JP2978563B2 - ベーパー熱交換複式gax吸収サイクル - Google Patents

ベーパー熱交換複式gax吸収サイクル

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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は吸収原理、すわわち、凝縮ベーパーのような
作動流体が、連続的に循環吸収溶液に吸収され、また当
該溶液から脱離される、という原理に基づく連続サイク
ル・ヒートポンプに見られるような吸収ベーパーコンプ
レッサーに関する。本明細書に記述する改良サイクルは
現在までに知られているあらゆる種類の、周知の吸収ヒ
ートポンプ、すなわち、住宅用および商用暖冷房、工業
用冷凍および業務用ヒートポンプ、極低温冷凍、保温お
よび保冷、開放サイクル、準開放ないし準閉鎖サイク
ル、ならびに揮発性たると非揮発性たるとを問わず、あ
らゆる種類の吸収液を用いたヒートポンプに適用され
る。
発明の背景 従来より知られている吸収サイクル、すなわち『再生
器/吸収器間熱交換』(GAX)においては吸込(蒸発
器)圧力下での最高温度部域から吐出(凝縮器)圧にあ
る再生器の最低温度部域へと熱交換が行なわれる。この
ような『内部』熱交換により、再生器の高温部に供給さ
れる筈の外部熱を相応に下げることが可能になる。
GAX吸収サイクルは、GAX効果が現われるような、すな
わち、吸収器の一部と再生器の一部との間に温度オーバ
ラップがあるような運転操作において十分な利得をもた
らす。これらの便益としては、高い効率(COPが高
い)、応答性の良い効率(所要揚程の低減に応じてCOP
が目立って増大する)、ポンピング所要条件が極めて低
い点(附属的なエネルギー損が最小限)、ならびに比較
的定格に近い単効用サイクルにくらべて伝熱表面につい
ての所要条件がゆるいこと、などが挙げられる。
またGAXサイクルには温度オーバーラップが消失する
と自動的に効率的単効用サイクルの省略値を取るという
利点がある。
上記のような長所にも拘らず、従来のGAXサイクルに
は少なくとも3つの短所が見られる。すなわち、1)GA
X吸収器とGAX再生器との間の熱平衡がうまくいかない,
2)理想的二重効用揚程に匹敵する温度上昇において温
度オーバーラップが失なわれる、ならびに3)揮発性吸
収作動対を使用する場合には精留塔が必要になる、など
がそれである。第1に挙げた短所はこれらの溶液に内在
する本質的なものである。温度オーバラップ範囲におい
ては、再生器溶液濃度は吸収器溶液濃度よりも低い(冷
媒によって余分に希釈される)。その故に、再生器の溶
液濃度は温度とともに変化する割合が大きく、したがっ
てその分だけ温度による熱放出の変化も早くなる。
1990年5月11日ドナルドC.エリクソンによって申請さ
れた同時係属出願第521994号は、熱不整合という欠点を
克服する1つの手段を開示している。当該出願では、吸
収器と再生器の全体を通じて吸収コンポーネントの流れ
を同じにする代わりに、外部加熱式再生器とGAX吸収器
を通じて吸収コンポーネントの流量を増大させ、これに
見合った分だけ外部冷却式吸収器とGAX再生器を通して
の吸収コンポーネントの流量を低減する方法を開示して
いる。これは、吸収液の分岐フローを取入れることによ
って実現する。すなわち、第2の吸収ポンプで2基の吸
収器の間で吸入をするとともに、2基の再生器の間に吐
出するのである。これによりGAX吸収器の熱放出が増大
し、またオーバラップ範囲全体にわたって整合状態が実
現出来るまでGAX再生器の熱需要が減少する。
第2の短所、すなわち、比較的低い揚程の場合しか温
度オーバラップが発生しないという欠点は、GAXサイク
ルの効用を甚だしく縮小する。GAX効果が生まれる低揚
程の領域は、残念ながら懸命に開発された代替ヒートポ
ンプの場合の領域と同じである。すなわち、この領域は
機械的昇圧式ヒートポンプの領域なのである。GAX再生
器およびGAX吸収器との間のオーバラップをより高い揚
程にまで、つまり理想的な二重効用揚程を越える程度に
まで拡大することが特に望ましい。このようにすれば、
機械昇圧式ヒートポンプと競合することになる低揚程領
域におけるGAXサイクル効率が改善されることになろ
う。さらに重要なことは、機械的昇圧の効用が失われる
高揚程領域において、これによりGAXサイクル効率を単
効用サイクルの効率より高くすることにもなると思われ
る点である。このような温度オーバラップ範囲の拡大な
らびにこれに対応するGAXサイクルCOPの増大こそ本明細
書に開示する本発明の主要目的である。
GAXサイクルの第3の短所とは、揮発性の吸収作動対
を使用する時には単効用サイクルと同量の精留が必要に
なることである。一般に比較的高い揚程の場合には、被
脱離吸収物ベーパ中の微量の吸収液が増量する。蒸発器
に吸収液が蓄積されるのを防ぐためには、還流液で蒸気
を精留するのであるが、これにより使用する還流液の量
に比例して効率が落ちる。GAXサイクルの場合だけでな
く、あらゆる種類の吸収サイクルにおいて精留の必要性
を減らす、ないしなくすことが望ましいであろう。すな
わち、これが本発明を開示する別の目的である。
精留効率に関わる不利益を低減ないし除去する1つの
方法は、超希釈吸収液を使用することである。超希釈吸
収液というのは、吸込圧力(蒸発器)および外部冷却式
吸収器の温度において吸収可能な吸収物よりも多量の吸
収物を吸収している吸収液のことをいう。P.ヴィンツの
論文『アンモニア/水吸収式冷却プロセスの新設計手
法』(1986年12月のIEA月報、Vol.4、No.4のp.26〜34所
収)においてヴィンツは、吸収液の比較的少量の側流を
補足吸収器の中で主吸収器および吸収蒸発器のベーパー
よりも低い温度にまで冷却することにより当該側流の温
度を一層高める(超希釈)手法を開示している。このよ
うにして高濃度にした吸収液の流れを補助精留塔に供給
すると精留塔から部分的に精留されたベーパーが流出す
る。この流れを分離器で部分的に凝縮し、これによって
得た凝縮液を用いて主精留塔への還流を行なう。このよ
うにするなら、異常低温となっている補助吸収器に供給
される以外の精留をする場合に外部冷却は一切必要なく
なる。
ヴィンツが開示した発明の短所は一次吸収器へ供給さ
れるものより相当温度に低い冷却源を必要とする点であ
る。すなわち、このような冷却源は普通には得られな
い。また、補足的吸収器、補足的ポンプ、補助精留塔、
分縮器など多数の構成要素を必要とすることも欠点に数
えられる。
超希釈吸収液を得る第2の手法については、アメリカ
合衆国特許第4,311,019号に説明がある。当該特許の第
2図において、ロージェイらは、第1には、高温におけ
る蒸発器ベーパーの並流吸収、第2には吸収液の一部を
用いただけの蒸発器ベーパーの外部冷却低温並流吸収、
ついで当該吸収液部分を中間圧力に加圧する手順を開示
している。次に、このようにして加圧された吸収液の分
流は最初の並流吸収から向流熱交換により並流的に脱離
される。そして、その後に生じる気液混合物から液体の
側流が分離される。次に、さらに2段階にわたる並流吸
収で残りの中間圧気液混合物が液化されるのである。後
者、すなわち、第4の吸収は低温で外部冷却をうけ、こ
れによって生じる超希釈吸収液はポンプにより吐出圧に
なる。この後吸収液は向流熱交換により前段階、すなわ
ち、第3の並流吸収物とともに並流的に脱離を受ける。
この結果生じた気液混合物は精留塔の中間高さまで供給
される。ロージェイらは、この液体分離段階に代わる代
替手法をも開示している。すなわち、第2の蒸発器を高
温高圧下に置き、液体を除去するよりもむしろ、そのベ
ーパーを第1の並流脱離物から混合液体に付加するので
ある。このようにロージェイらによる超希釈吸収液獲得
手法の開示には3段階のヒート(黒)/マス(質量)交
換が含まれる。すな、わち、超希釈の対象になる吸収液
はまず再生器内部でその濃度を高め、次に当初の濃度に
まづ薄められる。そしてこの段階に至って初めて更に薄
められて超希釈物となる。
ロージェイらによって開示された超希釈吸収液製造の
手法には幾つかの欠点がある。第1に、多数の構成要素
・部分ならびに処理段階が必要である。すなわち、並流
吸収が4段階、分離ないし2次蒸発が1段階、並流脱離
が2段階、さらに内部(GAX)熱交換が2段階である。
第2に、最初に2つの並流吸収に伴って大量の混合損が
出る、という短所がある。第3には、最初のGAX交換の
温度範囲が必然的に第2の温度範囲より大幅に狭くな
り、したがって効率が落ちることが欠点である。さら
に、超希釈吸収液の使用方法、すなわち、並流脱離とこ
れに続く精留塔の中間高さまで混合物を供給する処理段
階では、他の場合に可能な精留還元の便益が得られな
い、という短所がある。
超希釈吸収液を製造する第3の先行技術を開示したも
のとしては、アメリカ合衆国特許第4,921,515号があ
る。当該特許の第2図において、ダオは複数の再生器を
使用、各再生器を同一の高温レンジ(同一の熱源から供
給)で、ただし圧力はそれぞれに異なる圧力を加圧して
作動させる手法を開示している。再生器全数に吸収液を
通してこの溶液を順次循環させることにより圧力を低減
させる。次いで吸込圧力下でこの溶液をGAXに通して循
環させる。その後、順次複数の外部冷却式吸収器内を循
環させるのであるが、いずれも同一の低温下でこれを行
ない、圧力はそれぞれ異なる圧力を加圧している。相異
なる圧力吸収装置のおのおのは、対応する圧力再生器か
らベーパーを受け取る。吸収液は吸収器内部を循環して
圧力を上げる。すなわち、追加吸収器のそれぞれについ
て別にポンプが必要となる。さらに各追加吸収段階によ
り吸収液の超希釈が一層進むことになる。
このような手法で吸収液の超希釈を進めると幾つかの
不具合が生じる。中間圧力再生器のおのおのは、これを
取纏めた吸収器とは相当に異なる吸収液濃度の下に置か
れるので、揮発性の吸収液を使用する場合には、各再生
器が吸収するベーパーは、吸収器平衡ベーパーとは相当
に異なる濃度の下に置かれる。このため混合損はかなり
大きくなる。このような状況は並流質量交換発生器を使
用することにより一層悪化する。第2に、中間圧力吸収
器のおのおのが一体型再生器で供給出来るベーパーより
遙かに大量のベーパーを必要とするのであるが、この場
合も原因は濃度差である。そのため、各吸収器からの余
分な吸収液をポンプによって吐出圧に上げる複数のポン
プが別途必要となる(87a−f)。第3に、各超希釈段
階にベーパーを供給するために高温の熱が必要となる。
すなわち、他の場合には従来のサイクル内で吐出圧を供
給出来る熱を別の目的に使用しなくてはならない。第4
に、超希釈吸収液を使用するについても、精留過程を少
なくする、ないし廃止出来るような手法で使用されない
点が挙げられる。超希釈吸収液は希釈度の低い吸収液の
流れと組み合わせてから再生器に供給される。次いで所
要向流の代わりに並流質量交換の作用を受けることにな
る。そして最終的には、こうした段階を経て発生したベ
ーパーは極めて低濃度のベーパーと組み合わされてから
精留塔に供給されるのである(66)。
現在までに知られているところでは、超希釈吸収液を
吐出圧の下で再生器ないし吸収液内部で使用することが
出来れば、4つの利点が生まれる。第1には、GAX温度
オーバラップが増大すること。現在においては、通常、
外部冷却式吸収器から放出される熱の三分の一まではGA
X吸収器から放出してGAX脱離液に供給、その結果として
外部加熱式脱離器で必要になる熱を少なくすることが出
来る。第2に、揮発性の吸収作動対を用いた場合、精留
の必要をなくすか、その必要度を大幅に下げることにな
るが、これが可能になるのは、『超希釈』再生器(また
は吸収器)を出る冷媒ベーパーの純度が従来の再生器か
ら出る冷媒ベーパーの純度より大幅に高いからである。
第3に、希釈度の高い吸収液の脱離特性により一層低い
熱ですむことから、僅かではあるが、利得が生じる。す
なわち、一定量の冷媒を得るのに必要な熱が従来より少
なくて済むのである。第4に、超希釈吸収液再生器は従
来の再生器よりも低い温度で作動することが出来るの
で、他の場合には無駄に消費される低温熱を利用出来
る。たとえば、火炎点火式ユニットにおいては、これに
よって排ガスを一層低い温度に冷却することが出来る。
但し、ここで注意して置かねばならないのは、次の点
である。すなわち、超希釈吸収液の利用可能度は上記の
ような利点をもたらすに過ぎない、ということである。
つまり、適当な構造物がないとこのような長所を利用す
ることが出来ないのである。
以上のことから、本発明のもっとも基本的な目的は、
超希釈吸収液をつくるための新規かつ有利な手段、すな
わち、補助的吸収器液を冷却するために異常に低温の冷
熱源を必要としない装置、超希釈吸収液を製造するため
に順次3段階で熱/質量交換をする必要がない装置、な
らびに超希釈に要するベーパーを生成するために高品位
の熱を必要としない装置である。しかしながら、本発明
を開示する目的としては、上記のものの他にも、当該超
希釈吸収液が一層大きなGAX温度オーバラップを達成
し、所要精留過程を排除ないし低減し、GAX吸収器およ
びGAX再生器における熱整合性を高め、また、理想的二
重効用揚程よりも高い揚程において応答性の良い操作が
できかつ単効用よりも優れた性能を可能にするような構
造体を詳述することが数えられる。
発明の開示 本発明は、そのもっとも包括的な態様において、冷熱
源によって冷却されている間に吸込圧力ベーパーを吸収
するために使用される吸収液を付加的に希釈する。本発
明は、当該吸収液を、現行の吸込圧力および冷却温度で
可能な希釈度の範囲を越えて希釈するための装置から構
成される。このことは以下の手順で実現される。すなわ
ち、吸収液を少なくとも2つの流れに分割、そのうちの
1つの流れをベーパー交換(VX)再生器内部で加熱して
当該吸収液を加圧すること、他の流れをVX吸収器内部で
冷却すること、ならびにベーパー(吸収物)をVX再生器
からVX吸収器に移動させること、である。上記各段階に
先立って行なわれるこのような吸込圧力ベーパーの吸収
は、希釈の出発水準を最適水準にもっていくために、向
流によって実施することが望ましい。
同じく好ましくは、かつまた特に揮発性の吸収液を使
用する場合には、VX再生器内部のベーパーは向流気液接
触によって発生させるべきである。VX吸収器質量交換は
並流で実施することが望ましい。
選択対象となる種々の態様のうちVX再生器とVX吸収器
のいずれか1つを別のサイクル構成要素と内部的に熱交
換し、かつ少なくともその1つには、出入する吸収液の
吸収器熱交換(AHX)ないし再生器熱交換(GHX)を設け
る。
吸収液の超希釈用手段/装置の上記のような開示のた
めに本明細書で考えている主要な便益とは、ベーパー昇
圧、加熱および冷却のうちの少なくとも1つを目的とす
る吸収サイクル過程/装置にある。このようなアプリケ
ーションにおいては、超希釈装置はすくなくとも吸込圧
力においては外部冷却式吸収器と、また吐出圧において
は再生器(脱離器)と組み合わされる。吸収コンプレッ
サーないしヒートポンプが密閉サイクル型のものである
場合には、別に吐出圧下に凝縮器、ならびに吸込圧下に
蒸発器が設置されるるか、もしくはこれらに相当するも
の(たとえば、再吸収サイクルでは再吸収器および冷熱
脱離器)が設置される。これらの構成要素のいずれか1
つ、ないしその両者が無い時には、当該吸収コンプレッ
サーないしヒートポンプは開放サイクル型のものとな
る。
VX吸収器および発生器の圧力が、吸収コンプレッサー
の吐出圧より低いか、これと等しいか、あるいはこれよ
りも高いかにより、VX希釈装置と吸収昇圧装置/ヒート
ポンプ装置との組み合わせには3つの主要な実施態様が
ある。各実施態様には下記するようにそれぞれ長所と短
所がある。また、各実施態様につき複数のヴァリエーシ
ョンが可能である。
VX吸収器/脱離器を吸収サイクル装置に付加し、当該
サイクル中に若干の最重要特徴を盛り込むと、性能およ
び効率の面で多大の改良につながる。これらの特徴がな
い場合には、利便の可能性が大きく失われることにな
る。
特に、温度および/または平衡濃度の異なる2つの流
体の流れを接触させた場合に生じる大きな混合損を避け
ることが必要になる。これらの損失は以下のものによっ
て回避することが出来る。すなわち、 □ 再生器の加熱と吸収器の冷却はすべて向流で実施
する、 □ 並流で行なわれるVX吸収器の場合を除き、吸収器
質量交換はすべて向流で実施する、 □ 従来のAHXおよびGHX顕熱交換に加え、VX吸収器と
VX再生器の少なくともいずれかに少なくとも1つの新規
AHX/GHXを組み込む、ならびに □ VX吸収器とVX脱離器の少なくとも1つに向流(内
部)GAX熱交換性能を賦与する。
非揮発性吸収作動対を使用した場合には、ベーパー相
濃度の混合損は生じない。したがって質量交換の区別
(向流対並流)はこの場合重要ではなくなる。
本質において、このVXサイクルでは、GAXサイクルを
特徴とする再生器と吸収器との間の熱交換とは対照的
に、VX吸収器をVX再生器両者に同一発生源の液を用いる
ことにより、発生器と吸収器との間にベーパー交換が行
なわれ、これによりベーパー交換プロセスにおいては濃
度混合はまったく生じない。
好ましくはVXサイクルによって少なくとも2つの内部
熱交換が行なわれるようにする。すなわち、VX交換器お
よび流入吸収液と流出の吸収液のいずれか1つとの間に
少なくとも1つの顕熱交換、ならびにVX交換機と別の圧
力の下に作動する熱/質量交換器との間に少なくとも1
つの潜熱交換を行なう。
図面の簡単な説明 第1a,1bならびに2図に示すのは、本発明の低圧実施
態様で、第1a図は熱力学的状態点線図(圧力、温度、お
よび濃度)である。第1b図は同一サイクルの簡略ブロッ
クダイヤグラム、第2図は同一サイクルの簡略フローシ
ートである。第3図は低圧実施様態の幾つかのヴァリエ
ーションを熱力学的線図に表したものである。
第4図は、ここに開示する発明のもっとも基本的かつ
包括的な実施態様の簡略流れ図で、3種の圧力実施態様
のすべてに共通するものである。
第5図に示すのは、第4図の装置を組み入れた新規吸
収サイクルの効率上の利点と周知の吸収サイクルを比較
したものである。
第6aおよび6b図に示すのは、本発明の高圧実施態様の
熱力学的線図と簡略ブロックダイヤグラムである。第7
図には熱力学的線図により高圧実施態様の幾つかのヴァ
リエーションを示す。第8図は吐出圧実施態様を図解し
たものである。
本発明を実施するための最良の態様 第1a図において、吸込圧吸収物を吸収しながら外部冷
却部18によって冷却されている吸収物は、冷却後加圧装
置1によって昇圧され、次いで分離器2により少なくと
も2つの流れに分割される。1つの流れは冷却源4によ
り冷却されるVX吸収器3を経由する。他の流れは加熱源
6によって加熱されるVX脱離器に流入する。VX脱離器内
に発生した吸収物は連絡管(第1a図には図示せず。第1b
図の連絡管7)を経由してVX吸収器3に移動する。この
ベーパーが吸収されると吸収物が超希釈される。
超希釈吸収液はポンプ21により吐出圧まで昇圧され、
次いで再生器23、より好ましくは向流質量交換器23のベ
ーパー出口端に供給される。吸収器24と再生器23の間に
温度オーバーラップがある場合には、内部GAX熱伝導部2
5がこれら2つのユニットの間に組み入れられる。GAX再
生器23から来る一部加熱され、一部脱離(濃縮)された
吸収物は、熱源17によって加熱された外部加熱式再生器
9に供給される、完全脱離(濃縮)された吸収物は次い
で減圧装置10によって吸込圧力まで減圧され、GAX吸収
器24に入るが、当該吸収器は好ましくは向流気液接触が
できる。吸収器24からの、一部冷却、一部希釈された吸
収物は吸収器26に供給されるが、当該吸収器はVX脱離器
5によって冷却され、伝熱装置6を経由して当該VX脱離
器5に熱を供給する。
吸収器26から流出する吸収液は通常、弁22を経由して
減圧後VX脱離器5からの吸収液の流出液の少なくとも一
部と混合されてから、外部冷却式吸収器8に供給され
る。この場合、当該外部冷却式吸収器は冷却源18によっ
て冷却され蒸発器16からの吸込圧ベーパーを吸収するこ
とになる。
蒸発器16には減圧弁15を経由して凝縮器13からの冷媒
液が供給され、また再生器23と17からの吐出圧ベーパー
は凝縮器13に供給される。
好ましくは、VX脱離器5から流出する吸収液のすくな
くとも1部は、昇圧装置27によって吐出圧にまで昇圧さ
れてから再生器23と9のいずれかに供給される。これに
より、GAX発生器23とGAX吸収器24の熱負荷を温度オーバ
ラップ範囲全域にわたって整合させることが出来る。
第1aの熱力学的線図は通常のやり方により図解を1つ
に纏めたもので、横軸に沿った線は定圧、縦軸に沿った
線は定温を表し、また斜めの線は定濃度、実線は液のフ
ロー、点線はベーパーのフロー、破線は熱のフローを表
している。さらに水平の太線はGAX構成要素を示す。
今度は第1b図を参照しながら説明する。第1a図と同じ
性格のサイクルを簡略ブロックダイヤグラムで図解、こ
れにより種々の外部熱交換器と内部熱交換器がはっきり
示される。番号を同じくする構成要素・部分は第1a図に
説明しているものと同じである。第1b図で新たに図示し
た構成要素・部分は以下のものである。すなわち、VX再
生器5とVX吸収器3の間のベーパー移動ライン7、再生
器9内に付加的脱離を誘因しながら外部加熱式再生器9
からの流出吸収液を冷却するGHX(再生器熱交換)顕熱
交換器11、外部冷却式吸収器8をさらに冷却しながら当
該吸収器からの流出吸収液を加熱するAHX(吸収器熱交
換)顕熱交換器12、冷媒サブクーラー14、減圧弁22へ行
く途中でVX再生器5からの流出吸収液を冷却するGHX交
換器19、再生器23への途中でVX吸収器3からの流出吸収
液を加熱するAHX交換器20、ならびに再生器9への途中
でVX発生器5からの流出吸収液を加熱するAHX交換器28
である。
簡略流れ図の形式で第1aと1b図と同じサイクルを図解
した第2図を参照しながら説明する。番号を同じくする
構成要素・部分は第1a図および1b図に説明しているもの
と同じである。種々の熱/質量交換器3、5、8、23、
24および26は垂直におりるフイルムタイプのものとして
任意に図解した。このようなタイプのものを選択する場
合がもっとも多いからである。各交換器はその先端付近
に吸収液配分トレイ29を有する。2つの密閉サイクル伝
熱回路6および25は、それぞれ圧力を調節し液の膨張を
可能にするベーパーアキュミュレータ30を有している。
ここで注意しておくべきことは、場合によっては伝熱回
路6と25を1つの回路に纏めることも可能だ、という点
である。また、熱源17から出る熱せられた排ガスから余
分の熱を取り除くために伝熱回路25内に補助コイル31と
プロポーショニングバルブ32を設置することも可能であ
る。再生器9の直炊き加熱が出来ない場合には伝熱回路
25を火炎17から外部加熱式再生器9まで拡大することも
出来る。
当業の技術者には自明なことであろうが、第3図に示
す数種の熱/質量交換器はこれらとは別の物理的構成に
よっても可能となるものである。たとえば、順次ならん
だ3つの吸込圧吸収部(8、26、24)はいずれも3つの
容器に代わって単一の容器としてもよく、このことは2
つの脱離部9、23についても言えることである。なおま
た、他にも回転部分を含む種々の熱/質量交換が可能で
あることが知られている。
次に第3図を参照しながら説明する。本発明の第1,第
2図に示す実施態様のヴァリエーションの幾つかを熱力
学的線図として図解する。これらのヴァリエーションの
すべてに共通の特徴として、第1図および第2図に図解
するように、VX吸収器とVX脱離器の圧力は吸収コンプレ
ッサーの吸込圧と吐出圧の中間にある(ないし、同じこ
とになるが、吸収ヒートポンプの蒸発器圧力と凝縮器圧
力の中間の圧力)。
第3a図と第3b図に示した内容は、VX脱離器5からの流
出液は分離させなくてもよい、ということである。すな
わち、流出液はすべて第3a図に示すようにポンプで送っ
てポンプ27の吐出圧にすることも出来るし、またすべて
第3b図に示すように弁22を経由して減圧することも可能
である。第3c図に示すのはいまひとつの吸収液分岐オプ
ションである。すなわち、ここでは吸収液の流れを吸収
器24と26に分離し、これら2つの流れの一方をポンプ33
を経由して送り吐出圧にもっていく。第3d図に示すの
は、VX吸収器5に熱を供給するための別の手段である
が、ここではGAX吸収器26内に放出された熱を分離してV
X脱離器5とGAX再生器23の低温端縁部の双方に熱を供給
するようにしている。第3e図に図解したのは、理想的二
重効用揚程の状態であるが、従来型のGAXサイクル内で
のGAXオーバラップはなくなっている。図示したVXサイ
クルでは、吸収器熱のほぼ三分の一がなおも再生器23の
GAX加熱に使用出来、かつ吸収器熱のうち残る三分の一
だけを外部冷却のために捨てる。第3f図に示すのは揚程
が一層高い場合のVXサイクルであるが、ここでは吸込圧
から吐出圧へのGAXはもはや不可能である。ただし、そ
の場合でも吸込圧吸収器26から中間圧VX脱離器5へのGA
Xを取り、これによって脱離器5に外部熱を供給しなく
とも吸収液の超希釈をすることが可能になる。再生器9
のベーパ出口端に超希釈吸収液を供給し、かつその中で
向流気液接触をさせることによって、ベーパーは超希釈
吸収液とほとんど平衡状態になる。一般には、このよう
にすることで当該ベーパーの精留をする必要がなくな
る、ないし大幅に減少し、したがってサイクルのCOPが
実質増大することになる。
第3g図は、第3e図と3f図の傾向を外挿して行った結果
さらに高い揚程でのVXサイクルを図示したものである
が、ここではGAXオーバラップは一切存在しない。ただ
し、この場合でもVXサイクルにはなお長所が残ってい
る。VX脱離器5の温度が再生器9よりも低い点に留意。
したがって、もし再生器9を顕熱源、たとえば加熱燃焼
ガスで加熱するならば、VX脱離器5は、再発生器9にそ
れ以上の熱を供給するには温度が低過ぎる冷却ガスから
熱を取り出すことが出来る。すなわち、一次エネルギー
の補足的入力なしでも、もう1度超希釈吸収液が得られ
るのである。さらに、このように揚程を甚だしく高くし
た手法による場合には、揚程が低いと精留損が非常に大
きなものとなろう。たとえば、吸収作動対NH3−H2Oの場
合、第3g図のような手法を用いると凝縮温度+40℃と蒸
発器温度−45℃との組み合わせとなる。このような高い
揚程(85℃)においては、従来のサイクルではCOPの少
なくとも10%にも達する経験的な精留損が生じるが、一
方VXサイクルではこのような10%ものCOP低減を避ける
ことが出来る。また、再生器9は従来のサイクルによる
再生器の場合よりも低い温度にわたるので、VXサイクル
は熱源から一層多くの有効熱(少なくとも5%超)を引
き出すことが出来る。したがい、GAXオーバラップがま
ったく発生しない時でも、VXサイクルは従来の単効用サ
イクルよりも少なく見積もっても15%は高い効率を可能
にする。VXサイクルのいまひとつの利点は、第3e、3fな
らびに3g図の構成の間を自動的に遷移することである。
所要揚程が高くなるにつれてまずGAX交換器1基、次に
他の交換器をピンチアウトしても、これらの交換器は、
潜在的構成要素がもはや存在しなくなった時に所要顕熱
交換をし続ける。
今度は第4図を参照しながら説明する。この簡略流れ
図に図解したのは、本明細書に開示する発明の最も核心
的部分、すなわち、吸収液で吸収物を超希釈するための
装置である。このような有用な結果を達成するに要する
最小限の装置は、ポンプ1、吸収液分離装置2、VX吸収
器3、冷却器4,VX脱離器5、加熱器6ならびにベーパー
移動連絡管7であり、これらすべては第4図に示すよう
に操作可能であるように接合してある。
第5図に示すのは、吸収サイクルにこの超希釈装置を
正しく組み入れることによって得られる効率ないしCOP
(成績係数)である。第5図において、縦軸40はCOP単
位で表わし、横軸41はヒートポンプ温度揚程(℃)単位
で表わす。数本ある曲線は、近似的なCOPと以下のよう
な種々の既知吸収サイクルのサイクル揚程特性の関係を
示すものである。すなわち、単効用のNH3−H2O(42)、
単効用LiBr−H2O(44)、二重効用LiBr−H2O(43)、二
重効用NH3−H2O(45)、GAXサイクル(46)、分岐GAXサ
イクル(47)、ならびに三重効用サイクル(48)がそれ
である。曲線49は再生器温度が200℃を越えない時のVX
(複合)デュプレックスGAXサイクル特性を表わしてい
る。2つの熱交換器のLMTDのため有効揚程はほぼ15℃か
らサイクル揚程を差し引いたものとなる。通常冷却期に
遭遇するサイクル揚程は棒線50で表わしてある。棒線51
は加熱期揚程を示している。すなわち、加熱COPはここ
に示すCOPプラス1に等しい。
このように見てくると、VXデュプレックスGAXサイク
ルが、揚程値としてどのような値が取られようとも周知
の従前吸収サイクルよりも効率のよいことが解る。この
ような利点に加えてさらに以下のような長所がある。
1)自動的に種々の揚程条件に対応することが出来、し
たがって周囲周期のうち好都合なものをフルに活用する
ことが可能である、2)所要設備機器は比較的単純かつ
低コストである。たとえば、先行技術による外部熱交換
器の効率の悪さの大部分は、高度に効率的なVXデュプレ
ックスGAXサイクルにおける内部熱交換に取って代わら
れている。
VX超希釈部を取り込んだ吸収サイクルには、第1〜3
図に示すものの他にさらに2つの実施態様がある。第6
および7図に図解する第2の実施態様の特徴は、VX吸収
器とVX脱離器の圧力が吐出圧よりも高いことである。第
6a図を参照しながら説明すると、ポンプ1が吸収液の圧
力を上げ、分離器2がこれを分離し、分離された一方の
ものは熱源64(本実施態様においては、外部供給熱17)
によって加熱されたVX脱離器5に向かい、他方は冷却源
63によって冷却されるVX吸収器3に向かう。VX吸収器3
から流出する超希釈吸収液は弁60を経由して吐出圧の減
圧されGAX再生器23、GAX再生器62ならびに外部加熱式再
生器9(熱源17で加熱される)から成る複合再生器のGA
Xベーパー出口端に供給される。VX再生器5から流出す
る吸収液は弁61によって減圧された後にGAX再生器62の
吸収液供給物に付加される。発生器9から流出する吸収
液弁10によって吐出圧にまで減圧されてからGAX吸収器2
4(これは伝熱回路26を経由してGAX脱離器23を加熱す
る)と、冷却源18によって冷却される外部冷却式吸収器
8で構成される複合吸収器に供給される。当該複合吸収
器(23、62、9)から出た吐出圧ベーパーは凝縮器13で
凝縮され、弁15によって吸込圧力にまで減圧されてから
蒸発器16内で蒸発する。
今度は第6b図を参照しながら説明する。数字が同じも
のは第6a図と同じ内容のものである。連絡管7はVX脱離
器5からVX吸収器3へベーパーを送る。GHX顕熱交換器1
1は吸収液流出液発生器9を冷却する。サブクーラー14
は蒸発器16へ行く途中で冷媒の温度を下げる。ポンプ1
によって送られる吸収液は交換器12内でAHX(吸収器熱
交換)を受けてから交換器64と65でさらに加熱され、そ
れぞれ吸収器24と3に入る。VX脱離器5から流出した吸
収液は減圧弁61に行く途中で交換器66と67の内部で相当
程度に冷却される。同様、VX吸収器3から流出した吸収
液は減圧弁60へ行く途中で交換器68内で冷却される。
本発明の高圧実施態様において可能なヴァリエーショ
ンは低圧実施態様の場合のヴァリエーションに類似す
る。すなわち、ヴァリエーションは種々の揚程条件の下
でサイクルを適用し、またVX脱離器から流出する吸収液
の処理法が異なるために高い値を取るようになる。この
ことは、その行先が吐出圧であると、あるいは吸込圧、
ないし汚染源であるとに関わらない。第7図にいくつか
の高圧ヴァリエーションを示す。
第7a図によれば、高圧ベーパー熱交換器へ向かう吸収
液の若干を弁70を通して直接吐出圧に向かわせることが
可能である。第7b図によれば、VX脱離器5から流出する
吸収液は弁61と71との共働作用により吐出圧と供給圧と
に分離することが出来る。第7c図によれば、吐出圧下の
外部加熱式発生器9を排除してVX脱離器5を唯一の外部
加熱式交換器とすることが出来る。このヴァリエーショ
ンは、吸収作動対によりGAX吸収器24とGAX脱離器23との
間に可能な温度オーバラップが低減しはするものの、当
該作動対の溶解度範囲が限定されている場合には、有効
である。第7d図によるならば、VX吸収器3とGAX再生器6
2との間の温度オーバラップが大きい低揚程状態の下で
は吸収液の流れを減圧弁72を介して分岐することにより
GAX構成要素・部分での熱整合性を改善すると有利であ
る。
第1〜3図の低圧実施態様を第6〜7図の高圧実施態
様と比較すると、前者には吐出圧より高い圧力にならな
いという長所があるのに対し、吸収液ポンプが2台以上
必要、外部冷却式吸収器が2基必要、という短所があ
る。高圧実施態様には吸収液ポンプが1台ですむという
長所がある代わりに、高圧に関わる短所ならびに通常外
部加熱式再生器2基を必要とする、という欠点がある。
ただし、高圧は真空下に置かれるシステムの場合には事
実上長所になる、という点に注意すべきである。高圧実
施態様にも低圧実施態様にもただ2基のGAX熱交換器が
あれば例外的に効率の高いサイクルになる。この場合種
々異なる揚程条件への調整は自動的に出来るし、また濃
度にひらきがあって、そのためいベーパーの濃度ミクシ
ングが生じる、ということもない。
揮発性の吸収作動対を使用する時にベーパーの濃度ミ
クシングを回避するためには、個々の吸込圧吸収と吐出
圧吸収を順次実行して行く必要がある。すなわち。直列
に実施するのであり、並列実施してはならないのであ
る。比較的温度の高い再生器を出るベーパーは比較的低
い温度の再生器に通さなくてはならないが、低温再生器
へ行く途中で別のベーパー源と混合してはならない。再
生器内部における気液接触は向流によるのでなくてはな
らない。同様に、吸込圧ベーパーは決して分離の上相異
なる温度吸収器に供給してはならないのであり、結果的
に温度が上昇するよう、向流により順次すべての吸込圧
吸収器を通すのでなくてはならない。
包括的な超希釈プロセスの開示によって可能となる吸
収コンプレッサー/ヒートポンプにはいまひとつの実施
態様がある。すなわち、ベーパー交換が吐出圧を越える
でもなく、吐出圧に足りなくもないようなもので、どち
らかというと吐出圧に近いというような実施態様であ
る。このような実施態様を第8図に示す。第8a図の熱力
学的線図を参照しながら説明すると、吸収液はポンプ1
によって吐出圧まで昇圧され、分離器2により2つの流
れに分離され、流れの一方はVX吸収器3に他方はVX脱離
器5に向かう。VX脱離器5から流出する吸収液は外部加
熱式再生器9のベーパー出口端に供給される。蒸発器5
と9を合わせて、実質的には吸収器3に吸収される以上
のベーパーを吸収し、残部は凝縮器13に向かわせ当該凝
縮器内で凝縮させる。VX吸収器3から流出する吸収液は
減圧装置81内で吸込圧と吐出圧との中間の圧力に減圧さ
れてから順次2基の再生器に供給される。すなわち、伝
熱器85を経て吸込圧吸収器90に加熱される再生器82と伝
熱器86を経て吐出圧吸収器3に加熱される再生器83がそ
れである。外部加熱式再生器9から流出する吸収液は弁
88によって中間圧に減圧され、吸収器84に供給される。
吸収器84内の吸収液は脱離器82と83から出る吸収液のベ
ーパーを吸収し、次いでこれによって放出された熱が伝
熱器87を経て脱離器5に移動する。脱離器83と脱離器84
から流出する吸収液は弁89によって吸込圧力にまで減圧
されてから順次、蒸発器16から出る吸収液への向流とな
って、吸収器90と外部冷却式吸収器8から成る複合吸収
器に供給される。
第8b図の簡略流れ図は第8a図をさらに詳しく示すもの
で、数字の同じものは同じ内容である。外部加熱式再生
器9はGHX交換器11を有し、冷媒はサブクーラー14内で
過冷却される。外部冷却式吸収器8はAHX交換器12に加
えてAHX変換器91と82を有している。脱離器82へ行く途
中の吸収液はGHX交換器92を通過し、吸収器90へ行く途
中の吸収液はGHX交換器93に向かう。連絡管7はVX脱離
器5から出るベーパーをVX吸収器3に運ぶ。連絡管94は
脱離器93から出るベーパーを吸収器84に選ぶ。ここで留
意すべき点は以下のことである。すなわち、後者の対は
ベーパー蒸気交換の関係にあるが、共通の吸収液源をも
っていない点が超希釈ベーパー熱交換器と異なる。これ
らははっきり別の吸収液源を有し、したがって共通の吸
収液の流出液を有する。
第8図に図解したような本発明の吐出圧実施態様の利
点は、ただ1つの吸収液ポンプしか必要でないこと、な
らびに吐出圧を越えるような圧力にならない、というこ
とである。欠点としては、別々のGAX交換器3基を要す
ること、吐出圧のベーパーの一部が吸収されるために内
部熱負荷が相当程度に高くなることである。
総体的に、上記3種の実施態様は相異なる長所と短所
を各提供するものであり、したがってこれらを取捨選択
して最適のアプリケーションを実現することが出来る。
なおまた、単一のサイクルに2つ以上の実施態様を組み
合わせることが出来る。
以上から、一部は外部式熱交換の関係にあり、かつ少
なくとも他の一部が、補助(上記交換)構成要素・部分
をともない、両部分ともに向流気液接触に適応し、かつ
また構成要素・部分を通して吸収液ベーパーが順次流れ
る内部式熱交換の関係にある多品吸収器ないし再生器の
効用を開示したからといって、ベーパー交換構成要素が
吸収液の供給を共有する場合のみにその包括的有用性が
限定されるものでないことは明らかである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F25B 15/00 301 F25B 15/04

Claims (25)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】以下に列挙するもので構成するベーパー昇
    圧装置。すなわち、 a) 外部加熱式再生器、 b) 第1の内部加熱式再生器、 c) 外部冷却式吸収器、 d) 第1の内部冷却式吸収器、 e) 上記外部冷却式吸収器からの流出液を昇圧させる
    装置、 f) ベーパー/交換関係にあるベーパー熱交換(VX)
    再生器とVX吸収器, g) 流れの1つは当該VX吸収器、他の1つはVX再生器
    に供給することにより、少なくとも2つの流れを昇圧す
    るため上記装置からの流出液を分離する装置、 h) 上記の外部冷却式吸収器および内部冷却式吸収器
    の少なくとも1方にベーパーを供給する装置、ならび
    に、 i) 上記の外部加熱式再生器および内部加熱式再生器
    の少なくとも1方から昇圧ベーパーを取り出す装置。
  2. 【請求項2】請求範囲1による装置であって、かつ以下
    のものから構成されるもの。すなわち、 a) 上記VX吸収器からの流出液の圧力を変える装置、
    ならびに b) 上記第1の内部加熱式再生器へ当該装置からの流
    出液を供給して圧力を変えるための装置。
  3. 【請求項3】請求範囲1による装置であって、上記VX吸
    収器およびVX再生器の少なくともいずれかへの吸収流入
    液と、これらのうちいずれかからの流出液の少なくとも
    一方のための顕熱交換器を有するもの。
  4. 【請求項4】請求範囲1による装置であって、かつ上記
    VX吸収器とVX再生器の少なくともいずれか1つと内部で
    潜熱を交換するための装置を有するもの。
  5. 【請求項5】請求範囲1による装置であって、かつ上記
    VX吸収器からの吸収剤の圧力を上記外部加熱式再生器の
    圧力まで昇圧するためのポンプを有するもの。
  6. 【請求項6】請求範囲1による装置であって、かつ上記
    VX吸収器からの吸収液の圧力を低減して上記内部加熱式
    再生器に供給するための減圧装置ならびに上記VX再生器
    用外部熱源を有するもの。
  7. 【請求項7】請求範囲1による装置であって、かつ上記
    外部加熱式再生器から上記VX再生器へ吸収物のベーパー
    を供給するための連絡管を有するもの。
  8. 【請求項8】吸収物のベーパーを昇圧して吸入圧から吐
    出圧にする装置であって、かつ以下のものを有するも
    の。すなわち、当該吸入圧ベーパー、吸収液ならびに少
    なくとも2つ以上の冷却源の供給を受ける吸収器、少な
    くとも2つの熱源および吸収液を供給される再生器、上
    記吐出圧ベーパーを取り出すための装置、ならびに以下
    のような改良点を有するもの。すなわち、 a) 上記再生器が少なくとも2つの気液接触域を有す
    ること、 b) 当該接触域のうちの1つのための外部熱源、 c) 当該接触域の他方のための内部熱源であって、上
    記吸入圧よりも高い圧力の下で当該吸収液が吸収物のベ
    ーパーを吸収するような、補助吸収器から来るもの、な
    らびに d) 当該外部加熱部域から当該内部加熱部域へ吸収物
    のベーパーのすべてを供給するための装置。
  9. 【請求項9】請求範囲8による装置であって、かつ以下
    のものを有するもの。すなわち、 a) 上記補助吸収器と同じ圧力での補助脱離器、 b) 当該補助脱離器から当該補助吸収器への吸収物の
    ベーパーの移動のためのベーパー移動管、ならびに c) 当該補助吸収器と補助脱離器に共用する吸収液。
  10. 【請求項10】請求範囲8による装置であって、かつ当
    該吸収器の当該冷却源の1つから熱を供給される当該再
    生器内に向流気液接触の第3部域を有するもの。
  11. 【請求項11】吸収液の吸収物含有量を増大させるため
    の装置であって、以下のものを有するもの。すなわち、 a) 当該吸収液の圧力を上げる手段(1)、 b) 加圧液を少なくとも2つの流れに分岐する手段
    (2)、 c) 当該流れのうちの1つを吸収器に向かわせるため
    の手段(3)、 d) 当該吸収器を冷却するための手段(4)、 e) 当該流れの他の1つを再生器に向わせるための手
    段(5)、 f) 当該再生器に熱を供給するための手段(6)、な
    らびに g) 当該再生器から当該吸収器に吸収物のベーパーを
    移動させるための手段(7)。
  12. 【請求項12】請求範囲11による装置であって、かつ吸
    収物のベーパーを昇圧するに適し、また以下のものから
    構成されるもの。すなわち、 a) 第1のダクトによって上記の昇圧装置に接続され
    ている外部冷却式吸収器(8)、 b) 当該吸収物のベーパーを当該外部冷却式吸収器に
    供給するための手段、 c) 当該吸収器(3)と当該再生器(5)の少なくと
    も1つから吸収液を受け取る外部加熱式再生器(9)。
  13. 【請求項13】請求範囲12による装置であって、かつ当
    該吸収器(3)からの吸収液を昇圧するためのポンプ
    (21)を有するもの。
  14. 【請求項14】請求範囲13による装置であって、かつ当
    該再生器(5)に熱を供給する吸収器(26)を有するも
    の。
  15. 【請求項15】請求範囲14による装置であって、かつ当
    該ポンプ(21)から吸収液を受け取るGAX吸収器(2
    3)、当該再生器(9)から吸収液を受け取るGAX脱離器
    (24)、ならびに当該GAX吸収器(23)から当該GAX脱離
    器(24)に熱を伝えるための装置(25)を有するもの。
  16. 【請求項16】請求範囲15による装置であって、かつ当
    該ポンプ(21)から熱を吸収する吸収器(3)と(26)
    に顕熱交換器(20)を有するもの。
  17. 【請求項17】請求範囲16による装置であって、かつ当
    該吸収器(8),(26)および(24)のいずれもが吸収
    液と吸収物のベーパーとの間の対流接触に適当している
    もの。
  18. 【請求項18】請求範囲11による装置であって、かつ当
    該吸収器(3)からの吸収液減圧装置(60)、当該再生
    器(5)のための外部熱源(64)、外部冷却式吸収器
    (8)ならびに当該再生器(23)によって冷却される吸
    収器(24)を有するもの。
  19. 【請求項19】請求範囲18による装置であって、かつ当
    該吸収器(3)によって加熱される再生器(62)、再生
    器(23)と(62)で発生したベーパーを凝縮させるため
    の凝縮器(13)ならびに吸収器(8)と(24)で吸収さ
    せるための供給ベーパー用蒸発器(16)を有するもの。
  20. 【請求項20】請求範囲11による装置であって、かつ当
    該再生器(5)から吸収液を受取り当該再生器(5)に
    吸収物のベーパーを供給する外部加熱式再生器(9)、
    当該吸収器(3)からの吸収液のための減圧装置(8
    1)、当該装置から吸収液を受け取って減圧する再生器
    (82)、当該再生器(82)に熱を供給する吸収器(9
    0)、ならびに当該再生器(5)に熱を供給し、当該再
    生器(82)から上記を受け取る吸収器(84)を有するも
    の。
  21. 【請求項21】吸収物のベーパーを昇圧するか、ないし
    はポンプにより熱伝達をするか、いずれか1つのプロセ
    スであって以下の特長を有するもの。すなわち、 a) 外部冷却吸収液内に当該吸収物ベーパーを少なく
    とも部分的に吸収すること、 b) 当該吸収液を加圧すること、 c) 当該被加圧吸収液の一部を加熱してそこから吸収
    物のベーパーを脱離させること、 d) 当該被加圧吸収液の一部を冷却し、これを当該被
    脱離吸収物と接触させてその中に吸収すること、 e) 上記のd)の吸収液の圧力を調節して吐出圧にす
    ること、 f) 上記e)の吸収液を加熱して吐出圧吸収物のベー
    パーを脱離させること、ならびに g) 上記f)の吸収液をa)の圧力まで減圧するこ
    と。
  22. 【請求項22】吸収物のベーパーを吸込圧から吐出圧に
    昇圧する装置において、当該吸込圧力ベーパー、吸収
    液、および少なくとも2つの冷却源の供給を受ける吸収
    器、少なくとも2つの熱源、吸収液の供給を受ける再生
    器、当該吸込圧ベーパーを抽出するための手段、ならび
    に以下のものを含む改良点。すなわち、 a) 当該吸収器が、少なくとも2つの向流の気液接触
    をする部域で構成されるものであること。 b) 当該両部域の1つのための外部冷却源、 c) 当該両部域の他方のための内部冷却源であって、
    当該内部冷却が、当該吐出圧とは異なる圧力下において
    当該吸収液が吸収物のベーパーを脱離させるような補助
    再生器から派生するものであること、 d) 当該吸込圧吸収物のベーパーを最初は当該外部冷
    却部域に、ついで当該内部冷却部域へと順次供給するた
    めの手段、
  23. 【請求項23】請求範囲22による装置であって、かつ以
    下のもので構成されるもの。すなわち、 a) 当該補助再生器と同じ圧力下の補助吸収器、 b) 吸収物のベーパーを当該補助再生器から当該補助
    吸収器に移動させるためのベーパー連絡管、ならびに c) 当該補助吸収器と補助再生器のための、共通の吸
    収液源。
  24. 【請求項24】請求範囲22による装置であって、かつ当
    該再生器の当該源の1つから熱源を受ける当該吸収器に
    おいて向流式気液接触をする第3の部域を有するもの。
  25. 【請求項25】冷却熱とポンプ熱のうち少なくとも1つ
    のための装置であって、外部加熱式再生器、外部冷却式
    吸収器ならびに蒸発器から構成され、以下のような改良
    点を含むもの。すなわち、 a) 当該凝縮器と同じ圧力下にあり、また当該外部加
    熱式再生器へ吸収液を供給するGAX再生器、 b) 当該外部冷却式吸収器よりも高い温度にあり、ま
    た当該GAX再生器に熱を供給するGAX吸収器、 c) 外部冷却式中間圧力吸収器へベーパーを供給する
    中間圧力GAX再生器であって、当該外部冷却式中間圧力
    吸収器が当該GAX再生器に吸収液を供給するもの、なら
    びに d) GAX吸収器より高温でなく、また当該中間圧力GAX
    再生器に熱を供給する第2のGAX吸収器。
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