JP2989562B2 - メカニカルシール - Google Patents
メカニカルシールInfo
- Publication number
- JP2989562B2 JP2989562B2 JP9062986A JP6298697A JP2989562B2 JP 2989562 B2 JP2989562 B2 JP 2989562B2 JP 9062986 A JP9062986 A JP 9062986A JP 6298697 A JP6298697 A JP 6298697A JP 2989562 B2 JP2989562 B2 JP 2989562B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seal
- seal box
- pressure
- box
- sleeve
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Mechanical Sealing (AREA)
Description
などの流体機械に適用されるメカニカルシールに関す
る。
に使用されている従来のメカニカルシールの説明図であ
る。図において、符号１はシールボックス、３は回転
軸、４はスリーブ、５は回転リング、６はシールリン
グ、７はシールカバー、８はリテーナ、９はブラケッ
ト、１０はポンプ吸込室、１１はホルダー、１２はアダ
プター、１３はナット、１４はカバー、１５はピン、１
６はスプリングである。
スリーブ４、回転リング５、シールリング６、リテーナ
８などから構成され、回転軸３のブラケット９貫通部に
装着されている。シールボックス１はシールカバー７を
介してボルトによりブラケット９に固定されている。回
転リング５はスリーブ４を介して回転軸３に嵌装され、
スリーブ４と共に回転する。シールリング６はシールカ
バー７にホルダー１１、リテーナ８、ピン１５などを介
して固定されており、回転しない。回転リング５とシー
ルリング６との接触面は摺動し、シール面を形成してい
る。シールリング６はリテーナ８からスプリング１６に
よりホルダー１１を介して回転リング５に押し付けられ
ており、シール面の面圧を保持している。シールボック
ス１内にはシール面における摺動熱の冷却および異物の
除去などのためにフラッシング水が注入されている。フ
ラッシング水はポンプ外部からブラケット９に設けられ
た穴を通じてシールボックス１へ供給され、シールボッ
クス１内を通ってポンプ吸込室１０へ出て行く。フラッ
シング水の通路となる穴はシールボックス１に１個、或
いは複数個が設けられており、複数個の場合は周方向に
等分配置される。
カニカルシールにおいて、回転リング５と共にスリーブ
４が回転することによりシールボックス１内に旋回流が
生じ、シールボックス１内の外周側の圧力Ｐ1 は内周側
の圧力Ｐ2 に比べて差圧ΔＰだけ高くなっている。圧力
Ｐ3 はポンプ内部のシールされる圧力で、シールボック
ス１内周側の圧力Ｐ2 とほぼ等しい。従って、メカニカ
ルシールのフラッシング水の必要圧力は、ポンプ内部の
圧力Ｐ3 よりも差圧ΔＰだけ高い圧力が必要となる。特
に、高速回転のポンプなどに使用されるメカニカルシー
ルの場合、シールボックス１内における外周側の圧力Ｐ
1 は、その周速によりかなり高いためにフラッシング水
を高圧にする必要があり、別に高圧水源を用意するか、
或いはクーラーを用いてセルフフラッシング方式とする
必要がある。また、シールボックス１内の流体が旋回す
ることにより、動力が損失する。従って、回転リング５
と共に回転するスリーブ４によるシールボックス１内の
昇圧を防止するとともに、シールボックス１内の流体が
旋回することによる動力の損失を低減する必要がある。
シールは上記課題の解決を目的にしており、シールボッ
クス内に装着されたシールリングと回転軸とともに回転
するスリーブに装着された回転リングとが摺動してシー
ルを行い上記シールボックス内へ外部からフラッシング
水が注入されるメカニカルシールにおいて、上記シール
ボックスと上記スリーブとの間の空間においてシールボ
ックス側壁に上記回転軸の略半径方向に沿って延設され
上記スリーブによる上記シールボックス内の旋回流を防
止するための旋回防止板を備えたことを特徴とするメカ
ニカルシールを提供するものである。このようにシール
ボックスとスリーブとの間の空間においてシールボック
ス側壁に回転軸の略半径方向に沿って旋回防止板を延設
し、上記スリーブによる上記シールボックス内の旋回流
を防止するように構成したことにより、シールボックス
内に回転リングと共に回転するスリーブによる流体の旋
回が生じない。
るメカニカルシールの説明図である。図において、本実
施の形態に係るメカニカルシールは高速回転のポンプな
どに使用されるもので、図における符号１はシールボッ
クス、２は旋回防止板、３は回転軸、４はスリーブ、５
は回転リング、６はシールリング、７はシールカバー、
８はリテーナ、９はブラケット、１１はホルダー、１２
はアダプター、１３はナット、１４はカバー、１６はス
プリングである。
スリーブ４、回転リング５、シールリング６、リテーナ
８などから構成され、回転軸３のブラケット９貫通部に
装着されている。シールボックス１はシールカバー７を
介してボルトによりブラケット９に固定されている。回
転リング５はスリーブ４を介して回転軸３に嵌装され、
スリーブ４と共に回転する。シールリング６はシールカ
バー７にホルダー１１、リテーナ８、ピン１５などを介
して固定されており、回転しない。回転リング５とシー
ルリング６との接触面は摺動し、シール面を形成してい
る。シールリング６はリテーナ８からスプリング１６に
よりホルダー１１を介して回転リング５に押し付けられ
ており、シール面の面圧を保持している。シールボック
ス１内にはシール面における摺動熱の冷却および異物の
除去などのためにフラッシング水が注入されている。フ
ラッシング水はポンプ外部からブラケットに設けられた
穴を通じてシールボックス１へ供給され、シールボック
ス１内を通ってポンプ吸込室へ出て行く。フラッシング
水の通路となる穴はシールボックス１に１個、或いは複
数個が設けられており、複数個の場合は周方向に等分配
置される。
示すように、シールボックス１内の側壁に４枚の旋回防
止板２が半径方向に向けて取付けられている。旋回防止
板２は４枚でなくても、１枚以上が取付けられていれば
よい。シールボックス１内へ注入されるフラッシング水
は一般の低圧水源から供給される。このように、シール
ボックス１内の側壁に１枚以上の旋回防止板２が半径方
向に向けて取付けられていることにより、シールボック
ス１内で回転リング５と共に回転するスリーブ４による
旋回流の発生が防止され、シールボックス１内には回転
リング５と共に回転するスリーブ４による旋回流が生じ
ない。従って、シールボックス１内が昇圧せず、シール
ボックス１内へ注入するフラッシング水は一般の低圧水
源から得ることができる。また、シールボックス１内に
おける旋回流が防止されることにより、シールボックス
１内の流体が旋回することによる動力の損失が低減され
る。
ングと共にスリーブが回転することによりシールボック
ス内に旋回流が生じ、シールボックス内の外周側の圧力
Ｐ1は内周側の圧力Ｐ2 に比べて差圧ΔＰだけ高くなっ
ている。圧力Ｐ3 はポンプ内部のシールされる圧力で、
シールボックス内周側の圧力Ｐ2 とほぼ等しい。従っ
て、メカニカルシールのフラッシング水の必要圧力は、
ポンプ内部の圧力Ｐ3 よりも差圧ΔＰだけ高い圧力が必
要となる。特に、高速回転のポンプなどに使用されるメ
カニカルシールの場合、シールボックス内における外周
側の圧力Ｐ1 は、その周速によりかなり高いためにフラ
ッシング水を高圧にする必要があり、別に高圧水源を用
意するか、或いはクーラーを用いてセルフフラッシング
方式とする必要がある。また、シールボックス内の流体
が旋回することにより、動力が損失する。これに対し、
本メカニカルシールにおいては回転リング５と共に回転
するスリーブ４によるシールボックス１内における昇圧
を防止するとともに、シールボックス１内の流体が旋回
することによる動力の損失を低減するためにシールボッ
クス１内の側壁に１枚以上の旋回防止板２が設けられて
おり、シールボックス１内の側壁に旋回防止板２を設置
することにより回転リング５と共に回転するスリーブ４
によるシールボックス１内の旋回流がなくなってシール
ボックス１内における昇圧が低減されるとともに、シー
ルボックス１内の流体が旋回することによる動力の損失
が低減する。従って、シールボックス１内へフラッシン
グ水を供給する圧力が低圧でよく、圧力の低い外部から
の給水によるフラッシング水を用いることにより、フラ
ッシング水用の高圧水源やクーラーなどが不要になって
コストが低減される。また、シールボックス１内の流体
が旋回することによる動力の損失が低減する。
ように構成されており、シールボックス内で回転リング
と共に回転するスリーブによる旋回流が防止されてシー
ルボックス内に流体の旋回が生じないので、シールボッ
クス内の昇圧が低減し、フラッシング水の供給圧力を低
くすることができる。従って、圧力の低い給水をフラッ
シング水として用いることができ、フラッシング水用の
高圧水源やクーラーなどが不要になってコストが低減す
る。
シールボックス内の流体が旋回することによる動力の損
失が低減する。従って、メカニカルシールによる動力の
損失が低減する。
ニカルシールの断面図、同図（ｂ）は同図（ａ）におけ
るＢ−Ｂ矢視断面図である。
る。
Claims (1)
- 【請求項１】 シールボックス内に装着されたシールリ
ングと回転軸とともに回転するスリーブに装着された回
転リングとが摺動してシールを行い上記シールボックス
内へ外部からフラッシング水が注入されるメカニカルシ
ールにおいて、上記シールボックスと上記スリーブとの
間の空間においてシールボックス側壁に上記回転軸の略
半径方向に沿って延設され上記スリーブによる上記シー
ルボックス内の旋回流を防止するための旋回防止板を備
えたことを特徴とするメカニカルシール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9062986A JP2989562B2 (ja) | 1997-03-17 | 1997-03-17 | メカニカルシール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9062986A JP2989562B2 (ja) | 1997-03-17 | 1997-03-17 | メカニカルシール |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10252899A JPH10252899A (ja) | 1998-09-22 |
| JP2989562B2 true JP2989562B2 (ja) | 1999-12-13 |
Family
ID=13216205
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9062986A Expired - Lifetime JP2989562B2 (ja) | 1997-03-17 | 1997-03-17 | メカニカルシール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2989562B2 (ja) |
-
1997
- 1997-03-17 JP JP9062986A patent/JP2989562B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10252899A (ja) | 1998-09-22 |
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| JPH0128375Y2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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