JP3007746U - 防災用簡易雨量計 - Google Patents

防災用簡易雨量計

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JP3007746U
JP3007746U JP1994001745U JP174594U JP3007746U JP 3007746 U JP3007746 U JP 3007746U JP 1994001745 U JP1994001745 U JP 1994001745U JP 174594 U JP174594 U JP 174594U JP 3007746 U JP3007746 U JP 3007746U
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綱次 石橋
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綱次 石橋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 気象台から発表される大雨に関する情報と、
本考案の防災用簡易雨量計によって測定した雨量及び雨
量計から発する警報とによって、大雨による災害に対し
て緊急対策をたてることができることを目的とした雨量
計。 【構成】 雨量計の本体である円筒の正面には、NHK
の天気概況の雨量の区分によって色分けした目盛り板を
設け、円筒の内部には、周囲に薄板状磁石を装置した浮
子を内蔵し、更に、円筒の背面には、50mm、100
mm、150mmの雨量を示す位置に、それぞれリード
スイッチを装置した雨量計の本体と、この雨量計本体を
格納し、リードスイッチに通電するための電極板と、雨
量計の目盛り板を照明するための豆電球用器具を装着し
た保持器とから構成され、導線、乾電池、スイッチ及び
警報器を具備する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、豪雨による堤防の決壊及び山崩れや土石流等の災害に対して、気象 台が発表する大雨に関する情報と、自らの手で測定した雨量とを勘案して局地的 な大雨についての緊急対策をたて、災害を未然に防止するための防災用簡易雨量 計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、透明なプラスチック製の容器に雨量を示す目盛りをいれ、これを支柱等 に固定する方式の簡易雨量計があった。これらの雨量計は、単に雨量を測定する ことができるだけで、雨量計の目盛りを照明する器具や、災害が発生する恐れが ある雨量に達したことを警報することができるような構成がなされているものは なかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来まで、雨量の測定は、気象台など特殊なところで行なわれ、その情報がテ レビやラジオで天気概況として放送されてきた。また、各行政機関でも雨量を測 定し、災害が発生する恐れのある雨量に達した場合、避難勧告等を行なっている ところである。しかし、狭い地域の局地的な大雨についてまでの細かい情報を把 握することは困難なことであろう。 また、有線放送によって、被害が予想される世帯に避難勧告等の情報を流すシ ステムを採っているところもあるが、有線放送の施設や設備そのものが山崩れ等 の被害を受け、伝達されなかった例も発生している。 したがって、大雨による災害が発生する恐れのある地域では、ラジオによる気 象台からの情報を基盤にしながら災害に対して、主体的に状況判断をする時の手 助けができるような簡易雨量計を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を解決するための雨量計は、簡易にして、且つ正確に測定すること ができ、しかも、災害が発生する恐れがある雨量に達したら確実に警報が出せる よう、次のように構成する。
【0005】 目盛り板を雨量の度合いに応じた色分けをすることによって、直観的に警戒を 要する雨量に達したことがわかるようにする。
【0006】 雨量計本体の中に、浮子を浮かべることによって水位が上がると共に浮子も上 昇するので水面の確認がし易いように構成する。
【0007】 雨量が50mm、100mm、150mmに達したら、それぞれの段階で警報 装置が作動するように構成する。
【0008】 夜間に豪雨に襲われた場合は、雨量の確認が困難である。したがって、室内か ら雨量計の目盛りを照明する装置を設ける。
【0009】
【作用】
1時間当たりの雨量が、目盛り板の赤色(30mmの雨量)に達した時点で、 防災上の注意報であることを表示する。
【0010】 雨量計本体の円筒の表面に、雨量が50mm、100mm、150mmに達す る位置にリードスイッチを設置する。 このリードスイッチは、図7において左右から突き出した一対の、残留磁気が 少ない磁性材料で作った接片19、19’を、端部をわずかな隙間をあけて重な るように設けて、短小なガラス管18の中に封入し、ガラス管18の両端から導 線4、4’を引き出して成る電気的スイッチである。 この接片19、19’の重なり部分近くに磁石を近付けると、接片19、19 ’が互いに磁着して電流が導通する。この場合は、接片19、19’に残留磁気 が残らず、磁気を与えた時だけ接点がついて、磁気を遠ざけると、接片19、1 9’の弾力で離れる。 以上のようなはたらきをもっているリードスイッチを上記のように雨量計本体 の円筒の背面に設置し、円筒の中には、周囲に薄板状磁石に囲まれた浮子を装置 する。この浮子は、雨量の増加と共に上昇し、リードスイッチのそれぞれの位置 に達すると浮子の磁石に反応して、リードスイッチの接片が磁着して電流が流れ 、この回路に接続したブザーが鳴って、災害が発生する恐れがある雨量に達した ことを警報する。
【0011】 室内に装置した刃型切換えスイッチをブザー側から、照明側に切り換えること によって、雨量計に装置した豆電球が点灯し、雨量の状態を鮮明に照明する。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を参照して説明する。 図1〜図3において、雨量計の本体は、合成樹脂製の無色透明な円筒1の正面 に、有色半透明な目盛り板2を設置する。この目盛り板2は、NHKの天気概況 の表示にならい、目盛り板2の下端から4mmの高さまでを空色、続いて15m m未満までを青色、更に30mm未満までを黄色、最後に30mm以上を赤色に 、半透明な素材で構成する。また、円筒1の背面には、50mm、100mm、 150mmの位置に、リードスイッチ3、3’、3”を導線4、4’で並列つな ぎに装着し、これを円筒1の底に装着した電極板5、5’に接続する。なお、リ ードスイッチ3、3’3”は、薄いビニールで被覆して保護する。
【0013】 図1〜図2及び図4において、雨量計本体の中には、水位の上昇と共に浮き上 がる円盤状の浮子6を内蔵する。浮子6は、合成樹脂製の軽い素材で構成し、そ の周囲は薄板状磁石7で囲み、円盤の上側は、山形状に形成する。
【0014】 図5〜図6において、中空の円筒の形状をした保持器は、雨量計本体を格納す ると共に、その前面は、目盛り板2や浮子6の下端の直線(水面)が見えるよう に切開して形成する。 更に、その底には、リードスイッチ3、3’、3”に電流を導通するための電 極板5”、5’’’を設置し、その中央部には、照明用の穴9を穿って黄色のシ ートを張り、その下に照明用の豆電球用器具10を設ける。この器具の中には、 豆電球14、ソケット15、反射板12、ばね16などを内蔵する。この豆電球 14には、室内に設置した乾電池21(4.5V)から導線17、17’を経て 通電する。また、排水用の小穴23、23’を穿つ。 また、保持器の背部には、ねじ用の小穴24、24’を穿ち、皿頭ねじで支柱 に固定できるように構成する。
【0015】 図8は、本考案の実施状況を示したものである。使用時には、雨量計本体の円 筒1を保持器の中に上から挿入する。この図は、雨量100mmの位置に浮子6 の下端の直線8があることを示している。
【0016】 図9は、本考案の電気回路図である。乾電池21、刃型切換えスイッチ20、 ブザー22の三者は、室内に装置し、長い導線4、4’と17、17’を経て本 考案の雨量計に内蔵するリードスイッチ3、3’、3”と豆電球14に通電する 。
【0017】 上述した実施例は、本考案の雨量計を支柱に固定する方式であるが、台座に固 定することも可能である。この場合、雨量計の目盛り板2を照明する豆電球用器 具10は保持器の下からではなく保持器の背面の一部を縦に細長く切開して、こ こから台座に固定した豆電球用器具10によって照明する。
【0018】 雨量計本体の形状は、円筒形だけでなく、中空の角柱、角錐形、円錐形の容器 でもよい。
【0019】 リードスイッチ3、3’、3”の代わりに、板ばねの先に微小な永久磁石を装 置してもよい。この場合、浮子6の周囲は、薄鉄板で囲んだものを使用すると共 に、雨量計本体の円筒1の背面には、アルミ箔を装着して、板ばねの先端に装着 した永久磁石との接点を設け電流の回路を形成する。
【0020】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような 効果を奏する。
【0021】 1時間当たりの雨量から、雨の強さを弱い雨、やや弱い雨、強い雨、やや強い 雨というように目盛り板を4段階に色分けしたことによって、やや強い雨の赤色 の部分からは、災害発生について注意を要する雨量に達したことが一目でわかる 。
【0022】 一般的に、数日間にわたって降り続いた雨が、100mm以上に達した後、局 地的な集中豪雨に襲われ1時間当たり30mm以上になった場合に災害発生の恐 れの注意報、50mm以上になった場合に警報を出して避難勧告を出すという自 治体が多いようである。このような原則を理解して、更に、地域の特性を考慮に いれることによって、避難勧告を受けるまでもなく、本考案の雨量計によって主 体的に避難の時期などを判断することができる。
【0023】 台風が襲来した時や、夜間に集中豪雨に襲われた時など屋外に出て、しばしば 雨量を観測することは困難である。このような場合、50mm、100mm、1 50mmの雨量に達したら、その都度ブザーが鳴って警報するので、その対応策 を即刻とることができる。特に、夜間、就寝時におけるこの警報は、人の生命を 守るという、最も重要な役割を果たすことができるものである。
【0024】 豪雨が降り続く夜間の場合、雨に濡れながら懐中電灯を持って雨量の確認をす る必要はなく、室内で切換えスイッチを照明側に入れるだけで10m離れていて も、ほぼ、何mmの雨量に達しているかを観測することができる。
【0025】 ブザーによる警報や、豆電球による照明は、室内から雨量計までの距離が10 mの範囲内であれば十分に機能する。
【0026】 刃型切換えスイッチは、通常ブザー側に入れたままにしておく。その理由は、 雨量計の本体に設置しているリードスイッチの高さまで水位が上昇しない限り、 電流は流れないので電池の無駄な消耗が防がれるからである。なお、夜間は、必 要に応じて随時、照明側にスイッチを入れて雨量の状態を確かめることができる 。
【0027】 雨量計本体に溜まった水を捨てる時は、保持器の中から雨量計の本体だけを引 き抜き、逆さにするだけで排水することができる。したがって、豪雨中でもすば やく排水して再び観測状態に復帰させることができる。
【0028】 真暗闇であっても、黄色のセロハンを透した3.8V用豆電球の照明が浮子の 下底に反射することにより雨量計本体に溜まった水と、目盛り板の目盛り及び浮 子の薄板状磁石の下端の赤色部分とを極めて鮮明に表示することができる。
【0029】 雨量計を設置する場所の状態によって、支柱型にするか、台座型にするかを選 択することができる。
【0030】 水位が50mmに達するとリードスイッチの接片が閉じて電流が流れブザーが 鳴る。このブザーが鳴る時間は、1時間当たり50mmの豪雨の場合でも5分間 は鳴り続けて警報する。したがって、その間は、騒々しいので50mmの雨量に 達したことを確認した時点で、ブザー側に閉じていた刃型スイッチを適当な時間 (リードスイッチが機能しない水位まで、雨量が増加するまでの時間)開いたま まにしておいて、再び、刃型スイッチをブザー側に入れて、100mmの雨量に なるまで積算していくか、または50mmの雨量の時点で排水し、再び、0mm から雨量の測定を始めるのと、二通りの方法があるのでどちらかを選択すること ができる。
【0031】 本考案は、以上のような効果をもっているので、気象台からの大雨に関する情 報をテレビやラジオで知ると共に、本考案の簡易雨量計による情報や警報を生か すことにより総合的な判断をすることが可能である。そして、狭い地域における 災害の発生の可能性を予知することができる。そこで、緊急対策を講ずることに より尊い生命や財産を守ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】雨量計本体の斜視図である。
【図2】図1の背面図である。
【図3】図1の底面図である。
【図4】浮子の正面図である。
【図5】保持器の斜視図である。
【図6】豆電球用器具の断面図である。
【図7】リードスイッチの断面図である。
【図8】本考案の実施状態を示した斜視図である。
【図9】本考案の電気回路図である。
【符号の説明】
1 円筒 2 目盛り板 3、3’、3”リードスイッチ 4、4’導線 5、5’、5”、5’’’電極板 6 浮子 7 薄板状磁石 8 下端の線 9 照明用の穴 10 豆電球用器具 11 ガラス板 12 反射板 13 外枠 14 豆電球 15 ソケット 16 ばね 17、17’導線 18 ガラス管 19 、19’接片 20 刃型切換えスイッチ 21 乾電池 22 ブザー 23、23’排水用小穴 24、24’ねじ用小穴

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空の容器の表面に、雨量の度合いに応
    じて色分けした目盛り板を設け、容器の中には、周囲を
    薄板状磁石で囲んだ浮子を内蔵し、容器の背面には、複
    数のリードスイッチを取り付けて形成された雨量計本体
    と、本体を格納すると共にリードスイッチに電流を流す
    電極板及び豆電球を内蔵した保持器とから構成され、こ
    れらに通電するための導線、乾電池、スイッチ及び警報
    器を具備して成る防災用簡易雨量計。
JP1994001745U 1993-09-27 1994-01-26 防災用簡易雨量計 Expired - Lifetime JP3007746U (ja)

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JP5914993 1993-09-27
JP5-59149 1993-09-27
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