JP3000350U

JP3000350U - 宿曜占い器

Info

Publication number: JP3000350U
Application number: JP69094U
Authority: JP
Inventors: 善市川島
Original assignee: 株式会社大手興業
Priority date: 1994-01-21
Filing date: 1994-01-21
Publication date: 1994-08-09
Anticipated expiration: 2000-01-21

Abstract

(57)【要約】【目的】対人及びその日の吉凶を宿曜占いにより誰に
でもどこでも容易に行なうことができる宿曜占い器を提
供する。【構成】外周縁に３６０°を２７等分した２７区分の
第１表示部を有する回転板を、第１表示部の更に外周に
該当する部位に配置される３６０°を２７等分した２７
区分の第２表示部及びその更に外周に第２表示部の２７
区分にそれぞれ対応する第３表示部を有しかつ回転板よ
り表面積の大きい基板に、回転自在に軸支した宿曜占い
器である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、対人及びその日の吉凶を占う宿曜占いを容易に行えるようにした占い器に関する。

【０００２】

【従来の技術】

宿曜占いは、バビロニアにその源を発し、中国に渡って仏教の中の密教の一つである宿曜教において行なわれていた占いであり、長い伝統と数え切れない多くの実績を持っている。この占いは、２７種類の漢字と、それに対応する６種類の記号及び（空白部を含む）５種類の記号との組合せによって、その人の旧暦による生年月日から２７種類の対照表を用いて、対人あるいはその日の吉凶を判断することにより行われていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、従来の２７種類の対照表を用いる宿曜占い方法は煩雑であり、誰でも簡単に行なうという訳にはいかない。

【０００４】本考案は、対人及びその日の吉凶を宿曜占いにより誰にでもどこでも容易に行なうことができる宿曜占い器を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

前記目的を達成するために、本考案の宿曜占い器は、外周縁に３６０°を２７等分した２７区分の第１表示部を有する回転板を、前記第１表示部の更に外周に該当する部位に配置される３６０°を２７等分した２７区分の第２表示部及びその更に外周に第２表示部の２７区分にそれぞれ対応する第３表示部を有しかつ前記回転板より表面積の大きい基板に、回転自在に軸支してなる宿曜占い器であって、前記第１表示部が第１記号、第２記号、第３記号、第４記号、第５記号、第６記号、第７記号、第８記号、第９記号、第１０記号、第１１記号、第１２記号、第１３記号、第１４記号、第１５記号、第１６記号、第１７記号、第１８記号、第１９記号、第２０記号、第２１記号、第２２記号、第２３記号、第２４記号、第２５記号、第２６記号及び第２７記号をこの順で配列してなり、かつ、前記第２表示部及び第３表示部がそれぞれ、第１′記号及び第１″記号、第２′記号及び第２″記号、第３′記号及び第３″記号、第４′記号及び第４″記号、第５ ′記号及び第５″記号、第５′記号及び第４″記号、第４′記号及び第５″記号、第３′記号及び第２″記号、第２′記号及び第１″記号、第６′記号及び第３ ″記号、第２′記号及び第３″記号、第３′記号及び第３″記号、第４′記号及び第１″記号と第４″記号、第５′記号及び第５″記号、第５′記号及び第４″ 記号、第４′記号及び第１″記号と第５″記号、第３′記号及び第２″記号、第２′記号及び第３″記号、第６′記号及び第１″記号、第２′記号及び第２″記号、第３′記号及び第３″記号、第４′記号及び第４″記号、第５′記号及び第５″記号、第５′記号及び第４″記号、第４′記号及び第１″記号と第５″記号、第３′記号及び第２″記号、及び第２′記号及び第３″記号を前記第１記号〜第２７記号の配列順と同じ方向にこの順で配列してなることを特徴とする。これらの各記号は互いに異なる記号である。

【０００６】前記第１記号〜第２７記号は、その人の持っている運勢や性格などを簡潔に表示することができる表４に記載の文字が好ましい。同様に、前記第１′記号〜第６′記号は表５に記載の記号が好ましく、前記第１″記号〜第５″記号は表６に記載の記号が好ましい。

【０００７】

【表４】

【０００８】

【表５】

【０００９】

【表６】

【００１０】

【実施例】以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図１は、本考案の一実施例の宿曜占い器の平面図である。図２は、本考案の一実施例の宿曜占い器の側断面図である。図３は、本考案の一実施例の宿曜占い器における回転板の平面図である。図４は、本考案の一実施例の宿曜占い器における基板の平面図である。

【００１１】図１に示す本考案の宿曜占い器は、第１表示部４を有する円形の回転板１を、第２表示部５及び第３表示部６を有する基板２上に、軸金具３により回転自在に軸支した構成である。

【００１２】図３に示す円形の回転板１には、その中心点に軸金具３を挿通するための孔が設けられており、回転板１の外周縁に、その外周３６０°を２７等分した２７区分からなる第１表示部４が設けられている。第１表示部４の各記号は、互いに異なる２７種類の記号であればどのような文字、数字、図形などの記号でもよいが、図３の回転板１の外周縁にこの順で配列した２７種類の文字がその意味を最も適切に表現しうるので好適である。すなわち、これらの２７種類の文字は、宿曜占いにおいてそれが意味する運勢、性格、仕事相手や結婚相手との相性などを意味する。図３に示す２７種類の各文字が宿曜占いにおいて意味する占う本人及び相手の性格、運勢などを表７に示す。

【００１３】

【表７】

【００１４】図４に示す基板２は、その上に回転板１を軸支した時にその外周に第２表示部５及び第３表示部６を設けることができるように、回転板１より表面積の大きい板である。基板２の中心点には、軸金具３を挿通するための孔が設けられている。また基板２には、第２表示部５が回転板１の第１表示部４の外周縁を取り巻いて接するように環状に設けられており、第３表示部６は第２表示部５の外周縁を取り巻いて接するように環状に設けられている。基板２のそれぞれ２７に等しく区分された環状の第２表示部５及び第３表示部６に示す図形、色彩などの記号及びその組合せは、宿曜占いにおいてそれが意味する「吉」あるいは「凶」の程度、運勢などを意味する。これらの各記号及びその組合せは、図４に示す順で配列されている。図４の第２表示部５に示す互いに異なる６種類の各記号が宿曜占いにおいて意味する「吉」、「凶」及びその程度を表８に示す。図４の第３表示部６に示す互いに異なる５種類の各記号が宿曜占いにおいて意味する占う本人の運勢を表９に示す。

【００１５】

【表８】

【００１６】

【表９】

【００１７】次に、この宿曜占い器を使用して、占う日のその人の運勢を識る具体的な手順について説明する。（１）占う人の旧暦の生年月日を表１０から該当する文字に置き換える。（２）前記宿曜占い器の回転板１を回転させて、第１表示部４における置き換えた該当文字を基板２の第２表示部５のその人の本命星７に合わせる。（３）占う日（旧暦換算）を表１０から該当する文字に置き換え、第１表示部４の置き換えた文字に対応する第２表示部５及び第３表示部６の記号を求める。（４）求めた記号の意味を表８及び表９より識る。

【００１８】

【表１０】

【００１９】

【考案の作用及び効果】

本考案の宿曜占い器は、各２７区分に等分した環状の第２表示部及び第３表示部を有する基板上に、外周縁を２７区分に等分した第１表示部を有する回転板を備え、かつ、各表示部には長い経験に基づく宿曜占いの法則に裏付けられた意味を持つ記号が宿曜占いを行なうことができるように特定の順に配列されているので、誰でもどこでも対人及びその日の吉凶を宿曜占いにより容易に占うことが可能となった。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例の宿曜占い器の平面図であ
る。

【図２】本考案の一実施例の宿曜占い器の側断面図であ
る。

【図３】本考案の一実施例の宿曜占い器における回転板
の平面図である。

【図４】本考案の一実施例の宿曜占い器における基板の
平面図である。

【符号の説明】

１回転板２基板４第１表示部５第２表示部６第３表示部

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】外周縁に３６０°を２７等分した２７区
分の第１表示部を有する回転板を、前記第１表示部の更
に外周に該当する部位に配置される３６０°を２７等分
した２７区分の第２表示部及びその更に外周に第２表示
部の２７区分にそれぞれ対応する第３表示部を有しかつ
前記回転板より表面積の大きい基板に、回転自在に軸支
してなる宿曜占い器であって、前記第１表示部が第１記号、第２記号、第３記号、第４
記号、第５記号、第６記号、第７記号、第８記号、第９
記号、第１０記号、第１１記号、第１２記号、第１３記
号、第１４記号、第１５記号、第１６記号、第１７記
号、第１８記号、第１９記号、第２０記号、第２１記
号、第２２記号、第２３記号、第２４記号、第２５記
号、第２６記号及び第２７記号をこの順で配列してな
り、かつ、前記第２表示部及び第３表示部がそれぞれ、第１′記号
及び第１″記号、第２′記号及び第２″記号、第３′記
号及び第３″記号、第４′記号及び第４″記号、第５′
記号及び第５″記号、第５′記号及び第４″記号、第
４′記号及び第５″記号、第３′記号及び第２″記号、
第２′記号及び第１″記号、第６′記号及び第３″記
号、第２′記号及び第３″記号、第３′記号及び第３″
記号、第４′記号及び第１″記号と第４″記号、第５′
記号及び第５″記号、第５′記号及び第４″記号、第
４′記号及び第１″記号と第５″記号、第３′記号及び
第２″記号、第２′記号及び第３″記号、第６′記号及
び第１″記号、第２′記号及び第２″記号、第３′記号
及び第３″記号、第４′記号及び第４″記号、第５′記
号及び第５″記号、第５′記号及び第４″記号、第４′
記号及び第１″記号と第５″記号、第３′記号及び第
２″記号、及び第２′記号及び第３″記号を前記第１記
号〜第２７記号の配列順と同じ方向にこの順で配列して
なること、を特徴とする前記宿曜占い器。
【請求項２】前記第１記号〜第２７記号が表１に記載
の記号であり、前記第１′記号〜第６′記号が表２に記
載の記号であり、かつ、前記第１″記号〜第５″記号が
表３に記載の記号である請求項１に記載の宿曜占い器。【表１】【表２】【表３】