JP3000283U - 漢字の書き取り練習帳 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 漢字の書き取りをする練習帳であって、各問
題に対して、ヒントが表記してあるため、生徒は漢字の
書き取りの練習に興味がわくとともに、しかも漢字を正
しく書くことができ、更に漢字の読み書きが身について
いく等、種々の教育効果を上げることができる。 【構成】 漢字の書き取りをする練習帳であって、各問
題に対して、ヒントが表記してある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は漢字の書き取り練習帳、特に小中学生等の漢字の書き取りに用いられ て教育効果を上げることができる漢字の書き取り練習帳に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

小中学生等は色々な漢字を覚える必要があり、漢字が正確に書けるようになる ためにさまざまの練習を行わなければならない。そのために漢字の書き取りを行 う練習帳が種々発行され、又利用されている。このような漢字の書き取り練習帳 の一従来例における表記の仕方を示す。 この従来例としては、一例として、 あさが くる。 のように、漢字の書き取りを練習する問題が挙げられているが、このような書き 取り練習を何回も行い、漢字が正確に書けるようにしたり、或いは漢字そのもの に慣れたりする。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、このような従来の漢字の書き取り練習帳の構成によれば、いく つかの問題が羅列されているだけで、その漢字の正しい書き方を思い出す手がか りが何もなかった。 このような漢字の書き取り練習を書き取り練習者（以下生徒という）に行わせ るとなると、この生徒が小中学生であるような場合、心理的に負担が大きく、漢 字の書き取りの練習をいやがるようになるとか、漢字の書き取りそのものが嫌い になるといったような事態も生じ、教育効果がなかなか上がらないという不具合 があった。 本考案はこのような従来の問題に鑑みてなされたもので、その目的は、生徒が 興味をもって漢字の書き取り練習をすることができ、しかも、書き取りの問題に 取り組んでいる間に、その漢字の書き方を思い出して正しく書くことができ、更 に、ヒントを覚えることによって、その漢字の読み書きがより身につく漠字の書 き取り練習帳を提供することである。

【０００４】

【課題を解決しようとする手段】

本考案は前記目的を達成するため、漠字の書き取りの各問題に対して、ヒント を側に表記したことを要旨とするものである。

【０００５】

【作 用】

前記のように、漢字の書き取りの各問題に対して、ヒントを側に表記してある から、生徒は漢字を容易に思い出して書くことができる。これによって漢字の書 き取りの練習に興味がわくとともに、しかも漢字を正しく書くことができ、更に 漢字の読み書きが身についていく。

【０００６】

【実施例】

本考案の第１の実施例に係わる漢字の書き取り練習帳における問題とヒントの 記載例を次に示す。 あさが くる。 この実施例においても又、先に従来例として示したのと同様、 あさが くる。 の漢字の書き取り練習の例を示してある。 この実施例において、漢字が「十月十日」である旨がヒントとして表記されて いる。このヒントは、漢字を思い出して書き易いようになっている。 図１は先に示した、 あさが くる。 の漢字の書き取り練習をするときの正しい漢字を書く場合の手順を示す図である 。図１のヒントが「十月十日」であることから、生徒は「朝」という漢字を容易 に思い出して書くことができる。 勿論、生徒によっては、ヒントの記載にとらわれることなく、全ての問題につ いてまず漢字を書き、後からチェックのつもりで、ヒントを見直すこともできる 。 なおこの実施例においては、語呂のよいヒントで漢字の早覚えに役立つものと して表記部に記載してあるが、同類の例としては、 ぐるぐる まわる。 の漢字の書き取り練習のヒントとして、「大きな口が口をのむ」と示し、「回」 を書かせることができる。 次に、第２の実施例に係わる漢字の書き取り練習帳における問題とヒントの記 載例を示す。 すえの 弟。 この実施例において、漢字が「下の横棒を短く」である旨がヒントとして表記 されているので、生徒は「末」という漢字を容易に思い出して書くことができる 。 このヒントは、紛らわしい字形についてのものである（図２）。 次に、第３の実施例に係わる漢字の書き取り練習帳における問題とヒントの記 載例を示す。 はるが きた。 この実施例において、漢字が「三人あそんで日がくれた」である旨がヒントと して表記されているので、生徒は「春」という漢字を容易に思い出して書くこと ができる。 このヒントは、筆順についてのものである（図３）。 次に、第４の実施例に係わる漢字の書き取り練習帳における問題とヒントの記 載例を示す。 あかるい 空。 この実施例において、漢字が「お日さまと月であかるい」である旨がヒントと して表記されているので、生徒は「明」という漢字を容易に思い出して書くこと ができる。 このヒントは、漢字の成り立ちについてのものである（図４）。 次に、第５の実施例に係わる漢字の書き取り練習帳における問題とヒントの記 載例を示す。 母の あい。 この実施例において、漢字が「うけるこころ、なつの下」である旨がヒントと して表記されているので、生徒は「愛」という漢字を容易に思い出して書くこと ができる。 このヒントは、既習漢字の組み合わせについてのものである（図５）。 次に、第６の実施例に係わる漢字の書き取り練習帳における問題とヒントの記 載例を示す。 人の せいしつ。 この実施例において、漢字が「せい＝りっしんべん・８ しつ＝かい・１５」 である旨がヒントとして表記されているので、生徒は「性質」という漢字を容易 に思い出して書くことができる。 このヒントは、部首と画数についてのものである（図６）。

【０００７】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案によれば、漢字の書き取りの練習についてヒント を表記したため、生徒は漢字の書き取りの練習に興味がわくとともに、しかも漢 字を正しく書くことができ、更に漢字の読み書きが身についていく等、種々の教 育効果を上げることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案による漢字の書き取り練習帳に書き表さ
れた「朝」という問題の実施例を示す図。

【図２】本考案による漢字の書き取り練習帳に書き表さ
れた「末」という問題の実施例を示す図。

【図３】本考案による漢字の書き取り練習帳に書き表さ
れた「春」という問題の実施例を示す図。

【図４】本考案による漢字の書き取り練習帳に書き表さ
れた「明」という問題の実施例を示す図。

【図５】本考案による漢字の書き取り練習帳に書き表さ
れた「愛」という問題の実施例を示す図。

【図６】本考案による漢字の書き取り練習帳に書き表さ
れた「性質」という問題の実施例を示す図。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 漢字の書き取りをする練習帳であって、
   各問題に対して、ヒントが表記してあることを特徴とす
   る漢字の書き取り練習帳。