JP3015660B2 - 液化ガスの充填装置及びその充填装置を用いたガスステーション - Google Patents
液化ガスの充填装置及びその充填装置を用いたガスステーションInfo
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Description
対して充填するための充填装置と、その充填装置を用い
た簡易型のガスステーションに関するものである。
ートガスを、液送ポンプを用いてディスペンサーや流量
計等の充填器に連続的に送り出す場合、所定の大きさ以
上の流量が必要になるが、容器内の液化オートガスは、
常温で圧縮ガスの状態にあるため、ポンプにより高い圧
力で強制的に引き込んで圧送することができない。
ように貯留容器61の内部に外部配管62を介してプロ
パンガス等の加圧ガスを導入し、そのガスの圧力により
液化オートガス63をポンプ64に圧送して、所定の流
量でガスを送り出すための差圧を得ている。
61の内部で成分の異なるガス同士が混合する恐れがあ
るため、純粋なオートガスが得られない問題がある。
騒音発生やガス漏れなどの危険な状態が生じる場合があ
った。
(LPガス)を充填するためのガスステーションは、図
9に示すように、地下に貯留容器71とポンプ72を設
置し、その貯留容器71から地上側に設けた充填器73
へガスを送り出すようになっている。
は、設備が固定化され、設置のためのスペースや工事規
模も大規模になる問題がある。また、地下に設置する貯
留容器71は容量を大きくできる反面、法律的に貯留槽
として扱われることになり、このため、法規制が厳しく
なって取扱いが難しい問題がある。
めになされたものであり、その第1の目的は、簡単な構
造により液化ガスを貯留容器から効率よく取り出して充
填することができる液化ガスの充填装置を提供すること
である。
を移動設置し、それから簡単にガス充填を行なうことが
できる簡易型のガスステーションを提供することにあ
る。
を解決するため、液化ガスの貯留容器と、ガス充填器に
液化ガスを送出する液送ポンプとを接続し、このポンプ
と貯留容器との間の送路に液体の加圧による引き込み作
用によって貯留容器から液化ガスを吸入するエジェクタ
管を設け、上記液送ポンプから吐出される液化ガスを加
圧用流体として吐出側から分岐しエジェクタ管に導入す
る分岐管をエジェクタ管に接続してポンプの吸入部へ液
化ガスを送り出すようにした液化ガスの充填装置とした
のである。
に導入する加圧用流体に、ポンプから吐出される液化ガ
スを用いることができる。
シール部を持たないノンシール型のポンプとし、そのポ
ンプと気液分離管の間にリバース戻し回路を設けるよう
にしてもよい。
述した充填装置の貯留容器を車両により搬送可能なもの
とし、その貯留容器をステーションに設置したポンプ及
びエジェクタ管と接続可能としたのである。
で生じるエジェクタ効果により貯留容器内の液化ガスを
吸引して効率よく引き出すことができ、その引き出した
液化ガスをポンプへ送り出すことができる。また、エジ
ェクタ効果で強制的に液化ガスを吸引することにより、
貯留容器の液化ガスを最後まで取り出すことが可能とな
る。
貯留容器を車両で自由に搬送することができるため、任
意の位置にステーションを設置することが可能になる。
また、貯留容器を入れ換えて容器単体としての容量を小
さくすることにより、貯留容器が貯留槽としての法律上
の枠から外れ、法的な規制を緩和することができる。
ている。図において、1は液化ガスを貯留するための貯
留容器、2は液送ポンプ、3はディスペンサー又は流量
計から成る充填器であり、この充填器3に、車両5のガ
ス容器と接続する接続具4が連結されている。
は、エジェクタ管6が設けられており、そのエジェクタ
管6の吸入口7に、貯留容器1と連結する配管10が接
続し、エジェクタ管6の出口8に、ポンプ2の吸入部へ
向かう配管11が接続している。また、上記出口8に向
かい合うエジェクタ管6の入口9には、ポンプ2の吐出
側の配管12から分岐した分岐管13が接続し、その分
岐管13に流量制御弁14が設けられている。
する配管11の途中には、上下方向に立設する気液分離
管15が設けられている。この気液分離管15は、上端
部が開口しており、その上端部に、安全弁放出管16が
接続している。
貯留容器1のベーパーラインに通じる配管17や、充填
器3に通じる配管18が接続され、その配管17、18
を通してガスの戻し作用を行なうようになっている。
ンプ2の吐出側の加圧液体の一部が分岐管13に取り込
まれ、流量制御弁14で流量を調整された状態でエジェ
クタ管6の入口9から圧入され、その液体の導入圧力に
よってエジェクタ管6の内部にエジェクタ効果が生じ
る。
6の吸入口7に接続した貯留容器1内部から液化ガスB
が吸い込まれ、エジェクタ管6に引き込まれる。エジェ
クタ管6の出口8より出た液体は、気液分離管15にお
いて気液分離された後、ポンプ2の吸入部へ入る。
に圧送される液化ガスは、充填器3において計量され、
車両5のガス容器へ適宜充填される。
では、液送ポンプに、メカニカルシールを持たないノン
シール型のポンプ2aを使用し、そのポンプ2aと気液
分離管15の間を戻し管21で接続し、リバース戻しを
行なうようになっている。
ば図3に示すように、遮閉されたロータ室22と液室2
3の内部に、インペラー25を備えるロータ軸24を設
け、そのロータ室22の外側に、駆動軸26と連結する
カップ27を嵌合させ、そのカップ27とロータ軸24
にそれぞれ対向するようにマグネット28、29を取付
けて構成され、そのマグネット28、29の吸引によっ
て、密閉したロータ室22内部のロータ軸24を外部か
ら遠隔駆動することにより、ポンプからの液化ガスの漏
れを完全に防止するようになっている。
液送ポンプに、エアポンプ等の容積型のポンプ2bを使
用し、そのポンプ2bの吐出側の配管12と気液分離管
15の間に、バイパスリリーフ弁32を備えた戻し管3
1を設けている。
要に応じてリバースラインやバイパスリリースラインを
気液分離管15に接続したり、或いは貯留容器1へガス
を戻すようにすることにより、あらゆる形式のポンプに
対応することができる。
戻りやバイパスリリース戻り、充填器3からのガス戻し
等の利用に加えて、安全弁放出ガスの拡散高さを得るた
めのスタンションとしても機能し、液化ガスを効率よく
安全に充填する上で多くの機能を発揮することができ
る。
の充填装置を用いたガスステーションの実施例を示して
いる。
クローリ42で搬送されるバルク容器1aを着脱自在に
設置する容器の据付け部43を設け、その据付け部43
の側方に、ディスペンサなどの充填器3や搬送ポンプ、
エジェクター管、気液分離管などを備えた充填装置Aを
設置している。
と高電圧電源45の2つの電源を備え、低電圧電源44
により、充電器3やガス漏検知器46、ガス漏警報器4
7、外部ブザー48、散水管49などを作動し、高電圧
電源45を、ポンプ電源やバルク電源として使用するよ
うになっている。
42でバルク容器1aを自由に搬送できるので、任意の
位置にステーションを設置することが可能となり、ステ
ーション設置の自由度を大きくとることができる。
して取扱われる規準値(例えば6000リットル)より
小さく設定することにより、法的な規制が緩和すること
ができ、取扱いやステーション設計を容易にすることが
できる。
では、基台41に、複数のボンベ式容器1b、1bを並
列配置できる据付け台51を設け、図5に示すトラック
などの輸送車52を用いて各ガスステーションにボンベ
式容器1bを配送できるようにしている。
る場合は、各容器をヘッダで接続し、そのヘッダを充填
装置のエジェクタ管に接続するようにする。
は、ノンシール型のポンプなどをステーションに設備し
た高電圧電源46で作動する例を示したが、ポンプにエ
アポンプを使用し、そのエアポンプをバルクローリ42
や輸送車52に設けた空圧発生器で作動させるようにす
れば、高電圧電源を省略でき、一般家庭などで設備され
る低電圧電源だけでガスステーションを運営することが
できる。
クタ管を用いて貯留容器から液化ガスを吸引してポンプ
に送り込むので、ポンプに充分な差圧を与えることがで
き、液化ガスの充填をスムーズに効率よく行なうことが
できる。
化ガスを吸い込むので、容器内の残液量が極めて少なく
なるまで確実に充填することができ、異なる成分のガス
が混合しない純粋の液化ガスを取り出すことができる。
ば、貯留容器を輸送して入れ換えるようにしたので、任
意の位置に簡易的にステーションを設置することが可能
となり、法的な規制も緩和できる利点がある。
Claims (4)
- 【請求項1】 液化ガスの貯留容器と、ガス充填器に液
化ガスを送出する液送ポンプとを接続し、このポンプと
貯留容器との間の送路に液体の加圧による引き込み作用
によって貯留容器から液化ガスを吸入するエジェクタ管
を設け、上記液送ポンプから吐出される液化ガスを加圧
用流体として吐出側から分岐しエジェクタ管に導入する
分岐管をエジェクタ管に接続してポンプの吸入部へ液化
ガスを送るようにした液化ガスの充填装置。 - 【請求項2】 前記エジェクタ管とポンプとの間に上端
が貯留容器のベーパーラインに通じる上下方向の気液分
離管を設けたことを特徴とする請求項1に記載の液化ガ
スの充填装置。 - 【請求項3】 前記ポンプを、内部にメカニカルなシー
ル部を持たないノンシール型のポンプとし、そのポンプ
と気液分離管の間にリバース戻し回路を設けたことを特
徴とする請求項1又は2に記載の液化ガスの充填装置。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の充填
装置の貯留容器を車両により搬送可能なものとし、その
貯留容器をステーションに設置したポンプ及びエジェク
タ管と接続可能とした液化ガスのガスステーション。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6068260A JP3015660B2 (ja) | 1994-04-06 | 1994-04-06 | 液化ガスの充填装置及びその充填装置を用いたガスステーション |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6068260A JP3015660B2 (ja) | 1994-04-06 | 1994-04-06 | 液化ガスの充填装置及びその充填装置を用いたガスステーション |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH07280188A JPH07280188A (ja) | 1995-10-27 |
JP3015660B2 true JP3015660B2 (ja) | 2000-03-06 |
Family
ID=13368614
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP6068260A Expired - Fee Related JP3015660B2 (ja) | 1994-04-06 | 1994-04-06 | 液化ガスの充填装置及びその充填装置を用いたガスステーション |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3015660B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
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---|---|---|---|---|
JP2001317693A (ja) * | 2000-05-02 | 2001-11-16 | Iwatani Internatl Corp | 自動車への液化石油ガス燃料の供給方法 |
CN105485515B (zh) * | 2015-12-10 | 2017-06-30 | 中国海洋石油总公司 | 一种lng接收站加注系统及加注方法 |
-
1994
- 1994-04-06 JP JP6068260A patent/JP3015660B2/ja not_active Expired - Fee Related
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