JP2952257B2 - 減衰器械キネマチックマウント - Google Patents

減衰器械キネマチックマウント

Info

Publication number
JP2952257B2
JP2952257B2 JP10260503A JP26050398A JP2952257B2 JP 2952257 B2 JP2952257 B2 JP 2952257B2 JP 10260503 A JP10260503 A JP 10260503A JP 26050398 A JP26050398 A JP 26050398A JP 2952257 B2 JP2952257 B2 JP 2952257B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
instrument
damping
kinematic mount
struts
disposed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10260503A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11174173A (ja
Inventor
エス サイモニアン ステパン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TEII AARU DABURYUU Inc
Original Assignee
TEII AARU DABURYUU Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TEII AARU DABURYUU Inc filed Critical TEII AARU DABURYUU Inc
Publication of JPH11174173A publication Critical patent/JPH11174173A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2952257B2 publication Critical patent/JP2952257B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C7/00Connecting-rods or like links pivoted at both ends; Construction of connecting-rod heads
    • F16C7/04Connecting-rods or like links pivoted at both ends; Construction of connecting-rod heads with elastic intermediate part of fluid cushion
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64GCOSMONAUTICS; VEHICLES OR EQUIPMENT THEREFOR
    • B64G1/00Cosmonautic vehicles
    • B64G1/22Parts of, or equipment specially adapted for fitting in or to, cosmonautic vehicles
    • B64G1/52Protection, safety or emergency devices; Survival aids
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64GCOSMONAUTICS; VEHICLES OR EQUIPMENT THEREFOR
    • B64G1/00Cosmonautic vehicles
    • B64G1/22Parts of, or equipment specially adapted for fitting in or to, cosmonautic vehicles
    • B64G1/66Arrangements or adaptations of apparatus or instruments, not otherwise provided for
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/02Suppression of vibrations of non-rotating, e.g. reciprocating systems; Suppression of vibrations of rotating systems by use of members not moving with the rotating systems
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2326/00Articles relating to transporting
    • F16C2326/47Cosmonautic vehicles, i.e. bearings adapted for use in outer-space

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、減衰器械キネマチ
ックマウントに関する。
【0002】
【従来の技術】現在及び近い将来のいくつかの宇宙飛行
任務の推進重量効率を達成するために、宇宙船構造体に
はその構成に際して軽量かつ堅牢な先端的な複合材料の
使用が必要である。残念ながら、これらの軽量複合材料
は、ボルト結合された金属構造体とは違って、固有減衰
特性又は振動散逸特性をほとんど有していない。従っ
て、軽量で減衰性が低いために、多くの構造的サブシス
テムが、その器械及び電子観測機器を含めて、その機能
を損なう危険な高いレベルの振動を受けることがある。
ここで、特に関心を引くのが、精密キネマチックマウン
ト(KM)に取付けられた器械である。それらの構造技
術のために、これらのKMは固有減衰性がほとんどな
く、従って、飛行中に器械の振動環境を促進することに
なる。これらの環境作用は動力推進飛行中及びロケット
噴射装置(火工装置)の分離/切離しの場合に生じる。
事実、1984年までの宇宙船打上げ(打上げ回数60
0回)のうちの14%が振動/衝撃に関連した故障を経
験している。これらの故障の中で、50%は大惨事につ
ながる任務の失敗を招いている。
【0003】現在、宇宙船構造体全体の総振動応答レベ
ルを下げるグラファイト構造体の改良したものを形成す
るための努力が進行中である。軽量グラファイト複合材
料の構造を使用した多数の宇宙計画についての試験及び
解析の結果により、達成の見込みがある振動低減のレベ
ルでは、すでに開発済みの器械をその設計レベルの範囲
内に抑えるのに不十分となる可能性があることを示して
いる。従って、もし宇宙船構造体の振動低減が不十分で
あることが明らかになれば、器械用の付加的な振動低減
技術の開発を確認し、そのための準備を行う必要があ
る。図1では、器械10は、破線により表された長方形
の立体である。器械10は、その平面に対して垂直な荷
重だけに耐える6つの小さな精密研磨した平らなパッド
12、14、16、18、20、22により支持されて
いる(個別には、これらのパッドは曲げモーメントに耐
えることはできない)。重力の下では、3つのパッド1
2、14、16が器械10の重量を支持する、すなわ
ち、これらのパッドはz方向において抑制力を働かせ
る。それに加えて、これらのパッドは器械10がx軸及
びy軸に沿って回転するのを抑制する。パッド18、2
0は、器械10がy軸に沿って並進するのと、z軸に沿
って回転するのを抑制する。最後に、パッド22は器械
10がx軸に沿って並進するのを抑制する。
【0004】しかしながら、実際には、並進だけを抑制
し、回転(すなわち、曲げ作用)を抑制しない支持体の
リニア(直線)システムを構成することは非常に困難で
ある。従来の構成の3種類のキネマチックマウントを図
2〜図4に示す。これらの3種類のマウントは、図2〜
図4では、それぞれ24、30、36により表示されて
いる。これらのマウントは、一緒に取付けられたバー3
0、32、34、38、40、42、44の集合体を含
んでいる。マウント24(図2)は、矢印25により示
したように、主としてバー30の長手方向軸線に沿って
軸線方向に器械を抑制するように構成されている。バー
30の頂部及び底部には、ヒンジの動作を模倣し、それ
により、横方向の並進及び3つの軸に沿った回転の抑制
を最小限にするために、ノッチ26、28が形成されて
いる。同様の方法により、マウント30(図3)、マウ
ント36(図4)は、それぞれ矢印31、37により示
すように、主として2方向の並進、3方向の並進を抑制
するように構成されている。器械は、従来の配置のマウ
ント24、30、36を介して、宇宙船に取付けられて
いる。特定の器械の場合には、理想的なキネマチックマ
ウントが必要とする6つの抑制装置以外の追加の抑制装
置が有することのできる剛性の最大値を定める特別の性
能要件が考えられることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図2に示すようなキネ
マチックマウントは限定的な成功しか収めていない。た
とえこれらのマウントが打上げ荷重を安全に運ぶために
構成されたものであるにしても、これらの構造は、器械
10に伝わる荷重を最小限にするための備えがない。特
に、マウントが採用している6サスペンションモードで
は、振動減衰の効果はほとんどないことが予想され、従
って、取付けられた器械10に対する飛行荷重が増大す
ることになる。
【0006】本発明の目的は、新規な減衰機能を搭載し
たキネマチックマウントを提供することにある。本発明
の他の目的は、潜在的な損傷性の飛行荷重から器械を保
護するために、受動エネルギー散逸メカニズムを有する
キネマチックマウントを提供することにある。本発明の
付随的目的は、既存のKM構造体に合体させることがで
きるキネマチックマウントを提供することにある。本発
明のさらなる目的は、製造の複雑性及びコストを大きく
減らすために6つの同一のストラットエレメントを使用
するキネマチック取付け構成を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、マウントサスペンシ
ョンモードをほぼ非連結にするために、6ストラット構
成をわずかに再配置し、それによりKMの性能をさらに
高めることにある。本発明のさらにもう1つの目的は、
既存の構造の場合よりも少なくとも1〜2桁大きい大き
さの減衰を与える、臨界減衰の5〜17%のモーダル減
衰値をもたらすクーポンサンプルマウントについてのモ
ーダル振動試験を実現するキネマチックマウントを提供
することにある。
【0008】
【発明を解決するための手段】これらの目的及びその他
の目的は、第1及び第2の減衰手段を有する器械支持手
段を備え、減衰手段及び器械支持手段が所望の性能特性
を提供するように配置されている減衰器械キネチックマ
ウントにより達成される。この装置は、その一般的な性
格のために、整列安定性が重要な多数の精密器械又は光
学器械/センサに適用することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】キネマチックマウントは、精密光
学器械及びその他の高性能機械用のベース支持体として
広範に使用されている。宇宙空間用の場合、これらのマ
ウントは以下の2つの主たる要件を満たしていなければ
ならない。1)これらのマウントより精度の低い宇宙船
構造体へ取付けることにより、これらのマウントが、器
械の安定性に悪影響を及ぼさないこと。2)これらのマ
ウントは、打上げ中に、強力かつ安定した支持システム
を器械に提供し、取付けられた器械に伝わる荷重を最小
限にすること。もし取付けシステムが器械の6つの剛性
体モードだけを抑制し、器械のその他のあらゆる運動の
自由度を制限しないのであれば、第1の要件を満たすこ
とができる。これは、非理想的な宇宙船インタフェース
と熱膨張率の違いによる予測不能なモーメント荷重から
器械を基本的に隔離する静的決定取付けシステムと等価
である。
【0010】本発明の好ましい実施の形態によれば、キ
ネマチックマウントは、振動減衰材料をマウントの中に
挿入することにより改良されている。これらの減衰材料
は減衰メカニズムを6つのマウントサスペンションモー
ドに導入し、それにより、熱への散逸を起こし、器械へ
の高いエネルギー外乱を減少させる。キネマチックマウ
ントの改良により、強度、剛性及び運動学的な特性のよ
うな、不可欠な特徴が損なわれることはない。減衰メカ
ニズムは、マウントの機械仕上げヒンジ又は曲げ位置2
6、28、32、34、38、40、42、44のとこ
ろに提供することができる。上記の6つのマウントサス
ペンションモードの場合には、マウントの最も活動的部
分はこれらの曲げヒンジ位置に存在することになる。局
部的なダンパ(減衰器)をこれらの位置に構成すること
により、これらの比較的活動的な領域を利用することが
できる。これを多数の方法により行うことができ、ダン
パの構造の2つの実施の形態を図5及び図6に示す。
【0011】ダンパの構造の第1の実施の形態を図5で
確認できる。この実施の形態は、曲げ領域62のまわり
に配置された球形ダンパ46を使用している。曲げ領域
62は、器械支持手段24として使用されるバーストッ
ク30のノッチ26、28により形成されている。球形
ダンパ46は、同心配置された2つの部分シェル48、
50で構成されている。第1シェル48は一部が第2シ
ェル50の上に配置されている。第2シェル50は中実
の構造のものであってもよい。これらの2つの部分シェ
ル48、50は、一方の側面がシェル50の外部表面に
接合され、他方の側面がシェル48の内部表面に接合さ
れた粘弾性(VEM)減衰材料の比較的軟らかい層52
により、相互に連結されている。両方の部分シェルは、
位置58、60でマウントのバー部分に剛性取付けされ
た円筒形延長部54、56を有する。マウント46は打
上げ荷重の下で変形するので、マウント46がバーの両
端26、28が曲げヒンジ位置62において弾性的な回
転を受ける。回転の中心62でのいかなる曲げ作用も、
減衰粘弾性層52をせん断変形させることにより、球形
ダンパ46を作動させ、それにより、振動エネルギーを
熱の形態で散逸させる。適正なせん断係数、材料損失係
数及び厚さを有する適当なVEM52を選定することに
より、相当程度のレベルの減衰をキネマチックマウント
46のサスペンション振動モードに実現することができ
る。1つの実施の形態では、2つの部分シェル48、5
0はチタン合金で構成されている。変形形態では、2つ
の部分シェルは非金属である。
【0012】一見したところでは、ダンパの追加が望ま
しくない曲げ剛性をマウント46に加え、適切なキネマ
チックマウントの働きを損なうように思われるかもしれ
ない。しかしながら、そうではないことが判明してい
る。これは、VEM特性が、知られている方法で、振動
数(及び温度)依存性を有するからである。サスペンシ
ョンモーダル振動数が発生する比較的高い振動数におい
ては、VEMせん断係数が比較的高く、マウント46に
加わる曲げ剛性を高くし、それにより、打上げ荷重も散
逸させる。しかしながら、キネマチックマウントの働き
が必要とされる軌道上にある場合には、熱荷重が非常に
低い荷重率又は振動数で発生する。典型的には、1ヘル
ツよりもずっと低いこれらの低い振動数においては、V
EM52のせん断係数は、高い振動数の範囲と比べて、
少なくとも20〜30の係数で(20〜30分の1
に)、劇的に低下する。従って、金属製曲げヒンジ62
による曲げ剛性の影響に比べれば、熱荷重状況に加わる
ダンパの剛性は無視することができる。特定の宇宙適格
VEM52のこれらの新規な振動数依存特性のために、
VEM52は飛行中の減衰キネマチックマウント用の実
用的な材料の候補となる。
【0013】ダンパの構造の変形形態を図6に示す。こ
の実施の形態は円筒形スロットダンパ66を使用する。
ダンパ66は、複数のスロット65の内部に配置された
一連のOリング68を使用する。Oリングは宇宙適格の
高減衰のVEM製である。スロット65は、形成された
曲げヒンジ64のまわりに配置されている。単一の曲げ
ヒンジ62を使用する代わりに、多数の短い曲げ部がマ
ウントバーストック64に機械加工される。Oリング6
8は、器械10に加えられる振動力に応じて、引張力又
は圧縮力を受ける。マウント66を製造するためには、
軽量で、強度が大きいことから、一般的にはチタン合金
が使用される。上記の球形ダンパが、VEMにせん断変
形を起こすことにより機能するのに対して、この構造の
場合には、VEMに圧縮/引張を起こす。減衰性能に関
する限りは、圧縮/引張時の材料の減衰係数又は損失係
数はせん断の場合と同じである。図6をより詳細に見れ
ば、VEM製Oリングの代わりにVEM製ワッシャを使
用することもできることが明らかになる。いずれも場合
においても、曲げ剛性特性の違いは、適応可能な程度の
小さなものである。
【0014】一連の平ワッシャ68をモデル化し、解析
を行った。このモデルは、各々の長さが3.81ミリメ
ートル(0.15インチ)であり、直径が7.9375
ミリメートル(0.3125インチ)の一連の4つのア
ルミニウム(クーポンサンプルはアルミニウムを使用し
て製造されるので、この試作にはアルミニウムを選定し
た)曲げ部と、各々の厚さが0.508ミリメートル
(0.020インチ)であり、直径が33.3375ミ
リメートル(1.3125インチ)の4つのVEMワッ
シャの固体の有限要素モデルを含んでいる。解析結果に
より、3M社製のISD112材料で製造されたVEM
ワッシャの場合には、6つのサスペンションモードを臨
界モーダル減衰の10%も減衰させることができること
を明らかにしている。10%の減衰は、未対策のマウン
トに比べて少なくとも1桁の減衰の増加である。従っ
て、これらのサスペンションモードによる器械10の飛
行によって誘発されたランダム振動の応答は、未対策の
マウントによる応答の(1/10)の平方根又は0.3
2のレベルまで、ほぼ低下することになる。器械は高エ
ネルギーマウントモードにおいて約1/3の荷重しか受
けていないので、減衰対策なしの構成の場合に比べて大
きな性能の向上であると考えられる。
【0015】上の節では、キネマチックマウント(K
M)を機能させるために、6つの抑制装置の無限の配置
が存在すると述べた。上記の目的を達成する限りにおい
ては、自由な選択で、別の減衰KMの構造のコンセプト
を、本発明により使用することもできる。剛性/重量比
が非常に優れているために、トラス構造体を使用するこ
ともできる。変形例として、KMシステムを提供するた
めに、図3に示したマウント30の形状の3つの減衰バ
ージョンのセットを使用することもできる。これらは器
械10のベースに様々な形状で配列することができる。
古典的な配列パターンを図7に示す。この図では、見や
すくするために、6つのマウントトラスエレメント74
の各々が、線エレメントとして描かれている。前の節
(図5及び図6)で検討した減衰曲げヒンジの構造4
6、66はこの場合にも同様に十分に適用可能である。
図6の構造から類推すると、図7に示す6つのストラッ
ト74の各々は、図8に示す形をとることもできる。6
つのバー74の全てを同一のものにすることもできるの
で、図8及び図9の実施の形態は、単一ストラットの構
造だけを使用することもできる。マウントエレメント3
0及び36の各々を金属のブロックから一体構造で機械
加工することもできるので、これは大きな構造の簡素化
になる。対照的に、図8及び図9に示した構造の場合
は、標準のバーブロックの簡単な機械加工だけを行えば
よい。好ましい実施の形態では、標準バーブロックはチ
タン合金にすることもできる。
【0016】上記のマウントコンセプトの構造が単純で
あることに加えて、提案した取付けコンセプトには、そ
れ以外の利点及び望ましい特徴もある。図7に示すよう
な古典的な“v”字形形態を使用するのではなく、軸線
方向の作用線が器械10の内部の選ばれた箇所において
交差するように、各対のストラット30を配列すること
ができる。もしこれらの3つの作用線の交差点を、器械
の質量中心と同じ水平面にくるように選んだ場合に、器
械10の6つのサスペンション振動モードが、ほぼ非連
結になる。この取付け機構は、KMであることに加え
て、重心取付けシステムを構成している。動的外乱が器
械内に内在している適用においては、6つのほぼ非連結
のモードを得ることが重要な場合が多い。例えば、もし
器械が、マウント振動数の近くで、その質量中心を通過
する横方向の不均衡力を誘発する場合には、非連結のモ
ードを有する器械は横方向に動くだけであり、器械の照
準線の方向を回転的に乱すことはない。確かに、全ての
器械がこのタイプの性能を必要とするわけではないかも
しれないが、しかしながら、もしそうである場合には、
提案されている取付け機構がこの能力を提供する。
【0017】本発明のコンセプトは、 ・器械用支持手段。 ・支持手段に連結され、振動を減衰させるストラットで
あって、このストラットは、一体構造(モノリシック)
ではなく、バーストックから構成されている。 ・ストラットを曲げるための手段。 減衰の特徴は、 *球形 *円筒形 を含む。ストラットをどのように形成するか、すなわ
ち、「古典的な」配列;取付けのための構造。
【0018】・理想的にはチタン製であるキネマチック
マウント。
【0019】上記の説明から、本発明が、減衰キネマチ
ックマウントの使用により、潜在的な損傷性の飛行荷重
から器械を保護することを可能にすることが高く評価さ
れよう。各種の実施の形態の例示により本発明について
の説明を行ってきたが、当業者には、本発明の真の精神
と範囲から逸脱することなく、各種の変更を行い、その
エレメントについては、等価物で代替することもできる
ことが了解されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のキネマチックマウントの配置の例であ
る。
【図2】 従来のキネマチックマウントの構造の例であ
る。
【図3】 従来のキネマチックマウントの構造の例であ
る。
【図4】 従来のキネマチックマウントの構造の例であ
る。
【図5】 本発明の好ましい実施の形態によるダンパの
構造の横断面図である。
【図6】 本発明のもう1つの好ましい実施の形態によ
るダンパの構造の横断面図である。
【図7】 キネマチックマウントの配置パターンの例で
ある。
【図8】 本発明の好ましい実施の形態による単一スト
ラットの側面図である。
【図9】 図8の線A−Aにおける単一のストラットの
横断面図である。
【符号の説明】
10 器械 12 精密研磨した平らなパッド 14 精密研磨した平らなパッド 16 精密研磨した平らなパッド 18 精密研磨した平らなパッド 20 精密研磨した平らなパッド 22 精密研磨した平らなパッド 24 マウント 25 矢印 26 ノッチ 28 ノッチ 30 マウント 30 バー 31 矢印 32 バー 34 バー 36 マウント 37 矢印 38 バー 40 バー 42 バー 44 バー 46 曲げ領域 48 部分シェル 50 部分シェル 52 粘弾性減衰材料層 54 円筒形延長部 56 円筒形延長部 58 位置 60 位置 62 球形ダンパ 64 曲げヒンジ 65 スロット 66 円筒形スロットダンパ 68 Oリング 74 マウントトラスエレメント

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 器械支持手段と、 器械支持手段の一端に配置され、第1曲げヒンジのまわ
    りに配置された第1減衰手段と、 第1減衰手段に対向して器械支持手段の第2端に配置さ
    れ、第2曲げヒンジのまわりに配置された第2減衰手段
    と、 を備えていることを特徴とする減衰器械キネマチックマ
    ウント。
  2. 【請求項2】 器械支持手段が単一のストラットを備え
    ることを特徴とする請求項1に記載の減衰器械キネマチ
    ックマウント。
  3. 【請求項3】 単一のストラットがチタン合金で構成さ
    れていることを特徴とする請求項2に記載の減衰器械キ
    ネマチックマウント。
  4. 【請求項4】 器械支持手段が、互に対向して配置され
    た1対のストラットを備えることを特徴とする請求項1
    に記載の減衰器械キネマチックマウント。
  5. 【請求項5】 1対のストラットがチタン合金で構成さ
    れていることを特徴とする請求項4に記載の減衰器械キ
    ネマチックマウント。
  6. 【請求項6】 器械支持手段が2対のストラットを備
    え、これらのストラットの各対が、互に対向して配置さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の減衰器械キ
    ネマチックマウント。
  7. 【請求項7】 2対のストラットがチタン合金で構成さ
    れていることを特徴とする請求項6に記載の減衰器械キ
    ネマチックマウント。
  8. 【請求項8】 第1及び第2の減衰手段が、内部の部分
    球形シェルと、それの上に同心配置された外部の部分球
    形シェルとを含む球形ダンパであり、外部シェル及び内
    部シェルが、粘弾性減衰材料の比較的軟らかい層に固定
    されており、外部シェル及び内部シェルが、器械支持手
    段に連結する円筒形延長部を有することを特徴とする請
    求項1に記載の減衰器械キネマチックマウント。
  9. 【請求項9】 部分球形シェルがチタンで構成されてい
    ることを特徴とする請求項8に記載の減衰器械キネマチ
    ックマウント。
  10. 【請求項10】 第1及び第2の減衰手段が、器械支持
    手段のまわりに配置された複数のスロットの内部に配置
    された複数のOリング又はワッシャを含む円筒形スロッ
    トマウントダンパであることを特徴とする請求項1に記
    載の減衰器械キネマチックマウント。
  11. 【請求項11】 Oリングが宇宙適格の高減衰粘弾性材
    で構成されていることを特徴とする請求項10に記載の
    減衰器械キネマチックマウント。
  12. 【請求項12】 Oリングが合金で構成されていること
    を特徴とする請求項10に記載の減衰器械キネマチック
    マウント。
  13. 【請求項13】 器械支持手段が3対のストラットを備
    え、各ストラットが他のストラットと同一であり、各対
    のストラットは、二等辺三角形の器械支持ベースを形成
    するように、他の2対のストラットに対して配置されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の減衰器械キネマ
    チックマウント。
  14. 【請求項14】 器械支持手段が3対のストラットを備
    え、各ストラットが他のストラットと同一であり、各対
    のストラットは、軸線方向の作用線が器械の内部の選ば
    れた箇所において交差するように、他の2対のストラッ
    トに対して配置されていることを特徴とする請求項1に
    記載の減衰器械キネマチックマウント。
  15. 【請求項15】 作用線の交差点が、器械の質量中心と
    同じ水平面内にあることを特徴とする請求項14に記載
    の減衰器械キネマチックマウント。
JP10260503A 1997-09-12 1998-09-14 減衰器械キネマチックマウント Expired - Fee Related JP2952257B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/928199 1997-09-12
US08/928,199 US6017013A (en) 1997-09-12 1997-09-12 Damped instrument kinematic mounts

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11174173A JPH11174173A (ja) 1999-07-02
JP2952257B2 true JP2952257B2 (ja) 1999-09-20

Family

ID=25455868

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10260503A Expired - Fee Related JP2952257B2 (ja) 1997-09-12 1998-09-14 減衰器械キネマチックマウント

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6017013A (ja)
EP (1) EP0907038A3 (ja)
JP (1) JP2952257B2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6325351B1 (en) * 2000-01-05 2001-12-04 The Regents Of The University Of California Highly damped kinematic coupling for precision instruments
US6834841B2 (en) 2002-07-03 2004-12-28 Honeywell International Inc. Method and system for decoupling structural modes to provide consistent control system performance
US7270302B1 (en) * 2003-04-22 2007-09-18 Lockheed Martin Corporation Scalable thermal control system for spacecraft mounted instrumentation
EP1714051A1 (en) * 2004-02-06 2006-10-25 Koninklijke Philips Electronics N.V. Elastic interface device
US7967256B2 (en) * 2007-05-08 2011-06-28 Lockheed Martin Corporation Spacecraft battery thermal management system
US7887120B2 (en) * 2008-01-29 2011-02-15 Transtex Composite Inc. Aerodynamic trailer skirts
US9004575B2 (en) 2010-08-03 2015-04-14 Gary Alan Grandominico Aerodynamic skirt assembly
CA2940932C (en) 2015-09-07 2022-07-19 Transtex Composite Inc. Self-repositioning strut portion for aerodynamic skirt
US10384728B2 (en) 2016-03-28 2019-08-20 Transtex Llc Beam connector and method of installation thereof
CN108866966B (zh) * 2017-05-12 2022-06-17 佛山市顺德海尔电器有限公司 洗衣机用角板及洗衣机
CN111577826B (zh) * 2020-03-31 2021-12-03 上海卫星工程研究所 一种细长型长行程压溃式防反弹多级抗过载缓冲结构
CN112064490A (zh) * 2020-08-17 2020-12-11 中铁大桥局集团有限公司 一种工型钢梁减振装置及工型钢组合梁
CN115848548B (zh) * 2022-11-17 2024-04-05 昆明理工大学 一种二分之一车的isd多层悬架支撑装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2796920A (en) * 1955-02-01 1957-06-25 Gen Tire & Rubber Co Chair back support
US2881995A (en) * 1957-11-19 1959-04-14 Gen Tire & Rubber Co Vibration damping shock absorbing support
US3329453A (en) * 1964-02-13 1967-07-04 Columbus Auto Parts Joint for steering linkage arm or the like
CH660406A5 (de) * 1983-08-31 1987-04-15 Schrepfer Rudolf Ag Mit federn ausgeruesteter mechanischer schwingungsdaempfer.
US4901486A (en) * 1987-03-06 1990-02-20 Kajima Corporation Elasto-plastic damper
US4807841A (en) * 1988-03-22 1989-02-28 Serge Abend Omnidirectionally tilting and swivelling support mechanism for chairs or the like
FR2639077B1 (fr) * 1988-11-17 1990-12-28 Caoutchouc Manuf Plastique Support elastique a rotules deformables pour la fixation d'un garnissage avec rappel elastique amorti presentant une course laterale importante
US5366200A (en) * 1992-09-29 1994-11-22 Scura John E Shock mount assembly
US5710396A (en) * 1996-01-02 1998-01-20 Rogers; Lynn C. Energy-dissipating vibration damping structure
US5642956A (en) * 1996-01-25 1997-07-01 Regents Of The University Of California Adjustable link for kinematic mounting systems
US5676356A (en) * 1996-05-30 1997-10-14 The Boler Company Flexible bolster

Also Published As

Publication number Publication date
EP0907038A3 (en) 2004-02-04
JPH11174173A (ja) 1999-07-02
EP0907038A2 (en) 1999-04-07
US6017013A (en) 2000-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2952257B2 (ja) 減衰器械キネマチックマウント
Kamesh et al. Passive vibration isolation of reaction wheel disturbances using a low frequency flexible space platform
US6325351B1 (en) Highly damped kinematic coupling for precision instruments
EP0848186A2 (en) Isolator apparatus for multi-dimensional vibrational disturbances
Davis et al. Second-generation hybrid D-strut
JPH05238496A (ja) 支持構造体と被支持構造体の間で震動を受動的に分離するための震動分離および減衰装置
JP5981559B2 (ja) 振動絶縁システム及び方法
Alberts et al. Dynamic analysis to evaluate viscoelastic passive damping augmentation for the space shuttle remote manipulator system
US5419528A (en) Vibration isolation mounting system
Flint et al. Active/passive counter-force vibration control and isolation systems
US5390891A (en) Apparatus for mounting equipment in a shock absorbing manner
US20200002028A1 (en) Shock absorber for an object placed in a medium subjected to vibrations and corresponding shock absorber system
US11913755B2 (en) Method for shock attenuation device using a pivot mechanism
Anderson et al. Satellite ultraquiet isolation technology experiment (SUITE): electromechanical subsystems
Boyd et al. Performance of a launch and on-orbit isolator
Shi et al. Design and dynamic analysis of micro-vibration isolator for single gimbal control moment gyro
Park et al. Performance Enhancement of Spaceborne Cooler Passive Launch and On-Orbit Vibration Isolation System
Baister et al. Small optical-terminal designs with a softmount interface
Shi et al. Vibration isolation methods in spacecraft: A review of current techniques
Telkamp et al. Design considerations for composite materials used in the Mars Observer Camera
Doyle Structural line-of-sight jitter analysis for MLCD
Yuan et al. Microvibration isolation in sensitive payloads: methodology and design
Abhilash et al. Passive Flexural Ring Micro-Vibration Isolator for Spacecraft Actuators
Luo et al. Design and Modeling of Micro-vibration Isolation for Spacecraft Flywheel
Yotov et al. Development and testing of an electromagnetic platform for microvibration suppression

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees