JP3008580U - 開孔型医薬用カプセル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 医薬用カプセルを痔疾用座薬として使用する
ことにより、携帯の便易性を図り、また、使用薬を選択
できるようにした。 【構成】 医薬用カプセルの側面に小孔を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

医薬品服用補助器具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、痔疾に使われる局所用の薬としては砲丸型の座薬または塗薬が中心であ った。座薬は携帯に不便であり、また、塗布薬は局所内部に塗布することが困難 であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案はカプセルを利用することにより、携帯性があり、かつ、使用薬の選択 も容易にできるようにしたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

医薬用カプセルの側面に小穴が穿つことにより、座薬として使用時にカプセル が完全に溶解しなくとも軟化することによって、カプセル内に充填された薬剤が カプセルに穿たれた小穴から外に滲出する。

【０００５】

【作用】

医薬用のカプセル本体（１）およびカプセル・キャップ（２）の内部に薬剤を 充填し座薬として使用する。カプセル本体（１）とカプセル・キャップ（２）が 溶解または軟化することにより、小孔（３）より薬剤が便道に滲出する。

【０００６】

【実施例】

医薬用のカプセル本体（１）およびカプセル・キャップ（２）には、小孔（３ ）が多数設けてある。カプセル本体（１）の内部に使用する薬剤を充填した後、 カプセル・キャップ（２）を被せる。これを座薬として挿入すればカプセル本体 （１）およびカプセル・キャップ（２）は体内や薬剤に含まれている水分、油分 によって軟化し、または溶解する。軟化したカプセル本体（１）およびカプセル ・キャップ（２）は変形圧縮し、内部に充填された薬剤は小孔（３）より便道に 滲出する。 なお、本考案は一般の経口用薬品にも使用が可能である。

【０００７】

【考案の効果】

痔疾用座薬として携帯性にとみ、また、使用時の症状に応じて使用する薬剤の 選択も容易である。

【図面の簡単な説明】

【図１】 側面図である。

【図２】 断面図である。

【符号の説明】

１ カプセル本体 ２ カプセル・キャップ ３ 小孔

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】医薬用カプセルの側面に小孔を穿ったカプ
   セルの構造