時間
に対するダウン時間の割合として算出され、パケット紛
失率はカウンタにより実測されるパケット紛失数をもと
に全伝送パケット数に対する前パケット紛失数の比とし
て算出される。このようにしてパケット交換機114は個
別性能評価結果を性能データ情報として通信網管理シス
テム101へ通知する(303)。 次に上記性能データ情報を受信した網管理システム10
1の信号処理ユニット105はプログラムメモリ106にある
下述の評価式を実行する解析、評価プログラムを用い
て、収集した性能データ情報(各パケット交換機が通信
相手局間の中継回線毎に持っているS(N)i、D
(N)i、A(N)iの値)及び性能基準値、許容限度
値、各種重みをワークメモリ104に取り出し、パケット
交換機ノード間(回線)毎に統合尺度PI(N)を信号処
理ユニット105で算出することで、性能評価を実施する
(202)。 PI(N)=α{α1(S1′-S(N)1)+α2(S2′-S(N)2) +α3(S3′-S(N)3)} +β{β1(D1′-D(N)1)+β2(D2′-D(N)2)} +γ{γ1(A1′-A(N)1)+γ2(A2′-A(N)2)} 各性能評価パラメータに対する性能基準値(S1′、
S2′、S3′、D1′、D2′、A1′、A2′等)、許容限度値
(ε)、各種重みα、α1、α2、α3、β、β1、β
2、γ、γ1、γ2等)は網管理システム101の起動前
に第5図に示す性能設定パラメータテーブルとして、デ
ータベース103に格納されている。α、β、γの重みは
接続品質、伝送品質、安定品質の異質の品質を結合して
総合的に評価するためのものであり、その値は主観的に
設定されるが、次の点を考慮して他のパラメータと比較
し、相対的に値を決定する。即ち、PBXのような回線交
換網の場合は、交換方式が即時式であるため、接続品質
の評価パラメータが他に比べ重要となる。一方、パケッ
ト網のような蓄積交換網では交換方式が待時式であるた
め伝送品質の評価パラメータがより重要となること等、
網種別で重要視される品質、評価パラメータが存在す
る。算出れた評価結果は、第6図に示す統合化性能評価
結果テーブルとして、データベース103に格納されると
共に、データベース103に格納されている第7図の表示
画面構成テーブル(回線番号とその回線の画面表示座標
との対応関係を表す)との対応をとり(203)、表示装
置(CTR)107の画面上に画面表示制御部109の制御によ
り、ネットワーク図表示される(204)。 第6図において、中継回線名Liは上記式のNに対応
し、PIiは上記式のPI(N)に対応する。接続品質統合
評価結果PIci、伝送品質統合評価結果PIti、安定品質統
合評価結果PIsiは本実施例には直接的には使用されない
が他の実施例説明のために一緒に示している。、 第8図はCTR107の画面上のネットワーク図の表示形態
を示す。同図に示すようにパケット交換機を丸印のノー
ド801、通信回線をノード間の実線802で表現したネット
ワーク図上において回線の太さで、統合評価結果PIが余
裕過多の場合(PI>0)は細線803で、性能劣化の場合
(PI<0)は太線804で表示し、また各個別評価尺度に
対しては、正常範囲は緑色805で、性能基準値(Si′,
Di′,Ai′)到達の場合は黄色806で、許容限度値
(εi)到達の場合は赤色804で画面表示制御部109によ
り設定され、それぞれ色別表示する。 以上の構成、動作により、網管理システムユーザは、
パケット網の多種多様な性能情報を整理、統合した表示
画面により、通信網の統合された性能状態を一目で把握
できる。 本発明の第2の実施例として統合化尺度による性能評
価と個別性能尺度による性能評価結果を階層化表示する
実施例について説明する。なお説明の簡明のため、本実
施例及び後で説明する実施例について上記第1の実施例
のシステムと同じ構成、操作部分については説明を省
く。 まず、上記第1の実施例のシステム構成及び操作によ
って、第8図で示したを性能要約化画面(第1画面)を
表示し、第1画面上の特定の通信回線部分を網管理シス
テムの表示装置のマウス110によりピックすることで、
ピックされた画面座標から該当回線の番号をデータベー
ス106上の第7図の表示画面構成テーブルより特定し、
該当回線の個別性能評価データを第4図の収集性能デー
タテーブルを検索することにより、第9図に示す個別性
能評価結果である詳細化情報の表示画面を階層表示の第
2画面として表示装置107の画面上に画面表示制御部109
の制御により表示する。 本実施例では、網管理システムのユーザは、パケット
網112の多種多様な性能情報について第1画面で概要を
把握し、詳細な評価を見るべき通信回線を早く特定し、
第2画面でその詳細を知ることができるので、網管理シ
ステムの効率的使用ができる。 次に、本発明による方法の第3の実施例として統合化
性能評価尺度による評価結果を網種別ごとにクラス分け
表示する場合について説明する。 システム構成において、網管理システム101の管理対
象の通信網が第1図に示すようにパケット交換網112だ
けでなくPBX網113も対象範囲とする。また、同様に統合
化尺度による評価は個別評価尺度としてPBX網の性能パ
ラメータを用いた評価式により実施する。即ち、PBX網1
13の各性能品質パラメータを第5図の性能設定パラメー
タテーブルにおける「PBX網」の欄のように規程し、統
合化尺度による評価PI(N)は次の評価式により実施さ
れる。 PI(N)=η・η1(S4′-S(N)4)+θ・θ1(D3′-D(N)3) +λ・λ1(A3′-A(N)3) 各性能品質パラメータの収集については、呼損率は、
PBX側が実測した呼量を用いてアーランの損失式により
算出し、結果を網管理システムへ通知する。またビット
誤り率や不稼働率については、第1のパケット交換網の
実施例と同様である。収集した性能データは第4図の収
集性能データテーブルの形式でデータベース103に格納
する。また、表示装置107において、前記第2の実施例
の性能要約化画面(第1画面)上に各網種別詳細化画面
メニュー選択部をもうけ、マウス110によるピック個所
の座標とメニュー表示の座標との対応から選択したメニ
ューを認知する方式、またはキーボード108によるメニ
ュー番号入力により、選択したメニューを認知する方式
で各網種別に対応した複数の詳細化画面(第2画面)を
選択する。第10図は網種別クラス分け表示機能を持つ網
管理システム性能要約化画面(第1画面)を示し、第11
図は網管理システム101の第1画面から網種別毎の詳細
化画面(第2画面)への画面遷移処理フローを示してい
る。網管理システム101は性能要約化表示画面(第10
図)の画面上1101において、メニュー選択ウィンド1002
中のメニュー選択番号をユーザ入力により受信する(11
02)ことで第7図の画面構成テーブル及び第6図の統合
化性能評価結果テーブルの該当箇所を検索摘出し、該当
画面構成データ、性能評価結果データからなる指定した
網種別毎の詳細化画面1103が第9図と同様な形で表示さ
れる。 これにより、多種類の網を管理する網管理システムユ
ーザは、網種別ごとに分類された性能評価結果に着目す
ることができ、多種のネットワークが混在する場合にお
いても詳細化画面において整理した形で性能情報を提供
されることができる。 次に、本発明による方法の第4の実施例として表示画
面上において性能評価結果を表現する回線の太さや色の
指定をユーザが予め設定する場合の構成、動作を説明す
る。 第1図に示したの網管理システム101において、画面
構成パラメータ設定処理部111を設ける。第12図は表示
画面構成パラメータ設定部の処理フロー図を示している
網管理システム101は、表示装置107による性能評価結果
表示に先立ち、予め画面設定要求をユーザ入力により受
信し(1201)、第13図の形で表示画面パラメータメニュ
ー情報を表示装置107に表示し(1202)、キーボード108
又はマウス110で番号入力又はピックによって指示され
たユーザ入力を受信し、画面構成パラメータ設定処理部
111により表示画面構成パラメータを設定し(1203)、
第14図の画面構成パラメータテーブルを構成し、データ
ベース103に登録する(1204)。 これにより、統合化評価尺度、個別評価尺度の結果表
示は、データベース103を参照し、設定された太さ、色
に従った形式で表示される。 本実施例では網管理システムのユーザは、自身の好み
で性能表示画面の性能評価結果を示す色や回線の太さ等
を設定することができ、使い勝手のよいマンマシンイン
ターフェースを提供できる。 更に、本発明による通信網性能評価、表示方法の第5
の実施例として通信網全体の統合化尺度により通信網全
体としての評価を行い、結果を表示する場合について説
明する。 前記通信ノード間Nに定義した統合化尺度PI(N)に
対し、通信網全体としての性能評価尺度PITを以下のよ
うに新たに定義し、これに基づく評価及び表示を行な
う。 ここで、nはノード間の数、即ち回線の総数である。 第15図は通信網全体の統合化尺度PITによる評価結果
表示画面を示している。全体の統合化尺度PITによる評
価結果はネットワーク図1501のバックグラウンド1502の
色として色別表示する。第5図の「網トータル」の欄の
性能基準をPISとし、PIS−PIT≧0ならばバックグラウ
ンドの色を青色で、PIS−PIT<0ならば、バックグラウ
ンドの色を橙色で表示する。本実施例では、網管理シス
テムのユーザーはバックグラウンドの色を一目見ること
によって管理対象ネットワークトータルとして性能的に
問題がないか迅速に検知することができる。 本発明による通信網性能評価、表示方法の第6の実施
例として統合化性能評価尺度を接続品質、伝送品質、安
定品質ごとに定義し、これによる性能評価を表示する場
合について説明する。 本実施例では性能品質別統合化尺度として以下の評価
式を用いて評価する。 接続品質PIc(N) PIc(N)=α1(S1′-S(N)1)+α2(S2′-S(N)2) +α3(S3′-S(N)3) 伝送品質PIt(N) PIt(N)=β1(D1′-D(N)1)+β2(D2′-D(N)2) 安定品質PIs(N) PIs(N)=γ1(A1′-A(N)1)+γ2(A2′-A(N)2) ここで、評価式中に含まれる各性能評価パラメータは
第5図の性能設定パラメータテーブルで示したものと同
様である。また、表示装置107において、第2の実施例
で説明した性能要約化画面(第1画面)上に性能品質別
表示画面選択部を設け、マウスピック又はキーボード入
力によりピック箇所の座標やキーボード入力番号により
指定された性能品質を認識し、各性能品質毎に対応した
3種類の性能情報画面(第2画面)を選択する機能を設
ける。第16図は性能品質別表示による性能要約化画面を
示し、第17図は網管理システムの画面遷移処理フロー図
を示している。網管理システムは性能要約化画面1601の
表示状態において(1701)、メニュー選択ウインドウ16
02のメニュー番号をユーザ入力により受信する(1702)
ことで、前記第6図の統合化性能評価結果テーブルを検
索し、指定された性能品質毎の性能評価結果表示画面
(第1画面と同様なネットワーク図表示画面)を表示す
る(1703)。 これにより、網管理システムのユーザは品質統合の各
評価尺度による評価結果の他、これに対応して各性能品
質に着目した内訳を階層的に提示され、ネットワークの
性能状態を容易に認識できる。 以上本発明の実施例に着いて説明したが、本発明が実
施例に限定されるものでないことは明らかである。例え
ば、通信網として、交換機の場合について説明したが、
ローカル エリア ネットワーク(LAN)も本発明にお
ける通信網とすることができる。
の1実施例の構成を示すブロック図である。網管理シス
テム101は、パケット交換網112、PBX網113等の通信網と
の性能データの通信を行う通信制御部102、性能デー
タ、画面構成情報等を格納するデータベース103、デー
タベース103より適当な性能データを取り出し一時格納
したり、解析、評価演算結果を格納するワークメモリ10
4、性能データを用いて解析、評価計算を実施する信号
処理ユニット(CPU)105、性能データ収集のスケジュー
リングや収集した性能データの解析、評価を行なう解
析、評価プログラムを格納したプログラムメモリ106、
評価結果を表示する表示装置(CRT)107、評価結果表示
に対する網管理システムユーザコマンドを入力するため
のキーボード108、マウス110、及びこれら評価結果表示
やキーボード入力を制御する画面表示制御部109、画面
の表示形態を決める画面構成パラメータ設定部111から
構成される。また、通信制御部102は、パケット交換網1
12のパケット交換機114を介して他のパケット交換機と
接続され、またPBX網113のPBX115を介して他のPBX接続
されている。 上記データベース103には、上記性能データ情報、画
面構成情報の他に、後で説明する第5図の性能設定パラ
メータテーブル、第6図の統合化性能評価結果テーブル
も格納される。 次に上記通信網性能評価、表示システムによる通信網
性能評価、表示方法の第1の実施例を図面を用いて説明
する。なお、通信網はPBX網も含むが、簡明のため、パ
ケット交換網112を対象に説明する。 第2図は網管理システム101の動作フロー図を示す。 先ず網管理システム101はプログラムメモリ106の性能
データ収集部のプログラムに基づいて、パケット交換網
112内のパケット交換機114から定期的あるいは性能閾値
到達時に監視している各性能データ情報の通知を受け、
これを通信制御部102より収集し、第4図の収集性能デ
ータテーブルを作り、データベース103にデータテーブ
ルとしてで格納する(201)。上記性能データ情報の収
集(201)に先立ち、パケット交換機114は、第3図に示
す動作処理フローで定期的に回線ビット誤り数、または
パケット紛失数、回線ダウン時間の実測値、又はパケッ
ト交換機の試験機能により測定される遅延時間等の実測
値を収集する(301)。同時に、この実測値を用いて、
取り扱っている中継回線毎(N=1〜n)について各個
別性能評価尺度、すなわち接続品質では、ダイヤル可遅
延S(N)1、自動接続遅延S(N)2、呼復旧時間S
(N)3、伝送品質ではビット誤り率D(N)1、パケ
ット網内遅延D(N)2、安定品質では不稼働率A
(N)1、パケット紛失率A(N)2を算出する(30
2)。すなわち、ダイヤル可遅延S(N)1は発呼後ダ
イヤル可信号が返るまでの時間、自動接続遅延S(N)
2は発呼要求パケット、通信可パケットを受信するまで
の時間、呼復旧時間S(N)3は切断パケット送出後、
切断確認パケットを受信するまでの時間、パケット網内
遅延D(N)2は網がパケットを受信してから端末の受
信バッファに入るまでの時間であり、収集されるタイマ
ー実測値により各々平均値を求め算出する。また、ビッ
ト誤り率D(N)1はカウンタにより実測されるビット
誤り数をもとに全伝送データ数に対する全伝送誤り数の
比として算出され、不稼働率A(N)1は回線提供サー
ビス時間とダウン時間のログ情報により全サービス時間
に対するダウン時間の割合として算出され、パケット紛
失率はカウンタにより実測されるパケット紛失数をもと
に全伝送パケット数に対する前パケット紛失数の比とし
て算出される。このようにしてパケット交換機114は個
別性能評価結果を性能データ情報として通信網管理シス
テム101へ通知する(303)。 次に上記性能データ情報を受信した網管理システム10
1の信号処理ユニット105はプログラムメモリ106にある
下述の評価式を実行する解析、評価プログラムを用い
て、収集した性能データ情報(各パケット交換機が通信
相手局間の中継回線毎に持っているS(N)i、D
(N)i、A(N)iの値)及び性能基準値、許容限度
値、各種重みをワークメモリ104に取り出し、パケット
交換機ノード間(回線)毎に統合尺度PI(N)を信号処
理ユニット105で算出することで、性能評価を実施する
(202)。 PI(N)=α{α1(S1′-S(N)1)+α2(S2′-S(N)2) +α3(S3′-S(N)3)} +β{β1(D1′-D(N)1)+β2(D2′-D(N)2)} +γ{γ1(A1′-A(N)1)+γ2(A2′-A(N)2)} 各性能評価パラメータに対する性能基準値(S1′、
S2′、S3′、D1′、D2′、A1′、A2′等)、許容限度値
(ε)、各種重みα、α1、α2、α3、β、β1、β
2、γ、γ1、γ2等)は網管理システム101の起動前
に第5図に示す性能設定パラメータテーブルとして、デ
ータベース103に格納されている。α、β、γの重みは
接続品質、伝送品質、安定品質の異質の品質を結合して
総合的に評価するためのものであり、その値は主観的に
設定されるが、次の点を考慮して他のパラメータと比較
し、相対的に値を決定する。即ち、PBXのような回線交
換網の場合は、交換方式が即時式であるため、接続品質
の評価パラメータが他に比べ重要となる。一方、パケッ
ト網のような蓄積交換網では交換方式が待時式であるた
め伝送品質の評価パラメータがより重要となること等、
網種別で重要視される品質、評価パラメータが存在す
る。算出れた評価結果は、第6図に示す統合化性能評価
結果テーブルとして、データベース103に格納されると
共に、データベース103に格納されている第7図の表示
画面構成テーブル(回線番号とその回線の画面表示座標
との対応関係を表す)との対応をとり(203)、表示装
置(CTR)107の画面上に画面表示制御部109の制御によ
り、ネットワーク図表示される(204)。 第6図において、中継回線名Liは上記式のNに対応
し、PIiは上記式のPI(N)に対応する。接続品質統合
評価結果PIci、伝送品質統合評価結果PIti、安定品質統
合評価結果PIsiは本実施例には直接的には使用されない
が他の実施例説明のために一緒に示している。、 第8図はCTR107の画面上のネットワーク図の表示形態
を示す。同図に示すようにパケット交換機を丸印のノー
ド801、通信回線をノード間の実線802で表現したネット
ワーク図上において回線の太さで、統合評価結果PIが余
裕過多の場合(PI>0)は細線803で、性能劣化の場合
(PI<0)は太線804で表示し、また各個別評価尺度に
対しては、正常範囲は緑色805で、性能基準値(Si′,
Di′,Ai′)到達の場合は黄色806で、許容限度値
(εi)到達の場合は赤色804で画面表示制御部109によ
り設定され、それぞれ色別表示する。 以上の構成、動作により、網管理システムユーザは、
パケット網の多種多様な性能情報を整理、統合した表示
画面により、通信網の統合された性能状態を一目で把握
できる。 本発明の第2の実施例として統合化尺度による性能評
価と個別性能尺度による性能評価結果を階層化表示する
実施例について説明する。なお説明の簡明のため、本実
施例及び後で説明する実施例について上記第1の実施例
のシステムと同じ構成、操作部分については説明を省
く。 まず、上記第1の実施例のシステム構成及び操作によ
って、第8図で示したを性能要約化画面(第1画面)を
表示し、第1画面上の特定の通信回線部分を網管理シス
テムの表示装置のマウス110によりピックすることで、
ピックされた画面座標から該当回線の番号をデータベー
ス106上の第7図の表示画面構成テーブルより特定し、
該当回線の個別性能評価データを第4図の収集性能デー
タテーブルを検索することにより、第9図に示す個別性
能評価結果である詳細化情報の表示画面を階層表示の第
2画面として表示装置107の画面上に画面表示制御部109
の制御により表示する。 本実施例では、網管理システムのユーザは、パケット
網112の多種多様な性能情報について第1画面で概要を
把握し、詳細な評価を見るべき通信回線を早く特定し、
第2画面でその詳細を知ることができるので、網管理シ
ステムの効率的使用ができる。 次に、本発明による方法の第3の実施例として統合化
性能評価尺度による評価結果を網種別ごとにクラス分け
表示する場合について説明する。 システム構成において、網管理システム101の管理対
象の通信網が第1図に示すようにパケット交換網112だ
けでなくPBX網113も対象範囲とする。また、同様に統合
化尺度による評価は個別評価尺度としてPBX網の性能パ
ラメータを用いた評価式により実施する。即ち、PBX網1
13の各性能品質パラメータを第5図の性能設定パラメー
タテーブルにおける「PBX網」の欄のように規程し、統
合化尺度による評価PI(N)は次の評価式により実施さ
れる。 PI(N)=η・η1(S4′-S(N)4)+θ・θ1(D3′-D(N)3) +λ・λ1(A3′-A(N)3) 各性能品質パラメータの収集については、呼損率は、
PBX側が実測した呼量を用いてアーランの損失式により
算出し、結果を網管理システムへ通知する。またビット
誤り率や不稼働率については、第1のパケット交換網の
実施例と同様である。収集した性能データは第4図の収
集性能データテーブルの形式でデータベース103に格納
する。また、表示装置107において、前記第2の実施例
の性能要約化画面(第1画面)上に各網種別詳細化画面
メニュー選択部をもうけ、マウス110によるピック個所
の座標とメニュー表示の座標との対応から選択したメニ
ューを認知する方式、またはキーボード108によるメニ
ュー番号入力により、選択したメニューを認知する方式
で各網種別に対応した複数の詳細化画面(第2画面)を
選択する。第10図は網種別クラス分け表示機能を持つ網
管理システム性能要約化画面(第1画面)を示し、第11
図は網管理システム101の第1画面から網種別毎の詳細
化画面(第2画面)への画面遷移処理フローを示してい
る。網管理システム101は性能要約化表示画面(第10
図)の画面上1101において、メニュー選択ウィンド1002
中のメニュー選択番号をユーザ入力により受信する(11
02)ことで第7図の画面構成テーブル及び第6図の統合
化性能評価結果テーブルの該当箇所を検索摘出し、該当
画面構成データ、性能評価結果データからなる指定した
網種別毎の詳細化画面1103が第9図と同様な形で表示さ
れる。 これにより、多種類の網を管理する網管理システムユ
ーザは、網種別ごとに分類された性能評価結果に着目す
ることができ、多種のネットワークが混在する場合にお
いても詳細化画面において整理した形で性能情報を提供
されることができる。 次に、本発明による方法の第4の実施例として表示画
面上において性能評価結果を表現する回線の太さや色の
指定をユーザが予め設定する場合の構成、動作を説明す
る。 第1図に示したの網管理システム101において、画面
構成パラメータ設定処理部111を設ける。第12図は表示
画面構成パラメータ設定部の処理フロー図を示している
網管理システム101は、表示装置107による性能評価結果
表示に先立ち、予め画面設定要求をユーザ入力により受
信し(1201)、第13図の形で表示画面パラメータメニュ
ー情報を表示装置107に表示し(1202)、キーボード108
又はマウス110で番号入力又はピックによって指示され
たユーザ入力を受信し、画面構成パラメータ設定処理部
111により表示画面構成パラメータを設定し(1203)、
第14図の画面構成パラメータテーブルを構成し、データ
ベース103に登録する(1204)。 これにより、統合化評価尺度、個別評価尺度の結果表
示は、データベース103を参照し、設定された太さ、色
に従った形式で表示される。 本実施例では網管理システムのユーザは、自身の好み
で性能表示画面の性能評価結果を示す色や回線の太さ等
を設定することができ、使い勝手のよいマンマシンイン
ターフェースを提供できる。 更に、本発明による通信網性能評価、表示方法の第5
の実施例として通信網全体の統合化尺度により通信網全
体としての評価を行い、結果を表示する場合について説
明する。 前記通信ノード間Nに定義した統合化尺度PI(N)に
対し、通信網全体としての性能評価尺度PITを以下のよ
うに新たに定義し、これに基づく評価及び表示を行な
う。 ここで、nはノード間の数、即ち回線の総数である。 第15図は通信網全体の統合化尺度PITによる評価結果
表示画面を示している。全体の統合化尺度PITによる評
価結果はネットワーク図1501のバックグラウンド1502の
色として色別表示する。第5図の「網トータル」の欄の
性能基準をPISとし、PIS−PIT≧0ならばバックグラウ
ンドの色を青色で、PIS−PIT<0ならば、バックグラウ
ンドの色を橙色で表示する。本実施例では、網管理シス
テムのユーザーはバックグラウンドの色を一目見ること
によって管理対象ネットワークトータルとして性能的に
問題がないか迅速に検知することができる。 本発明による通信網性能評価、表示方法の第6の実施
例として統合化性能評価尺度を接続品質、伝送品質、安
定品質ごとに定義し、これによる性能評価を表示する場
合について説明する。 本実施例では性能品質別統合化尺度として以下の評価
式を用いて評価する。 接続品質PIc(N) PIc(N)=α1(S1′-S(N)1)+α2(S2′-S(N)2) +α3(S3′-S(N)3) 伝送品質PIt(N) PIt(N)=β1(D1′-D(N)1)+β2(D2′-D(N)2) 安定品質PIs(N) PIs(N)=γ1(A1′-A(N)1)+γ2(A2′-A(N)2) ここで、評価式中に含まれる各性能評価パラメータは
第5図の性能設定パラメータテーブルで示したものと同
様である。また、表示装置107において、第2の実施例
で説明した性能要約化画面(第1画面)上に性能品質別
表示画面選択部を設け、マウスピック又はキーボード入
力によりピック箇所の座標やキーボード入力番号により
指定された性能品質を認識し、各性能品質毎に対応した
3種類の性能情報画面(第2画面)を選択する機能を設
ける。第16図は性能品質別表示による性能要約化画面を
示し、第17図は網管理システムの画面遷移処理フロー図
を示している。網管理システムは性能要約化画面1601の
表示状態において(1701)、メニュー選択ウインドウ16
02のメニュー番号をユーザ入力により受信する(1702)
ことで、前記第6図の統合化性能評価結果テーブルを検
索し、指定された性能品質毎の性能評価結果表示画面
(第1画面と同様なネットワーク図表示画面)を表示す
る(1703)。 これにより、網管理システムのユーザは品質統合の各
評価尺度による評価結果の他、これに対応して各性能品
質に着目した内訳を階層的に提示され、ネットワークの
性能状態を容易に認識できる。 以上本発明の実施例に着いて説明したが、本発明が実
施例に限定されるものでないことは明らかである。例え
ば、通信網として、交換機の場合について説明したが、
ローカル エリア ネットワーク(LAN)も本発明にお
ける通信網とすることができる。
本発明によれば、接続品質、伝送品質、安定品質に関
して定義されている個別ネットワーク性能評価尺度を統
合化した尺度を用いた性能評価、結果表示を行うことで
網管理システムのユーザにはネットワークの全体として
性能状態を一目で把握させることができ、個別性能評価
尺度による性能評価、結果表示と合わせることで、階層
的に詳細化情報を提示することができる。これにより、
大規模ネットワークの多種多様な性能評価情報を整理、
統合した形で網管理システムユーザに提供することがで
きる。
して定義されている個別ネットワーク性能評価尺度を統
合化した尺度を用いた性能評価、結果表示を行うことで
網管理システムのユーザにはネットワークの全体として
性能状態を一目で把握させることができ、個別性能評価
尺度による性能評価、結果表示と合わせることで、階層
的に詳細化情報を提示することができる。これにより、
大規模ネットワークの多種多様な性能評価情報を整理、
統合した形で網管理システムユーザに提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明による通信網性能評価、表示システムの
1実施例の構成を示すブロック図、第2図は第1図の網
管理システムの動作フロー図、第3図は第1図のパケッ
ト交換器の動作処理フロー図、第4図は本発明の1実施
例における収集性能データテーブル、第5図は本発明の
1実施例における性能設定パラメータテーブル、第6図
は本発明の1実施例における統合化性能評価結果テーブ
ル、第7図は表示画面構成データテーブル、第8図は本
発明の1実施例における性能評価結果表示画面、第9図
は本発明の1実施例における詳細化情報表示画面、第10
図は本発明の1実施例における網種別クラス分け表示に
よる性能情報要約化情報画面、第11図は本発明の1実施
例における画面処理遷移処理フロー図、第12図は本発明
の1実施例における表示画面構成パラメータ設定部の処
理フロー図、第13図は本発明の1実施例における表示画
面で、表示画面パラメータメニュー情報を示す図、第14
図は本発明の1実施例に使用される画面構成パラメータ
テーブルの内容図、第15図は本発明の1実施例における
通信網全体の統合化尺度PITによる評価結果表示画面、
第16図は本発明の1実施例における性能品質別表示によ
る性能要約化画面、第17図は本発明の1実施例における
網管理システムの画面遷移処理フロー図を示す。 101……網管理システム、102……通信制御部、103……
データベース、104……ワークメモリ、105……信号処理
ユニット、106……プログラムメモリ、107……表示装
置、108……キーボード、109……画面表示制御部、110
……マウス、111……画面構成パラメータ設定部、112…
…パケット交換網、113……PBX網、114……パケット交
換機、115……PBX。
1実施例の構成を示すブロック図、第2図は第1図の網
管理システムの動作フロー図、第3図は第1図のパケッ
ト交換器の動作処理フロー図、第4図は本発明の1実施
例における収集性能データテーブル、第5図は本発明の
1実施例における性能設定パラメータテーブル、第6図
は本発明の1実施例における統合化性能評価結果テーブ
ル、第7図は表示画面構成データテーブル、第8図は本
発明の1実施例における性能評価結果表示画面、第9図
は本発明の1実施例における詳細化情報表示画面、第10
図は本発明の1実施例における網種別クラス分け表示に
よる性能情報要約化情報画面、第11図は本発明の1実施
例における画面処理遷移処理フロー図、第12図は本発明
の1実施例における表示画面構成パラメータ設定部の処
理フロー図、第13図は本発明の1実施例における表示画
面で、表示画面パラメータメニュー情報を示す図、第14
図は本発明の1実施例に使用される画面構成パラメータ
テーブルの内容図、第15図は本発明の1実施例における
通信網全体の統合化尺度PITによる評価結果表示画面、
第16図は本発明の1実施例における性能品質別表示によ
る性能要約化画面、第17図は本発明の1実施例における
網管理システムの画面遷移処理フロー図を示す。 101……網管理システム、102……通信制御部、103……
データベース、104……ワークメモリ、105……信号処理
ユニット、106……プログラムメモリ、107……表示装
置、108……キーボード、109……画面表示制御部、110
……マウス、111……画面構成パラメータ設定部、112…
…パケット交換網、113……PBX網、114……パケット交
換機、115……PBX。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 三知男 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株式会社日立製作所システム開発研究所 内 (72)発明者 影井 隆 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株式会社日立製作所システム開発研究所 内 (72)発明者 新延 貞男 茨城県日立市大みか町5丁目2番1号 株式会社日立情報制御システム内 (56)参考文献 特開 昭63−203046(JP,A) 特開 平3−230660(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 3/08 - 3/14 H04M 3/22 - 3/36 H04L 12/24 - 12/26
Claims (10)
- 【請求項1】通信網の接続品質、伝送品質、安定品質に
関するデータ情報を収集して、格納するデータ情報格納
手段と、接続品質、伝送品質、安定品質のそれぞれの許
容限度値からの偏差を重み付けて加算した統合した性能
評価尺度を持ち、上記データ情報及び上記統合した性能
評価尺度によって通信網の総合の性能評価を行なう信号
処理手段と、上記統合した性能評価尺度による通信網の
総合の性能評価結果を通信網を構成する通信ノードと通
信ノード間を結合する線路を表す図形の線の太さ、色、
図形の形状の少なくとも一つの違いで表示する表示装置
とをもつ通信網性能評価表示システム。 - 【請求項2】請求項第1記載において、上記信号処理手
段が上記データ情報の種別と上記種別に対する重み係数
を含む性能設定パラメータテーブルと、上記統合した性
能評価尺度の演算プログラムを格納したプログラムメモ
リと、上記データ情報、上記重み係数を用い上記演算プ
ログラムを実行する信号処理ユニットを持つ通信網性能
評価表示システム。 - 【請求項3】請求項第1又は第2記載の通信網性能評価
表示システムにおいて、 更に上記通信ノードと通信ノード間を結合する線路を表
す図形を表現する線の形状及び色彩をシステムのユーザ
の入力によって予め設定する手段を付加して構成された
通信網の性能評価表示システム。 - 【請求項4】通信網の性能を保守、管理する通信網性能
評価表示方法において、 通信網より通信網の接続品質、伝送品質、安定品質に関
するデータ情報を収集し、 通信網の接続品質、伝送品質、安定品質のそれぞれの許
容限度値からの偏差を重み付けて加算した統合化性能評
価尺度で定義し、上記データ情報及び統合化性能評価尺
度により通信網の統合した性能評価を行い、上記通信網
の統合した性能評価の評価結果を通信を網構成する通信
ノードと通信ノード間を結合する線路を線路の太さや色
の少なくとも一方の違いで表す図形として上記性能評価
の結果を表示する通信網性能評価表示方法。 - 【請求項5】請求項第4記載の通信網性能評価表示方法
において、 更に、上記データ情報を各個別尺度による個別性能評価
をおこない、上記性能評価の結果を通信を網構成する通
信ノードと通信ノード間を結合する線路を表す図形に、
上記統合性能評価尺度による第1の評価結果と上記個別
尺度による第2の評価結果を時間的、又は空間的に階層
化して表示する通信網性能評価表示方法。 - 【請求項6】請求項第4項又は第5記載の通信網性能評
価表示方法において、 上記統合性能評価尺度による評価を、接続品質、伝送品
質、安定品質毎に各個別性能評価尺度の許容限度値から
の偏差を重み付けて加算した接続品質統合化尺度、伝送
品質統合化尺度、安定品質統合化尺度によっておこなう
通信網性能評価表示方法。 - 【請求項7】請求項第4項又は第5項記載の通信網性能
評価表示方法において、 上記統合性能評価尺度による評価を、接続品質、伝送品
質、安定品質毎に各個別性能評価尺度の許容限度値から
の偏差を重み付けて加算した接続品質統合化尺度、伝送
品質統合化尺度、安定品質統合化尺度によって得られた
評価結果のそれぞれに重み係数を掛け総合することによ
って行なう通信網性能評価表示方法。 - 【請求項8】請求項第第5項記載の通信網性能評価表示
方法において、 上記階層化して表示する方法が、上記統合化性能評価尺
度により通信網の統合した性能評価による第1の表示画
面の特定の位置を指示することによって、指示された位
置に対応する通信回線の上記各個別尺度による性能評価
の評価結果を詳細化した第2の表示画面として表示する
通信網性能評価表示方法。 - 【請求項9】請求項第4記載の通信網性能評価、表示方
法において、 通信網を構成する網種別ごとに特徴的な品質評価パラメ
ータを個別性能評価尺度として網種別ごとに選択、設定
し、これに基づく統合化尺度による評価結果を網種別ご
とにクラス分けして結果表示する通信網性能評価、表示
方法。 - 【請求項10】請求項第4記載の通信網性能評価表示方
法において、統合化尺度により各通信回線及び通信ノー
ドを全て含んだ1つの通信網全体としての評価を行い、
評価結果を上記図形上のバックグラウンドの色として色
別表示する通信網性能評価表示方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2090955A JP3016572B2 (ja) | 1990-04-05 | 1990-04-05 | 通信網性能評価表示システム及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2090955A JP3016572B2 (ja) | 1990-04-05 | 1990-04-05 | 通信網性能評価表示システム及び方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03289746A JPH03289746A (ja) | 1991-12-19 |
JP3016572B2 true JP3016572B2 (ja) | 2000-03-06 |
Family
ID=14012913
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2090955A Expired - Fee Related JP3016572B2 (ja) | 1990-04-05 | 1990-04-05 | 通信網性能評価表示システム及び方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3016572B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06350601A (ja) * | 1993-06-03 | 1994-12-22 | Nec Corp | 構成表示データ管理方式 |
GB2350031B (en) * | 1999-05-10 | 2001-07-18 | 3Com Corp | Supervising a network |
US20060245365A1 (en) * | 2005-04-28 | 2006-11-02 | Monk John M | Apparatus and method for correlation and display of signaling and network events |
-
1990
- 1990-04-05 JP JP2090955A patent/JP3016572B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03289746A (ja) | 1991-12-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7466672B2 (en) | System, tool and method for network monitoring and corresponding network | |
CN107196804B (zh) | 电力系统终端通信接入网告警集中监控系统及方法 | |
CA2270890C (en) | Method and apparatus for measurement of peak throughput in packetized data networks | |
US5488715A (en) | Process for integrated traffic data management and network surveillance in communications networks | |
US5946373A (en) | Topology-based fault analysis in telecommunications networks | |
CN106941423A (zh) | 故障原因定位方法及装置 | |
JPH0413347A (ja) | 網管理表示処理システム及び方法 | |
CN102546287A (zh) | 基于二进制分类的分析及监视方法和系统 | |
CN107204894A (zh) | 网络业务质量的监控方法及装置 | |
US7894361B1 (en) | System and method for network capacity engineering | |
EP1617595A1 (en) | Network monitoring system based on conditional monitoring | |
CN115632939A (zh) | 一种实现算力网络多目标达成的自动选网选路的方法 | |
JP3016572B2 (ja) | 通信網性能評価表示システム及び方法 | |
US7111241B2 (en) | Method for the visual display of states of network elements of a network to be monitored, and also a monitoring device and program module therefor | |
EP1036472B1 (en) | Event pre-processing for composing a report | |
JP2003037553A (ja) | 移動体トラヒック予想方法および予想方式 | |
US7113477B1 (en) | Traffic measurement collection in a telecommunication network | |
KR100194181B1 (ko) | 시내 교환망 관리시스템 | |
CN112559209A (zh) | 区域任务可视化监控方法、系统、设备及存储介质 | |
US8194568B1 (en) | Telecommunications network traffic monitoring | |
KR100807893B1 (ko) | 서비스 데이터 네트워크 관리 시스템 및 그 운용 방법 | |
US7486778B2 (en) | Method for automatically tracing interface for exchange and access network | |
KR100194183B1 (ko) | 패킷망 트래픽 분석방법 및 그 장치 | |
KR960001047B1 (ko) | 신호망관리시스템의 시험망 형상 생성 및 성능분석 시험방법 | |
JPH0730655A (ja) | 回線網の管理表示方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |