JP3006679U - 観戦及び応援用オーバーウェア - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種スポーツ競技の観戦者が団体で又は個人
で着用して応援の雰囲気を盛り上げ、また広告を形成す
ると共に、降雨等から身を隠すことができる観戦及び応
援用オーバーウェアを提供する。 【構成】 矩形の前身頃部２と後身頃部３を肩ライン４
で連結したシート状のウェア本体１の肩ライン４中央
に、着用者の頭部が挿入できる首孔５を開設する。前身
頃部２と後身頃部３の両側縁にファスナー６，７のライ
ナーを縫着し、スライダーによって前後身頃部のライナ
ーまたは並列した他のウェア本体１の隣接するライナー
相互を開閉または連結分離可能に構成する。ウェア本体
１の少なくとも前身頃部２の表面に、チーム名，スポン
サー名などの広告、或は「ガンバレ」などの文字からな
る応援表示１４を表示したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、サッカーやベースボールなどのスポーツ競技観戦者が団体で又は個 人で着用し、応援の雰囲気を盛り上げ、また広告の目的を達成すると共に降雨や 寒さ、または風等から身を守ることができる観戦及び応援用オーバーウェアに関 するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、スポーツ競技等において選手に送る応援手段は様々であったが、殊 にサッカーやベースボールなとの広域を使用するスポーツ競技においては、観戦 者が一人で応援動作をしても例えば対岸の観戦席からは殆ど応援状況は判らない ものである。ましてや、テレビのディスプレイ前の観戦者は、応援状況が大写し にならない限り雰囲気が伝わってこない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そこで、上記各種スポーツ競技等の観戦において、観戦者が競技者とのより大 きな一体感をもって応援することができ、応援状況が他の観戦者にも明確に視認 できるような新規な応援形態の実施が望まれていた。

【０００４】 本考案は上記要望に鑑みてなされたものであり、各種スポーツ競技の観戦者が 団体で又は個人で着用して応援の雰囲気を盛り上げ、また広告を形成すると共に 、降雨等から身を隠すことができる構造になる新規構造の観戦及び応援用オーバ ーウェアを提供することを目的とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案に係る観戦及び応援用オーバーウェアは、略矩形の前身頃部と後身頃部 を肩ラインで縫合するか、または連続した一枚のシート地からなるウェア本体の 肩ライン中央に、着用者の頭部が挿入できる首孔を開設すると共に、上記ウェア 本体の前身頃部と後身頃部の両側縁に、それぞれファスナーのライナーを縫着し 、スライダーによって前後身頃部のライナーまたは並列した他のウェア本体の隣 接するライナー相互を開閉または連結分離可能に構成してなり、上記ウェア本体 の少なくとも前身頃部の表面に、文字または図柄等の応援表示を表示したことを 要旨とするものである。

【０００６】 また、前記ウェア本体を表裏面反転使用可能な構造にすると共に、前身頃部の 表裏面及び後身頃部の表裏面に、文字または図柄からなる応援表示を表示して使 用することもできる。

【０００７】 更に、上記ウェア本体の前身頃部或は前身頃部と後身頃部に二つの腕挿通用の スリットまたは孔構造を開設することもできる。

【０００８】

【作用】

上記観戦及び応援用オーバーウェアを単独で使用する場合は、首孔に頭を通し てウェア本体を被り、左右のファスナーによって前後のライナーを閉じ、ポンチ ョ風に使用する。 また、複数で連結使用する場合は、頭から被ったウェア本体を横に並列して隣 接する前身頃相互と後身頃相互のライナーをファスナーによって連結する。複数 の観戦及び応援用オーバーウェアを連結すると、単独で使用する場合に比べて応 援表示の面が広大になり、広大な広告メディアを形成することができるようにな る。

【０００９】

【実施例】

以下、本考案に係る観戦及び応援用オーバーウェアの実施例を図面に従って説 明する。 図１乃至図４は第一の実施例を示すものであり、図１はウェア単体の斜視図、 図２は同ウェアの展開図である。

【００１０】 ウェア本体１は、略矩形の前身頃部２と後身頃部３を肩ライン４で縫合するか 、または連続した一枚のシート地によって構成するもので、着用者の肩幅より僅 かに大きい幅寸法と着用者の着丈より短い着丈寸法の範囲で構成してなる。該ウ ェア本体１は、合成樹脂シート，合成繊維からなる織布，編布または不織布等の 布帛等から構成してある。

【００１１】 上記ウェア本体１は一枚のシートからなるか、または裏地などを重ねた多層構 造になるもので、必要により防水加工が施される。またウェア本体１の肩ライン ４中央には、着用者の頭部が容易に挿入できる円形の首孔５を開設してなる。

【００１２】 ウェア本体１の前身頃部２と後身頃部３の両側縁には、それぞれファスナー６ ，７のライナー８，９及び１０，１１（ここで「ライナー」とは、多数のチャッ ク片と該チャック片を並列固着したベーステープからなるスライダーによって他 方の部材と結合または分離される片方の部材を称する。）が縫着されており、ま たスライダー１２，１３はファスナー６，７のそれぞれ右側のライナー８，１０ に保持されており、それぞれスライダー１２，１３によって該ライナー８，９と １０，１１を開閉し、ウェア本体１の両側縁を開閉する構造になる。

【００１３】 また、上記ファスナー６，７の各ライナー８，９，１０，１１は、隣接した別 のウェア本体１の前身頃部２相互または後身頃部３相互のライナー８と１０及び ９と１１をスライダー１２及び１３によって連結または分離することができ、図 ３に示すように複数の観戦及び応援用オーバーウェアを横列に連結することが可 能である。

【００１４】 上記ウェア本体１の前身頃部２の面には、チーム名，スポンサー名などの広告 、或は「ガンバレ」などの文字からなる応援表示１４を表示してなるもので、「 ガ」「ン」「バ」「レ」など個々の表示を表示した観戦及び応援用オーバーウェ アを並列して使用することもできる。

【００１５】 尚、上記応援表示１４はウェア本体１の前身頃部２だけでなく後身頃部３にも 表示することによってウェア本体１の前後を逆にして着用することにより別の応 援表示１４を行うことができる。 更に、ウェア本体１を表裏反転使用可能な構造にして、応援表示１４をそれぞ れ表裏の前身頃部２と後身頃部３に表示することによって異なった四つの応援表 示１４を得ることができる。

【００１６】 次に図４は本考案の他の実施例を示すものである。符号１５，１５はウェア本 体１の前身頃部２両側縁近傍に穿設した腕挿通スリット孔である。該腕挿通スリ ット孔１５，１５は比較的小さい円孔であってもよい。

【００１７】

【考案の効果】

以上述べたように本考案になる観戦及び応援用オーバーウェアは、頭から被っ たポンチョ風のウェア本体を横に並列して隣接相互をファスナーによって連結す ることができる。このため複数の観戦及び応援用オーバーウェアを連結すると、 単独で使用する場合に比べて応援表示を行う面が広大になり、例えば各種スポー ツ競技の観戦者が団体で着用することにより応援の雰囲気を盛り上げ、また広大 な広告メディアを形成すると共に、降雨等から身を隠すことができ特徴を有する ものであり、本考案実施後の実用的効果は極めて大きい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る観戦及び応援用オーバーウェアの
第一の実施例を示す斜視図である。

【図２】同観戦及び応援用オーバーウェアの展開図であ
る。

【図３】同観戦及び応援用オーバーウェアを横列連結し
た着用状態を示す正面図である。

【図４】本考案に係る観戦及び応援用オーバーウェアの
他の実施例を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ ウェア本体 ２ 前身頃部 ３ 後身頃部 ４ 肩ライン ５ 首孔 ６，７ ファスナー ８，９，１０，１１ ライナー １２，１３ スライダー １４ 応援表示 １５ 腕挿通スリット孔

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 略矩形の前身頃部と後身頃部を肩ライン
   で縫合するか、または連続した一枚のシート地からなる
   ウェア本体の肩ライン中央に、着用者の頭部が挿入でき
   る首孔を開設すると共に、 前記ウェア本体の前身頃部と後身頃部の両側縁に、それ
   ぞれファスナーのライナーを縫着し、スライダーによっ
   て前後身頃部のライナーまたは並列した他のウェア本体
   の隣接するライナー相互を開閉または連結分離可能に構
   成してなり、 前記ウェア本体の少なくとも前身頃部の表面に、文字ま
   たは図柄からなる応援表示を表示してなる観戦及び応援
   用オーバーウェア。
2. 【請求項２】 略矩形の前身頃部と後身頃部を肩ライン
   で縫合するか、または連続した一枚のシート地からなる
   表裏面反転使用可能なウェア本体の肩ライン中央に、着
   用者の頭部が挿入できる首孔を開設すると共に、 前記ウェア本体の前身頃部と後身頃部の両側縁に、それ
   ぞれファスナーのライナーを縫着し、スライダーによっ
   て前後身頃部のライナーまたは並列した他のウェア本体
   の隣接するライナー相互を開閉または連結分離可能に構
   成してなり、 前記ウェア本体の前身頃部の表裏面及び後身頃部の表裏
   面に、文字または図柄からなる応援表示を表示してなる
   観戦及び応援用オーバーウェア。
3. 【請求項３】 略矩形の前身頃部と後身頃部を肩ライン
   で縫合するか、または連続した一枚のシート地からなる
   ウェア本体の肩ライン中央に、着用者の頭部が挿入でき
   る首孔を開設すると共に、 前記ウェア本体の前身頃部に二つの腕挿通用のスリット
   または孔構造を開設し、 前記ウェア本体の前身頃部と後身頃部の両側縁に、それ
   ぞれファスナーのライナーを縫着し、スライダーによっ
   て前後身頃部のライナーまたは並列した他のウェア本体
   の隣接するライナー相互を開閉または連結分離可能に構
   成してなり、 前記ウェア本体の少なくとも前身頃部の表面に、文字ま
   たは図柄からなる応援表示を表示してなる観戦及び応援
   用オーバーウェア。
4. 【請求項４】 略矩形の前身頃部と後身頃部を肩ライン
   で縫合するか、または連続した一枚のシート地からなる
   表裏面反転使用可能なウェア本体の肩ライン中央に、着
   用者の頭部が挿入できる首孔を開設すると共に、 前記ウェア本体の前身頃部と後身頃部に二つの腕挿通用
   のスリットまたは孔構造を開設し、 前記ウェア本体の前身頃部と後身頃部の両側縁に、それ
   ぞれファスナーのライナーを縫着し、スライダーによっ
   て前後身頃部のライナーまたは並列した他のウェア本体
   の隣接するライナー相互を開閉または連結分離可能に構
   成してなり、 前記ウェア本体の前身頃部の表裏面及び後身頃部の表裏
   面に、文字または図柄からなる応援表示を表示してなる
   観戦及び応援用オーバーウェア。