JP3014569U - 鎧 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 小袖２の上端部分における外面壁個所１にも
たせた膨らみが大袖の重みで潰れてしまうことを回避す
る。 【構成】 上端部分の外面壁個所１に膨らみをもたせた
小袖２を備えた鎧において、上記外面壁個所１の内側に
中央部分が外方に膨らみ出た皿形状の当て部材３を配
し、この当て部材３の上端を鎧本体４の肩部５の外端縁
に対して小袖２と一緒に取付紐６により結び止めたもの
である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、端午の節句の用いる鎧に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種の鎧は、上端部分の外面壁個所に膨らみをもたせた小袖を備えた ものであって、本考案における当て部材３を有していないものであった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記従来の技術において述べた鎧は、小袖の上端部分における外面壁個所にも たせた膨らみが大袖の重みで潰れてしまうことがあった。

【０００４】 本考案は、上記膨らみの潰れ事故を回避する工夫を施した新規の鎧を提供する ことを目的とする。

【０００５】

【課題を解決しょうとする手段】

上記目的を達成するために本考案に係わる鎧は、上端部分の外面壁個所１に膨 らみをもたせた小袖２を備えた鎧において、上記外面壁個所１の内側に中央部分 が外方に膨らみ出た皿形状の当て部材３を配し、この当て部材３の上端を鎧本体 ４の肩部５の外端縁に対して小袖２と一緒に取付紐６により結び止めたものであ る。

【０００６】

【作用】

本考案における当て部材３は、小袖２の上端部分における外面壁個所１の膨ら みの内側に存して、大袖７の重みによって当該膨らみが潰れてしまうことを防ぐ ものである。

【０００７】

【考案の効果】 本考案に係わる鎧は、上記のような構成であるので、小袖２の上端部分におけ る外面壁個所１の膨らみが当て部材３によって保護されるものであって、膨らみ の潰れ事故を惹起する危惧のないものである。

【０００８】

【実施例】

図に示す実施例は、化粧布（図示せず）を露呈面に張り着けた厚紙を以て中央 部分が外方に膨らみ出た皿形状の当て部材３を構成し、この当て部材３を小袖２ の上端部分における外方に膨らんだ外面壁個所１の内側に配し、この当て部材３ の上端を鎧本体４の肩部５の外端縁に対して小袖２と一緒に取付紐６により結び 止めたものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係わる鎧の実施例を示す一部切截正面
図である。

【図２】同じく要部の側面図である。

【図３】同じく要部の分解斜視図である。

【符号の説明】

１ 外面壁個所 ２ 小袖 ３ 当て部材 ４ 鎧本体 ５ 肩部 ６ 取付紐 ７ 大袖

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 上端部分の外面壁個所１に膨らみをもた
   せた小袖２を備えた鎧において、上記外面壁個所１の内
   側に中央部分が外方に膨らみ出た皿形状の当て部材３を
   配し、この当て部材３の上端を鎧本体４の肩部５の外端
   縁に対して小袖２と一緒に取付紐６により結び止めたこ
   とを特徴とする鎧。