JP2949242B2 - コンデンサの絶縁抵抗測定装置 - Google Patents

コンデンサの絶縁抵抗測定装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はコンデンサの絶縁抵抗を測定するための絶縁
抵抗測定装置、特にコンデンサに流れる電流を一定化す
るための定電流回路に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、コンデンサの絶縁抵抗測定では、耐圧測定も
兼ねるので、コンデンサの種類によって印加測定電圧も
異なる。また、印加時の初期電流は印加電圧が変わって
も一定であることが要求される。さらに、コンデンサは
正電圧を印加した場合と負電圧を印加した場合とで漏れ
電流が異なることがあるので、正逆の両電圧で測定する
場合もある。
このような要求に応じるため、第2図のような絶縁抵
抗測定装置が提案されている。即ち、1は正弦波発生
器、2は正側の直流測定電源、3は負側の直流測定電源
であり、それぞれの一端はアースされ、他端は切換器4
によって択一的に切り換えられる。なお、4aはアース側
端子である。切換器4は複数の制限抵抗5aを並列接続し
てなる電流制限回路5の入力端Aに接続され、この電流
制限回路5は切換器6によって任意の制限抵抗5aを択一
的に選択する。電流制限回路5の出力端Bは被検体であ
るコンデンサ7の一端に接続され、コンデンサ7の他端
はOPアンプ8の負入力に接続される。なお、OPアンプ8
の正入力はアースされている。OPアンプ8の出力端は帰
還抵抗9を介して負入力に接続されるとともに、切換器
10とRMS/DC変換器11とに接続される。切換器10をOPアン
プ側端子10aへ切り換えると、OPアンプ8の出力はその
ままA/D変換器12へ送られ、切換器10をRMS/DC変換器側
端子10bへ切り換えると、OPアンプ8の出力はRMS/DC変
換器11を経てA/D変換器12へ送られる。なお、この測定
装置では、回路を簡素化するためOPアンプ8の入力保護
回路等は省略してある。
上記測定回路を用いて被検体であるコンデンサ7の絶
縁抵抗を測定する方法を説明する。
まず、コンデンサ7の種類により正負の測定電源2,3
の出力電圧を設定し、かつ規定の電流となるように制限
抵抗5aの中から適切なものに切換器6を切り換える。次
に、絶縁抵抗の測定に先立ち、コンデンサ7が正しく測
定端子に接触しているかを確認するため、切換器4を正
弦波発生器1側へ切り換え、回路に正弦波信号を流す。
同時に、切換器10をRMS/DC変換器側端子10bへ切り換え
る。その結果、正弦波信号つまり交流信号がコンデンサ
7を通り、OPアンプ8で増幅された後、RMS/DC変換器11
で実効値に対応した直流信号に変換される。そして、こ
の直流信号をA/D変換器12でデジタル化し、解析する。
デジタル化された信号が基準以下であれば、接触不良で
ある。
接触が良好であれば、まずコンデンサ7の正電圧によ
る絶縁抵抗を測定する。この時、切換器4を正側の直流
電流2へ切り換えると同時に、切換器10をOPアンプ側端
子10aへ切り換える。これにより、制限抵抗5aで制限さ
れた電流はコンデンサ7に充電される。充電後、コンデ
ンサ7の漏れ電流をOPアンプ8でI/V変換し、この出力
電圧をA/D変換器12でデジタル化したものを解析し、電
圧換算でコンデンサ7の絶縁抵抗を計算する。
逆電圧を測定する場合、コンデンサ7の正充電電圧を
一旦放電する必要があるため、切換器4をまずアース側
端子4aへ切り換え、ついで切換器4を負側の直流電流3
へ切り換える。その後、上記の正電圧による絶縁抵抗測
定と同様にして、負電圧による絶縁抵抗測定が行われ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上記絶縁抵抗測定装置の場合、抵抗による
電流制限回路5を使用しているため、測定電源2,3の電
圧を変えると、充電電流が変化してしまうことになる。
そのため、測定する電圧値に応じて制限抵抗5aを何種類
か用意して切り換える必要があり、回路が複雑化すると
ともに、切換に手間がかかるという問題があった。
また、コンデンサの充電がCRの時定数によるexpカー
ブとなるため、充電時間がかかり、測定効率が悪いとい
う問題もあった。
そこで、本発明の目的は、測定電圧を代えてもコンデ
ンサに一定の電流を流すことができ、正逆の測定電圧の
定電流化が可能で、かつ測定効率の良好なコンデンサの
絶縁抵抗測定装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、正と負の直流
測定電源と、何れかの測定電源に選択的に切り換える切
換器と、測定電源から切換器を介して供給される電流を
一定化する定電流回路と、定電流回路の出力端に接続さ
れる被検体であるコンデンサの漏れ電流を電圧に変換す
るI/V変換器とを備え、I/V変換器の出力電圧によりコン
デンサの絶縁抵抗を測定する測定装置において、上記定
電流回路は、正逆直列接続された2個のエンハンスメン
ト型FETと、各FETのソース−ドレイン間に並列接続さ
れ、ソースからドレイン方向への電流の流れを許容する
保護ダイオードと、夫々のFETのゲート−ソース間に直
流電圧を印加する測定電源と独立したバイアス電源と、
各FETのソースに直列接続された定電流負帰還用の抵抗
と、バイアス電源の出力電圧を分圧して各FETのゲート
に印加するゲート−ソース間電圧設定用の抵抗とを備え
てなるものである。
〔作用〕
測定電源の電流は、定電流負帰還用の抵抗,一方のFE
T,他方のFET,定電流負帰還用の抵抗の順に流れる。FET
のドレイン−ソース間を流れる電流値はゲート−ソース
間の電位差により決まる。ゲート−ソース間の電位差
は、バイアス電源の出力電圧をゲート−ソース間電圧設
定用の抵抗で分圧した電圧から、定電流負帰還用の抵抗
に電流が流れることによる電圧降下分を差し引いたもの
となるので、定電流負帰還用の抵抗を流れる電流が増大
すると、その電圧降下が大きくなり、ゲート−ソース間
の電位差が縮まり、そのためドレイン−ソース間に流れ
る電流が小さくなる。このように、FETの定電流特性を
利用して測定電圧を変えても常に一定の電流をコンデン
サに流すことができる。また、2個のFETは逆向きに接
続されているので、片方のFETにはソースからドレイン
方向へ電流が流れようとし、このFETを損傷するおそれ
があるので、保護ダイオードが並列接続されている。し
たがって、この場合には他方のFETによって定電流化を
行う。このように、正逆いずれの測定電圧が印加されて
も定電流化が可能となる。
本発明においてエンハンスメント型FETを使用した理
由は、デプレション型FETでは高電圧に耐え得られず、
数百ボルトを印加するコンデンサの耐圧測定には不向き
であるのに対し、エンハンスメント型では高耐圧性を備
えているためである。
また、バイアス電源はエンハンスメント型FETのゲー
ト−ソース間に電位差を持たせるために用いられ、測定
電源やコンデンサとは独立したGNDレベルを持つ電源を
いう。
〔実施例〕
第1図は本発明にかかる定電流回路の一例を示す。
入力端子Aは第2図における測定電源側に接続され、
出力端子Bはコンデンサ側に接続される。20,21はA,B間
に互いに逆向きに直列接続されたエンハンスメント型MO
S−FETであり、FET20,21のソース(S)−ドレイン
(D)間にはソースからドレイン方向への電流の流れを
許容する内部保護ダイオード22,23が並列接続されてい
る。A端とFET20のソース(S)との間、およびB端とF
ET21のソース(S)との間には夫々定電流負帰還用の可
変抵抗24,25が接続され、FET20,21のゲート(G)は夫
々ゲート−ソース間電圧設定用の可変抵抗26,27と接続
されている。電圧設定用の可変抵抗26,27の両端はバイ
アス電源の一例であるDC/DC変換器28,29の二次側に接続
されており、各DC/DC変換器28,29の二次側の負極が夫々
A,B端と接続されている。なお、DC/DC変換器28,29の一
次側は共通の直流電源30に接続されている。
上記構成の定電流回路において、被検体(コンデンサ
7)の正電圧による絶縁抵抗測を測定する場合には、電
流がA端からB端へと流れる。この時、FET20側は内部
保護ダイオード22を流れ、定電流作用はFET21で行う。
即ち、FET21のゲート(G)にはDC/DC変換器29の出力電
圧を可変抵抗27で分圧した電圧が印加され、ソース
(S)の電圧はB端に比べて可変抵抗25に電流が流れる
ことによる電圧降下分だけ高い。つまり、FET21のゲー
ト(G)−ソース(S)間の電位差は、DC/DC変換器29
の出力電圧を可変抵抗27で分圧した電圧から、可変抵抗
25に電流が流れることによる電圧降下だけ差し引いたも
のとなる。FET21のドレイン(D)−ソース(S)間を
流れる電流値はゲート(G)−ソース(S)間の電位差
によって決定されるので、可変抵抗25を流れる電流が増
大すると、電圧降下が大きくなり、ゲート(G)−ソー
ス(S)間の電位差が縮まり、これによりドレイン
(D)−ソース(S)間を流れる電流が小さくなる。こ
のようにして、被検体に流れる電流が自動的に一定化さ
れる。
また、被検体の負電圧による絶縁抵抗を測定する場合
には、電流がB端からA端へと流れるので、上記とは逆
に、FET21側は内部保護ダイオード23を流れ、定電流作
用はFET20で行うことになる。
なお、被検体が正しく測定端子に接触していることを
確認するため、本定電流回路に交流信号を流しても何ら
支障がない。
上記実施例の定電流回路では、2個のFET20,21をドレ
インコモンにして正逆直列接続したが、これを左右入れ
替えてソースコモンにして正逆直列接続しても同様の効
果を奏することは勿論である。また、バイアス電源とし
てDC/DC変換器28,29を使用したのは、FET20,21がエンハ
ンスメント型であり、かつ定電流回路の両端A,Bがフロ
ーティングとなっているからである。さらに、定電流負
帰還用の抵抗24,25とゲート−ソース間電圧設定用の抵
抗26,27として可変抵抗を使用したが、固定抵抗を使用
して調整を不要化してもよい。
〔発明の効果〕
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、エン
ハンスメント型FETの定電流特性を利用してコンデンサ
に流れる電流を一定化したので、従来の抵抗による電流
制限回路と異なり、印加測定電圧を変えても常に一定の
電流が得られ、多数の部品を必要とせず、かつ切換の手
間も必要としない。
また、2個のFETを逆向きに直列接続しているので、
正逆いずれの電流に対しても定電流化でき、かつ交流電
流を流しても支障がない。
さらに、従来の電流制限回路ではコンデンサの充電が
CRの時定数によるexpカーブとなるので、充電時間がか
かるのに対し、本発明ではFETを使用しているので、充
電時間を格段に短縮でき、測定効率が良いという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる定電流回路の一例の回路図、第
2図は従来の絶縁抵抗測定装置の回路図である。 2,3……測定電源、7……コンデンサ、8……OPアンプ
(I/V変換器)、20,21……FET、22,23……保護ダイオー
ド、24,25……定電流負帰還用抵抗、26,27……ゲート−
ソース間電圧設定用抵抗、28,29……バイアス電源。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正と負の直流測定電源と、何れかの測定電
    源に選択的に切り換える切換器と、測定電源から切換器
    を介して供給される電流を一定化する定電流回路と、定
    電流回路の出力端に接続される被検体であるコンデンサ
    の漏れ電流を電圧に変換するI/V変換器とを備え、I/V変
    換器の出力電圧によりコンデンサの絶縁抵抗を測定する
    測定装置において、 上記定電流回路は、正逆直列接続された2個のエンハン
    スメント型FETと、各FETのソース−ドレイン間に並列接
    続され、ソースからドレイン方向への電流の流れを許容
    する保護ダイオードと、夫々のFETのゲート−ソース間
    に直流電圧を印加する測定電源と独立したバイアス電源
    と、各FETのソースに直列接続された定電流負帰還用の
    抵抗と、バイアス電源の出力電圧を分圧して各FETのゲ
    ートに印加するゲート−ソース間電圧設定用の抵抗とを
    備えてなることを特徴とするコンデンサの絶縁抵抗測定
    装置。
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