JP3009728B2 - 小火器用三脚 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は特許請求の範囲の前文に従った小火器用三脚
に関する。

自動小火器用三脚は運搬および取扱いが容易なように
設計しなければならず、さらに容易かつ迅速に設置して
使用中に武器をうまく支持しなければならない。このよ
うな武器で空中の標的を射撃する場合、水平全方向およ
びそれに対して傾斜した方向で武器を回転させたいとい
う強い要望がある。したがって、三脚は全方向に対して
実質的に同様な支持をしなければならない。

地上の標的の射撃は通常同方向で行われるため、好ま
しくは三脚は逆方向の反動力に対して最大の支持を与え
るように設計しなければならない。

空中の標的を射撃し、かつ地上の指向性射撃を行うよ
うに設置することができ、いずれの場合にも最適な支持
を与える三脚を提供することが本発明の目的である。こ
れは特許請求の範囲に特徴が記載された本発明による三
脚によって達成される。

空中の標的を射撃するように設置された三脚の側面図
を図１に示し、平面図を図２に示し、地上面の標的を射
撃するように設置された場合の三脚の側面図を図３に示
し平面図を図４に示し、図７の矢印Ｖに沿った断面を図
５に示し、図７の矢印VIに沿った側面図を図６に示し、
三脚の旋回支持体の平面図を図７に示す。

図１および図２に示すように、本発明による三脚はそ
れぞれ所望の長さまたは所望の位置へ伸縮可能な３本の
脚部２、３、４からなっている。脚部２は旋回支持体１
に固定されたフランジ５内の水平軸上に軸支されてお
り、脚部２を垂直面内で回転させて対地角度を調整し、
および旋回支持体から地上の支持点までの距離を調整す
ることができる。脚部３および４はそれぞれ旋回支持体
１に固定されたフランジ６および７に軸支されている。
したがって、脚部３および４は旋回支持体の垂直対称面
に対してある角度で対称的に配置された軸の回りに回転
することができ、図５に示す側面内で対称面に直角な面
に対しては角度Ｃであり、図６では角度Ｂで、最後に図
７の旋回支持体の平面図では角度Ａで配置されている。

脚部３および４はそれぞれフランジ６および７に軸支
され、脚部２、３および４は２つの隣接脚間の角度が12
0゜となるように調整することができる。図３および図
４に対応する地上レベルの標的を射撃するように三脚を
設置するには、脚部３および４を互いに向かって回転さ
せ、それは軸の傾斜位置により可能とされ、その後脚部
はフランジ６および７へ固定される。それにより、脚部
２は垂直面内で旋回支持体１の軸の周りを所望の位置ま
で回転される。前方に比較的長い脚部２の支持が振動を
与えないことを保証するために、支持脚部８がフランジ
５近くで脚部２に軸支されている。脚部８は実質的に脚
部２よりも短いため三脚を前方にかなり支持し、反動力
を受ける２本の脚部３および４は旋回支持体の比較的遠
い後方に互いに比較的接近して配置される。

Claims (2)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】垂直軸を有する旋回支持体を具備し、前記
   旋回支持体はフランジにより旋回支持体に接続されてい
   る伸縮可能で調整可能な脚部に確保され、第１のフラン
   ジ（５）の軸はこのフランジに固定された第１の脚部
   （２）が垂直面内で回転できるように水平とされ、第２
   のフランジ（６）および第３のフランジ（７）の軸は第
   １の脚部（２）の垂直回転面に対して対称的に配置され
   ている小火器用三脚において、第２のフランジ（６）お
   よび第３のフランジ（７）の軸は平面図、正面図および
   側面図において第１の脚部（２）の垂直回転面に対して
   鋭角で配置されていて第２の脚部（３）および第３の脚
   部（４）を回転することにより、平面図におけるこれら
   の脚部（３、４）の第１の脚部（２）の垂直回転面に対
   する角度が調整され、同じ長さを有し、かつ旋回支持体
   の軸と地面上の支持点との間の距離が同じである３本の
   脚部（２、３、４）は、第２の脚部（３）および第３の
   脚部（４）相互間の鋭角を調整する時に実質的に短縮さ
   れて実質的に第１の脚部（２）の縦軸方向で行う地上射
   撃に対する支持を確保することを特徴とする小火器用三
   脚。
2. 【請求項２】他の３本の脚部（２、３、４）よりも実質
   的に短い第４の脚部（８）が第１の脚部（２）に接続さ
   れており、下向きに回転して他の脚部の支持点よりも実
   質的に旋回支持体の水平軸に近い支持点を生ずることを
   特徴とする請求項１記載の三脚。