JP3002819U - 座布団を具備した上着類 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、各種の上着類、例えばウィンドブレ
ーカーやグランドコート等々の背面部に当該上着類を着
用したままで簡易に使用できるようにした座布団を装着
してなる座布団を具備した上着類を提供する。 【構成】本考案の座布団を具備した上着類は、各種の上
着類、例えばグランドコート２等の背面部分に適宜形状
とした座布団３を着脱自在となるように装着したもので
あり、前記座布団３は、グランドコート２等の各種上着
類の背面の内側面にファスナー７等の開閉具を有しつつ
設けた袋部４中において、該袋部４内の上部に具備する
２個の各ボタン５等からなる被懸架具に懸架するように
した各ボタン穴５ａ等からなる懸架部を有する各ゴムバ
ンド６又は紐状部の下端部に連結したものである。この
構成により、各種の上着類、例えばウィンドブレーカー
やグランドコート等々の背面部に当該上着類を着用した
ままで簡易に使用できる座布団を装着してなるので、サ
ッカー、野球等々の各種競技の観戦等に際し極めて至便
且つ斬新な座布団を具備した上着類を実現できる。

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本考案は、座布団を具備した上着類に関するものであり、詳しくは、各種の上 着類、例えばウィンドブレーカーやグランドコート等々の背面部に簡易使用でき るようにした座布団を装着してなる座布団を具備した上着類に関するものである 。

【従来の技術】

従来、サッカー、野球等々の各種競技の観戦等に際しては、尻に冷たさを感じ つつもそのまま座席に座るか、或いは汚れた座席に座るに際しては衣類の汚れを 防ぐために適当な紙片を尻に敷いたり、更には個別に持参したり有料で貸与され たりした座布団を敷いているのが一般である。

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上述したように、屋外、屋内を問わず各種の競技場で行われる 各種競技の観戦等において、尻に何らの介在物も敷かずに観戦するのは、特に屋 外競技の観戦等においては尻の冷たさ等と相まって、苦痛さえ感じるような時が ある。また、自分が座るべき座席が汚れているような場合、衣類の汚れを防止す べき何ら適当な紙片等も持ち合わせていなかったような場合、この汚れを受認し なければならなかった。更に、競技場内において座布団を有料で借りて観戦後こ れを返却するのは面倒であり、又個別に座布団を持参したりするのは更に煩雑で あるのが実情である。 なお、座席の有無を問わず自分が座ろうとしたり、腰をおろそうとするに際し 、上述のような状況は、サッカー、野球等々の各種競技の観戦に際してのみでな く、屋外、屋内のいたる所で多々生ずる現象である。 本考案は、このような従来の実情に鑑み開発されたもので、その目的とすると ころは、各種の上着類、例えばウィンドブレーカーやグランドコート等々の背面 部に当該上着類を着用したままで簡易に使用できるようにした座布団を装着して なる座布団を具備した上着類を提供することにある。

【課題を解決するための手段】

請求項１記載の座布団を具備した上着類は、各種の上着類、例えばウィンドブ レーカーやグランドコート等々の背面部に当該上着類を着用したままで簡易に使 用できるようにした座布団を装着してなるものである。 請求項２記載の座布団を具備した上着類は、各種の上着類、例えばウィンドブ レーカーやグランドコート等々の背面部に当該上着類を着用したままで簡易に使 用できるようにした座布団を着脱自在に装着してなるものである。 請求項３記載の座布団を具備した上着類は、各種の上着類、例えばグランドコ ート等の背面部分に適宜形状とした座布団を着脱自在となるように装着したもの であり、前記座布団は、グランドコート等の各種上着類の背面の内側面にファス ナー等の開閉具を有しつつ設けた袋部中において、該袋部内の上部に具備する２ 個の各ボタン等からなる被懸架具に懸架するようにした各ボタン穴等からなる懸 架部を有する各ゴムバンド又は紐状部の下端部に連結したものである。 請求項４記載の座布団を具備した上着類は、各種の上着類、例えばグランドコ ート等の背面部分に適宜形状とした座布団を着脱自在となるように装着したもの であり、前記座布団は、座布団の上端に設けたマジックファスナー等の連結具を もって、グランドコート等の背面の内側面下端に設けたマジックファスナー等の 被連結具に連結するようにしたものである。

【作用】

請求項１乃至４記載の座布団を具備した上着類によれば、上着類の背面部に座 布団が装着されているので、当該上着類を着用したままで簡易に座布団を使用す ることができ、サッカー、野球等々の各種競技の観戦等に際し極めて至便且つ斬 新な座布団を具備した上着類を得ることができる。

【実施例】

以下、添付図面を参照して本考案に係る座布団を具備した上着類の実施例を詳 細に説明する。 図１乃至図３は、本考案のに係る座布団を具備した上着類１を示すものである 。図１は座布団を具備した上着類１の正面図、図２乃至図３は座布団を具備した 上着類１の背面図である。 図１乃至図３に示すように、この座布団を具備した上着類１は、図示する如く 例えばグランドコート２の背面部分に適宜の形状とした座布団３を着脱自在とな るように装着したものである。 上記座布団３は、グランドコート２の背面の内側面に設けた袋部４中において 、該袋部４内の上部に具備する２個の各ボタン５に懸架するようにした各ボタン 穴５ａを有する各ゴムバンド６の下端部に連結されている。上記袋部４は、グラ ンドコート２の背面の下端部に設けた適宜の開閉用具、例えば摘み片７ａを有す るファスナー７等をもって開閉するようになっている。この実施例では座布団３ をスポンジ材等から形成している。上記ゴムバンド６は、これに代替して単なる ベルト状の紐等を用いても良い。 本考案においては、座布団３の形状又はこれを形成する材質、この座布団３が 装着される上着の種類又は形態、更には袋部４の開閉用具や座布団３の袋部４内 での懸架手段を、図示する実施例のものに限定するものではない。 従って、座布団３は、これを使用する際には、図２に示す状態のように袋部４ 内に収納されている座布団３を袋部４内から表出させて、図３に示すような状態 のもとで、上着類であるグランドコート２を着用したままで簡易に使用すること ができる。 また、座布団３の不使用時には、図２に示すように、座布団３を袋部４内に収 納する。勿論、座布団３の不使用時における形態は自在であり、必ずしも図２に 示す如く袋部４内に座布団３を収納する必要はなく、図３に示すような状態のま までグランドコート２を着用しても良い。この実施例においては、図３に示すよ うに、グランドコート２の背面に施したデザインと相まって座布団３の形状が面 白い顔の表情の舌部分となっているので、上着類であるグランドコート２自体の デザインが非常に面白いものとなる。 なお、上着類であるグランドコート２又は座布団３を夫々洗濯する際には、袋 部４内の各ボタン５に懸架している各ボタン穴５ａを各ボタン５から外し、図４ に示すように座布団３とグランドコート２とを分離する。 図５乃至図９は、前記座布団を具備した上着類１と異なる実施例の座布団を具 備した上着類１Ａを示すものである。図５は座布団を具備した上着類１Ａの正面 図、図６乃至図７は座布団を具備した上着類１Ａの背面図である。 図５乃至図７に示すように、この実施例に係る座布団を具備した上着類１Ａは 、図示する如く例えばグランドコート２Ａの背面部分に適宜の形状とした座布団 ３Ａを着脱自在となるように装着したものである。 上記座布団３Ａは、図９で示すように座布団３Ａの上端に設けたマジックファ スナー１１をもって、グランドコート２Ａの背面の内側面下端に設けたマジック ファスナー（図示せず）に連結するようになっている。 上記座布団３Ａは、図７に示すように、座布団３Ａの下端に設けた小片マジッ クファスナー１２を、グランドコート２Ａの背面の外側面に設けた小片マジック ファスナー１３に結合すると、この座布団３Ａが折り畳まれて図６に示す状態と なる。前記実施例の座布団を具備した上着類１と同様に、この実施例でも座布団 ３Ａをスポンジ材等から形成している。 本考案においては、座布団３Ａの形状又はこれを形成する材質、この座布団３ がＡ装着される上着の種類又は形態、更には座布団３Ａをグランドコート２Ａの 背面の内側面下端に装着する手段又は座布団３Ａを図６の如く折り畳む際の接合 手段を、図示する実施例のものに限定するものではない。 従って、座布団３Ａは、これを使用する際には、図６に示す如く折り畳まれて いる状態から、図７に示すように座布団３Ａを表出させて、図８に示すような状 態のもとで、上着類であるグランドコート２Ａを着用したままで簡易に使用する ことができる。 そして、座布団３Ａの不使用時には、座布団３Ａを折り畳んで前記図６に示す ようにする。勿論、座布団３Ａの不使用時における形態は自在であり、必ずしも 図６に示す如く折り畳む必要はなく、図７に示すような状態のままでグランドコ ート２Ａを着用しても良い。この実施例においては、図７に示すように、グラン ドコート２Ａの背面に施したデザインと相まって座布団３Ａの形状がサッカーボ ールのデザイン形態となっているので、上着類であるグランドコート２Ａ自体の デザインが非常に面白いものとなる。 なお、上着類であるグランドコート２Ａ又は座布団３Ａを夫々洗濯する際には 、図９に示すように座布団３Ａとグランドコート２Ａとを分離する。 本考案は、上述した各実施例に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で 種々の変形が可能である。例えば、各実施例に示す座布団を具備した上着類１又 は１Ａは、ウィンドブレーカーやグランドコート等々の背面部に座布団を着脱自 在に装着してなるものであるが、本考案においては、ウィンドブレーカーやグラ ンドコート等々の背面部に座布団を固着するように装着しても良い。

【考案の効果】

以上詳述した本考案に係る座布団を具備した上着類１又は１Ａによれば、各種 の上着類、例えばウィンドブレーカーやグランドコート等々の背面部に当該上着 類を着用したままで簡易に使用できるようにした座布団を装着してなるので、サ ッカー、野球等々の各種競技の観戦等に際し極めて至便且つ斬新な座布団を具備 した上着類を実現できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例に係る座布団を具備した上着類
１の正面図

【図２】本考案の実施例に係る座布団を具備した上着類
１の背面図

【図３】本考案の実施例に係る座布団を具備した上着類
１の座布団を表出した状態の背面図

【図４】本考案の実施例に係る座布団を具備した上着類
１のグランドコートから分離した座布団の正面図

【図５】本考案の異なる実施例に係る座布団を具備した
上着類１Ａの正面図

【図６】本考案の異なる実施例に係る座布団を具備した
上着類１Ａの座布団を折り畳んだ状態の背面図

【図７】本考案の異なる実施例に係る座布団を具備した
上着類１Ａの座布団を表出した状態の背面図

【図８】本考案の異なる実施例に係る座布団を具備した
上着類１Ａの使用状態を示す斜視図

【図９】本考案の異なる実施例に係る座布団を具備した
上着類１Ａグランドコートから分離した座布団の正面図

【符号の説明】

１、１Ａ 座布団を具備した上着類 ２、２Ａ グランドコート ３、３Ａ 座布団 ４ 袋部 ５ ボタン ５ａ ボタン穴 ６ ゴムバンド ７ ファスナー７ １１ マジックファスナー １２ 小片マジックファスナー １３ 小片マジックファスナー

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】各種の上着類、例えばウィンドブレーカー
   やグランドコート等々の背面部に当該上着類を着用した
   ままで簡易に使用できるようにした座布団を装着してな
   る座布団を具備した上着類。
2. 【請求項２】各種の上着類、例えばウィンドブレーカー
   やグランドコート等々の背面部に当該上着類を着用した
   ままで簡易に使用できるようにした座布団を着脱自在に
   装着してなる座布団を具備した上着類。
3. 【請求項３】各種の上着類、例えばグランドコート２等
   の背面部分に適宜形状とした座布団３を着脱自在となる
   ように装着したものであり、前記座布団３は、グランド
   コート２等の各種上着類の背面の内側面にファスナー７
   等の開閉具を有しつつ設けた袋部４中において、該袋部
   ４内の上部に具備する２個の各ボタン５等からなる被懸
   架具に懸架するようにした各ボタン穴５ａ等からなる懸
   架部を有する各ゴムバンド６又は紐状部の下端部に連結
   したものであることを特徴とする座布団を具備した上着
   類。
4. 【請求項４】各種の上着類、例えばグランドコート２Ａ
   等の背面部分に適宜形状とした座布団３Ａを着脱自在と
   なるように装着したものであり、前記座布団３Ａは、座
   布団３Ａの上端に設けたマジックファスナー１１等の連
   結具をもって、グランドコート２Ａ等の背面の内側面下
   端に設けたマジックファスナー等の被連結具に連結する
   ようにしたものであることを特徴とする座布団を具備し
   た上着類。