JP3012055U - 埋設スプリンクラー掩蔽芝の刈取機 - Google Patents

埋設スプリンクラー掩蔽芝の刈取機

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JP3012055U
JP3012055U JP1994016578U JP1657894U JP3012055U JP 3012055 U JP3012055 U JP 3012055U JP 1994016578 U JP1994016578 U JP 1994016578U JP 1657894 U JP1657894 U JP 1657894U JP 3012055 U JP3012055 U JP 3012055U
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lawn
cutting blade
sprinkler
reaper
diameter
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Application number
JP1994016578U
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English (en)
Inventor
俊二 村瀬
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俊二 村瀬
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 埋設スプリンクラーのヘッド部に覆いかぶさ
った芝を腰を屈めることなく、迅速にヘッド部の円周に
沿って綺麗な円形状に刈り取る。 【構成】 埋設スプリンクラーのヘッド部の直径より2
〜5mm大きい直径の金属製円筒の下端部を円周に沿っ
て3〜5周波の波形状の刃とした円筒状刈取刃3の上端
部に枠金物5を取り付け、この枠金物5の中心に取り付
けた操作かん6により円筒状刈取刃3をスプリンクラー
ヘッド部の円周に沿わせて芝の根部まで突き刺し、水平
方向に20〜45度程度回すことにより覆いかぶさった
芝を根部から刈り取る。また、一体に構成された刈取機
を使用するほか円筒状刈取刃3、枠金物5、操作かん6
を個体の部材とし各々スプリンクラーヘッドの直径の大
小に対応した数種の寸法のものを備え、各部材相互を着
脱自在に結合できるようし、スプリンクラーヘッド部の
直径に対応して組立てて使用することもできる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ゴルフ場や公園等に埋設されているスプリンクラーヘッド部を掩蔽 する芝の刈取機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、埋設スプリンクラーヘッド部を掩蔽する芝の刈り取りは、ヘッド部の損 傷防止や刈り取りの仕上がり状況などから動力駆動による刈取機の使用は不適当 で、専ら鎌による手作業に頼っていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ゴルフ場や公園等に埋設されているスプリンクラーは、芝生の成長に伴い、ヘッ ド部が掩蔽されて埋設位置がわかりにくくなるため芝生の更新作業時に機械によ ってヘッド部が破壊されることが多く、また、散水する場合に覆いかぶさった芝 に水がぶつかり均一な散水が不能となる。このためゴルフ場等では、定期的にス プリンクラー周辺の掩蔽芝を刈り取ることが必要となる。この刈り取り作業とし ては、前述のとおり鎌による手作業に頼るほか効果的な方法がなかった。 鎌により腰を屈め行う刈り取り作業は、多数のスプリンクラーを埋設している ゴルフ場や公園等においては過重な労働となり、また美しい円形に刈り取ること が難しく長時間を要し、極めて非能率な方法でもあった。 本考案は、このような欠点を解消しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
走行車等に装着された刈取機や手持動力駆動刈取機によるヘッド部の損傷に対 しては、ヘッド探索用センサーを設け、掩蔽芝の刈り取りにはロボット機を用い るなどの方法が考えられ、現在の電子技術、ロボット技術をもってれば容易に開 発可能なことである。しかし、この種のものは当然メカニズムが複雑になり高価 なものとなるため経済性の面からスケールメリット、使用頻度等を考慮せざるを えない。これらの点から、本考案にあっては経済的で簡易かつ刈り取り仕上がり の良好なものであることを前提とし、下記に詳述する刈取機を考案した。
【0005】 第1の問題点である作業姿勢に関しては、作業者が起立姿勢で腕を前方にほぼ 直角に曲げて出したときの手のひらの位置と刈取機1を芝生表面に垂直に立てた 状態での把手9の位置とがほぼ同位置になるよう設計して後述の刈り取り作業に おいて無理な姿勢をとることがなく腰や膝など局部に大きな負担がかからないよ うにした。
【0006】 第2の問題点である掩蔽芝を美しい円形に刈り取ることが困難であることに関 しては、刈取刃の芝生面に接する水平断面が円形であればよく、本考案では、埋 設スプリンクラーヘッド部の直径より2〜5mm大きい直径を有するの鋼、鋳鉄 等の金属製円筒2の下部を円周に沿って鋸歯状または関数曲線等の波形で3〜5 周波程度に切削し、かつ、波状部を円筒の外周面から内周面下方に向け斜状に切 りそいで片刃4の円筒状刈取刃3を形成し、円筒状刈取刃3の中心軸上にある枠 金物の中心部上面に垂直に設けられた操作かん6によって上記刈取作業を行う埋 設スプリンクラー掩蔽芝の刈取機とした。
【0007】 請求項2の枠金物5と円筒状刈取刃3とをスクリューボルト、通しボルト等の 結合金具で着脱自在に結合したことは、刈取機を長期使用して切れ味が悪くなっ たり片刃4が破損したとき、刈取機の総体を取り換えることなく、円筒状刈取刃 3のみの交換ですむようにし、また片刃4の研磨作業を容易にしようとしたもの である。片刃4の切り削ぎが外側から内側え向けられているのも研磨を容易にす るためである。
【0008】 さらに数種類の直径をもつ円筒状刈取刃3と、その直径に合致する数種類の寸 法をもつ枠金物5とをそれぞれ個体で少数箇備え、これら部材の組合せによって スプリンクラーヘッド部の直径の大小に容易に対処しようとしたものである。 枠金物5と操作かん6とがスクリューボルト等で着脱自在に結合されているこ とも上記と同様スプリンクラーヘッド部の直径の大小に応じ、円筒状刈取刃3の 取り換えを容易にしたものである。図における部材の結合状態は、円筒状刈取刃 3と枠金物5とはスクリューボルトで、枠金物5と操作かん6とは通しボルトで それぞれ結合した場合のものを示している。
【0009】
【作用】
刈取機の円筒状刈取刃3をスプリンクラーヘッド部の円周に沿わせて芝生の根 部の深さよりやや深いところまで垂直に突き刺し、円周に沿って左右に20〜4 5度程度回転することによりヘッド部の円周に沿って成長した掩蔽芝根部の刈り 取りを行う。
【0010】 スプリンクラーヘッド部の直径の大小に対しては、直径に見合う円筒状刈取刃 3と枠金物5とを組合せ、その結合体に操作かん6を取り付けて刈取機を構成す る。組合せによらず予め一体に構成された異なる直径の円筒状刈取刃をもつ刈取 機を必要種類備え、対応してもよいことは勿論である。
【0011】
【実施例】
操作かん6により円筒状刈取刃3の円周をスプリンクラーヘッド部の円周に沿 わせて片刃4を掩蔽芝の根部の深さよりやや深いところまで突き刺して根を押切 り、さらに円周に沿って左右に20〜45度程度回転させることにより根を完全 に切り取る。片刃4の切れ味が悪くなったときは、円筒状刈取刃3を一旦引き抜 き最初に突き刺したときとは円周方向の角度をずらして再度突き刺すことにより 完全に根を切り取ることができる。
【0012】 片刃4の波形の数は、多いほうが根の切取りが容易ではあるが、刃部の加工や 研磨等の面からは不利で、実験の結果では3〜5周波が適当であった。波の形に ついては 鋸歯状と関数曲線等の波状との間には切取効果に顕著な差はなく何れ でもよい。
【0013】 片刃4が刃こぼれしたり切れ味が悪くなつたときには、操作かん6及び枠金物 5の取り外しが容易にでき円筒状刈取刃3単体での研磨ができる。また、片刃4 は円筒の外周面から内周面下方え向けて切りそいでいるので研磨作業が容易であ る。
【0014】
【考案の効果】
上述のように、本考案の埋設スプリンクラー掩蔽芝刈取機には、次の効果があ る。
【0015】 従来の鎌による刈り取り作業と異なり腰を屈めた窮屈な姿勢をとることなく、 ごく自然な立姿勢での作業が可能なので、腰や膝等に無理な負担がかからず加重 労働から解放される。
【0016】 美観を重視するゴルフ場や公園等では、美しい円形の刈り取り仕上げが必要で あるが、この要求に応ずることができる。しかも短時間に仕上げることができる ので、作業効率の向上も図れる。
【0017】 刈取機を構成する円筒状刈取刃3、枠金物5、操作かん6の各部材が着脱自在 に結合されることから、これら部材の自由な組合せにより埋設スプリンクラーヘ ッド部の直径の大小に容易に対応できる。また、このことは、数種類の寸法をも つ部材を個体で少数個備えておけばよいので、経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の総体を示す斜視図である。
【図2】本考案の部材である円筒状刈取刃の正面図と縦
断面図である。
【図3】本考案の部材である円筒状刈取刃の展開図であ
る。
【図4】本考案の部材である枠金物の上面図と縦断面図
である。
【図5】本考案の部材である操作かんの正面図と縦断面
図である。
【図6】本考案の各部材の結合状態を示す図。
【符号の説明】
1 埋設スプリンクラー掩蔽芝刈取機の総体 2 金属円筒 3 円筒状刈取刃 4 片刃 5 枠金物 6 操作かん 7 操作かんの縦かん 8 操作かんの横かん 9 操作かんの把手 10 ボルト穴 11 ボルト孔 12 スクリューボルト 13 枠金物の操作かんとの結合部 14 ボルト孔 15 ボルト穴 16 通しボルト 17 ナット

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 埋設スプリンクラーのヘッド部の直径よ
    り2〜5mm大きい直径を有する鋼、鋳鉄等の金属製円
    筒2の下部を円周に沿って鋸歯状または関数曲線等の波
    形に3〜5周波程度に切削し、かつ、波状部を円筒の外
    周面から内周面の下方え向け斜状に切りそいで片刃4と
    した円筒状刈取刃3を形成する。また、円筒状刈取刃3
    の上端部に枠金物5を取り付ける。前記円筒状刈取刃3
    の中心軸と交差する枠金物5の中心部上面に金属棒また
    は金属管製の縦かん7と把手9を装着するための金属管
    製の横かん8とを一体に構成した操作かん6が結合され
    ていることを特徴とする埋設スプリンクラー掩蔽芝の刈
    取機。
  2. 【請求項2】 請求項1における枠金物5と円筒状刈取
    刃3との係合および枠金物5と操作かん6との係合が、
    それぞれスクリューボルト、通しボルト等の結合金具で
    着脱自在に結合されていることを特徴とする埋設スプリ
    ンクラー掩蔽芝の刈取機。
JP1994016578U 1994-12-05 1994-12-05 埋設スプリンクラー掩蔽芝の刈取機 Expired - Lifetime JP3012055U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210051643A (ko) * 2019-10-31 2021-05-10 이도연 스프링클러 헤드부 주변 정리기
KR20240059066A (ko) 2022-10-27 2024-05-07 이도연 스프링클러 주변 영역 잔디 커팅 장치

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