JP2988933B1 - 頭部運動測定装置 - Google Patents

頭部運動測定装置

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JP2988933B1 JP11012317A JP1231799A JP2988933B1 JP 2988933 B1 JP2988933 B1 JP 2988933B1 JP 11012317 A JP11012317 A JP 11012317A JP 1231799 A JP1231799 A JP 1231799A JP 2988933 B1 JP2988933 B1 JP 2988933B1
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尚宏 大塚
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Abstract

【要約】 【課題】 高精度かつ実時間で頭部の運動を測定するこ
とができる頭部運動測定装置を提供する。 【解決手段】 本発明の頭部運動測定装置1は、頭部検
出部3、特徴点追跡部4、および回転角推定部5を備え
る。頭部検出部3は、顔画像のなかから測定対象とする
頭部領域を検出する。特徴点追跡部4は、頭部領域にお
ける特徴点を選択し、連続する各フレームごとに特徴点
を追跡する。回転角推定部5は、各フレーム間における
特徴点の位置の変化に基づき、頭部の回転角を推定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置に関
し、さらに詳しくは、顔の動画像を画像処理することに
より頭部の運動パラメータを測定する装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】人物間のコミュニケーションにおいて、
人間の頭部は非言語情報の伝達手段として重要な役割を
果たしている。したがって、計算機等とのコミュニケー
ションにおいても、キーボード・マウス等の入力機器を
補完する入力手段として表情および頭部の動きを活用す
ることは有効であると考えられる。
【0003】このような頭部の動きや回転角を推定する
代表的な方法として、オプティカルフローを用いた手法
およびカルマンフィルタを用いた手法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、オプテ
ィカルフローを用いた手法により推定した場合、オプテ
ィカルフローの2次元分布を2次の多項式で近似して係
数に基づき推定を行なうため、精度が悪いという問題が
あった。
【0005】また、カルマンフィルタを用いた手法によ
り推定した場合、頭部の回転角が大きくなると予測の精
度が落ちるという問題があった。
【0006】そこで、本発明はこのような問題を解決す
るためになされたものであり、高精度かつ実時間で頭部
の運動を測定することができる頭部運動測定装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る頭部運動
測定装置は、顔動画像から、頭部の運動パラメータを測
定する頭部運動測定装置であって、第1フレームの画像
から頭部領域を検出する検出手段と、頭部領域における
特徴点を選択する選択手段と、連続する各フレームごと
に特徴点を追跡する追跡手段と、各フレーム間における
特徴点の位置の変化に基づき、頭部の回転角を測定する
回転角推定手段とを備える。
【0008】請求項2に係る頭部運動測定装置は、請求
項1に係る頭部運動測定装置であって、選択手段は、画
像を構成する各ピクセルごとに、濃度分布の相関行列を
算出する手段と、各相関行列における第1固有値と第1
固有値より小さい第2固有値とを算出する手段と、第2
固有値の大きい順に、所定数のピクセルを特徴点として
選択する手段とを含む。
【0009】請求項3に係る頭部運動測定装置は、請求
項1に係る頭部運動測定装置であって、回転角推定手段
は、特徴点を弱透視変換する変換手段と、弱透視変換の
エピポーラ拘束条件に従い、隣接するフレーム間におけ
る特徴点の座標値から、3次元空間における第1の回転
角および第2の回転角を算出する第1の算出手段と、頭
部を円柱で近似し、隣接するフレーム間における特徴点
の座標値と円柱の回転軸との関係から3次元空間におけ
る第3の回転角を算出する第2の算出手段とを含む。
【0010】請求項4に係る頭部運動測定装置は、請求
項3に係る頭部運動測定装置であって、第1の算出手段
は、弱透視変換した特徴点間の相関行列の最小固有値に
対応する固有ベクトルを求める手段と、求めた固有ベク
トルに基づき、3次元空間における第1の回転角および
第2の回転角を算出する手段とを含む。
【0011】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]本発明の実施の
形態1に係る頭部運動測定装置について図1を用いて説
明する。図1は、本発明の実施の形態1における頭部測
定装置1の全体構成を示す概略ブロック図である。図1
を参照して、頭部運動測定装置1は、画像入力部2、頭
部検出部3、特徴点追跡部4、回転角推定部5、出力部
6、ビデオカメラ7および表示装置8を備える。頭部運
動測定装置1は、ビデオカメラ7から受ける顔動画像に
基づき頭部の運動パラメータ(移動ベクトル、回転角)
を測定する。
【0012】図1における頭部運動測定装置1の処理の
概要を、図2を用いて説明する。図2は、図1に示す頭
部運動測定装置1の処理の概要を説明するためのフロー
チャートである。図2を参照して、ステップS1−1で
は、画像入力部2により、ビデオカメラ7から動画像を
取込む。ステップS1−2では、頭部検出部3により、
運動パラメータの算出の対象となる頭部領域を第1フレ
ームの画像から検出する。ステップS1−3では、検出
した頭部領域に含まれる特徴点を検出し、さらに各フレ
ームごとに特徴点の位置を追跡する。ステップS1−4
では、回転角推定部5により、頭部の回転角を算出す
る。ステップS1−5では、出力部6により、測定した
運動パラメータ(移動ベクトル、回転角)を外部(たと
えば、表示装置8)に出力する。
【0013】次に、図1に示す頭部検出部3について説
明する。頭部検出部3では、頭部の輪郭を円でフィッテ
ィングし、フィッティングされた円に含まれる領域を頭
部領域として検出する。頭部の輪郭を円で近似し、円の
中心座標と半径とを変化させたときに濃淡の勾配ベクト
ルの法線方向成分を円周上で線積分して得られる積分値
が最大となる円を選択する。
【0014】より具体的には、図3に示すフローに基づ
き頭部の輪郭を近似する円を求める。図3は、図1に示
す頭部検出部3の処理を説明するためのフローチャート
である。図3を参照して、ステップS2−1において、
入力画像(第1フレーム)の濃度勾配ベクトルをピクセ
ルごとに算出する。ステップS2−2では、円の半径と
中心座標とを変数とする3次元配列を初期化する。ステ
ップS2−3では、ピクセルごとに、ピクセル座標から
濃度勾配ベクトルの方向に中心があり、かつ距離が半径
と一致する配列の要素に濃度勾配ベクトルの絶対値を加
算する。ステップS2−4では、配列の最大値に対応す
る変数を求める円の半径および中心座標とする。
【0015】濃度勾配と円とを照合する際に円周上の線
積分を行なうと重複計算が起き効率が悪い。そこで図3
に示す手法においては、配列を用いるHough変換を
利用している。
【0016】図4は、頭部検出部3における検出結果を
説明するための図である。図4に示すように、頭部の上
部は頭部の回転にかかわらずほぼ円形に近いため、頭部
の上部における輪郭を円で近似することが可能となる。
【0017】続いて、図1における特徴点追跡部4につ
いて説明する。特徴点追跡部4では、検出した頭部領域
の中から特徴点を選択する処理、およびフレームごとに
特徴点を追跡して移動ベクトルを求める処理を行なう。
【0018】特徴点追跡部4における特徴点の選択処理
を、図5を用いて説明する。図5は、図1に示す特徴点
追跡部4における特徴点の選択処理について説明するた
めのフローチャートである。図5を参照して、ステップ
S3−1において、ピクセルごとに勾配ベクトルを算出
する。ステップS3−2では、ピクセルごとに勾配の相
関行列を計算する。相関行列は式(1)で表現される。
ここで、gx 、gy はそれぞれ正方形の画面上でのx、
y方向の濃度勾配の平均値を示している。
【0019】
【数1】
【0020】ステップS3−4では、ピクセルを相関行
列の第2固有値の大きさ順に並べる。ここで相関行列の
第2固有値とは、式(1)の相関行列における固有値の
うち小さい方の値に相当する。この第2固有値を追跡の
容易さの尺度として用いる。ステップS3−5では、第
2固有値の一番大きいピクセルから所定数のピクセルま
でを特徴点として選択する。
【0021】特徴点追跡部4における特徴点の追跡処理
を、図6を用いて説明する。図6は、図1に示す特徴点
追跡部4における特徴点の追跡処理について説明するた
めのフローチャートである。図5の手法により特徴点を
第1フレームから選択した後、各フレームに対して図6
に示す手法を用いて特徴点を追跡する。図6を参照し
て、ステップS4−1において、特徴点ごとに勾配ベク
トルを算出する。ステップS4−2では、特徴点ごとに
式(1)を用いて勾配の相関行列を計算する。
【0022】ステップS4−3において相関行列の第2
固有値を求め、第2固有値(特徴点の追跡の容易さの尺
度)が所定のしきい値よりも大きいか否かを判定する。
第2固有値が所定のしきい値(たとえば、”0”)より
も大きい場合(追跡成功)、ステップS4−4に移る。
ステップS4−4では、式(2)および式(3)を用い
て特徴点の移動ベクトルd=[dx 、dy ]を求める。
【0023】
【数2】
【0024】ここで、記号I(X)、記号J(X)は、
隣接するフレーム間での画像の濃度分布を表わしてい
る。このようにして求めた移動ベクトルdに基づき特徴
点の位置座標を更新する。
【0025】一方、第2固有値が所定のしきい値よりも
小さい場合(追跡失敗)、ステップS4−5に移る。こ
の場合、特徴点でないピクセルの中から、追跡の容易さ
の尺度が大きいピクセルを新たに特徴点として加える。
【0026】続いて、図1に示す回転角推定部5につい
て説明する。回転角推定部5では、頭部が固定されてお
りカメラが相対的に移動するものと解釈して、弱透視変
換のエピポーラ拘束条件に従い、第(n−1)番目のフ
レームと第n番目のフレームとにおける特徴点の座標値
から回転角を算出する。
【0027】弱透視射影モデルについて図7を用いて説
明する。図7は、弱透視射影モデルについて説明するた
めの図である。図7を参照して、物体Sの弱透視射影モ
デルS0は、物体Sの近傍に置かれた平行面Xに光軸と
平行に射影された画像S1を透視射影により画像面xに
射影することによって得られる。なお、弱透視変換のエ
ピポーラ拘束条件とは、同一の物体を2台のカメラで撮
影したステレオ画像において、一方の画像の任意の一点
に対応する他方の画像上での点は、ある直線(エピポー
ラ線)上に位置することをいう。
【0028】次に、回転角推定部5における処理の概要
をフローチャートである図8を用いて説明する。図8
は、図1に示す回転角推定部5の処理の概要を説明する
ためのフローチャートである。図8を参照して、ステッ
プS5−1において、前後のフレームに関して特徴点の
重心間の相対ベクトルを計算する。2つのフレーム間で
の顔の動きをR(回転行列)およびT(移動ベクトル)
で表現すると、顔の特徴点の3次元空間における座標X
の移動および回転後の座標X′は式(4)の関係にある
(なお、以下、移動および回転後の座標値は、各記号
に”′”を付けて、移動および回転前の座標値と区別す
る)。特徴点間の相対ベクトルΔXが式(5)で表わさ
れるため、特徴点間の相対ベクトルΔX′は式(6)に
より求められる。
【0029】 X′=RΔX+T …(4) ΔX′≡X−X0 …(5) ΔX′=X′−X0 ′=RΔX …(6) 続くステップS5−2では、前後のフレームの相対ベク
トルを結合した4次元ベクトルの相関行列を計算する。
この際上述した弱透視射影モデルを用いる。
【0030】弱透視射影モデルを用いた場合、3次元空
間での座標Xと画像面に射影された座標xとは、式
(7)の関係を有するため、式(4)〜式(6)により
画像面上の特徴点の相対ベクトル間の関係は式(8)の
形となる。
【0031】
【数3】
【0032】ここで、記号fは、カメラの焦点距離を表
わしている。記号Zave は、カメラと物体の近傍に置か
れた平行面との距離を表わしているが、ここではカメラ
から物体の中心までの距離を使用する。記号Rij(た
だしi=1〜2、j=1〜3)は回転行列Rの(i、
j)成分を、記号Sは伸縮率(≡Z′ave /Zave )を
それぞれ表わしている。[R11、R21、R31]、
[R12、R22、R32]、[R13、R23、R3
3]は、直交規定である。したがって、式(8)よりΔ
zを消去すると、式(9)が得られる。
【0033】
【数4】
【0034】ステップS5−3では、相関行列の最小固
有値に対応する固有ベクトルn=[abcd]を求め
る。ここで、a≡R23、(−b)≡R13、(c/s)≡
32、(−d/s)≡R31の関係にある。具体的には、
式(10)〜(11)に基づき、式(12)を満たす最
小の固有値に対応する固有ベクトルを求める。なお、エ
ピポーラ拘束条件により、a、b、c、dは特徴点に依
存しない値となる。
【0035】 W≡Σi i i T …(10) ri ≡[xi ′yi ′xi i ] …(11) Wn=λ1 n …(12) ステップS5−4では、求めた固有ベクトルnにより、
3次元空間における第1の回転角(θ)および第2の回
転角(φ)を計算する。さらにステップS5−5では、
後述する手法により第3の回転角(ρ)を計算する。
【0036】3次元空間における回転角の表現として、
KvD法を用いる。ここで、KvD法について図9を用
いて説明する。図9は、KvD法について説明するため
の概念図である。図9を参照して、まずz軸を軸として
第1の回転角θだけ回転し、次にXY平面内にありX軸
から第2の回転角φだけ回転した直線を軸(図中記号
Φ)に第3の回転角ρだけ回転させる。
【0037】この場合、式(9)は、式(13)のよう
に書替えられる。したがって、固有ベクトルnに基づ
き、式(14)〜(16)によりKvD法のパラメータ
である回転角θ、φを求める。
【0038】
【数5】
【0039】続いて、画像面と平行な面内の回転軸Φに
関する第3の回転角ρを算出する手法について説明す
る。第3の回転角ρを求める手法として、オフライン手
法およびオンライン手法がある。
【0040】まず、第3の回転角ρを求めるためのオフ
ライン手法について説明する。図10は、第3の回転角
ρを求めるための測定装置30(オフライン手法)の構
成を説明するための図であり、図11は、図10に示す
測定装置30における処理の概要を示すフローチャート
である。
【0041】図10を参照して、測定装置30は、特徴
点座標入力部10、座標変換部11、特異値分解部1
2、列選択部13および回転角出力部14を備える。測
定装置30(オフライン手法)では、第1フレームに対
する回転角を算出する。特徴点座標入力部10は、特徴
点追跡部4において自動で追跡した特徴点を、または手
動で追跡した特徴点を入力に受ける。
【0042】図10および図11を参照して、ステップ
S5−1では、座標変換部11により、特徴点座標入力
部10から受ける各特徴点について座標変換を行なう。
具体的には、第nフレームの特徴点iの回転軸Φへの垂
線の脚の長さを(j、i)要素とする行列Mを構成す
る。行列Mは、列数が特異点の個数nであり、行数がフ
レーム数fのn行f列で構成される。
【0043】次に、ステップS5−2では、特異点分解
部12により、行列Mを特異値分解する。具体的には、
f行n列の行列Aとn行n列の行列Bとに分解する。こ
こで、行列Mの要素mijが式(17)に示すように記述
されたとする。
【0044】 mij=ρi ×zj …(17) 記号zj はj番目の特異点から回転軸Φを含む面へ降ろ
した垂線の脚の長さである。このように仮定すると、行
列Aはある1列のみが、行列Bはある1行のみが0でな
い値を持つ行列となり、各要素はρi およびzj に比例
した値となる。ステップS5−3では、列選択部13に
より、行列Aから適当な列を選んで、その第j要素を第
jフレームの第3の回転角ρとする。回転角出力部14
は、求めた第3の回転角ρを出力する。
【0045】続いて、オンライン手法による第3の回転
角の算出について説明する。オンライン手法では、頭部
を図12に示すように円柱と仮定し、各特徴点の移動量
から第3の回転角ρを算出する。図12において記号V
は、特徴点を表わしている。
【0046】図13は、第3の回転角ρを求めるための
測定装置35(オンライン手法)の構成を説明するため
の図であり、図14は、図13に示す測定装置35にお
ける処理の概要を説明するためのフローチャートであ
る。
【0047】図13を参照して、測定装置35は、特徴
点座標入力部20、座標変換部21、回転角算出部22
および回転角出力部24を備える。測定装置35(オン
ライン手法)では、隣接するフレーム間の回転角を算出
する。この場合、上述したように、人間の頭部を円柱で
近似し、自動的に追跡される特徴点は円柱の表面に分布
しているものと仮定する。円柱の動径は、頭部領域の抽
出においてフィッティングした円の半径を用いる。特徴
点座標入力部20は、特徴点追跡部4において自動で追
跡した特徴点を入力に受け、座標変換部21に出力す
る。
【0048】図13および図14を参照して、ステップ
S6−1では、座標変換部21により、特徴点ごとに隣
接するフレーム間の移動ベクトルの回転軸Φに垂直な成
分ΔVT を計算する。ステップS6−2では、特徴点ご
とに頭部の回転軸の交点を原点とする座標系でのZ座標
値Vz を計算する。
【0049】ステップS6−3では、回転角算出部22
により、次式(18)に従い第3の回転角ρを算出す
る。回転角出力部24は、求めた第3の回転角ρを出力
する。
【0050】
【数6】
【0051】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0052】
【発明の効果】以上のように、本願発明に係る頭部運動
測定装置によれば、頭部の運動パラメータを実時間で画
像処理のみにより求めることが可能となる。
【0053】また、高い精度で運動パラメータを求める
ことができるため、目や口などの特徴点を精度よく追跡
することができ認識精度を向上させることができる。
【0054】さらに、うなづきなどの動作を認識するこ
とができるため、マンマシンインターフェイスとして利
用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における頭部運動測定装
置1の全体構成を示す概略ブロック図である。
【図2】図1に示す頭部運動測定装置1の処理の概要を
説明するためのフローチャートである。
【図3】図1に示す頭部検出部3の処理を説明するため
のフローチャートである。
【図4】頭部検出部3における頭部領域の検出状況を説
明するための図である。
【図5】図1に示す特徴点追跡部4における特徴点の選
択処理について説明するためのフローチャートである。
【図6】図1に示す特徴点追跡部4における特徴点の追
跡処理について説明するためのフローチャートである。
【図7】弱透視射影モデルについて説明するための図で
ある。
【図8】図1に示す回転角推定部5の処理の概要を説明
するためのフローチャートである。
【図9】KvD法による回転角の表現を説明するための
図である。
【図10】オフライン手法における測定装置30の構成
を説明するためのブロック図である。
【図11】図10に示す測定装置30の処理を説明する
ためのフローチャートである。
【図12】オンライン手法における処理を説明するため
の図である。
【図13】オンライン手法における測定装置35の構成
を説明するためのブロック図である。
【図14】図13に示す測定装置35の処理を説明する
ためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 頭部運動測定装置 2 画像入力部 3 頭部検出部 4 特徴点追跡部 5 回転角推定部 6 出力部 7 ビデオカメラ 8 表示装置 10、20 特徴点座標入力部 11、21 座標変換部 12 特異点分析部 13 列選択部 22 回転角算出部 14、24 回転角出力部 30、35 測定装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−85685(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61B 5/11 G06T 7/60

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顔動画像から、頭部の運動パラメータを
    測定する頭部運動測定装置であって、 第1フレームの画像から頭部領域を検出する検出手段
    と、 前記頭部領域における特徴点を選択する選択手段と、 連続する各フレームごとに前記特徴点を追跡する追跡手
    段と、 前記各フレーム間における前記特徴点の位置の変化に基
    づき、前記頭部の回転角を測定する回転角推定手段とを
    備える、頭部運動測定装置。
  2. 【請求項2】 前記選択手段は、 前記画像を構成する各ピクセルごとに、濃度分布の相関
    行列を算出する手段と、 各前記相関行列における第1固有値と前記第1固有値よ
    り小さい第2固有値とを算出する手段と、 前記第2固有値の大きい順に、所定数のピクセルを前記
    特徴点として選択する手段とを含む、請求項1記載の頭
    部運動測定装置。
  3. 【請求項3】 前記回転角推定手段は、 前記特徴点を弱透視変換する変換手段と、 前記弱透視変換のエピポーラ拘束条件に従い、隣接する
    フレーム間における前記特徴点の座標値から、3次元空
    間における第1の回転角および第2の回転角を算出する
    第1の算出手段と、 前記頭部を円柱で近似し、隣接するフレーム間における
    前記特徴点の座標値と前記円柱の回転軸との関係から前
    記3次元空間における第3の回転角を算出する第2の算
    出手段とを含む、請求項1記載の頭部運動測定装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の算出手段は、 前記弱透視変換した前記特徴点間の相関行列の最小固有
    値に対応する固有ベクトルを求める手段と、 前記求めた固有ベクトルに基づき、3次元空間における
    前記第1の回転角および前記第2の回転角を算出する手
    段とを含む、請求項3記載の頭部運動測定装置。
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Cited By (1)

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