JP3012817B2 - 地線素子付アンテナ装置 - Google Patents

地線素子付アンテナ装置

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JP3012817B2
JP3012817B2 JP9049026A JP4902697A JP3012817B2 JP 3012817 B2 JP3012817 B2 JP 3012817B2 JP 9049026 A JP9049026 A JP 9049026A JP 4902697 A JP4902697 A JP 4902697A JP 3012817 B2 JP3012817 B2 JP 3012817B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば移動無線通
信において、基地局用アンテナとして利用される地線素
子付アンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】移動無線通信(例えば280MHz帯)
における基地局用アンテナとして、一般に地線素子付ア
ンテナ装置が用いられている。従来の地線素子付アンテ
ナ装置は、図3に示すように構成されている。図3は、
従来の地線素子付アンテナ装置の地線素子接続部及びア
ンテナ支柱部を取り出して示したものである。
【0003】図3において、11はアンテナ支柱で、そ
の中心部に中心導体12及び外部導体13からなる給電
用同軸線路14が設けられる。この給電用同軸線路14
の中心導体12は、上端部近傍において、外部導体13
の外に導出され、取付金具15によりアンテナ支柱11
に取り付けられる。上記外部導体13とアンテナ支柱1
1との間には、上記取付金具15よりλ/4離れた下方
位置に円板状のショート金具16が取り付けられ、λ/
4トラップ回路が構成される。また、上記給電用同軸線
路14の外部導体13は、固定金具17によりアンテナ
支柱11に固定される。
【0004】更に、上記外部導体13の上端に放射素子
18が設けられると共に、その周囲を覆うように絶縁部
材を用いた円筒状の放射器カバー19が設けられる。こ
の放射器カバー19は、アンテナ支柱11の上端部に取
り付けられる。また、上記アンテナ支柱11の上端部周
囲には、放射器カバー19を貫通して複数本の地線素子
20を放射状に設けている。
【0005】そして、外部より給電用同軸線路14に給
電電力が供給されるが、ショート金具16から放射素子
18への給電は、外部導体13を中心導体とし、アンテ
ナ支柱11を外部導体とする同軸線路によって行なわれ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来、地線素子20
は、アンテナ支柱11に接続し、アースがとれた状態で
なければ、アンテナ支柱11に帰電流が発生し、安定し
た特性を得ることができない。このため従来では、地線
素子20を取り付ける場合、放射器カバー19を貫通し
てアンテナ支柱11に接続している。従って、放射器カ
バー19には、地線素子20を貫通させるための孔を設
けなければならず、放射器カバー19の強度が劣化する
という問題がある。従来では、アンテナ強度が弱くなる
ことを補うために、アンテナ支柱11を太くしたり、放
射器カバー19の肉厚を厚くするなどしていたので、ア
ンテナ自体が重くなるという欠点があった。本発明は上
記の課題を解決するためになされたもので、アンテナ強
度の向上及び軽量化を図り得る地線素子付アンテナ装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る地線素子付
アンテナ装置は、放射素子と、この放射素子に接続され
る給電用同軸線路と、この給電用同軸線路の外導体を兼
用するアンテナ支柱と、前記放射素子及びアンテナ支柱
の一部あるいは全部を覆う絶縁カバーと、前記アンテナ
支柱の端部外周面に沿って前記絶縁カバーの外側に設け
られ、前記アンテナ支柱と容量結合する帯状金具と、こ
の帯状金具に装着される複数の地線素子とを具備したこ
とを特徴とする。
【0008】上記の構成において、アンテナ支柱の表面
に流れようとする帰電流は、帯状金具とアンテナ支柱と
の間の静電容量により結合し、帯状金具に接続された地
線素子により打ち消されてアンテナ支柱表面には流れな
いようになる。従って、地線素子とアンテナ支柱とを直
接接続した地線素子付アンテナと同等の特性を得ること
ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を説明する。図1は本発明の一実施形態に係る
地線素子付アンテナ装置の全体を示す概略構成図で、コ
ーリニア型アンテナ装置に実施した場合の例を示したも
のである。同図に示すように、アンテナ支柱11の上部
に絶縁部材からなる放射器カバー19が取り付けられ
る。そして、アンテナ支柱11と放射器カバー19との
接合部外周に帯状金具21を取り付け、この帯状金具2
1に複数本の地線素子20を装着する。上記地線素子2
0の先端間の長さは例えばλ/2に設定される。また、
上記放射器カバー19の上端部には、避雷針22を取り
付ける。更に、アンテナ支柱11の下端部に回転フラン
ジ23を取り付け、この回転フランジ23より給電する
ようにしている。
【0010】また、24はアンテナ取付用支柱で、例え
ば鉄塔等に取り付けられる。そして、上記アンテナ支柱
11は、上記アンテナ取付用支柱24に対して取付金具
25により取り付けられる。
【0011】次に、上記アンテナ支柱11及び地線素子
20の接続部についての詳細を図2を参照して説明す
る。図2に示すように、アンテナ支柱11の中心部に中
心導体12及び外部導体13からなる給電用同軸線路1
4が設けられる。この給電用同軸線路14の中心導体1
2は、上端部近傍において、外部導体13の外に導出さ
れ、取付金具15によりアンテナ支柱11に取り付けら
れる。上記外部導体13とアンテナ支柱11との間に
は、上記取付金具15よりλ/4離れた下方位置に例え
ば円板状のショート金具16が取り付けられ、λ/4ト
ラップ回路が構成される。すなわち、ショート金具16
を設けることにより、「+,−」の極性変換を行ない、
直流的にはショート回路となる構成としている。上記シ
ョート金具16から放射素子18までの給電は、給電用
同軸線路14の外部導体13を中心導体とし、アンテナ
支柱11を外部導体とする同軸線路によって行なわれ
る。また、上記給電用同軸線路14の外部導体13は、
固定金具17によりアンテナ支柱11に固定される。
【0012】更に、放射器カバー19の内部に放射素子
18が設けられ、給電用同軸線路14の外部導体13に
接続される。そして、上記したようにアンテナ支柱11
と放射器カバー19との接合部外周に帯状金具21を取
り付け、この帯状金具21に複数本の地線素子20を装
着している。この場合、アンテナ支柱11と帯状金具2
1とを絶縁部材である放射器カバー19を介して相対向
させることにより、アンテナ支柱11と帯状金具21と
の間を容量結合となるようにしている。従って、帯状金
具21に取り付けられた地線素子20は、アンテナ支柱
11に対して容量結合する。この結果、アンテナ支柱1
1の表面に流れようとする帰電流は、帯状金具21とア
ンテナ支柱11との間の静電容量により結合し、帯状金
具21に接続された地線素子21により打ち消されてア
ンテナ支柱11表面には流れないようになる。従って、
地線素子とアンテナ支柱とを直接接続した地線素子付ア
ンテナと同等の良好な特性を得ることができる。
【0013】また、上記のようにアンテナ支柱11と放
射器カバー19との接合部外周に帯状金具21を取り付
け、この帯状金具21に複数本の地線素子20を装着す
ることにより、地線素子20を静電容量によってアンテ
ナ支柱11に電気的に結合させているので、放射器カバ
ー19及びアンテナ支柱11に地線素子20を装着する
ための孔を設ける必要がなく、放射器カバー19及びア
ンテナ支柱11の強度を向上することができる。従っ
て、アンテナ強度を向上するために、放射器カバー19
を厚くしたり、アンテナ支柱11を太くしたりする必要
がなく、アンテナの軽量化を図ることができる。更に、
放射器カバー19を地線素子付アンテナと地線素子無し
アンテナで共通化することができるので、部品の管理が
容易になると共に、コストの低下を図ることができる。
【0014】なお、上記実施形態では、放射器カバー1
9は放射素子18とアンテナ支柱11の一部を被覆した
場合について示したが、その他、例えば放射素子18及
びアンテナ支柱11の全部を放射器カバー19で覆うよ
うにしても良いことは勿論である。
【0015】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、ア
ンテナ支柱の外側に設けた放射器カバーの外周に帯状金
具を取り付け、この帯状金具に複数本の地線素子を装着
し、地線素子が静電容量によってアンテナ支柱に電気的
に結合するようにしたので、放射器カバー及びアンテナ
支柱に地線素子装着用の孔を設ける必要がなく、放射器
カバー及びアンテナ支柱の強度を向上することができ、
かつ、地線素子とアンテナ支柱とを直接接続したのと同
等の良好な特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る地線素子付アンテナ
装置の全体構成を示す正面図。
【図2】同実施形態における地線素子付アンテナ装置の
アンテナ支柱部及び地線素子接続部の構成を示す断面
図。
【図3】従来の地線素子付アンテナ装置のアンテナ支柱
部及び地線素子接続部の構成を示す断面図。
【符号の説明】
11 アンテナ支柱 12 中心導体 13 外部導体 14 給電用同軸線路 15 取付金具 16 ショート金具 17 固定金具 18 放射素子 19 放射器カバー 20 地線素子 21 帯状金具 22 避雷針 23 回転フランジ 24 アンテナ取付用支柱

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射素子と、この放射素子に接続される
    給電用同軸線路と、この給電用同軸線路の外導体を兼用
    するアンテナ支柱と、前記放射素子及びアンテナ支柱の
    一部あるいは全部を覆う絶縁カバーと、前記アンテナ支
    柱の端部外周面に沿って前記絶縁カバーの外側に設けら
    れ、前記アンテナ支柱と容量結合する帯状金具と、この
    帯状金具に装着される複数の地線素子とを具備したこと
    を特徴とする地線素子付アンテナ装置。
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