JP3013092U - シリンダ錠 - Google Patents

シリンダ錠

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JP3013092U
JP3013092U JP1994017053U JP1705394U JP3013092U JP 3013092 U JP3013092 U JP 3013092U JP 1994017053 U JP1994017053 U JP 1994017053U JP 1705394 U JP1705394 U JP 1705394U JP 3013092 U JP3013092 U JP 3013092U
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JP
Japan
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cylinder
hole
groove
outer cylinder
holes
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Application number
JP1994017053U
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English (en)
Inventor
和雄 大島
Original Assignee
株式会社ダイワロックス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 焼入れした鋼球を入れる孔の閉塞作業を、一
個の部材で且つ一度の操作で済むよう形成し、部品数の
減少、孔の閉塞作業の簡便化、迅速化を図り、その分、
安価なシリンダ錠を提供する。 【構成】 鍵孔1aを有する内筒1と、この内筒1を装
填する外筒2と、この外筒2の前端の拡大筒部4に外装
状に嵌合する丸座金3とを備え、上記外筒2の拡大筒部
4に焼入れした鋼球5を収納する孔6を外周面4aに開
口した状態で周方向に一定の間隔をあけて放射状に複数
穿設したシリンダ錠において、上記外筒2の拡大筒部4
の外周面4aに、溝7を周方向に沿って環状に形成す
る。上記の孔6をこの溝7に開口する。この孔6内から
上記の鋼球5が脱落するのを防止するストッパー用リン
グ8を、上記の溝7に係合して輪掛けする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本案は、シリンダ錠に関し、更に詳しくは電気ドリルで鍵孔を破壊して開錠す る行為を、焼入れした鋼球で防止できるよう形成したシリンダ錠に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
従来この種のシリンダ錠としては、鍵孔を有する内筒と、この内筒が装填され る外筒と、この外筒の前端の拡大筒部に外装状に嵌合される丸座金とを備え、上 記外筒の拡大筒部に焼入れした鋼球を収納する孔が外周面に開口した状態で周方 向に一定の間隔をあけて放射状に複数穿設されたものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところでこの種の従来品は、焼入れした鋼球で電気ドリルによる切削行為を防 止し、不法な開錠行為を未然に防止するものである。この場合電気ドリルに対す る耐破壊力は、孔の数、従って鋼球の数が多いほど高くなる。 従って従来、鋼球を入れる上記の孔は、外筒の拡大筒部に複数形成されるのが 通例であったが、従来品では上記の孔を閉塞する場合、その開口面に蓋としての 金属ピンを打ち込み、各孔ごと個別に閉塞しなければならなかった。 その結果従来品では、孔を閉塞する為の金属ピンを、孔の数に応じて揃えなけ ればならないという煩わしさがあっただけではなく、孔の閉塞作業、ひいてはシ リンダ錠の組立作業に手間暇がかかったから、従来品によるとその分、製造コス トがアップするのを避けられなかった。
【0004】 本案は、このような従来品の問題点を解消しようとするものである。 従って本案の技術的課題は、焼入れした鋼球によって電気ドリルで鍵孔を破壊 する行為を防止できるよう形成したシリンダ錠において、上記の鋼球を入れる孔 の閉塞作業を、一個の部材で且つ一度の操作で済むよう形成し、孔の個数分、閉 塞部材を揃えなければならないという煩雑さを一掃すると共に、孔の閉塞作業を 簡便化、迅速化し、その分、コストダウンを図れるよう形成したシリンダ錠を提 供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本案は、上記の課題を解決するために次のような技術的手段を採る。 即ち本案のシリンダ錠は、鍵孔1aを有する内筒1と、この内筒1が装填され る外筒2と、この外筒2の前端の拡大筒部4に外装状に嵌合される丸座金3とを 備え、上記外筒2の拡大筒部4に焼入れした鋼球5を収納する孔6が外周面4a に開口した状態で周方向に一定の間隔をあけて放射状に複数穿設されたシリンダ 錠において、上記外筒2の拡大筒部4の外周面4aに溝7が周方向に沿って環状 に形成され、上記の孔6がこの溝7に開口され、この孔6内から上記の鋼球5が 脱落するのを防止するストッパー用リング8が上記の溝7に係合して輪掛けされ たことを特徴とする。
【0006】 この場合本案は、電気ドリルに対する抵抗力、耐破壊性を向上できるよう、上 記孔6の径R(図4参照)が溝7の幅Wより大きく選定され、大きい鋼球5を孔 6に収納できるよう形成されるのが好ましい。
【0007】
【作用】
作業者は、孔6に焼入れした鋼球5を入れた後、溝7にストッパー用リング8 を係合して輪掛けする。ストッパー用リング8は、輪掛け時にその径が押し拡げ られ、溝7に係合時はその復元力で緊縮して固着する。 孔6は、この一度の輪掛け操作で閉塞され、鋼球5はストッパー用リング8に より脱け落ちが防止される。又電気ドリルで鍵孔1aを切削しても、本案では焼 入れした上記の鋼球5によりドリルの刃が例えば折れ損し、不法な開錠行為が防 止される。
【0008】
【実施例】 以下、本案の好適な一実施例を添付図面に従って説明する。 1は、鍵孔1aを有する内筒である。2は、この内筒1が装填される外筒であ る。又3は、この外筒2の前端の拡大筒部4に外装状に嵌合される丸座金である 。
【0009】 5は焼入れした鋼球であり、6はこの鋼球5を収納する孔である。この孔6は 、上記外筒2の拡大筒部4に外周面4aに開口した状態で周方向に一定の間隔を あけて放射状に、この実施例では計6個穿設されている(図3参照)。
【0010】 又7は、上記外筒2の拡大筒部4の外周面4aに周方向に沿って環状に形成さ れた溝である。上記の孔6は、この溝7に開口されている。この場合この実施例 では、図4等に示される如く、孔6の径Rが溝7の幅Wより大きく選定されてい る。
【0011】 又8は、上記の孔6内から上記の鋼球5が脱落するのを防止する例えばステン レス材製のストッパー用リングである。このストッパー用リング8は、一箇所が 切り離されて復元自在に形成され、上記の溝7に係合して輪掛けされる。
【0012】 尚9(図5参照)は、外筒2の雄螺子2aに螺合するナットである。このナッ ト9は、丸座金3と協働して壁10を締め付け、本案シリンダ錠の固定に使用さ れる。11はカム、12は歯付座金、13は内筒1の後端の雄螺子1bに螺合す るナット、14は鍵孔1aに挿し込まれるキーである。
【0013】 次にこの実施例の本案シリンダ錠の作用を説明する。 作業者は、先ず上記外筒2の拡大筒部4に形成された孔6に、焼入れした鋼球 5を夫々入れ、次にストッパー用リング8の径を押し拡げ、溝7にこのリング8 を係合して輪掛けする。リング8は、復元性を有するから、輪掛けされると緊縮 し、孔6を閉塞する。従って孔6は、この一度の輪掛け操作で閉塞され、鋼球5 はこのストッパー用リング8によって抜け落ちが防止される。 又電気ドリルで鍵孔1aを切削すると、本案では焼入れした上記の鋼球5が鍵 孔1aの周囲を囲むよう配置されているから、この鋼球5でドリルの刃が例えば 折れ損し、開錠が阻止される。
【0014】 以上の処において、本案は、例えば図6に示される如く、上記の溝7が断面凹 湾曲状に形成されるのでも良く、その断面形状は任意である。又ストッパー用リ ング8は、上例では断面円形状の線材でなるが、本案では同図Bに示される如く 、断面薄板状の帯状材で形成されるのでも良い。
【0015】 又上例では、溝7の幅Wより孔6の径Rの方が大きく選定されているが、本案 はこれに限られず、例えば溝7の幅Wと孔6の径Rとが同一でも、或は孔6の径 Rが溝7の幅Wより小さく選定されるのでも良いことは勿論である。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように本案は、焼入れした鋼球によって電気ドリルで鍵孔を破壊 する行為を防止できるよう形成したシリンダ錠において、上記外筒の拡大筒部の 外周面に溝が周方向に沿って環状に形成され、上記の孔がこの溝に開口され、こ の孔内から上記の鋼球が脱落するのを防止するストッパー用リングが上記の溝に 係合して輪掛けされたものである。 従って本案では、孔の閉塞をストッパー用リングという単一の部品で行なえる から、部品点数を減少化できるだけではなく、溝に上記リングを係合して輪掛け するという簡単な操作で全ての孔を一度に閉塞できるから、これによれば孔の閉 塞作業を簡便化、迅速化でき、その分、安価にこの種シリンダ錠を提供できると いう実用上優れた効果を奏する。
【0017】 又請求項2記載の如く、孔の径が溝の幅より大きく選定される場合は、限られ た拡大筒部の幅の範囲内で、大きな鋼球を孔に収納できる。従ってこれによれば 、その分、電気ドリルに対する抵抗力、耐破壊性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案シリンダ錠の好適な一例を示す要部斜視図
である。
【図2】外筒の側面図である。
【図3】図2の IIIーIII 線における断面図である。
【図4】外筒の要部縦断面図である。
【図5】同上シリンダ錠の使用状態時の一部を切欠した
要部縦断面図である。
【図6】Aは溝の他の実施例を示す要部縦断面図、Bは
ストッパー用リングの他の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 内筒 1a 鍵孔 2 外筒 3 丸座金 4 拡大筒部 4a 外周面 5 鋼球 6 孔 7 溝 8 ストッパー用リング

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍵孔を有する内筒と、この内筒が装填さ
    れる外筒と、この外筒の前端の拡大筒部に外装状に嵌合
    される丸座金とを備え、上記外筒の拡大筒部に焼入れし
    た鋼球を収納する孔が外周面に開口した状態で周方向に
    一定の間隔をあけて放射状に複数穿設されたシリンダ錠
    において、上記外筒の拡大筒部の外周面に溝が周方向に
    沿って環状に形成され、上記の孔がこの溝に開口され、
    この孔内から上記の鋼球が脱落するのを防止するストッ
    パー用リングが上記の溝に係合して輪掛けされたことを
    特徴とするシリンダ錠。
  2. 【請求項2】 孔の径が、溝の幅より大きく選定された
    ことを特徴とする請求項1記載のシリンダ錠。
JP1994017053U 1994-12-27 1994-12-27 シリンダ錠 Expired - Lifetime JP3013092U (ja)

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JP1994017053U JP3013092U (ja) 1994-12-27 1994-12-27 シリンダ錠

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JP1994017053U JP3013092U (ja) 1994-12-27 1994-12-27 シリンダ錠

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Family

ID=43148764

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101147037B (zh) * 2005-01-25 2012-07-04 东邦钛株式会社 金属的电子束熔化装置以及采用该装置的高熔点金属锭的制造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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