JP3011755B2 - 3レベル静電潜像又は2レベル静電潜像をトナーで選択的に現像する方法及びその装置 - Google Patents

3レベル静電潜像又は2レベル静電潜像をトナーで選択的に現像する方法及びその装置

Info

Publication number
JP3011755B2
JP3011755B2 JP2310130A JP31013090A JP3011755B2 JP 3011755 B2 JP3011755 B2 JP 3011755B2 JP 2310130 A JP2310130 A JP 2310130A JP 31013090 A JP31013090 A JP 31013090A JP 3011755 B2 JP3011755 B2 JP 3011755B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
level
bias
developer
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2310130A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03175463A (ja
Inventor
イー ウィリアムズ ジェイムズ
Original Assignee
ゼロックス コーポレーション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ゼロックス コーポレーション filed Critical ゼロックス コーポレーション
Publication of JPH03175463A publication Critical patent/JPH03175463A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3011755B2 publication Critical patent/JP3011755B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G13/00Electrographic processes using a charge pattern
    • G03G13/01Electrographic processes using a charge pattern for multicoloured copies
    • G03G13/013Electrographic processes using a charge pattern for multicoloured copies characterised by the developing step, e.g. the properties of the colour developers
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/01Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for producing multicoloured copies
    • G03G15/0105Details of unit
    • G03G15/0121Details of unit for developing

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Developing For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、カラーでハイライトした3レベル印刷に関
し、得に、同じ現像システムを用いてカラーでハイライ
トした3レベル像形成と2レベル黒色像形成とが可能な
ように、標準直流バイアスとチョッパ式直流バイアスと
の間で現像剤バイアスを切換えることに関する。
(従来技術) 本発明は、複写機業界あるいは印刷業界で使用可能で
ある。従来のゼログラフィにおいては、一般的手順とし
て、初に光導電性絶縁面即ち感光体を均一に帯電するこ
とによってゼログラフ面に静電潜像を形成する。電荷
は、原稿の像に対応する活性放射線のパターンに従って
選択的に消散される。この選択的な電荷の消散は、放射
線の当てられなかった領域に対応して電荷保持面に潜在
的な電荷パターンを残す。
この電荷パターンは、これをトナーで現像することに
よって可視化される。トナーは、一般的に、静電吸引力
によって電荷パターンに付着する着色パウダからなって
いる。
現像された像は、次に電荷保持面に定着又は普通紙等
の受像材上に移転され、その上に適当な溶融技術を用い
て定着される。
3レベルゼログラフィの概念は、米国特許第4、07
8、929号に記載されている。この米国特許は、1回の循
環でカラーでハイライトした像形勢を達成する手段とし
て、3レベルゼログラフィを使用することを開示してい
る。この米国特許に記載されているように、電荷パター
ンは、第一の色のトナー粒子及び第二の色のトナー粒子
で現像される。第一の色のトナー粒子は正に帯電され、
第二の色のトナー粒子は負に帯電される。一実施例にお
いては、トナー粒子は、摩擦電気的に相対的に見て正に
帯電したキャリア粒子と相対的に見て負に帯電したキャ
リア粒子の混合体を含む現像剤により供給される。キャ
リア粒子は、相対的に見て負のトナー粒子と相対的に見
て正のトナー粒子をそれぞれ支持する。このような現像
剤は、一般的に、電荷パターンを支持する像形成面を横
断してそれをカスケードすることにより、電荷パターン
に供給される。他の実施例においては、トナー粒子は、
一対の磁気ブラシによって電荷パターンに提供される。
各ブラシは、一方の色のトナーと一の電荷を供給する。
さらに他の実施例においては、現像システムはほぼ背景
電圧にバイアスされる。かかる電圧は、現像された像に
おける色の鮮明度を改善する。
3レベルゼログラフィにおいて、電荷保持面即ち感光
体上のゼログラフのコントラストは、従来のゼログラフ
ィの場合における2つではなく、3通りに分割される。
感光体は、典型的には900ボルトに帯電される。この感
光体は、帯電された像領域(これは、次に帯電領域現
像、即ちCADによって現像される)に対応する一方の像
が感光体の最高電圧(Vddp又はVcad;第1a図及び第1b図
参照)となるように、像形状に露光される。他方の像
は、感光体を残留電圧Vc又はVdad(代表的には、100ボ
ルト)まで放電するように露光することによって形成さ
れる。この像は、放電領域現像(DAD)によって次に現
像される放電領域像に対応する。背景領域は、感光体電
圧がVcadとVdadの中間(代表的には、500ボルト)の電
圧Vw又はVまで下がるように露光される。CAD現像剤
は、代表的には、電圧V(約500ボルト)から感光体
の最高電圧Vcadに約100ボルト近付いた電圧(約600ボル
ト)に帯電される。DAD現像剤は、感光体の最高電圧V
から残留電圧Vdadに約100ボルト近付いた電圧(約400
ボルト)に帯電される。
電荷保持面上に現像される合成像は正及び負のトナー
からなっているため、全てのトナーを同じ極性とし、そ
れにより、反対極性のコロナ電荷を用いて転写すること
ができるように、前転写コロナ帯電ステップが必要であ
る。
以下の記載(本発明の一部に関連する)のように、静
電潜像を現像するため現在までに種々の技術が用いられ
ている。
3レベル印刷に関する米国特許第4、761、668号は、
光導電性像形成部材等の電荷保持面に形成された静電潜
像を可視化するのに使用された1色の乾燥トナー即ち現
像剤が他色の乾燥トナー即ち現像剤で汚染されるのを最
小限とする装置を開示している。この装置は、汚染の原
因となる乾燥トナー即ち現像剤を電荷保持面の原稿と枠
外との間の領域に吸引させる。そのように吸引された乾
燥トナー即ち現像剤は、その後、クリーニングステーシ
ョンで像形成部材から除去される。
3レベル印刷に関する米国特許第4、761、672号は、
現像剤へのバイアスを付勢又は消勢する際の3レベルゼ
ログラフィの起動時及び停止時に発生する過渡的な現像
状態を、ある種の制御方法を用いることにより除去する
装置を開示している。この制御方法は、装置の起動時及
び停止時に感光体上に空間的に傾斜する電圧を発生させ
る露光装置を用いて行う。現像システムへのバイアスの
供給は、バイアス電圧が感光体の空間的に傾斜する電圧
に所定のオフセット電圧を漏って追従するように、プロ
グラムされる。このオフセットは、いずれかの現像ロー
ラと感光体との間のクリーニング電界が常に妥当な限度
内にあるように選択される。露光と現像特性を同期させ
る代替として、感光体の帯電を現像剤バイアス電圧に従
って変化させることもできる。
3レベル印刷に関する米国特許第4、811、046号は、
現像剤へのバイアスを付勢又は消勢する際の3レベルゼ
ログラフィの起動時及び停止時に発生する過渡的な現像
状態を、起動時及び停止時に現像剤が像形成面に接触し
ないように所定の方向に回転するようにしたローラを持
つ現像装置を与えることにより除去する装置を開示して
いる。選択された現像剤ハウジングの現像ローラは、接
触回避方向に回転することができ、それにより、3レベ
ル装置を単色装置として用いることができるように、す
なわち、一時に現像剤ハウジングの一方の現像剤を攪拌
するため、そのハウジング内の現像剤の内部摩擦静電気
の均衡状態を保証する。
3レベル印刷に関する米国特許第4、771、314号は、
電荷保持像形成面を印刷装置の現像ステーションを含む
処理ステーションに一回循環させることにより、黒色と
少なくとも1色のハイライトカラーとからなるのトナー
像を形成する印刷装置を開示している。現像ステーショ
ンは、それぞれ、一対の磁気ブラシ現像ローラを支持し
ている一対の現像剤ハウジングを備えている。これら磁
気ブラシ現像ローラは、電荷保持面と現像ローラとの間
に現像静電界とクリーニング静電界を与えるようにバイ
アスされている。これらローラは、各ハウジングの第一
のローラと電荷保持面との間の現像静電界が第二のロー
ラと電荷保持面との間の現像静電界よりも大きく、且つ
各ハウジングの第二のローラと電荷保持面との間のクリ
ーニング静電界が第一のローラと電荷保持面との間のク
リニーング静電界よりも大きくなるようにバイアスされ
る。
3レベル印刷に関する米国特許第4、833、504号は、
それぞれ多数の磁気ローラを含む現像剤ハウジングを有
する磁気ブラシ現像装置を開示している。第二の現像剤
ハウジング内に設置された磁気ローラは、磁界の半径方
向成分が電荷保持面と磁気ローラとの中間に磁力のない
現像領域を形成するように構成される。現像剤は、この
領域を磁気的に拘束されることなく移動することがで
き、従って、第一の現像剤ハウジングで現像された像は
ほとんど乱れを受けることがない。また、現像剤は1の
現像ローラから他のローラに移動する。この装置は、3
レベル静電潜像の相補的な半分を現像すると共に、同時
に、既に現像されている第一の半分が第二の現像剤ハウ
ジング内をほとんど像の乱れを受けることなく通過でき
るようにするための有効な手段を提供する。
3レベル印刷に関する1988年6月28日出願の米国特許
出願第220、408号は、電荷保持面が印刷機の処理ステー
ションを一回循環する際、2つの像が完全に整合するよ
うに重ね合わせる3レベルゼログラフィを採用した電子
印刷機を開示している。合成像の一部分は磁気インク文
字認識(MICR)トナーを用いて形成され、一方、合成像
の他の部分は安価な黒色又は着色トナーで印刷される。
例えば、小切手の磁気的に読み取り可能な情報はMICRト
ナーを用いて印刷されており、小切手の着色トナー又は
黒色トナーの残りの部分は磁気的に読み取りできない。
1回循環のカラーでハイライトした3レベル像形成シ
ステムにおけるフリンジ(fringe)電界の問題は、米国
特許第4、847、655号に述べられている。この特許にお
いては、それぞれ、多数の磁気ブラシローラを含む多数
の現像剤ハウジングを備えた磁気ブラシ現像装置が開示
されている。導電性磁気ブラシ用(CMB)現像剤が各現
像剤ハウジング供給される。CMB現像剤は、電子的に形
成された像を現像するため用いられる。パウダの電気導
電率セルで測った現像剤の導電率は、109〜10-13/オー
ム・cmの範囲である。現像剤の濃度は、重量%で2.0〜
3.0%のオーダであり、また、トナーの帯電レベルは20
マイクロクーロン/グラムである。現像ローラは、電荷
保持面から0.40〜0.120インチ(1.02〜0.30cm)の距離
だけ離されている。
米国特許第4、868、611号は、カラーでハイライトし
た像形成方法及び電荷保持面に少なくとも3つの異なる
電圧レベルを持つ単一極性の電荷パターンを形成するた
めの構造を含む装置を開示している。これら3つの異な
る電圧レベルの内、2つの電圧レベルは2つの像領域に
対応し、また、第三の電圧レベルは背景領域に対応す
る。現像剤ハウジング内の現像剤と2つの像領域内の既
に現像された像との間の相互干渉は、既に現像された像
上の電荷を中和するスコロトロンを使用することによっ
てほとんど回避される。
高速度ゼログラフ印刷(例えば、135cpm)において、
高品質のコピーは、米国特許第4、537、494号に開示さ
れた混成現像システムによって得ることができる。この
特許は、幾分絶縁性を持った現像剤の使用を開示してい
る。高速度印刷機において3レベルゼログラフィを用い
てカラーでハイライトしようとする場合、この特許に記
載された現像システムはその絶縁性のために不適当なも
のとなる。絶縁性を持つ現像システムを用いた場合、導
電性をもつ現像システムを用いた場合に必要とされる面
積当たりの現像質量(DMA)と同じDMAを得ようとすれ
ば、高い現像電界が必要となる。これは、また、フリン
ジ(fringe)電界を発生させる傾向を持っている。
上述した3レベルゼログラフィは、普通は基本の2レ
ベルゼログラフィの一方のために使用される同じ電圧範
囲内において2つ像を現像しなければならないため、3
レベルに使用可能な有効な現像静電界及びクリーニング
静電界は、普通のゼログラフィの約半分である。これら
低い静電界では、許容範囲内の背景領域を維持しつつ、
普通紙上に許容範囲内の出力密度を得ること、即ち、静
電潜像上に十分な量のトナーを供給して現像することは
難しい。3レベルゼログラフィは、許容範囲内の背景を
持って二色で現像することは十分可能であるが、狭い操
作露光許容度(2レベルのモノクロゼログラフィに比べ
て)では、トナー濃度(TC)等の処理パラメータ及び感
光体の静電気を精密に制御し、且つ、感光体の利用可能
な電圧範囲を最大にする(これは、感光体の寿命を短く
する)必要がある。即ち、3レベルのカラーでハイライ
トした像形成において、操作露光許容度を広くすること
は最も望ましいことである。
定められた背景レベルに対して高いDMA(面積当たり
の現像質量)がこれら低い現像電界で達成することがで
きるように、導電性の現像システムを3レベル像形成に
用いることが好ましい。導電性材料を用いると、カラー
像の縁周囲の黒色現像又はその逆の原因となるフリンジ
電界現像を抑圧する。
1990年11月22日出願の米国特許出願第440、913号は、
カラーでハイライトした3レベル像形成の操作露光許容
度を広げるため、導電性磁気ブラシ(CMB)用の現像剤
を含む現像剤構造体にチョッパ式の直流バイアスを付与
することが開示されている。
(発明が解決しようとする課題) 本発明によれば、カラーでハイライトした3レベル印
刷機の現像剤バイアスは、標準的な直流モードとチョッ
パ式直流バイアスモードとの間で切換えられる。標準的
な直流モードは、絶縁性磁気ブラシ(IMB)用の現像剤
を用いて黒色モノクロモードで鮮明な黒色コピー品質を
得るときに使用される。チョッパ式直流バイアスモード
は、3レベルハイライトカラーモードで印刷を行う際の
DMAを増大させ、且つ黒色ハウジング内の好ましくない
フリンジ電界現像を減少させるときに使用される。即
ち、高速度印刷機において、カラーでハイライトした3
レベル印刷は、ハイライトカラーモードのチョッパ式直
流バイアスで黒色(IMB)現像剤を用いて行い、一方、
鮮明な高品質のモノクロ黒色像は、オペレーションの第
一のモードで操作しつつ、従来の直流バイアスを黒色現
像剤ハウジングに付与することにより達成される。
3レベルハイライトカラーモードにおける操作露光許
容度は、黒色現像剤ハウジングへの直流バイアスからチ
ョッパ式直流バイアスに切換えることにより拡張され
る。チョッパ式直流バイアスの意味は、現像ハウジング
に付与されるハウジングバイアスが2つの電圧の間で交
番することである。一方の電圧は、ほぼDAD現像剤の通
常バイアスに等しく、また、他方の電圧は、通常バイア
スよりも相対的に見ると負バイアスとなる。前者を高レ
ベルのバイアスVBiasと称し、後者を低レベルのバイア
スVBiasと称する。バイアスの交番は、所定の周波数で
周期的に行われる。各サイクルの周期は、(高レベルの
バイアスVBiasの比率が)5〜10%のデューティサイク
ルとなるように両バイアスレベル間で交番する。CAD像
の場合、高レベルのバイアスVBias及び低レベルのバイ
アスVBiasの電圧そのものはDADハウジングとほぼ同じ大
きさであるが、その波形は逆転、即ち、CADハウジング
のバイアスが高レベルのバイアスVBiasの比率90〜95%
のデューティサイクルとなるような波形となっている。
本発明者は、このタイプのバイアスを行うことの利点
を幾つか発見した。
定められた背景バイアスレベルに対して、面積当たり
の現像質量(DMA)の増大。
質量当たりの現像電荷の増大(Q/M);第二のCAD黒色
現像剤ハウジングによる着色像の損傷量を減少させる。
DAD静電潜像及びCAD静電潜像の現像中和における25〜
40Vの増大。
チョッパ式直流バイアスを用いた時のDMA及びQ/Mの増
加並びにその結果の像中和は、操作露光許容度を幾つか
の異なる方法により改善するのに用いられる。均一な従
来の直流バイアスの代わりにチョッパ式直流バイアスを
用いることにより現像可能性が増大するため、同じ背景
バイアスレベルに対してDMAが高くなり、あるいは、小
さな現像電界で直流バイアスと同じDMAを得ることがで
きる。後者の場合における現像電界の減少は、他の部分
(例えば、赤及び黒クリーニング電界、あるいは感光体
の電圧減少)に付与可能な感光体電圧を生み出す。Q/M
の増加により、第二のCAD黒色ハウジングによる像の損
傷量は減少する。中和の増加により、第二の(CAD)黒
色現像剤ハウジングによる第一の(CAD)像内への黒キ
ャリア粒子及び不適な符号のトナーの侵入を防止する。
バイアスの切換えにより、高速度印刷の黒色モノクロ
モードにおいて高品質の黒色コピーを達成し、一方、3
レベルハイライトカラーモードにおいて、カラーでハイ
ライトした3レベル像形成を可能とすると共に操作露光
許容度を拡張する。
(実施例) 3レベル像形成の概念をより理解してもらうため、第
1a図及び第1b図を参照してその説明を行う。第1a図は、
3レベル静電潜像をより詳細に図解している。ここで、
V0は初期電荷電圧であり、Vddpは暗放電電圧(非露
光)、VWは白色放電電圧であり、そして、Vcは感光体残
留電圧(全露光)である。
静電潜像の現像中における色の区別は、感光体を2連
の現像剤ハウジングに通すことによって達成される。こ
れら2連の現像剤ハウジングは、背景電圧である白色放
電電圧VWとは相違する電圧に電気的にバイアスされる。
電圧の相違する方向は、ハウジング内のトナーの極性即
ちトナーの符号によって定まる。1つのハウジング(説
明の便宜上、第二ハウジングとする)は、摩擦静電気特
性を持つ黒色トナーを有する現像剤を含んでいる。黒色
トナーは、感光体と第1b図に図示された黒色電圧Vbb
帯電された現像ローラとの間の電界によって、静電潜像
の最も高く帯電された領域(闇放電電圧Vddp)に引き寄
せられる。一方、第一ハウジング内の着色トナーに付与
される摩擦静電荷は、感光体とカラー電圧Vcbに帯電さ
れた第一ハウジング内の現像ローラとの間の電界によっ
て、静電潜像の残留電圧Vcに帯電された領域に引き寄せ
られるように選択する。
第2図に図示されているように、本発明を用いた複写
装置は、光導電ベルト10の形態をとる電荷保持部材を備
えている。この光導電ベルト10は、光導電面と導電基体
とからなり、帯電ステーションA、露光ステーション
B、現像ステーションC、転写ステーションD及びクリ
ーニングステーションFを通過して移動するように取付
けられている。光導電ベルト10は、その連続部分を順
次、その移動経路の周囲に設置された種々の処理ステー
ションを通って、矢印16の方向に移動する。光導電ベル
ト10は、複数のローラ18、20及び22の周囲に掛け渡され
ている。ローラ18は駆動ローラとして使用することがで
き、またローラ20及び22は光導電ベルト10に適当な張力
(テンション)を与えるために使用することができる。
モータ23は、光導電ベルト10を矢印16の方向に前進させ
るようにローラ18を回転する。ローラ18は、ベルト駆動
機構等の適当な手段を介してモータ23に接続されてい
る。
第2図をさらに参照することによって分かるように、
光導電ベルト10の連続部分は、初めに帯電ステーション
Aを通る。帯電ステーションAにおいて、スコロトロ
ン、コロトロン又は2連式コロトロン等のコロナ放電装
置24は、光導電ベルト10を選択的に高い均一な正又は負
の初期電荷電圧V0に帯電する。好ましくは、負に帯電す
る。従来技術において周知の適当ないずれかの制御装置
を、コロナ放電装置24の制御のために使用することがで
きる。
次に、感光体表面の帯電された部分は、露光ステーシ
ョンBを通って前進する。露光ステーションBでは、光
導電ベルト10の均一に帯電された感光体面即ち電荷保持
面は、レーザ式の入力又は出力走査装置25によって露光
される。この走査装置25は、電荷保持面を走査装置の出
力に従って放電する。好ましくは、走査装置は、3レベ
ルレーザラスター出力走査装置(ROS)とする。あるい
は、ROSを、従来のゼログラフ式の露光装置に交換する
こともできる。
出力走査装置25及び印刷機9の他の構成要素の付勢
は、電子サブシステム(ESS)26によって制御される。
初めに初期電荷電圧V0に帯電された感光体は、暗放電
電圧Vddpまで暗減衰される。露光ステーションBにおい
て、感光体は露光され白色放電電圧VW及びゼロ即ち大地
電圧である感光体残留電圧Vcにまで放電される。白色放
電電圧VWの領域は、像の背景(白色)の像形状となって
おり、感光体残留電圧Vcの領域は像のカラーでハイライ
トする(即ち黒以外の色で)部分の像形状となってい
る。第1a図を参照されたい。
現像ステーションCにおいて、現像システム30は、現
像剤を静電潜像と接触するように供給する。現像システ
ム30は、第一及び第二の現像剤ハウジング32及び34を備
えている。好ましくは、各現像剤ハウジングは、一対の
磁気ブラシ現像ローラを備えている。即ち、第一の現像
剤ハウジング32は、一体の磁気ブラシ現像ローラ35、36
を有しており、第二の現像剤ハウジング34は、一対の磁
気ブラシ現像ローラ37、38を有している。それぞれの対
の磁気ブラシ現像ローラは、それぞれの現像剤を静電潜
像と接触するように供給する。それぞれの現像剤は、各
現像剤ハウジング32及び34に電気的に接続された電源4
1、43及び45によって適当な電荷にバイアスされる。
静電潜像の現像における色の区別は、感光体を磁気ブ
ラシ現像ローラ35、36、37及び38を背景電圧VWからオフ
セットした電圧にバイアスした2つの現像剤ハウジング
32、34に一回循環させることによって達成される。尚、
オフセットの方向は、現像剤ハウジング内のトナーの極
性によって決定される。1つのハウジング(説明の都合
上、第一の現像剤ハウジング32とする)は、2成分の赤
色導電性磁気ブラシ用現像剤40を含んでいる。この現像
剤40は、赤色トナーが、感光体と磁気ブラシ現像ローラ
35、36の間の電界(現像電界)によって最も低く帯電さ
れた静電潜像のVDAD領域に吸着されるような摩擦電気特
性を持っている。3レベルハイライトカラーモードにお
いて、ローラはローラ35、36にCDCバイアスするバイア
ス電源41を介して第3図に図示されているように高レベ
ルの電圧VBias及び低レベルの電圧VBiasに交番的にバイ
アスされる。モノクロ黒色印刷モードにおいては、バイ
アスはスイッチ47によってローラ35、36から取り除かれ
る。
第二のハウジング内の黒色絶縁性磁気ブラシ用IMB)
の現像剤42に付与された摩擦静電気は、黒色トナーが、
感光体と第二のハウジング内の現像剤ローラ37、38の間
の電界(現像電界)によって最も高く帯電された静電潜
像のVCAD領域に吸着されるよう選択される。3レベルハ
イライトカラーモードにおいて、ローラは、第4図に図
示されているように、CDC電源45によって高レベルの電
圧VBiasと低レベルの電圧VBiasとに交番的にバイアスさ
れる。モノクロ黒色印刷モードにおいて、従来の直流バ
イアスはスイッチ49を介して標準バイアス電源43によっ
てローラ37、38に付与される。第2図に図示されている
ように、ローラ37、38及び感光体ベルト10の反対側に設
置された隣接するバックアップオーラは、ベルトがロー
ラ37、38の周囲を回るように配置されている。2つのロ
ーラ37、38のみがハウジング34内に設置されているが、
3つのローラとすることもできる。
第3図に図示されているように、波形50はDAD現像剤
ハウジング32に対する本発明に従ったバイアス電圧を示
している。波形50は、3レベル像52に重ね合わされる。
波形50より分かるように、DADバイアスは、高レベルの
電圧VBiasと低レベルの電圧VBiasとの間で交番する。こ
のような交番は、高レベルの電圧VBiasの期間THが周波
数5kHzの全期間Tの約6%となり、低レベルの電圧V
Biasの期間TLが全期間の約94%となるような周期で行わ
れる。例えば、本発明の一作動例を示すと、直流バイア
スは、高レベルの電圧VBiasが650Vで、低レベルの電圧V
Biasが300Vである。DAD像は100Vの電圧で可視化され、
一方、CAD像は900V(背景部分は450V)で可視化され
る。
第4図に図示されたCAD像の場合、高レベルの電圧V
Biasが530Vで、低レベルの電圧VBiasが150Vである。こ
れらバイアス電圧を示す波形55は、高レベルの電圧V
Biasの期間THが全期間Tの約94%となり、低レベルの電
圧VBiasの期間TLが全期間Tの約6%となるような周期
で行われるという意味において、波形50を逆転したもの
である。
高レベルの電圧VBiasと低レベルの電圧VBiasとの間の
現像バイアスの切り替えは、ESS26の制御により、電源4
1及び45を介して自動的に行われる。
感光体上に現像される合成像は正のトナーと負のトナ
ーとからなっているため、負のコロナ放電を用いて基体
にトナーを効果的に移動できるように調整するため、正
の転写前コロナ放電部材56が設けられている。
転写ステーションDは、シート58の表面に所定の極性
のイオンを噴射するコロナ発生装置60を備えている、こ
れにより、帯電したトナー像は、光導電ベルト10からシ
ート58に引き付けられる。転写後、シート58は、シート
58を定着ステーションEに搬送するコンベア(図示され
ていない)によって矢印62の方向に移動し続ける。
定着ステーションEは、転写されたトナー像をシート
58上に永久的に定着する定着装置64を備えている。好ま
しくは、定着装置64は、加熱された定着ローラ66とバッ
クアップローラ68を備える。シート58は、トナー像が定
着ローラ66に接触するようにして、定着ローラ66とバッ
クアップローラ68との間を通過する。このようにして、
トナー像は、シート58上に永久的に定着される。定着
後、シュート(図示されていない)は、オペレータが複
写機から複写済シートを取り出すための取出用トレイ
(図示されていない)にシート58を案内する。
光導電ベルト10より支持材からなるシートが分離され
た後、光導電面の非像領域に残っている残留トナーは除
去される。これらトナーは、クリーニングステーション
Fで除去される。クリーニングステーションFには、磁
気ブラシクリーナハウジング70が設置されている。クリ
ーナ装置は、ハウジング内のキャリア粒子を磁気ブラシ
ロール構造体及び電荷保持面に対しブラシ状に配列する
従来周知の磁気ブラシロール構造体を備えている。クリ
ーナ装置は、また、ブラシから残留トナーを除去する一
対のトナー除去ローラを備えている。
クリーニングの後、放電ランプ(図示されていない)
は、電荷保持面に光を照射してその表面上に残留してい
る電荷を消散させ、次の像形成サイクルに備える。
【図面の簡単な説明】
第1a図は、3レベル静電潜像を生じさせるための感光体
電圧と露光量との関係をプロットした図である。 第1b図は、1回循環のカラーでハイライトした潜像特性
を示す感光体電圧をプロットした図である。 第2図は、本発明の特徴を組み入れた複写機の略図であ
る。 第3図は、3レベル像の上に現像バイアス電圧のプロッ
トを重ね合わせたもので、このプロットは高バイアス電
圧の期間が全周囲の約5〜10%であるようなDAD現像剤
ハウジングに付与される代表的なデューティサイクルを
示す。そして、 第4図は、3レベル像の上に現像バイアス電圧のプロッ
トを重ね合わせたもので、このプロットは高バイアス電
圧の期間が全周囲の約90〜95%であるようなCAD現像剤
ハウジングに付与される代表的なデューティサイクルを
示す。 9……印刷機 10……光導電ベルト 16……矢印 18、20、22……ローラ 23……モータ 24……コロナ放電装置 25……レーザ入又は出力走査装置 26……電子サブシステム 30……現像システム 32……第一の現像剤ハウジング 34……第二の現像剤ハウジング 35〜38……磁気ブラシ現像ローラ 40……赤色導電性磁気ブラシ用現像剤 41、43、45……電源 42……黒色導電性磁気ブラシ用現像剤 49……スイッチ 50……波形 52……3レベル像 56……転写前コロナ放電部材 58……シート 60……コロナ発生装置 62……矢印 64……定着装置 66……定着ローラ 68……バックアップローラ 70……磁気ブラシクリーナハウジング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−110162(JP,A) 特開 平1−189663(JP,A) 特開 昭61−239253(JP,A) 特開 昭61−239254(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/01 G03G 15/01 - 15/01 117 G03G 15/06 - 15/06 102

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電荷保存像形成面上の3レベル静電潜像又
    は2レベル静電潜像をトナーで現像する方法であって、
    3レベル像は異なる電圧レベルの2つの像領域と背景領
    域を有し、一方、2レベル静電潜像は単一像領域と背景
    領域を有している方法において、 前記2つの像領域を選択的に又は前記単一像領域を現像
    するための現像剤構造体を提供する工程と、 第一の操作モード中に、前記像領域の一方を現像するた
    め、前記現像剤構造体の一方に不連続の電圧バイアスを
    交番的に付与する手段を提供する工程と、 第二の操作モード中に、前記単一像領域を現像するた
    め、前記現像剤構造体の他方に標準的なモノクロバイア
    スを付与する手段を提供する工程と、そして、 前記第一の操作モード又は前記第二の操作モードのいず
    れかを選択する作動手段と、 を備えている方法。
  2. 【請求項2】電荷保存像形成面上の3レベル静電潜像又
    は従来の2レベル静電潜像をトナーで現像する装置であ
    って、3レベル像は異なる電圧レベルの2つの像領域と
    背景領域を有し、一方、2レベル静電潜像は単一像領域
    と背景領域を有している装置において、 前記2つの像領域又は前記単一像領域を現像するための
    分離した現像剤構造体と、 第一の操作モード中に、前記像領域の一方を現像するた
    め、前記現像剤構造体の一方に不連続の直流電圧バイア
    スを交番的に付与する手段と、 第二の操作モード中に、前記単一像領域を現像するた
    め、前記現像剤構造体の他方に一定電圧レベルの直流バ
    イアスを付与する手段と、そして、 前記第一の操作モード又は前記第二の操作モードのいず
    れかを選択する作動手段と、 を備えている装置。
JP2310130A 1989-11-22 1990-11-15 3レベル静電潜像又は2レベル静電潜像をトナーで選択的に現像する方法及びその装置 Expired - Fee Related JP3011755B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/440,914 US5079114A (en) 1989-11-22 1989-11-22 Biasing switching between tri-level and bi-level development
US440914 1989-11-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03175463A JPH03175463A (ja) 1991-07-30
JP3011755B2 true JP3011755B2 (ja) 2000-02-21

Family

ID=23750709

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2310130A Expired - Fee Related JP3011755B2 (ja) 1989-11-22 1990-11-15 3レベル静電潜像又は2レベル静電潜像をトナーで選択的に現像する方法及びその装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5079114A (ja)
JP (1) JP3011755B2 (ja)
CA (1) CA2027459C (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6466331B1 (en) 1995-08-07 2002-10-15 Nexpress Solutions Llc Multi-bit rendering with single color and two-color capability

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54138439A (en) * 1978-04-19 1979-10-26 Ricoh Co Ltd Two-color developing method
JPH0731443B2 (ja) * 1985-12-05 1995-04-10 株式会社東芝 記録装置
US4920024A (en) * 1988-09-30 1990-04-24 Xerox Corporation Photoreceptor edge erase system for tri-level xerography

Also Published As

Publication number Publication date
US5079114A (en) 1992-01-07
CA2027459A1 (en) 1991-05-23
CA2027459C (en) 1999-02-02
JPH03175463A (ja) 1991-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4771314A (en) Developer apparatus for a highlight printing apparatus
JP2809410B2 (ja) ハイライトカラーイメージング装置
US4847655A (en) Highlight color imaging apparatus
US4761672A (en) Ramped developer biases
US5155541A (en) Single pass digital printer with black, white and 2-color capability
JP2999506B2 (ja) 3レベル画像形成のための白色レベル安定化方法
US5021838A (en) Preferred toner/carrier properties
US5061969A (en) Hybrid development scheme for trilevel xerography
JP3202746B2 (ja) 3レベル静電潜像をトナーで現像する方法及びその装置
US5038177A (en) Selective pre-transfer corona transfer with light treatment for tri-level xerography
EP0465211B1 (en) Highlight printing apparatus
US4984021A (en) Photoreceptor edge erase system for tri-level xerography
US4761668A (en) Highlight color printer
US5241359A (en) Biasing switching between tri-level and bi-level development
JP3011755B2 (ja) 3レベル静電潜像又は2レベル静電潜像をトナーで選択的に現像する方法及びその装置
US4920024A (en) Photoreceptor edge erase system for tri-level xerography
US5241358A (en) Biasing scheme for improving latitudes in the tri-level xerographic process
US5480751A (en) Tri-level background suppression scheme using an AC scorotron with front erase
JPH08211687A (ja) 後段現像部材によるエッジ不揃い及び背景除去
EP0429309B1 (en) Biasing scheme for improving latitudes in the tri-level xerographic process
US5410395A (en) Means for controlling trilevel inter housing scorotron charging level
JPS63172286A (ja) カラ−電子写真装置
JP2888008B2 (ja) カラー電子写真方法および装置
JP2604714B2 (ja) カラー電子写真装置
JP3261063B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees