JP3003292U - ブレードホース - Google Patents
ブレードホースInfo
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- JP3003292U JP3003292U JP1994004016U JP401694U JP3003292U JP 3003292 U JP3003292 U JP 3003292U JP 1994004016 U JP1994004016 U JP 1994004016U JP 401694 U JP401694 U JP 401694U JP 3003292 U JP3003292 U JP 3003292U
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- Japan
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- hose
- blade
- braided
- cleaning
- tube
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- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 排水管を洗浄するとき等に用いられるブレー
ド(編組)したホースに関し、柔軟性や重量を損ねるこ
となく使用耐圧や非吸水性を高める。 【構成】 内側チューブ2とこのチューブ2の外側に網
代編みしたステンレス線3との間に網代編みしたポリア
リレート繊維4を設けたもの。
ド(編組)したホースに関し、柔軟性や重量を損ねるこ
となく使用耐圧や非吸水性を高める。 【構成】 内側チューブ2とこのチューブ2の外側に網
代編みしたステンレス線3との間に網代編みしたポリア
リレート繊維4を設けたもの。
Description
【0001】
本考案はブレードホースに関し、特に排水管を洗浄するとき等に用いられるブ レード(編組)したホースに関するものである。
【0002】 排水管を洗浄するとき等に用いられるホースには高い水圧が加えられるため、 通常はブレード補強したホースが必要である。
【0003】
図3には排水管を洗浄するとき等に用いられるブレードホースの使用状態が概 略的に示されており、図中、1はブレードホースを示し、このブレードホース1 の先端には加圧された洗浄水(または洗浄液)を噴射するための噴射ノズル10 が設けられている。
【0004】 このブレードホース1は排水管11の下部の掃除口12から挿入したり、ある いは中間接続された横枝管12から挿入する。そして、加圧された洗浄水を外部 から供給すると、噴射ノズル10が図示のように洗浄水を噴射するのでその反作 用により自動的に排水管11の内部を進入して行き、排水管11における汚れや 錆を落とすことが出来る。
【0005】 このような従来のブレードホースとしては、実用新案登録第1,600,714号に記 載されたものが挙げられる。
【0006】 図4はこのようなブレードホース1の一部断面図を示しており、内側に位置す るチューブ2の外周にステンレス線3が編組されている。
【0007】 このステンレス線3の編組形態は、チューブ2における加圧洗浄水に対する使 用耐圧を高めるため、図5の外観図に示す如く良く知られた網代編み(あじろあ み)になっている。
【0008】 また、最外層にステンレス線3を用いるのは、排水管11内を進入するために 摩擦が少なく且つ錆ない金属の必要があるためである。
【0009】
しかしながら、この様な従来例における加圧洗浄水に対する実質的な常用使用 耐圧は約70Kg/cm2 であるため、上記のように排水管を洗浄する際の洗浄力が 低くなってしまうという問題がある。
【0010】 このため、ステンレス線2の網代編みの密度を高くしたり、あるいはこのステ ンレス線2をチューブ2に巻く場合に網代編みではなくスパイラル状に巻くこと によりチューブ2の使用耐圧を高める方法が考えられるが、いずれの場合もブレ ードホースとしての重量が大きくなり過ぎたり、あるいは排水管内を進入するた めに必要な柔軟性が犠牲になるという問題点があった。
【0011】 また、従来よりブレードホースには、使用耐圧を上げるため、その中間層にア ラミド繊維が用いられることがあるが、このアラミド繊維の場合には、吸水性が 高いために、上記のようにホースの周囲に水分が存在する場合にはそれを吸って 重くなってしまうという欠点があり使用できない。
【0012】 従って本考案は、柔軟性や重量を損ねることなく使用耐圧や非吸水性が高いブ レードホースを提供することを目的とする。
【0013】
上記の目的を達成するため、本考案に係るブレードホースは、内側チューブと 該チューブの外側に網代編みしたステンレス線との間にポリアリレート繊維を網 代編みしたことを特徴とするものである。
【0014】 また、本考案のブレードホースは、好ましくは、先端に排水管洗浄用の噴射ノ ズルを備えている。
【0015】
本考案においては、内側のチューブの外周にポリアリレート繊維を網代編みし 、このポリアリレート繊維の外周にさらにステンレス線を網代編みしている。
【0016】 これにより、チューブとステンレス線との間に強度の大きいポリアリレート繊 維が介在することになり、内側のチューブの使用耐圧は従来のように中間にポリ アリレート繊維が無かった場合に比べて非常に大きくなる。
【0017】 また、最外層のステンレス線の網代編みの密度を大きくせずに済むので、ホー ス自体の柔軟性を損なうことなく且つ軽量のポリアリレート繊維が増えるだけで あるので、重量を損なうこともない。
【0018】 更には、このようなブレードホースの先端に例えば排水管洗浄用の噴射ノズル を設けることにより排水管を洗浄するような場合、網代編みしたステンレス線の 網目の隙間から水が浸入したとき、ポリアリレート繊維は水分率が極めて低いた めブレードホース自体に水を含むことがなく従って重量が増加せず、該排水管洗 浄用として最適な非吸水特性が得られる。
【0019】
図1は本考案に係るブレードホースの一部断面図を示したもので、この実施例 では、ブレードホース1のチューブ2としてナイロンチューブを用い、このナイ ロンチューブ2の外周にポリアリレート繊維4を網代編みし、さらにステンレス 線3をポリアリレート繊維4の外周に同じように網代編みしている。
【0020】 これにより、ポリアリレート繊維4が無い従来例と比べて、柔軟性や重量を損 なうことなくホースに対する使用耐圧を高くすることができる。
【0021】 さらに、ポリアリレート繊維と上記の従来例について触れたやはり使用耐圧を 高めるためのアラミド繊維とを物性比較すると下記の表1に示すようになる。
【0022】
【表1】
【0023】 この表から判るとおり、ポリアリレート繊維は水分率(吸水性)が極めて低い とともに、単繊維並びにヤーンのいずれにおいても引張強度が大きいことが示さ れている。
【0024】 従って、このようなポリアリレート繊維4をナイロンチューブ2とステンレス 線3との間に介挿することにより、アラミド繊維を介挿する場合に比べて、非吸 水性が高くブレードホースが水分を含まず重くならずに済むという特徴が得られ る。
【0025】 即ち、ブレードホース1を図3に示したような排水管11を洗浄するために使 用するような場合、ブレードホース1が排水管11の中をスムーズに進入するた めには最外層は金属で錆びないステンレス線3が必要であるが、このステンレス 線3の柔軟性を保ち且つ軽量化するために必要な網代編みを行ったときにその網 目から進入して来る洗浄水はアラミド繊維のように吸収されずに済み、ホース自 体が重くならずに済むわけである。
【0026】 また、ポリアリレート繊維4を用いたときのホースとしての使用耐圧を計算す ると当業者において良く知られている次の計算式(1)で示すとおりとなる。
【0027】
【数1】
【0028】 尚、上記の式(1)における角度αは図2に示す網代編みのブレード角度であ る。また、「キャリア」とは一つの円周上に存在するポリアリレート繊維の打数 を示しており、この例では「16」であり、「プライ」とはポリアリレート繊維 を束ねる本数を示しており、この例では「2」である。また、この場合の破断荷 重は26Kgである。
【0029】 また、上記のブレード角度αが「54°44′」を用いるのは、一般にこの角 度が網代編みの角度として、その密度(重量)及び柔軟性の点から最も好ましい ものとして良く知られている値であるからである。さらに、「0.685」はブレー ドホース1の外径を示している。
【0030】 このような式(1)の計算の結果、使用耐圧は約1300Kg/cm2 となるが、 実際にはブレード効率が80%であると考える必要があるのでこのブレードホー スは1000Kg/cm2 が最大許容使用耐圧となる。
【0031】 更にはこの様な使用耐圧の1/4を常用耐圧とするのが通常であるので、実質 的な常用耐圧は約250Kg/cm2 となる。
【0032】 したがって、従来のブレードホースに比べて凡そ3.6倍の耐水圧強度が得ら れたことになる。
【0033】 なお、上記の実施例においては、先端に排水管洗浄用の噴射ノズルを備えるこ とにより図3に示したような従来例と同様の洗浄作業が可能となるが、このよう に先端に洗浄用の噴射ノズルを使用しない場合においても、大きな水圧を必要と し且つ周囲の材料との摩擦が少なく且つ水分が存在するような用途においては噴 射ノズルを備えなくてもその他に種々の用途に供することが可能である。
【0034】
以上説明したように本考案に係るブレードホースによれば、内側チューブとこ のチューブの外側に網代編みしたステンレス線との間にポリアリレート繊維を網 代編みしたので、重量及び柔軟性を損なうことなく使用耐圧及び非吸水性の高い ブレードホースが得られることとなる。
【0035】 また、このようなブレードホースの先端に例えば排水管洗浄用の噴射ノズルを 設けることにより排水管の中に進入していくときの摩擦を少なくし且つ吸水性を 極めて低く保つことが可能となるので、洗浄作業を極めて効率的に行うことが可 能となる。
【図1】本考案に係るブレードホースを長手方向に切断
したときの断面を示すとともにこのブレードホースを構
成する各要素の表面部分を切り欠いて示した図である。
したときの断面を示すとともにこのブレードホースを構
成する各要素の表面部分を切り欠いて示した図である。
【図2】ブレードホースを網代編みするときのブレード
角度を示した図である。
角度を示した図である。
【図3】従来より用いられている排水管洗浄用のブレー
ドホースを説明するための図である。
ドホースを説明するための図である。
【図4】従来のブレードホースを長手方向に切断したと
きの断面を示すとともにこのブレードホースを構成する
各要素の表面部分を切り欠いて示した図である。
きの断面を示すとともにこのブレードホースを構成する
各要素の表面部分を切り欠いて示した図である。
【図5】本考案及び従来のブレードホースの外観図であ
る。
る。
1 ブレードホース 2 チューブ 3 ステンレス線 4 ポリアリレート繊維 10 排水管洗浄用噴射ノズル 11 排水管 図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
Claims (2)
- 【請求項1】 内側チューブと該チューブの外側に網代
編みしたステンレス線との間にポリアリレート繊維を網
代編みしたことを特徴とするブレードホース。 - 【請求項2】 先端に排水管洗浄用の噴射ノズルを備え
ていることを特徴とした請求項1に記載のブレードホー
ス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994004016U JP3003292U (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | ブレードホース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994004016U JP3003292U (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | ブレードホース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3003292U true JP3003292U (ja) | 1994-10-18 |
Family
ID=43139242
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994004016U Expired - Lifetime JP3003292U (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | ブレードホース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3003292U (ja) |
-
1994
- 1994-04-18 JP JP1994004016U patent/JP3003292U/ja not_active Expired - Lifetime
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