JP2952629B2 - イオンビーム照射改質におけるドーズ量均一性評価方法及びイオン打ち込み深さの測定方法並びにこれに使用する被試験材 - Google Patents

イオンビーム照射改質におけるドーズ量均一性評価方法及びイオン打ち込み深さの測定方法並びにこれに使用する被試験材

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、イオン加速器により加
速されたイオンを、半導体や金属、高分子材料等に照射
して性能を向上させたり、材料の改質を行うイオンビー
ム照射機に適したドーズ量均一性評価方法及びイオン打
ち込み深さの測定方法並びにこれに使用する被試験材に
関する。
【0002】
【従来の技術】シリコンなどの固体物質に入射された数
MeV〜数十MeVの軽イオンは、表面より数百μm〜
数千μmの位置で停止する。入射されたイオンのエネル
ギーが一定であれば、その停止位置はある確率分布をも
って一定である。一方、照射によって導入された格子欠
陥もイオンの停止位置近傍を中心にある確率分布をもっ
て形成されることが知られている。
【0003】このようにして局所的に形成された格子欠
陥層が、半導体物質中では、電子−正孔キャリアを再結
合させる機能をもつ。このような格子欠陥を積極的に利
用し、「局所的ライフタイム制御法」として、主に高電
力半導体デバイス、特に、IGBT、GTO、サイリス
タ等の特性改善に応用され始めている。このような特性
改善法によれば、これまで行われてきた金、白金等の重
金属拡散法や電子線照射、中性子照射等による「ライフ
タイム制御法」と比較し、より高速なスイッチング時間
で、かつ、より少ないパワーロスをもった電力素子を得
られることが期待されている。
【0004】ところで、イオンの照射は、通常、サイク
トロン本体からのイオンビームをビームスキャニングラ
インに導入して行われる。これは、イオンビームを照射
される材料の大きさが、照射するイオンビームの径より
大きいからであり、イオンを広い材料面内で均一に打ち
込むためにはイオンビームを掃引しなければならない。
そして、実際の照射においては、材料面1cm2 あたり
に打ち込まれるイオンの数、すなわちドーズ量が材料面
全面で均一であるかどうかを評価する必要がある。一
方、材料中でのイオンの打ち込み深さは、照射後の材料
の性能を大きく左右するため、材料中におけるイオンの
打ち込み深さを測定する必要もある。
【0005】従来、ドーズ量の均一性評価方法として
は、次の2つの方法が知られている。第1の方法は、フ
ィルム線量計による方法であり、照射ドーズ量に応じて
変色する高分子材料のフィルムを使用する方法である。
第2の方法は、金属箔の放射化方法である。この第2の
方法では、イオンビームにより広い面積の金属箔を放射
化した後、この金属箔を細分割し、それぞれの分割片に
ついて放射能を測定することによりドーズ量の面内分布
を測定する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1の方法は、温度や湿度に対して不安定である。また、
電子線やγ線量測定を目的としているため、フィルム中
で特に多量のエネルギーを放出するイオン粒子のドーズ
量測定には適さない。しかも、広い面内での線量分布の
測定には手間がかかりすぎるという問題点がある。ま
た、第2の方法でも、金属の放射化には長時間のイオン
ビーム照射が必要であり、金属箔の細分割及び放射線測
定には多大な労力を必要とするだけでなく、長時間を要
するために測定従事者はかなりの放射線被曝を受けるこ
とになる。
【0007】一方、イオンの打ち込み深さ測定にいたっ
ては、直接的な方法は無い。一例として、半導体への照
射の場合、照射済み半導体の拡がり抵抗を深さ方向に沿
って測定する方法が知られているが、この測定方法はイ
オンの打ち込みにより生成された格子欠陥や残留イオン
等の分布が融合された結果を表わすので間接的な測定で
しかない。
【0008】そこで、本発明の課題は、照射イオンのド
ーズ量の均一性を短時間で正確に評価できる方法を提供
することにある。
【0009】本発明はまた、イオンの打ち込み深さを直
接的に測定できる方法を提供しようとするものである。
【0010】本発明は更に、イオンの打ち込み深さ測定
に適した被試験材を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、イオン
ビーム照射により短半減期放射性核種を生成する、予め
定められた放射化材料にイオンビームを照射する工程
と、前記イオンビームを照射された前記放射化材料にX
線フィルムを密着させて該X線フィルムに前記放射化材
料からの放射線を露光する工程と、前記放射線を露光さ
れた前記X線フィルムを現像し、現像された該X線フィ
ルムにおける黒化の濃度分布からドーズ量の均一性を評
価する工程とを含むことを特徴とするイオンビーム照射
改質におけるドーズ量均一性評価方法が得られる。
【0012】なお、このドーズ量均一性評価方法におい
ては、前記放射化材料として、照射されるイオンとその
エネルギーに応じてグラファイト板、ボロン化合物、窒
素・酸素化合物等の放射化可能な材料のいずれかを使用
する。
【0013】本発明によればまた、イオンビームの透過
可能な標準試験材と厚さが階段状に変化する試験箔とト
ラックエッチフィルムとを上から順に重ねて成る被試験
材にイオンビームを照射する工程と、前記トラックエッ
チフィルムを化学処理する工程と、前記化学処理された
トラックエッチフィルムと前記標準試験材の厚さと前記
試験箔の各階段状部の厚さとからイオン打ち込み深さを
測定する工程とを含むことを特徴とするイオン打ち込み
深さの測定方法が得られる。
【0014】本発明によれば更に、イオンビームの透過
可能な標準試験材と、粒子の飛跡を記録するためのトラ
ックエッチフィルムと、前記標準試験材と前記トラック
エッチフィルムとの間に、厚さが階段状に変化する試験
箔を挾んで成ることを特徴とするイオン打ち込み深さの
測定方法用被試験材が得られる。
【0015】
【実施例】はじめに、本発明が適用されるビームスキャ
ニングラインについて説明する。サイクロトロンの出口
からビームスキャニングラインの照射ポートの間約十数
mは、高真空状態にしたパイプによって接続されてお
り、光学系のレンズに相当するQマグネットやスイッチ
ングマグネットによって、イオンビームの形成及び輸送
がおこなわれる。このうち、下流側約数mの部分をビー
ムスキャニングラインと称し、イオンビームを掃引する
ことにより均一な照射を得ることを目的とする。図1に
ビームスキャニングラインの全体図を示す。
【0016】照射ポートにて得られるイオンビーム径は
高々30mmであり、さらに、そのイオンビーム自体も
その発生原理上均一ではない。したがって、電力素子の
様に比較的大きな径のウエハ10に均一照射を実現する
ためには、イオンビームを掃引する必要がある。
【0017】本ビームスキャニングラインは、小型で制
御の簡単な、交流電磁石によるビームスキャニング方式
を採用しており、垂直と水平スキャン用の2台の交流電
磁石11,12を用い、適当な周波数(例えば25H
z、24.1Hz)の三角波交流磁場によってイオンビ
ームを網目状にスキャンする。
【0018】スキャンされたビームは、バキュームロッ
クのためのゲートバルブ13,14を通り、ウエハ・ハ
ンドリング装置15内で照射位置に設置されたウエハ1
0を均一に照射する。ウエハ10の直前には、照射面積
に応じたスリット(図示省略)を挿入して、不必要な部
分の放射化を防ぐ。そして、ウエハ保持板(図示せず)
を電気的に絶縁し、入力電荷量を正確に計測すること
で、ドーズ量:フルエンス(イオン数/cm2 )を管理
している。なお、16はビームシャッタであり、17〜
19はそれぞれターボ分子ポンプである。
【0019】はじめに、ドース量均一性の評価方法につ
いて説明すると、この評価方法には、図2に示す放射化
材料21とX線フィルム22及び図示しない走査型濃度
計が使用される。
【0020】放射化材料21は照射するイオンの種類及
びエネルギーに応じ、核反応断面積が大きく、短半減期
放射性核種(半減期1日以下)を核反応で生成でき、ま
た、照射されるイオンビームの飛程より十分厚い材料で
ある。例えば、照射イオンが3He2+で、エネルギーが
5MeV以上の場合、核反応断面積が比較的大きく、半
減期9.96分のβ+ 崩壊核11Cを12C( 3He,α)
11Cの核反応式で生成するグラファイト板(板厚2mm
以上)が有効な材料の一例となる。ただし、12Cの濃度
は測定面内で均一でなければならない。照射イオンが 2
+ (エネルギー3MeV以上)の場合も同様にグラフ
ァイト板、 1+ (エネルギー4MeV以上)の場合は
ボロン化合物や窒素・酸素化合物でその含有濃度が測定
面内で均一な板を用いる。
【0021】X線フィルム22はβ線やγ線にも感光
し、現像した時の濃度と露光された放射線の量が評価す
る領域で一定の関係をもつX線フィルムを用いる。例え
ば、商品名フジIXフィルム#100、デュポンNDT
75やコダックAAなどである。
【0022】走査型濃度計は現像されたX線フィルムの
濃度分布を走査方向に沿って記録するためのもので、商
品名サクラデンシトメータPDM−5などを用いる。
【0023】サイクロトロンのビーム、例えば 3He2+
をグラファイト板(12C)に照射した場合、12C( 3
e、pn)13N、あるいは、12C( 3He、α)11Cの
様な核反応によって、それぞれ半減期が10分、20分
の短半減期放射性核種が生成される。グラファイト板中
12Cの濃度は均一であるから、放出される放射線の量
は入射された 3He2+の個数、すなわちドーズ量に比例
するとみなせる。
【0024】したがって、放射線に感光する適当な感光
材料をグラファイト板に密着、露光し、現像すれば、ド
ーズ量の照射面内分布が写真の黒化度として表される。
【0025】この様に、短半減期の放射化材料を選べ
ば、実際の半導体照射時間に近い時間内での、ドーズ量
の面内均一性評価が可能であると共に、作業中の被曝量
を低くし、放射化材料の繰返し使用が可能となる。ま
た、走査型デンシトメータを用いれば、デンシトメータ
の記録がそのままドーズ量の面内分布の記録となる。
【0026】ドーズ量均一性の評価は以下の要領で行
う。
【0027】1)ビームスキャニングラインからのイオ
ンビームにより放射化材料21の必要な面内を照射す
る。生成する放射性核種は短半減期で、核反応断面積が
大きいため、照射に要する時間は短くてよい。
【0028】2)照射後、暗室内で放射化材料21とX
線フィルム22を密着させ、放射線をX線フィルム22
に露光する。
【0029】3)X線フィルム22を現像する。この
時、イオンの照射された領域は黒化する。
【0030】4)現像したX線フィルム22の濃度分布
から、10%程度以上のドーズ量の不均一性は目視で容
易に確認できる。
【0031】5)走査型濃度計を用い、現像されたX線
フィルム22の濃度分布を記録する。記録された濃度分
布はそのままドーズ量分布に比例する。
【0032】なお、放射化材料21は主に、短半減期放
射性核種を生成するため放射能の残留はほとんど無く、
3、4日ごとに、繰り返し使用が可能である。
【0033】次に、イオン打ち込み深さの測定方法につ
いて説明すると、この測定方法には図3(a)に示す標
準試験材31と階段型の試験箔32及びトラックエッチ
フィルム33が使用される。これらは、図3(b)に示
すように、標準試験材31とトラックエッチフィルム3
3との間に試験箔32を挾むようにして被試験板30を
形成している。
【0034】標準試験材31はイオン打ち込み深さを測
定したい材料を板状に加工したものである。その厚さは
一般的に知られている計算式を用いて計算された打ち込
み深さから決定するが、打ち込まれたイオンを試験箔3
2内で停止させるために、計算値よりも若干薄い厚さと
する。例えば、 1H(エネルギー18MeV)イオンを
シリコンへ入射した時の、 1Hイオンの打ち込み深さを
測定したい場合は、計算により得られた打ち込み深さは
1935ミクロンなので、標準試験材31は例えば、1
870ミクロン程度のシリコン板が望ましい。
【0035】試験箔32は図示のように大きさの異なる
薄い箔を階段状になるように重ねたもので、それぞれの
箔厚は測定したい分解能で決定する。材質は、理想的に
は標準試験材31と同じであるが、同じ材質の箔が入手
できない場合は、アルミ箔で代用する。例えば、アルミ
ニウム換算で15ミクロンの分解能で測定したい場合、
大きさの異なる15ミクロンのアルミ箔を5枚程度の階
段状に重ねる。
【0036】トラックエッチフィルム33は粒子の飛跡
を記録するために市販されている、商品名コダックCN
85などを用いる。
【0037】なお、標準試験材31の厚さを決定する式
は、例えば小川岩雄著「放射線」コロナ社出版(43〜
47頁)に示されている。
【0038】打ち込み深さの測定は以下の要領で行う。
【0039】1)標準試験材31、試験箔32、トラッ
クエッチフィルム33を図3(b)のように重ね、標準
試験材31側からイオンビームを照射する。照射時間は
短くてよい。
【0040】2)照射後、粒子線トラックを強調するた
めにトラックエッチフィルム33を化学処理する。この
時、イオンの通過できた範囲は白濁する。
【0041】3)化学処理により可視化されたトラック
エッチフィルム33から、イオンの通過できた試験箔3
2の厚さを調べる。標準試験材31と試験箔32の材質
が異なる場合は、イオンの通過できた試験箔32の厚さ
を、標準試験材31と同材質中でのイオン阻止能から計
算される等価厚さに換算する。
【0042】4)標準試験材31の厚さと、イオンの通
過できた試験箔32の厚さの合計が、イオンの打ち込み
深さに相当する。標準試験材31と試験箔32の材質が
異なる場合は、標準試験材31の厚さと、計算で得られ
た標準試験材31と同材質における等価厚さの合計が、
イオンの打ち込み深さとなる。
【0043】以上、本発明を説明してきたが、本発明に
よるドーズ量均一性の評価方法は、次のような試験にも
応用可能である。
【0044】1)放射化材料21の前面に、高速イオン
をある程度透過させる程度の厚さと元素分布を持つ試料
を置き、高速イオンを照射する。放射化材料21から放
出される放射線をドーズ量均一化の場合と同様の操作に
よりX線フィルム22に記録し、試料成分とイオンとの
反応感受性を反映したイオン透過写真を得て、材料試験
を行う。
【0045】2)放射化材料21のかわりに容易に放射
化できる材質の試験サンプルを置き、高速イオンを照射
する。この際、X線フィルムを試験サンプルの後部に設
置して同時照射するか、又は照射後の試験サンプルから
放出される放射線をX線フィルムに転写することによ
り、試験サンプルからの放射線をX線フィルム22に記
録し、試験サンプルの材料(元素)分布や内部の欠陥、
穴などを検査する。
【0046】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば次のような効果が得られる。
【0047】1)ドーズ量均一性の測定が簡単かつ短時
間でできる。
【0048】2)照射面内における、10%程度以上の
ドーズ量の不均一性が目視で識別可能である。
【0049】3)放射化材料を繰り返し使用できる。
【0050】4)イオン打ち込み深さの測定が簡単かつ
短時間でできる。
【0051】5)イオン打ち込み深さ測定の分解能が調
整可能である。
【0052】6)イオンの打ち込み深さが直接、測定可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるビームスキャニングライン
の概略構成図である。
【図2】本発明によるドーズ量均一性の評価方法に用い
られる材料を示した図である。
【図3】本発明によるイオン打ち込み深さの測定方法に
用いられる被試験材を示した図である。
【符号の説明】
10 ウエハ 11,12 交流電磁石 13,14 ゲートバルブ 15 ウエハ・ハンドリング装置 16 ビームシャッタ 17,18,19 ターボ分子ポンプ 21 放射化材料 22 X線フィルム 30 被試験材 31 標準試験材 32 試験箔 33 トラックエッチフィルム

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イオンビーム照射により短半減期放射性
    核種を生成する予め定められた放射化材料にイオンビー
    ムを照射する工程と、 前記イオンビームを照射された前記放射化材料にX線フ
    ィルムを密着させて該X線フィルムに前記放射化材料か
    らの放射線を露光する工程と、 前記放射線を露光された前記X線フィルムを現像し、現
    像された該X線フィルムにおける黒化の濃度分布からド
    ーズ量の均一性を評価する工程とを含むことを特徴とす
    るイオンビーム照射改質におけるドーズ量均一性評価方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のドーズ量均一性評価方法
    において、前記放射化材料として、照射されるイオンに
    応じてグラファイト板、ボロン化合物、窒素・酸素化合
    物等の放射化可能な材料のうちのいずれかを使用するこ
    とを特徴とするドーズ量均一性評価方法。
  3. 【請求項3】 イオンビームの透過可能な標準試験材と
    厚さが階段状に変化する試験箔とトラックエッチフィル
    ムとを上から順に重ねて成る被試験材にイオンビームを
    照射する工程と、 前記トラックエッチフィルムを化学処理する工程と、 前記化学処理されたトラックエッチフィルムと前記標準
    試験材の厚さと前記試験箔の各階段状部の厚さとからイ
    オン打ち込み深さを測定する工程とを含むことを特徴と
    するイオン打ち込み深さの測定方法。
  4. 【請求項4】 イオンビームの透過可能な標準試験材
    と、粒子の飛跡を記録するためのトラックエッチフィル
    ムと、前記標準試験材と前記トラックエッチフィルムと
    の間に、厚さが階段状に変化する試験箔を挾んで成るこ
    とを特徴とするイオン打ち込み深さの測定方法用被試験
    材。
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