JP2968060B2 - マイクロプロセッサ - Google Patents

マイクロプロセッサ

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JP2968060B2
JP2968060B2 JP1395991A JP1395991A JP2968060B2 JP 2968060 B2 JP2968060 B2 JP 2968060B2 JP 1395991 A JP1395991 A JP 1395991A JP 1395991 A JP1395991 A JP 1395991A JP 2968060 B2 JP2968060 B2 JP 2968060B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マイクロプロセッサ
の構成に関するものであり、より詳しくは、そのデータ
記憶部の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】VLSI技術の進展にともなって、マイ
クロプロセッサの価格が低下し、信頼性が向上したため
に、多数のマイクロプロセッサを連結して高速にデータ
処理を行う並列処理が盛んになってきている。ところ
が、多数のマイクロプロセッサに分割された処理を、ま
ったく独立に処理した場合、不都合が生じる場合があ
る。特に、記憶装置などに代表される共有の資源を複数
の処理(以後、プロセスという)が同時に使用する場
合、同時に使用できるプロセスを一つに制限し排他的に
実行させなければ、処理の整合性が保証されない場合が
多い。
【0003】このような問題を解決するために、従来型
のマイクロプロセッサでは、例えばテスト・アンド・セ
ット命令によってプロセッサの資源管理を行ってきた。
【0004】例えば、三菱電機(株)発行の「三菱M3
2ファミリMPU M32/100M33210 ユー
ザーズマニュアル」の222ページから223ページに
は、排他制御を実現するためのBSETI命令について
記載されている。BSETI命令の機能は、セット ビ
ット ウィズ インターロック(setbit with interloc
k)であり、指定されたビットの値を反転したものをZ フ
ラグ(Z flag)にコピーし、その後そのビットがセットさ
れる。このとき、この2つの操作はバスをロックして行
われる。
【0005】また、プレンティス ホール社(Prentice-
Hall Inc.(Englewood Cliffs,NJ 07632)) 発行の "シリ
ーズ 32000 プログラマーズ リファレンス マニュア
ル(Series 32000 Programmer's Reference Manual)" の
6-185 ページから6-187 ページにもほぼ同様の記述があ
り、SBITI命令によりメモリまたはレジスタの内容
がプロセッサステータスレジスタ(PSR)のFフラグ
にコピーされた後、内容が1にセットされ、この間CP
Uのインターロック オペレーション(Interlocked Ope
ration) 出力ピンがアクティブ状態となり、セマフォー
ビットに対するアクセスがインターロック(連結)され
ることが述べられている。
【0006】上述の従来例は、いわゆるCISC(Comp
lex Instruction Set Computer) 型に属するマイクロプ
ロセッサであり、BSETI、SBITIなどのマクロ
命令を、複数ステップのマイクロプログラムの実行によ
って実現している。これらの命令実行中に、他のプロセ
ッサからの割り込みによって処理が中断し、命令実行の
一貫性が保証されなくなることを防止するために、バス
をロックしたり、連結操作信号をアクティブにしたりし
ている。
【0007】ところが、このような方式をとると、命令
フェッチ、データフェッチ、実行、結果の格納などを流
れ処理的に行うパイプライン処理構造をもつ一般的なプ
ロセッサの場合、命令実行のパイプライン段における実
行サイクル数が増加するために、当該パイプライン段に
続く段が空になり、また、先行する段のデータの移動が
停止するため、パイプラインの詰まり(パイプラインス
トール)が発生し、処理効率が低下することとなる。
【0008】このような問題を解決するために、一つの
命令を原則的には1マシンサイクルで実行することを特
徴とする、いわゆるRISC(ReducedInstruction Set
Computer) 型のプロセッサが提唱され、RISCアー
キテクチャに基づく商用マイクロプロセッサが既に販売
されている。
【0009】代表的なRISCマイクロプロセッサとし
て知られているAm29000の命令セットが、日経B
P社発行の「日経データプロ・マイクロプロセッサ」の
MC1-303-151 ページからMC1-303-163 ページに開示され
ている。命令を1クロックサイクルで実行するAm29
000の場合、テスト・アンド・セットのように複雑な
手順の実行が必要となる命令はサポートされていない。
上記公知資料によると、スーパバイザ・モードと呼ばれ
る特権モードでのみアクセス可能な専用レジスタ(現行
プロセッサ・ステータス・レジスタ)の第9ビットをア
クティブにすることによって、プロセッサのLOCKピ
ンがアクティブになり、他のプロセッサからBREQ信
号によるバス解放要求が入力されてもバスを解放しない
ように制御される。そしてこの機能により、処理の一貫
性を保つことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来のCISCプロセッサの場合、テスト・アンド・セッ
トのような複雑な命令を実行すると、パイプライン処理
効率が低下するという問題点がある。逆に、1命令を1
クロックサイクルで実行するRISCプロセッサの場
合、テスト・アンド・セットのように複雑な命令をハー
ドウェアで実現できないという問題点がある。
【0011】上述のAm29000の場合、排他制御を
実現しようとすると、まず、スーパバイザ・モードの設
定を行い、専用レジスタに書き込みを行いLOCK信号
ピンをアクティブ状態にしてバスを占有し、排他制御を
行うべき資源を代表するメモリアドレスの読み出しを行
い、読み出し結果の判定を行い、例えば読み出し結果が
「0」であった場合、同一アドレスに対して「1」を書
き込み、その後専用レジスタに再書き込みを行いLOC
K信号ピンを非アクティブ状態とし、バスを他のプロセ
ッサに解放するという手順をソフトウェアで実行する必
要がある。このように、複雑な手続きを実行しなければ
ならないので、プログラム実行効率がきわめて悪い上
に、この間、バスを占有し続けるために他のプロセスの
実行を妨げる可能性が強い。
【0012】本発明は、以上のような問題点を解決する
ためになされたものであり、簡単な命令の少数の組み合
わせによって、排他制御が実現できるマイクロプロセッ
サを提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係るマイクロ
プロセッサは、排他制御を実現するために用いられる一
連の命令が実行中であることを記憶する手段を導入する
ことにより、同種の命令の実行を遅延させるデータ記憶
装置をマイクロプロセッサに付与したものである。
【0014】
【作用】この発明においては、例えばテスト・アンド・
ロック命令が与えられたとき、このデータ記憶装置がロ
ック状態ではなく、かつ、同時に与えられたアドレスに
したがってメモリを読み出した結果データが「0」であ
った場合のみマイクロプロセッサに付与されたデータ記
憶装置をロック状態(第2の状態)とし、かつ条件コー
ドとして「0」を出力し、この結果の条件コードが
「0」であることに従って、セット・アンド・アンロッ
ク命令が与えられたとき、上記アドレスに「1」を書き
込むと同時にデータメモリのロック状態を解除し非ロッ
ク状態(第1の状態)とする。
【0015】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に従って説明す
る。
【0016】図1はこの発明に係るマイクロプロセッサ
のデータ記憶部を示しており、図において、1はデータ
記憶部、100は入力ラッチであり、101,102,
103はその制御ビットラッチ部,アドレスラッチ部,
入力データラッチである。200はアドレス指定型、即
ちアドレスを指定することによりデータの読出し,書き
込みが可能な、第1の記憶手段としてのメモリ部、30
0は出力ラッチ部であり、301,302はその条件コ
ードラッチ部,出力データラッチ部,303はロック状
態ラッチ部である。また、401はNANDゲート、4
02はハードウェアリセット時に、非ロック状態(第1
の状態)に初期設定するためのANDゲート、403は
第2の記憶手段としてのセット・リセット・フリップフ
ロップ、404,406,408はインバータ、405
はANDゲート、407はNORゲートである。
【0017】次に動作について説明する。パイプライン
制御に従って、制御情報、アドレス、およびデータを有
する情報がデータメモリ部1に到着したとき、入力ラッ
チ100のコントロールビット部101には図示されて
いない命令デコーダによってデコードされた結果の制御
信号(R/バーW、T&L、S&U)が、アドレス部1
02には排他制御の対象となる資源を代表するデータを
指し示すメモリアドレスが、またデータ部103には、
メモリに書き込むべきデータが、タイミング信号φの立
ち上がりに従ってそれぞれラッチされる。
【0018】マイクロプロセッサの命令セットのうち、
テスト・アンド・ロック命令が与えられたときには、コ
ントロールビット部101の制御ビットはR/バーW=
1、T&L=1、S&U=0となる。このとき、メモリ
200から読み出したデータの最下位ビットがインバー
タ406によって反転されてNANDゲート401の第
2の入力として入力される。NANDゲート401の他
の2入力はT&Lビットと、ロック状態ラッチ303出
力の反転出力であり、これらの入力がすべて「1」とな
ったとき、NANDゲート401の出力が「0」とな
り、SRフリップフロップ403(以下、SRFFとい
う)がセットされ、メモリがロック状態であることを記
憶する。すなわち、テスト・アンド・ロック命令が与え
られ、この命令に付随するアドレスの示すデータの内容
が「0」であり、かつメモリが非ロック状態であると
き、ロック状態に遷移させるべく制御される。
【0019】また、テスト・アンド・ロック命令が与え
られても、すでに当該アドレスがセットされている場合
(ロック不可能状態1という)、またはすでに先行する
テスト・アンド・ロック命令によってメモリがロックさ
れている場合(ロック不可能状態2という)には、OR
ゲート407の出力が「1」となるため、ANDゲート
405の出力が「1」となり、出力ラッチ300の条件
コード部301に「1」がラッチされ、テスト・アンド
・ロック命令の実行が不成功であったことを記憶する。
また、このときSRFF403に対してはセットもリセ
ットもされないので、ロック状態ラッチ部303にはも
との状態が保存される。
【0020】テスト・アンド・ロック命令を実行した結
果、条件コードが「0」となり、実行が成功した場合、
次にセット・アンド・アンロック命令が発行される。セ
ット・アンド・アンロック命令は、これと対をなすテス
ト・アンド・ロック命令実行時に用いたメモリアドレス
と、データ「1」を伴っている。また、コントロールビ
ット部101の制御ビットはR/バーW=0、T&L=
0、S&U=1となっている。このとき、入力ラッチ1
00にラッチされているデータ「1」が、当該アドレス
に書き込まれて排他制御対象の資源を占有中であること
を示す。また、S&U信号がインバータ404で反転さ
れ、さらにANDゲート402を介してSRFF403
に与えられ、SRFFをリセットしてロック状態を解除
する。
【0021】以上の説明から明らかなように、本実施例
でいうところの「ロック」は、ロック期間中における新
たなテスト・アンド・ロック命令の実行禁止を意味して
おり、従来のマイクロプロセッサのようにバス獲得要求
を全面的に禁止し、他のプロセスの実行を阻害する類の
ものではない。
【0022】次に、セット・アンド・アンロック命令の
実行後、排他的に割り当てられる資源を使用する処理が
実行される。排他的な処理を実行した後、上記アドレス
に「0」を書き込み、当該資源を他のプロセスに対して
解放する。
【0023】排他的なプロセス実行を行うための以上の
手順を、図2のフローチャートに示す。
【0024】図2において、ステップS1においてテス
ト・アンド・ロック命令を実行し、ステップS2におい
て、条件コードCCが1であるか否かを判定する。その
判定結果が1であればステップS1に戻り、その判定結
果が1以外であればステップS3に進む。ステップS3
において、セット・アンド・アンロック命令を実行し、
ステップS4において、排他実行部の実行が行なわれ
る。そして、ステップS5において、リセットのための
ゼロ書き込み命令が実行される。なお、ステップS2に
おいて、ステップS1に戻るテスト・アンド・セット命
令の遅延動作は実際にはソフトウエアで行なわれる。
【0025】なお、この図2において、〔A〕は対象と
するアドレスがA番地であること、また〔A,0〕はア
ドレスがA番地、データ値が「0」であることを示して
いる。
【0026】このように、上記実施例では、データ記憶
部に、ロック状態であるか否かを記憶するフリップフロ
ップを設け、ロック状態においては新たにロックを要求
する命令の実行を遅延させることにより次のような効果
が得られる。
【0027】即ち、テスト・アンド・セット命令のよう
に、処理に要するクロックサイクル数が多く、かつ処理
の一貫性(他のプロセスの影響を受けず、常に正しい結
果を出力する)を保証する必要のある命令の実行中に
は、フリップフロップがデータ記憶部はロック状態であ
る旨を示すので、ロックを要求する命令が同時に実行さ
れるのを防止でき、処理の一貫性を要求する命令を複数
の単純な命令に分割して実行することができ、パイプラ
イン実行効率を向上させることができる。
【0028】また、分割された命令の実行中は、データ
記憶部はロック状態となっているが、他のプロセスに属
する命令の実行を混合して行うことは可能であり、プロ
セス間で共有されている資源を使用し分割された命令実
行の一貫性を乱す命令の実行のみが自動的に遅延される
ので、特段の制御なしに排他的実行部分を含むマルチプ
ロセスの並列実行を実現することができる。
【0029】従って、図6に示すような、データ依存性
に従って命令実行順序が動的に決定され、かつ、マルチ
プロセスの並列実行を命令レベル並列で実現するデータ
駆動形(データフロー)マイクロプロセッサに適用した
場合に特に効果が大きい。なお、この図6の中で、60
1は入力制御部、602は待ち合せメモリ部、603は
データ記憶部、604は演算処理部、605はプログラ
ム記憶部、606は出力制御部である。
【0030】また、上記実施例では、当該アドレスに格
納されているデータの判断とロック状態の設定を1サイ
クル命令(テスト・アンド・ロック)とし、また、当該
アドレスのデータ値の書き換えとロック状態の解除(セ
ット・アンド・アンロック)1サイクル令としてい
るため、全体として命令実行サイクル数が削減されてお
り、従来型のRISCプロセッサと比較しても効率的な
処理が可能となっている。
【0031】なお、上記実施例では、デコードされた信
号(R/バーW,T&L、S&U)のみを示しており、
命令デコーダを示していないが、命令デコーダを本メモ
リ部にもってもよい。また、命令デコーダなしで、各々
の制御信号が直接与えられてもよい。
【0032】また、上記実施例では、出力ラッチのデー
タ部302にはメモリから読み出したデータが入力され
ているが、図3に示すように入力データとメモリ読み出
し結果の何れかを選択的にラッチするように構成しても
よく、上記実施例と同様の効果を奏する。なお、図3の
中で、409は出力トライステート制御付きのデータバ
ッファ、410はインバータである。
【0033】さらに、上記実施例では、クロック信号φ
によってラッチが制御されているが、図4に示すよう
に、2つの入力信号の一致,不一致を検出するC素子か
らなるハンドシェイク回路500,501によってラッ
チ信号を発生してもよい。なおこのC素子の回路構成例
と動作については、本件出願人による特開昭63−20
4355号公報に詳述されており、図5にこの公報より
抜粋したその回路構成例を示している。図において、1
013(1014)はC素子であり、R−Sフリップフ
ロップ1015,1016(1017,1018)およ
び4入力NANDゲート1131(1141)、インバ
ータバッファ1134,1135,1139(114
4,1145,1149)、2入力NANDゲート11
38(1148)から構成されている。なお、1011
(1012)は40ビット分のデータラッチであり、1
ビットのラッチ1110(1120)はインバータバッ
ファ1111,1112,1113(1121,112
2,1123)およびトランスファゲート1114,1
115(1124,1125)により構成されている。
【0034】また図7は図5に示すC素子を用いた一般
的なデータ処理装置の構成を示しており、図において、
図5と同一符号は同一のものを示す。図において、11
01はメモリ、1102は組合せ論理回路である。
【0035】また、上記実施例では、1ビットの条件コ
ードを出力しているが、テスト・アンド・ロック命令が
不成功に終わった場合に、条件コードによって上記「ロ
ック不可能状態1」によるものであるか、「ロック不可
能状態2」によるものであるかを識別するために条件コ
ードを複数ビットとしてもよい。
【0036】また、上記実施例では、データ記憶装置が
外部メモリであるか、内部メモリであるか、レジスタで
あるかについては明示していないが、本発明がこれらの
何れの記憶装置に対しても適用可能であることはいうま
でもない。
【0037】また、上記実施例では、1ビットの比較を
行うテスト・アンド・セット命令のみについて説明した
が、複数ビットの比較を伴うコンペア・アンド・セット
命令のように複合命令の実行の一貫性を保証しなければ
ならない場合に広く適用可能である。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係るマイク
ロプロセッサにおいては、データ記憶部に、該データ記
憶部がロック状態であるか否かを記憶するフリップフロ
ップを設け、ロック状態においては新たにロックを要求
する命令の実行を遅延させるようにしたので、テスト・
アンド・セットの命令のように、処理に要するクロック
サイクル数が多く、かつ処理の一貫性(他のプロセスの
影響を受けず、常に正しい結果を出力する)を保証する
必要のある命令を複数の単純な命令に分割して実行する
ことができ、パイプライン実行効率を向上させることが
できる。
【0039】また、分割された命令の実行中は、データ
記憶部はロック状態となっているが、他のプロセスに属
する命令の実行を混合して行うことは可能であり、プロ
セス間で共有されている資源を使用し分割された命令実
行の一貫性を乱す命令の実行のみが自動的に遅延される
ので、特段の制御なしに排他的実行部分を含むマルチプ
ロセスの並列実行を実現することができ、今後並列処理
分野において、共有資源の排他的な使用を実現するにあ
たって有効な技術を提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマイクロプロセッサのデータ記憶
部の一構成例を示すブロック図である。
【図2】テスト・アンド・セットを、テスト・アンド・
ロック命令、セット・アンド・アンロック命令、比較命
令、メモリ書き込み命令に分割して実行する場合のフロ
ーチャート図である。
【図3】図1の構成のデータ記憶部において、入力デー
タを保存して出力する経路を付加したデータ記憶部の一
構成例を示すブロック図である。
【図4】図1の構成のデータ記憶部において、入出力ラ
ッチの制御信号としてクロック信号φではなく、ハンド
シェイク制御回路(C素子)の出力を用いた例を示す図
である。
【図5】C素子の回路構成例及び、C素子を用いたデー
タラッチ制御を示す論理回路図である。
【図6】本発明を適用可能なデータ駆動形マイクロプロ
セッサの一構成例を示すブロック図である。
【図7】図5に示すC素子を用いた一般的なデータ処理
装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100 入力ラッチ 101 制御ビットラッチ部 102 アドレスラッチ部 103 入力データラッチ部 200 メモリ部 300 出力ラッチ部 301 条件コードラッチ部 302 出力データラッチ部 303 ロック状態ラッチ部 401 NANDゲート 402 ANDゲート 403 セット・リセット・フリップフロップ 404 インバータ 405 ANDゲート 406 インバータ 407 NORゲート 408 インバータ 409 出力トライステート制御付きのデータバッフ
ァ 410 インバータ 500 C素子 501 C素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 9/46 G06F 12/00 G06F 15/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アドレス指定型の第1の記憶手段と、 該第1の記憶手段の状態を記憶する第2の記憶手段と、 該第1の記憶手段に対するアドレスを伴った第1の命令
    に呼応して当該アドレスに格納されているデータの値が
    第1の状態であり、且つ第2の記憶手段の状態が第1の
    状態であるとき、上記第2の記憶手段の状態を第2の状
    態に設定し、上記第1の記憶手段に対するアドレスを伴
    った第2の命令に呼応して当該アドレスに格納されてい
    るデータの値を第2の状態に設定するとともに上記第2
    の記憶手段の状態を第1の状態に設定し、上記第1の記
    憶手段に対するアドレスと第1の状態を表すデータを伴
    った書き込み命令に呼応して当該データを当該アドレス
    に書き込むべく制御する制御手段とを有するデータ記憶
    部を備えたことを特徴とするマイクロプロセッサ。
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US08/330,880 US5666535A (en) 1991-01-09 1994-10-28 Microprocessor and data flow microprocessor having vector operation function

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