JP3004020B2 - 咀みごたえのある高繊維化グラノラバー及びその製造方法 - Google Patents

咀みごたえのある高繊維化グラノラバー及びその製造方法

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【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は、高い食物繊維含有量を有する食物製品分野
に関するものである。より具体的には、本発明は、高い
食物繊維含有量を有するグラノラバー(granolabar)分
野に関するものである。
用語“食物繊維”とは、ヒトが産生する酵素による消
化に対して抵抗性である、食物としての植物材料固有成
分として定義されるものである。異った方法で明確に述
べると、食物繊維とは、ヒトの消化管の分泌物によって
は消化されることのない全ての多糖類及びリグニンの総
体のことを言うものである。用語“繊維”は、一般には
繊維から成る、糸状物より成る材料を示すものである
が、“食物繊維”は多くの場合、ゼリー状若しくは粘着
性の性質である。
近年、食物中での適切な水準の食物繊維の生理学的利
益がより明白になりつつある。その様な利益としては、
腸機能の正常化及びある種の結腸疾患の発生が減少する
ことが挙げられる。食物繊維摂取量を増加させること
は、糖尿病、低血糖症、高コレステロール血症、高トリ
グリエセリド血症の治療に使用されてきたものである。
食物繊維はまた、肥満の防止を援助するために代謝速度
を制御するものとして使用されてきた。
これらの利益の故に、保健当局は、1日当り20−35グ
ラム(grams)の食物繊維の消費を推奨した。しかしな
がら調査結果によれば、平均的なアメリカ人は、1日当
りわずか11.1から13.3gの食物繊維を消費しているにす
ぎないことが明らかとなった。摂取する食物繊維は、約
70パーセントの不溶解性繊維及び約30パーセントの溶解
性繊維を含有すべきであることがさらには勧告されてい
る。
例えば、パン類及びシリアル加工穀物食品の様な種々
の食物製品がより多量の食物繊維含有量を含有させるよ
うに改質されてきた。加えて消費者は、彼等の食物中の
繊維を増加させるためにスナック(snack)及びコンビ
ニエンス食品に期待を寄せていた。
グラノラバーは、高い繊維含有量を有する健康的スナ
ックとして嗜好されてきたものである。しかしながら都
合の悪いことには、現在市上で利用できるグラノラバー
の分析によると、前記繊維含有量が典型的にはグラノラ
バーの5重量パーセント未満であることが示された。そ
れ故に典型的な28gのグラノラバーは約1g未満の繊維を
提供する。
高い水準の繊維をグラノラバーに含ませるのに不利に
働く1つの要因としては、消費者の嗜好が柔軟でかつ咀
みごたえのあるグラノラバーに傾いていることが挙げら
れる。しかしながら、増補用食物繊維をグラノラバー混
合物に添加することにより通常、硬くかつ柔軟性のない
生地が得られる。これは、グラノラバーの繊維含有量を
増補するのに使用することが可能な食物繊維の典型的な
ものが一般的には、過大に水分を吸収することによる。
補強した繊維により吸収されると水分はバーの柔軟性、
咀ごたえのある生地を付与するために利用不可能とな
り、それ故に乾燥した柔軟性のない生地が得られる。前
記した生地に関する問題は、繊維の供給源が例えば、グ
アーゴム、ガッティゴム(ghatti)等の高い水分保持容
量を有する繊維供給源がグラノラバーに添加された際に
特に広くみられるものである。
ベッカーら(Becker etal.)による米国特許第4,568,
557号には、食物繊維が5から30パーセントで添加され
たスナック食物が記載されている。そこに記載された方
法では、食物繊維は、食物品質オイル(油)にグラノラ
バーへ含有させる前に浸される。該オイル被覆は、グラ
ノラバーの生地及び食感を改善することが明確に述べら
れている。
シャルマ(Sharma)による、米国特許第4,619,831号
には、例えばグラノラバーの様な製品に増補用食物繊維
を含有させる製造方法が記載されている。記載された方
法によれば、不溶解性の食物繊維が溶解性の食物繊維に
被覆されている。本方法はまた、増補用食物繊維が含有
された製品の生地、及び食感が改善することが明確に述
べられている。
発明の要約 簡潔に言えば、本発明は咀ごたえのある、高繊維化グ
ラノラバー及びその製造方法に関するものである。前記
したグラノラバーは、穀粒、果実、及びナッツ(nuts)
から成る群より選択されたグラノラ成分を含有する。増
補用食物繊維がグラノラバーに、前記グラノラバーが少
なくとも約5パーセントの全食物繊維水準を有する様に
添加される。前記グラノラバーはまた、グラノラバーの
少なくとも約2パーセントの水準の水素添加されたグル
コースシロップ及びグラノラバーの約2から約6パーセ
ントの水準のグリセリンを含む湿潤剤系を含有する。
本発明の咀ごたえのある高繊維化グラノラバーの製造
方法は、穀粒、果実、及びナッツから成る群より選択さ
れるグラノラ成分を含むグラノラ成分の混合物を製造す
る工程を含むものである。増補用食物繊維が、該グラノ
ラバーが少なくとも約5パーセントの全食物繊維水準を
有する様な量で添加される。また、グラノラバーの少な
くとも約2パーセントの水素の水素添加されたグルコー
スシロップ及びグラノラバーの約2から約6パーセント
の水準のグリセリンを含む湿潤剤系が添加される。該グ
ラノラ成分の混合物、該増補用食物繊維、及び該湿潤剤
系を全て混合してグラノラバー混合物とし、その後グラ
ノラバーへ付形される。
本発明の好適な態様によれば、前記したグラノラ成分
は、グラノラバーの約34パーセントを構成し、かつひき
割りからす麦、クリスプドライス(crisped rice)、細
く刻まれたアーモンド及びココナッツフレーク(flake
s)を含有するものである。本態様において前記した増
補用食物繊維は、グラノラバーの約26パーセントを構成
し、かつダイズ繊維、リンゴ繊維、リンゴペクチン、ト
ウモロコシ繊維、アラビアゴム、ガッティゴム、及びグ
アーゴムを含有するものである。本態様における湿潤剤
系は、グラノラバーの約20パーセントの水準の水素添加
されたグルコースシロップ及びグラノラバーの約5パー
セントの水準のグリセリンを含有するものである。好適
な本態様はまた、約7パーセントのフルクトースを含有
する。好適な本態様はまた、第2パーセントのオイル、
約5パーセントの赤砂糖、及び約1パーセントの天然香
辛料及びレシチンを含有する。
用語“増補用食物繊維”とは、本明細書に使用されま
た、特許請求の範囲に記載されている様に、典型的なグ
ラノラ成分の一部として自動的に含まれる繊維の他にグ
ラノラバーに添加される、食物繊維を示すものである。
また、特に指示する場合を除き本明細書及び特許請求
の範囲に記載の全てのパーセンテイジは、重量パーセン
テイジを示す。同様に、本発明の好適なグラノラバーは
チョコレート若しくは類似の被覆を含有するが、特に指
示する場合を除きグラノラバー成分の重量は被覆が加え
られる以前のものとして決定される。
本発明は、高い食物繊維含有量、咀みこごちのある生
地、及び好ましい風味を有するグラノラバーを提供する
のに有益である。高い繊維含有量は、前記のバーに増補
用食物繊維を添加することにより容易になされる。前記
の補充用繊維を添加することによって乾燥しかつ硬い生
地が得られるが、本発明の湿潤剤系によって、グラノラ
バー全体の風味を減ずることなくグラノラバーの咀みご
こちのある生地を維持することが見出された。これは例
えばグアーゴム、ガッティゴム等の溶解性繊維供給源が
グラノラバーに添加される場合でさえ実現される。その
結果、勧告された70対30の不溶解性対溶解性繊維の割合
を有するグラノラバーが本発明により製造可能となる。
前記した湿潤剤系はまた、グラノラに対して十分な柔
軟性及び咀しゃく性を、グラノラバーに過大な水分を添
加することを必要とせず付与するのに有益である。具体
的には、本発明のグラノラバーは、約8パーセント未満
の水分含有量で製造可能である。その結果本発明のグラ
ノラバーは、比較的低い水分活性のもとどで製造でき、
それ故に製品の良好な保存安定性が容易となる。
本発明のこれら及び他の目的、利点、及び特徴は後述
する好適な態様に関する詳細な記述による説明によっ
て、より良く理解されるであろう。
好適な態様の詳細な説明 最も好適な態様をまず最初に詳細に記載する。続いて
その他の好適な態様を最も好適な態様との相違を言及し
つつ記載する。
最も好適な態様に従い、グラノラバーの液状成分がシ
ロップの予備混合物に混合される。最も好適には本シロ
ップの予備混合物はフルクトース、赤砂糖、オイル、レ
シチン、及び香辛料とともに水素添加されたグルコース
シロップ及びグリセリンの湿潤剤系を含有するものであ
る。
本発明の湿潤剤系は、水素添加されたグルコースシロ
ップ及びグリセリンを含有するものである。水素添加さ
れたグルコースシロップとはまた、水素添加されたスタ
ーチの加水分解生成物若しくは(トウモロコシシロップ
から製造されるものの場合には)水素添加されたトウモ
ロコシシロップを示す。一般には、水素添加されたグル
コースシロップは、ソルビトール、マルチトール(Malt
itol)、及び長鎖の多価アルコールを含有する。前記の
長鎖さ多価アルコールは、通常重合度(DP)によって示
される。例えば、“DP3"はマルトトリアトール(maltot
riatol)すなわち3グルコース単位を含む多価アルコー
ルを示すものである。
最も好適な水素添加されたグルコースシロップは、ロ
ンザ社(LONZA,INC)より、名称“ヒスターTPF70%”
(Hyster TPF)として販売されているものである。前記
した具体的な水素添加されたグルコースシロップは、約
30パーセントの水、約50パーセントのソルビトール、約
8パーセントのマルチトール、約3パーセントのDP3
(マルトトリアトール)、及び約8パーセント以上のDP
4を含有する。
本発明のグラノラバー中の水素添加されたグルコース
シロップの水準は、前記グラノラバーの少なくとも約2
パーセントである。前記の水素添加されたグルコースシ
ロップは約2から約45パーセントで添加されるのが好適
である。約45パーセント以上の水準では、ねっとりすぎ
るグラノラバーが得られる。前記した水素添加されたグ
ルコースシロップは、約4から約25パーセントがより好
適である。最も好適な態様に従い、前記した水素添加さ
れたグルコースシロップは約20パーセントで添加され
る。
本発明の湿潤剤系はまた、グリセリンを含有する。前
記のグリセリンは純度99.5%のものが最も好適であり、
グリコ社(GLYCO.CO)から名称“グリコンG−100"(gl
yconG−100)として販売されている。
湿潤剤系の第2成分はグリセリンである。グラノラバ
ー中のグリセリンの水準は、グラノラバーの約2から約
6パーセントである。好適には、前記のグリセリンが約
3から6パーセントで、より好適には約4から約6パー
セントで添加されるものである。最も好適な態様では前
記したグリセリンは約5.0パーセントで添加される。
グリセリンは、具体的には意図的に低水分活性を有す
る食物製品において、良好な湿潤剤として一般に既知の
ものである。本発明によるグラノラバーの開発におい
て、グリセリンは高水準の増補用食物繊維が添加される
にもかかわらず、湿り気を有し、かつ柔軟なバー生地を
維持する能力を有することが見出された。具体的には、
グリセリンは水に代って水気を付与するのに有益であ
り、及びまた、バー中にすでに存在する水分を保持する
にも有益である。これは遊離の水分がグラノラバーの乾
燥成分、特に増補用繊維の膨潤を引き起し、及びそれ故
に極度に硬い生地を提供するといったことから重要であ
る。従って、グリセリンが本発明の湿潤剤系に必要とさ
れる。
しかしながら、本発明のグラノラバーがその様に比較
的高度の食物繊維含有量を有するため、グリセリンが水
気及び柔軟性を維持するために必要な水準でグラノラバ
ー中に含有される際に、前記したグリセリンは、グラノ
ラバーに対する消費者の興味を非常に減少させる、苦味
のある悪風味(off−taste)を与えることが見出され
た。実験によると、前記した好ましくない風味への影響
を避けるためには、グリセリンの水準がグラノラバー中
で約6パーセントを超えてはならないことが示された。
前記の水準は、典型的には増補用食物繊維を含まないグ
ラノラバーの水気及び柔軟性を維持するのに十分なもの
であるが、本発明の食物繊維水素を有するグラノラバー
には不十分である。
そこで、湿潤剤系として水素添加されたグルコースシ
ロップがグリセリンを混合することにより、十分な水準
の水気及び柔軟性が、グリセリンの過大な使用による好
ましくない悪風味を与えずに本発明の高繊維化グラノラ
バーにおいて達成されることが見出された。特に水素添
加されたグルコースシロップ及びグリセリンの混合物
は、21パーセントの量の食物繊維を含有する本発明のグ
ラノラバーに水気及び柔軟性を提供することが見出され
た。
本発明のグラノラバーは好適には甘味剤/湿潤剤とし
てのフルクトースを含有する。例えばサッカロースの様
な他の砂糖が使用できるが、バー中に保持された水分の
湿潤剤として砂糖より良好であることから、フルクトー
スが好適である。フルクトースはまた、輸送のためのイ
ンシュリンを必要とせず、及びそれ故に糖尿病患者用食
品として好適であることからも好適である。また、フル
クトースは砂糖より高い甘味能力を有する。
最も好適な態様に従い、前記のフルクトースはシロッ
プの予備混合物へ、顆粒フルクトースの形状でほぼ同量
の水とともに添加される。前記のシロップ予備混合物
は、まれに前記の添加された全ての水を実質的に除去す
るために煮つめられる。他の好適な態様に関連して述べ
られる様に、前記したフルクトースはまた、例えば高フ
ルクトーストウモロシシロップの様な炭水化物シロップ
の形状で添加されることも可能である。
本発明のグラノラバーにフルクトースが使用ささる際
には、グラノラバーの約1から約12パーセントで添加さ
れるのが好適である。最も好適な態様においては、前記
したフルクトースは前記したシロップ予備混合物の約17
パーセントでかつグラノラバーの約7パーセントの水準
で添加される。
好適には赤砂糖はまた、グラノラバーの約1から約10
パーセントで前記したシロップ予備混合物へ添加され
る。最も好適には、赤砂糖は前記したシロップ予備混合
物の約12.5パーセント及びグラノラバーの約5.0パーセ
ントで添加される。好適な赤砂糖は、シーアンドエイチ
社(C&H Co)から名称“ゴールデンCXディアムブラウ
ンシュガー”(Golden C Medium Brown Sugar)で販売
されているものである。好適には、前記のシロップ予備
混合物は、前記したシロップ予備混合物が乾燥成分に添
加される前に、赤砂糖の溶解を確実にするために十分に
加熱及び撹拌される。
本発明のグラノラバーはまた、約1から約10パーセン
トの食用オイルを含有するのが好適である。最も良好な
態様においては、水素添加された大豆/綿実油がシロッ
プで予備混合物の約5パーセント及びグラノラバーの約
2パーセントを占める様に添加される。
また、香辛料がシロップ予備混合物に添加されるのが
好適である。この最も好適な態様においては、天然バニ
ラ香辛料、ココナッツ香辛料、及び天然バター香辛料
が、シロップ予備混合物の約2.5パーセント及びグラノ
ラバーの約1.0パーセントで合計量として添加される。
レシチンがまた、グラノラバー中でのオイルの乳化剤
として作用するようにシロップ予備混合物の約0.1から
約1パーセントの量でシロップ予備混合物に添加される
のが好適である。最も好適には、前記のレシチンは、シ
ロップ予備混合物の約0.25パーセント及びグラノラバー
の約0.1重量パーセントの量で添加される。
前記したシロップ予備混合物の成分を混合する最も良
好な方法は次の通りである。すなわち、混合ボウル(bo
wl)の内容物を加熱するための蒸気ジャケット(jacke
t)を装着したホウバート混合器(hobart)ボウル中で
混合を行なう方法である。混合器を低速として、前記の
水素添加されたグルコースシロップ、グリセリン、顆粒
状フルクトース、赤砂糖、及び水を前記した混合ボウル
に加え、それを前記混合物が約80から約86パーセントの
固形分、より好ましくは約83パーセントの固形分に煮つ
まるまで加熱、沸騰される。前記の混合物をその後49℃
(120゜F)に冷却し、さらにその後に前記したオイルを
加え、混合を約5分間続ける。前記したレシチン及びバ
ニラ及びココナッツ香辛料を加え、混合をさらに5分間
続ける。最後に、前記したバター香辛料を加え、混合を
さらに5分間行なう。本時点で前記したシロップ予備混
合物はただちにグラノラバーの成分の残部に混合するた
めに使用できるものである。
前記グラノラ成分としては、顆粒、ナッツ、及び果
実、或いはそれらの混合物から成る群より選択されるも
のが挙げられる。前記グラノラ成分は、トースト(toas
t)したひき割りカラス麦、クリスプドライス、細く刻
まれたアーモンド、ココナッツフレーク類、乾燥した果
実、小麦フレーム類から成る群より選択される成分の混
合物を含有する。チョコレート片はまた、グラノラバー
類において好まれるものとなっている。前記のグラノラ
成分は、グラノラバーの約30から約40パーセント、より
好ましくは約35パーセントを占めるのが好適である。
最も好適な態様においては、グラノラ成分の混合物は
トーストしたひき割りカラス麦、クリスプドライス、細
く刻んだアーモンド、甘味処理のされていないココナッ
ツフレークを次の量で含有する。グラノラ成分の約54.5
パーセント、乾燥成分の約30.5パーセント、及びグラノ
ラバーの約18.3パーセントのトーストしたひき割りカラ
ス麦;グラノラ成分の約19.6パーセント、乾燥成分の約
11.0パーセント、及びグラノラバーの約6.6パーセント
のクリスプドライス;グラノラ成分の14.3パーセント、
乾燥成分の約8.0パーセント、及びグラノラバーの約4.8
パーセントの細く刻まれたアーモンド;グラノラ成分の
約11.6パーセント、乾燥成分の約6.5パーセント、及び
グラノラバーの約3.9パーセントの甘味処理していない
ココナッツフレーク。
増補用食物繊維の一部、すなわち前記リンゴ繊維フレ
ーク及びリンゴペクチン抽出物を、前記したシロップ予
備混合物が添加される前にグラノラ成分に混合するのが
好適である。他の増補用食物繊維がシロップ予備混合物
及びグラノラ成分が混合された後に添加される。
前記した増補用食物繊維としては種々の型のものが可
能であり、種々の型の食物繊維の混合物が好適である。
前記した増補用食物繊維としては溶解性及び不溶解性の
食物繊維の混合物がより好適である。グラノラバー中の
食物繊維が約70パーセントの不溶解性の食物繊維と約30
パーセントの溶解性の繊維を含有するものが最も好適で
ある。
本発明に従い、前記した増補用食物繊維が、グラノラ
バーの全食物繊維含有量が少なくとも約5パーセントと
なる様な量でグラノラバーに添加される。前記したグラ
ノラ成分がある程度食物繊維を与える可能性があるため
に、増補用食物繊維が加えられた繊維量は、選択された
成分に依存して変化し得る。最も好適な態様において
は、前記グラノラ成分は、全食物繊維の約15パーセント
を与え、また増補用食物繊維は約85パーセントを与える
ものである。
前記した増補用食物繊維は、グラノラバーの全食物繊
維含有量を少なくとも約10パーセント、より好適には少
なくとも約15パーセントとする様な量でグラノラバーに
添加されるのが好適である。
種々の技術が食物製品の全食物繊維含有量を測定する
ために利用可能である。好適な技術は、公認分析化学者
協会(Association of Official Analytical Chemist
s)による名称#43、A14−43、A20の酵素重量法であ
る。グラノラバー全体が本方法により分析が可能であ
る。また、グラノラバーの全食物繊維含有量は、個々の
成分の食物繊維含有量を決定することによって計算可能
である。
前記した増補用食物繊維の供給源は、溶解性及び不溶
解性の繊維を双方を提供することが可能であり、不溶解
性の繊維を提供する一般に既知の供給源としては、ダイ
ズ繊維、リンゴ繊維、ペクチン類、トウモロコシふす
ま、小麦ふすま、カラス麦ふすま、大麦ふすま、ライ麦
ふすま、トリチケール(triticale)ふすま、セルロー
ス、リンゴ繊維、エンドウマメ繊維、テンサイ繊維、ピ
ーナツ繊維が挙げられるが、これらに限定されるもので
はない。溶解性の繊維を提供する一般に既知の供給源と
しては、アルビアゴム、ガッティゴム、グアーゴム、オ
オバコ、カラゲナン、キサンタン(xanthan)、トラガ
カントゴム、カヤラゴム、イナゴマメゴム、カンテン、
及びアルギン酸塩が挙げられるが、これらに限定される
ものではない。これらの増補用食物繊維供給源の中で
も、ダイズ繊維、リンゴ繊維、トウモロコシふすま、セ
ルロース及びその誘導体、カラス麦ふすま、テンサイ繊
維、エンドウマメ繊維、グアーゴム、アラビアゴム、ガ
ッティゴム、イナゴマメゴム、カラヤゴム、キサンタ
ン、及びリンゴペクチンが好適である。
最も好適な態様に従い、押出成形されたフレーク形状
のリンゴ繊維及びトウモロコシふすまがグラノラバーに
混合される。増補用食物繊維をグラノラバーに混合す
る。この具体的な技術は、同日付けで同一の発明者及び
同一の権利人により出願された係属中の米国特許出願の
主題である。
この好適な手順により、前記のリンゴ繊維及びトウモ
ロコシふすまが例えば米粉の様なバインダーとともに混
合される。その混合物が加湿され、その後にオリフィス
(orifice)から押出成形され、フレーク若しくは小片
を製造するために粉砕及び乾燥される。前記フレークの
粒径は、10U.Sメッシュのふるい上に約5パーセント未
満が残留し、60U.S.メッシュのふるいで約7パーセント
未満のものしか通過しない、200から8U.S.メッシュの範
囲のものが好適である。最も好適なものは、前記のフレ
ークが約50パーセントのリンゴ繊維、25パーセントのト
ウモロコシふすま、及び約25パーセントの米粉を含有す
るものである。伸長工程では、該混合物の水分は約20か
ら約30%の間に増加する。他の態様においては、他の型
の増補用食物繊維が押出成形された形状でグラノラバー
に混合される。同時係属中の出願にさらに詳細に説明し
た様に、本方法で少なくとも一部の増補用食物繊維が混
合されるグラノラバーの生地及び食感の双方に対する利
益が見出された。
最も好適な態様においては、前記した増補用食物繊維
は、増補用食物繊維の約36.4パーセント、乾燥成分の約
16パーセント、及びグラノラバーの約9.6パーセントの
ダイズ繊維;増補用食物繊維の約33パーセント、乾燥成
分の約14.5パーセント、及びグラノラバーの約8.7パー
セントのリンゴ繊維/トウモロコシふすま;増補用食物
繊維の約9.1パーセント、乾燥成分の約4.0パーセント、
及びグラノラバーの約2.4パーセントのアラビアゴム;
増補用食物繊維の約5.7パーセント、乾燥成分の約2.5パ
ーセント、及びグラノラバーの約1.5パーセントのガッ
ティゴム;増補用食物繊維の約11.4パーセント、乾燥成
分の約5.0パーセント、及びグラノラバーの約3.0パーセ
ントのリンゴペクチン抽出物;増補用食物繊維の約4.5
パーセント、乾燥成分の約2.0パーセント、及びグラノ
ラバーの約1.2パーセントのグアーゴムが加えられたも
のから成る。
最も好適な態様においては、前記のトーストしたひき
割りカラス麦、リンゴペクチン抽出物、リンゴ繊維/ト
ウモロコシふすまフレーク、クリスプドライス、甘味処
理していないココナッツフレーク、及び細く刻んだアー
モンドがまず一度に混合され、さらにその後、適正な量
の前記したシロップ予備混合物に加えられる。前記のシ
ロップ予備混合物に対して、完全に混ざり合うように1
度につき1/4の前記成分を加えるのが好適である。
添加される最後の成分は、微細な粉末形状、すなわち
グアーゴム、ガッティゴム、アラビアゴム、及びダイズ
繊維である増補用食物繊維である。前記粉末はまず乾燥
混合され、その後にシロップ予備混合物及び乾燥成分の
残りを含む混合ボウルに加えられる。
前記したグラノラバーが、約35から約45パーセントの
シロップ予備混合物及び約55から約65パーセントの乾燥
成分で構成されるのが好適である。前記グラノラバーが
約40パーセントのシロップ予備混合物及び約60パーセン
トの乾燥成分で構成されるのが最も好適である。
混合が完了した後、該混合物が一般的なグラノラバー
成形ライン(line)に移される。該混合物はまず、厚さ
が約7/16インチの板状物に成形される。約16℃(約60゜
F)へ冷却した後、前記した板状物は約1.14インチ(inc
hes)幅の帯状物に切断される。前記した帯状物はその
後、典型的には約3.38インチの長さを有する約28.0gの
重量のバーに切断される。
この最も好適な態様においては、グラノラバーの分析
によりバー全体の約17パーセントである、約5gの食物繊
維が含有されていることが判明した。使用した分析は、
公認分析化学者協会による名称#43.A14−43、A20であ
る酵素重量法である。前記した最も好適な態様に従って
製造されたグラノラバーは、注目すべき柔軟でかつ咀み
ごこちの良い生地を有するものである。
前記したグラノラバーは、例えばチョコレートの様な
被覆を有するのが好適である。また、前記のバーは被覆
せずにおいても、若しくはヨーグルト、ピーナッツバタ
ー、及び他の風味を有する被覆がバーに施されても良
い。一般的な被覆技術が、約10gのチョコレートで前記
のグラノラバーを被覆するために使用されるのが最も好
適である。被覆用に好適なチョコレートは、アンブロシ
アチョコレート社(AMBROSIA CHOCOLATE CO.)により、
名称“#S−5943"として販売されているミルクチョコ
レートである。
好適な他の態様は、最も好適な態様に類似のものであ
るが前記の成分がむずかな程度で異り、また製法におけ
るある程度の工程が異ったものである。好適な他の態様
は、次の配合を使用するものである。
配合 シロップ予備混合物 パーセント 高フルクトーストウモロコシシロップ−90 13,30 トウモロコシシロップ 10.00 グリセリン 4.26 水素添加グルコースシロップ 4.26 赤砂糖 2.87 マルトデキストリン 2.13 部分水素添加 綿実油、ダイズ油 1.94 天然バター、バニラ及びココナッツ 1.0 香辛料及びレシチン 乾燥成分 トーストしたひき割りカラス麦 18.40 ダイズ繊維 9.67 リンゴ繊維/トウモロコシふすまフレーク 8.71 クリスプドライス 6.80 アーモンド 4.84 甘味処理していないココナッツフレーク 3.87 アラビアゴム/ガッティゴム 3.87 リンゴペクチン抽出物 2.90 グアーゴム 1.26 顆粒状フルクトースと水を加え、所定の固型分にまで
煮つめるかわりに、好適な他の態様ではフルクトース含
有炭水化物シロップが使用される。例えば糖蜜若しくは
ハチ蜜の様な他のシロップも使用可能だが、トウモロコ
シシロップ及び高フルクトーストウモロコシシロップが
好適である。本態様において最も好適なものとしては、
該シロップが高フルクトーストウモロコシシロップと通
常のトウモロコシシロップの混合物であるものが挙げら
れる。高フルクトーストウモロコシシロップの好適な例
としては、コーンプロダクツ社(CORNPRODUCTS)によ
り、名称“2690インバトース(Invertose)90"として販
売されているものが挙げられる。通常のトウモロコシシ
ロップの好適な例としては、エー.イー.スタレイ社
(A.E.STALEY)により、名称“スイートース(Sweetos
e)4300"として販売されているものが挙げられる。
本態様においては、炭水化物シロップの全水準は、グ
ロノラバーの約10から約30パーセント、最も好適には2
3.3パーセントである。高フルクトース及び通常トウモ
ロコシシロップが使用される場合には、高フルクトース
品の通常品に対する割合は最も好適には約1.33:1であ
る。
他の好適な態様としてはまた、約2.1パーセントのマ
ルトデキストリン(Maltodextrin)が挙げられる。好適
なマルトデキストリンは、グレインプロセッシング社
(GRAIN PROCESSING CORP.)による名称“マルトリン
(Maltrin)M−100"のものにより得られる。
炭水化物グルコースシロップの型及び量も上述した他
の好適な態様では異る。具体的には、水素添加されたグ
ルコースシロップとしては、ロンザ社により名称“ヒス
ター(Hyster)HM−75%”として販売されているものが
挙げられる。前記した第2の水素添加されたグルコース
シロップは、約25パーセントの水、約11パーセントのソ
ルビトール、約38パーセントのマルチトール、約9パー
セントのD.P.3及び約17パーセント及びそれ以上のD.P.4
を含有するものである。前記した水素添加されたグルコ
ースシロップは本態様においては、グラノラバーの約4.
26パーセントの量で添加される。前記したグリセリンは
また約4.26パーセントで添加される。
本態様のシロップ予備混合物は、煮つめることを必要
としないため、前記した混合ボウルは単に約49℃(約12
0゜F)へ前記した赤砂糖及び前記のマルトデキストリン
を溶解させるために加熱される。
混合方法の留意点は最も好適な態様におけるものと同
一である。前記のグラノラバーは同一の大きさに成形さ
れ、かつ同一の柔軟でかつ咀みごたえのある生地を有す
るものである。
実施例 次の実施例は、説明及び記載した方法により提供され
るものであり、本発明の範囲を制限するものではない。
全ての実施例では、500gのバッチ(batch)を製造し
た。それらのバッチのそれぞれは、40パーセントのシロ
ップ予備混合物及び60パーセントの乾燥成分を含有す
る。明記するものを除き、混合は最も好適な態様におい
て記載した通りに行なった。各実施例では、得られた混
合物は前記した大きさ及び重量のグラノラバーに成形さ
れた。
実施例1から5は、シロップ予備混合物の若干の変化
による効果を決定するために実施した。実施例1から5
までの乾燥成分の配合は、次の様に一定とした。
グラノラバー繊維混合物 ひき割りカラス麦 30.5 ダイズ繊維 16.0 リンゴ繊維フレーク 14.5 クリスプドライス 11.0 アーモンド 8.0 ココナッツ 6.5 リンゴペクチン抽出物 5.0 アラビアゴム 4.0 ガッティゴム 2.5 グアーゴム 2.0 100.0% 実施例1及び2は、最も好適な煮つめ方法を使用し、
一方実施例3、4及び5は、トウモロコシシロップ及び
高フルクトーストウモロコシシロップを使用した。
実施例1は、最も好適な態様、すなわち、最も好適な
配合及び最も好適な混合方法により実施した。実施例2
は、最も好適な混合方法で、配合を変更して実施した。
これらの実施例のシロップ混合物は次の通りである。
実施例1で製造されたグラノラバーは、実施例2で製
造されたものに比較してややより柔軟でかつより水気を
有するものであった。
実施例3は配合、及び混合方法の双方を前記した他の
好適な態様に従って実施した。実施例4及び5は前記し
た他の好適な混合方法を使用したが、シロップ予備混合
物の配合を変化させたものである。これらの実施例のシ
ロップ予備混合物の配合は次の通りである。
実施例3のものは、実施例4のものに比較してややよ
り柔軟でかつより水気を有するものであった。実施例5
はやや苦い風味を有したが、これはほぼ高水準のグリセ
リンによるものであった。
実施例6、7、及び8は、乾燥成分のいくつかの成分
の水準を変化させることによる効果を決定するために実
施した。これらの実施例はそれぞれ実施例1で使用した
シロップ予備混合物と同一のものを使用した。実施例6
は実施例1と同一に、すなわち最も好適な態様に従って
実施した。実施例7は、より多量のクリスプドライス及
びより少量の増補用食物繊維を含有するものであり、そ
れ故に分析によると、わずか約4gの食物繊維を有するも
のである。実施例8は、より少量のクリスプドライス及
びより多量の増補用食物繊維を含有するものであり、そ
れ故に分析によれば約6gの食物繊維を有するものであ
る。乾燥成分の配合は次の通りである。
実施例7で製造したグラノラバーは、実施例6及び8
のものに比較してやや柔軟で咀みごたえのあるものであ
った。実施例8で製造したグラノラバーは、前記の3つ
の実施例で最も乾燥した生地を有するものであった。実
施例6の乾燥成分の配合は、バー当り約17パーセントの
食物繊維を与えるものであり、不溶解性繊維と溶解性繊
維の割合が約70対30のものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−74552(JP,A) 特開 昭60−70041(JP,A) 特開 昭60−262572(JP,A) 特開 昭57−74072(JP,A)

Claims (22)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】咀みごたえのある高繊維化グラノラバーで
    あって、 (イ) 穀粒、果実及びナッツから成る群から選択され
    たグラノラ成分の混合物; (ロ) 該グラノラバーが少なくとも5%の全食物繊維
    含有量を有するような量で該グロノラバーに添加された
    増補用食物繊維; (ハ) 該グラノラバーの少なくとも2%の水準の水素
    添加されたグルコースシロップ及びグラノラバーの2〜
    6%の水準のグリセリンを含有する湿潤剤系を含み、 該増補用食物繊維が、溶解性及び不溶解性の食物繊維の
    混合物であり、かつ、ダイズ繊維、アラビアゴム、ガッ
    ティゴム、グアーゴム、リンゴ繊維、リンゴペクチン、
    トウモロコシふすま、カラヤゴム、トラガカントゴム、
    テンサイ繊維及びそれらの混合物から成る群より選択さ
    れたものであることを特徴とする該グラノラバー。
  2. 【請求項2】前記グラノラバーの全食物繊維含有量が少
    なくとも10%である請求項1に記載のグラノラバー。
  3. 【請求項3】前記グラノラバーの全食物繊維含有量が少
    なくとも15%である請求項1に記載のグラノラバー。
  4. 【請求項4】前記水素添加されたグルコースシロップが
    グラノラバーの少なくとも4%で含有されている請求項
    1〜3のいずれか一項に記載のグラノラバー。
  5. 【請求項5】前記水素添加されたグルコースシロップが
    グラノラバーの少なくとも20%で含有されている請求項
    1に記載のグラノラバー。
  6. 【請求項6】前記グリセリンがグラノラバーの少なくと
    も4%で含有されている請求項1〜5のいずれか一項に
    記載のグラノラバー。
  7. 【請求項7】前記水素添加されたグルコースシロップが
    50%のソルビトールを含有している請求項1に記載のグ
    ラノラバー。
  8. 【請求項8】前記水素添加されたグルコースシロップが
    11%のソルビトールを含有している請求項1に記載のグ
    ラノラバー。
  9. 【請求項9】前記増補用食物繊維がダイズ繊維、リンゴ
    繊維、トウモロコシふすま、グアーゴム、ガッティゴム
    及びアラビアゴムからなる群より選択される各繊維の混
    合物である請求項1に記載のグラノラバー。
  10. 【請求項10】前記増補用食物繊維がダイズ繊維、リン
    ゴ繊維、トウモロコシふすま、グアーゴム、ガッティゴ
    ム及びアラビアゴムの混合物である請求項1〜3のいず
    れか一項に記載のグラノラバー。
  11. 【請求項11】咀みごたえのある高繊維化グラノラバー
    であって、 該グラノラバーが、 (イ) 穀粒、果実及びナッツから成る群から選択され
    たグラノラ成分の混合物であって、グラノラバーの30〜
    40%を占める該混合物; (ロ) グラノラバーが少なくとも10%の全食物繊維含
    有量を有するようにグラノラバーへ添加される増補用食
    物繊維; (ハ) 1〜12%のフルクトース; (ニ) グラノラバーの2〜40%の水準の水素添加され
    たグルコースシロップ及びグラノラバーの2〜6%の水
    準のグリセリンを含有する湿潤剤系を含み、 該増補用食物繊維が、溶解性及び不溶解性の食物繊維の
    混合物であり、かつ、ダイズ繊維、アラビアゴム、ガッ
    ティゴム、グアーゴム、リンゴ繊維、リンゴペクチン、
    トウモロコシふすま、カラヤゴム、トラガカントゴム、
    テンサイ繊維及びそれらの混合物から成る群より選択さ
    れたものであることを特徴とする該グラノラバー。
  12. 【請求項12】咀みごたえのある高繊維化グラノラバー
    の製造方法であって、 (イ) 穀粒、果実、ナッツ及びそれらの混合物から成
    る群から選択されたグラノラ成分を含むグラノラ成分の
    混合物を製造し; (ロ) グラノラバーが少なくとも5%の全食物繊維含
    有量を有するような量で増補用食物繊維を添加し; (ハ) グラノラバーが少なくとも2%の水準の水素添
    加されたグルコースシロップ及びグラノラバーの2〜6
    %の水準のグリセリンを含む湿潤剤系を添加し; (ニ) 該グラノラ成分の混合物、該増補用食物繊維及
    び該湿潤剤系を混合しグラノラバー混合物とし;かつ (ホ) 該グラノラバー混合物を付形してグラノラバー
    とする工程 を含み、 該増補用食物繊維が、溶解性及び不溶解性の食物繊維の
    混合物であり、かつ、ダイズ繊維、アラビアゴム、ガッ
    ティゴム、グアーゴム、リンゴ繊維、リンゴペクチン、
    トウモロコシふすま、カラヤゴム、トラガカントゴム、
    テンサイ繊維及びそれらの混合物から成る群より選択さ
    れることを特徴とする該製造方法。
  13. 【請求項13】前記グラノラバーの全食物繊維含有量が
    少なくとも10%である請求項12に記載の製造方法。
  14. 【請求項14】前記グラノラバーの全食物繊維含有量が
    少なくとも15%である請求項12に記載の製造方法。
  15. 【請求項15】前記水素添加されたグルコースシロップ
    がグラノラバーの少なくとも4%で含有される請求項12
    〜14のいずれか一項に記載の製造方法。
  16. 【請求項16】前記水素添加されたグルコースシロップ
    がグラノラバーの少なくとも20%で含有される請求項12
    に記載の製造方法。
  17. 【請求項17】前記グリセリンがグラノラバーの少なく
    とも4%で含有される請求項12、13、15及び16のいずれ
    か一項に記載の製造方法。
  18. 【請求項18】前記水素添加されたグルコースシロップ
    が11%のソルビトールを含有する請求項12に記載の製造
    方法。
  19. 【請求項19】前記水素添加されたグルコースシロップ
    が50%のソルビトールを含有する請求項12に記載の製造
    方法。
  20. 【請求項20】前記増補用食物繊維がダイズ繊維、リン
    ゴ繊維、トウモロコシふすま、グアーゴム、ガッティゴ
    ム及びアラビアゴムからなる群より選択される各繊維の
    混合物である請求項12に記載の製造方法。
  21. 【請求項21】前記増補用食物繊維がダイズ繊維、リン
    ゴ繊維、トウモロコシふすま、グアーゴム、ガッティゴ
    ム及びアラビアゴムの混合物である請求項12〜14のいず
    れか一項に記載の製造方法。
  22. 【請求項22】咀みごたえのある高繊維化グラノラバー
    の製造方法であって、 (イ) 穀粒、果実、ナッツ及びそれらの混合物から成
    る群より選択されたグラノラ成分を含むグラノラ成分の
    混合物を製造し; (ロ) 増補用食物繊維を、該グラノラバーが少なくと
    も10%の全食物繊維含有量を有するように添加し; (ハ) グラノラバーの2〜45%の水素添加されたグル
    コースシロップ及びグラノラバーの2〜6%のグリセリ
    ンを含む湿潤剤系を含むシロップ予備混合物を製造し; (ニ) 該グラノラ成分の混合物、該増補用食物繊維及
    び該シロップ予備混合物を混合してグラノラバー混合と
    し;かつ (ホ) 該グラノラバー混合物を付形してグラノラバー
    とする工程 を含み、 該増補用食物繊維が、溶解性及び不溶解性の食物繊維の
    混合物であり、かつ、ダイズ繊維、アラビアゴム、ガッ
    ティゴム、グアーゴム、リンゴ繊維、リンゴペクチン、
    トウモロコシふすま、カラヤゴム、トラガカントゴム、
    テンサイ繊維及びそれらの混合物から成る群より選択さ
    れることを特徴とする該製造方法。
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