JP2948191B1 - ダンフォース型アンカー - Google Patents

ダンフォース型アンカー

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JP2948191B1
JP2948191B1 JP6657698A JP6657698A JP2948191B1 JP 2948191 B1 JP2948191 B1 JP 2948191B1 JP 6657698 A JP6657698 A JP 6657698A JP 6657698 A JP6657698 A JP 6657698A JP 2948191 B1 JP2948191 B1 JP 2948191B1
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幸明 町田
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有限会社町田技研工業
幸明 町田
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Abstract

【要約】 【課題】 揚錨が不可能な場合にシャンクの伸びる方向
を変更することができ、揚錨を達成することのできるダ
ンフォース型アンカーを提供すること。 【解決手段】 ダンフォース型アンカーは、基礎部分2
0と、基礎部分から水平方向両側方に突出し前方に伸び
て先端が尖鋭とされた平板状のフレーク15と、フレー
ク間の間隙を介してフレークと直角な面内で回動するよ
う連結されたシャンク11と、姿勢規制ロッド25と、
基礎部分に設けられたストッパピン24とを有してな
り、シャンクは、フレークの面方向と一致した基準方向
から上下両方向にそれぞれ90度を超える角度範囲にわ
たる回動可能範囲を有すると共に、ストッパピンにより
規制された、上下両方向にそれぞれ90度より小さい角
度範囲の自由回動範囲を有し、ストッパピンは、シャン
クに限界支持力以上の回動力が作用されたときに破断さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船舶用アンカーの
うち、ダンフォース型アンカーに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に船を水上において固定するための
アンカーとしては、ダンフォース型、ネービー型、マッ
シュルーム型、ホールディング型、ストック型などの種
々のものが知られており、目的とする船の大きさ、種類
および使用目的などの条件に応じて、適宜のものが選ば
れて使用される。以上のうち、特にダンフォース型アン
カーは、取扱いが簡単で価格が低く、小型で収納も容易
なことから、遊漁船、レジャーボートなどの比較的小型
の船に適したアンカーである。
【0003】図3は、従来のダンフォース型アンカー3
0の説明用斜視図である。この図において、11はシャ
ンク、15はフレーク、20は基礎部分、25は姿勢規
制ロッドを示す。基礎部分20は、前後方向に伸びる一
対の支持基板16,16を有し、この支持基板16,1
6からそれぞれ水平方向両側方に突出すると共に前方に
向かって伸びるよう、一対の平板状のフレーク15,1
5が溶接されて設けられている。17,17は一対の潜
行案内板であって、支持基板16,16の後端部におい
てその上縁および下縁に一体に溶接されて設けられてい
る。
【0004】姿勢規制ロッド25は、支持基板16を貫
通して水平方向に両側方に突出して伸びる状態で固定さ
れ、更にシャンク11は、その基端部が、一対の支持基
板16,16の間の間隙Gに挿入されて前記姿勢規制ロ
ッド25を回動中心軸として上下両方向に回動自在に連
結されている。従ってシャンク11は、一対のフレーク
15,15の間の間隙Gを通る垂直な回動面内において
上下方向に回動可能に支持されている。12はシャンク
リングである。
【0005】ここで、シャンク11の回動範囲は、上下
一対の潜行案内板17,17の各前縁に当接するまでの
角度範囲であって、通常、フレーク15,15が伸びる
方向と一致した基準方向から上下両方向にそれぞれ例え
ば約45度、すなわち、当該基準方向を中心として合計
約90度の角度範囲とされており、それを超えて回動す
ることは不可能である。
【0006】このような構成のダンフォース型アンカー
30は、図4に示すように、そのシャンク11の先端の
シャンクリング12に金属チェーン13の一端が連結さ
れると共に、この金属チェーン13の他端に船から伸び
る係留ロープ14が連結されて使用される。すなわち、
金属チェーン13および係留ロープ14が連結された状
態で、船上から当該アンカーを水中に投錨すると、当該
アンカーはその自重によって水中を沈降する。
【0007】そして、水底に到達すると、姿勢規制ロッ
ド25の作用により、フレーク15のいずれかの面が上
面となって大略水平方向に延びる状態(姿勢規制ロッド
25が水平方向、基礎部分20の支持基板16が垂直方
向となる状態)となる。すなわち、仮にフレーク15が
垂直方向となる状態で当該アンカーが水底に到達した場
合には、先ず姿勢規制ロッド25の一方の先端が最先に
着底するので、全体の重心位置の関係から、当該アンカ
ーは当該姿勢規制ロッド25の先端を中心として倒れ、
その結果、水底において、当該アンカーは常にフレーク
15のいずれかの表面が上面となる姿勢となる。なお、
ダンフォース型アンカーは、フレーク15,15のいず
れの面が上面となる姿勢であってもその作用は全く同一
であり、それは、当該アンカーが、シャンク11が伸び
る軸に関して左右対称であり、フレーク15,15の伸
びる面に関して上下対称の構造を有するものだからであ
る。
【0008】水底においては、図4に示されているよう
に、シャンク11は、その先端に連結された金属チェー
ン13の重量によって水底面Sに沿って伸びる状態とな
る。そして、この状態で船が潮流、波浪、水流あるいは
風などの影響によって移動させられると、係留ロープ1
4を介してアンカー30が引かれてシャンク11の先端
が前方となる姿勢で移動するようになるが、このとき、
フレーク15,15の先端が鋭角となっているために、
当該先端が水底の砂に突き刺さった状態となって更にそ
のまま水底の砂中に食い込むようになり、その結果、当
該アンカー自体が水底で固定化され、従って船に対して
大きな固定力が発揮される。このとき、シャンク11
は、基準方向から或る大きさの角度だけ回動した状態で
ある。
【0009】このように、ダンフォース型アンカーは、
例えば水底が砂または泥である場合に大きな固定力が得
られるものであるが、例えば水底が岩礁であるような場
合には、揚錨することができない場合がある。具体的に
説明すると、揚錨する場合には係留ロープを巻き上げて
アンカーを水底から離れさせればよいのであるが、例え
ば図5の(ロ)に示すように、フレーク15が岩礁Rの
割れ目などに進入してしまった場合には、シャンク11
の先端に大きな揚錨力を作用させても、その方向がフレ
ーク15が引き抜かれる方向と異なるため、有効な離脱
方向力を作用させることができず、結局、揚錨すること
ができない。このような場合には、船において係留ロー
プを切断するなどの緊急措置が必要となり、アンカーそ
のものが無駄となってしまう。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のダン
フォース型アンカーにおける、揚錨力が作用される方向
が限られているという問題点を解決するためになされた
ものであって、その目的は、通常の揚錨が不可能な場合
にシャンクの伸びる方向を変更することができ、従って
確実に揚錨を達成することのできるダンフォース型アン
カーを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のダンフォース型
アンカーは、各々前後方向に平行して伸び、前方に向か
うに従って上下方向の幅が次第に小さくなる楔形の2枚
の垂直な支持基板よりなる基礎部分と、各々この基礎部
の支持基板から水平方向両側方に突出すると共に前方
に伸びて先端が尖鋭とされた一対の平板状のフレーク
と、前記基礎部分の2枚の支持基板の間の間隙を介して
当該フレークの伸びる面とは直角な回動面内で回動する
よう、その基端部が前記基礎部分に回動可能に連結され
たシャンクと、前記基礎部分における支持基板の後端部
において、後方に向かうに従って外方に傾斜する上縁お
よび下縁に沿って一体に溶接された、その前縁から後方
に伸びる溝が形成された潜行案内板と、前記基礎部分に
設けられた、水平方向両側方に突出する姿勢規制ロッド
と、前記基礎部分の2枚の支持基板の間の間隙を横断し
て伸びるよう当該支持基板に保持されたストッパピンと
を有してなり、前記シャンクは、前記潜行案内板に形成
された溝により、前記フレークの面方向と一致した基準
方向から上下両方向にそれぞれ90度を超える角度範囲
にわたる回動可能範囲を有すると共に、前記ストッパピ
ンにより規制された、基準方向から上下両方向にそれぞ
れ90度より小さい角度範囲の自由回動範囲を有し、前
記ストッパピンは、前記シャンクに限界支持力以上の回
動力が作用されたときに破断されることを特徴とする。
【0012】以上において、ストッパピンにより規制さ
れるシャンクの自由回動範囲が基準方向から上下両方向
にそれぞれ60度以下の角度範囲であることが好まし
く、また、シャンクの回動可能範囲が基準方向から12
0度以上の角度範囲であることが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明について具体的に説
明する。図1は、本発明に係るダンフォース型アンカー
の一例の正面図、図2は、平面図である。なお、以下に
おいて、「前後方向」とは図1で左右方向をいい、「上
下方向」とは図1で上下方向をいい、「幅方向」とは図
2で上下方向をいうものとする。
【0014】図において、10はアンカー、11はシャ
ンク、15はフレーク、20は基礎部分、25は姿勢規
制ロッドである。基礎部分20は、2枚の平行して伸び
る垂直方向板よりなる支持基板16,16を有する。こ
の支持基板16,16の各々は、正面形状が前後方向に
細長く伸び、前方(図で右方)に向かうに従って上下方
向の幅が次第に小さくなる楔形の全体形状を有し、シャ
ンク11の回動通路となる間隙Gを介して互いに幅方向
に対向した状態とされている。
【0015】この支持基板16,16の前後方向におけ
る後端(図の左方)側の約1/3の部分には、前後方向
に若干長い矩形状の潜行案内板17,17が、それぞ
れ、両支持基板16,16の上縁および下縁に沿って傾
斜して伸びるよう溶接して設けられている。姿勢規制ロ
ッド25は、支持基板16,16を貫通して幅方向に伸
びるよう設けられており、支持基板16,16に対して
幅方向に移動が禁止された状態に固定されている。この
姿勢規制ロッド25は、その両先端部25A,25Aが
いずれも、当該アンカーにおいて外方に大きく突出した
位置とされている。
【0016】フレーク15,15の各々は、支持基板1
6,16の前方(図の右方)側の約2/3の部分におい
て、当該支持基板16,16の外面から幅方向外方に突
出すると共に前後方向に伸びるよう溶接して設けられた
平板よりなり、その前方側の外側縁は前方に向かうに従
って2段にわたって内方に傾斜する斜辺15A,15A
とされ、内側縁15B,15Bは直線状であり、先端部
15C,15Cは、支持基板16,16の前端より僅か
に前方に突出して、斜辺15A,15Aと内側縁15
B,15Bとによって区画された尖鋭端とされている。
【0017】シャンク11は、前後方向に伸びる板状の
棒体よりなり、図の例では前方に向かうに従って僅かに
その上下方向の幅が小さくなる形状とされている。この
シャンク11の後端に位置する基端部は、姿勢規制ロッ
ド25を回動軸として回動自在に連結されている。具体
的には、当該シャンク11の基端部には、姿勢規制ロッ
ド25の外径より大きい内径の貫通孔が形成されてお
り、この貫通孔内に姿勢規制ロッド25が遊嵌された状
態に挿通されている。
【0018】シャンク11の前後方向の長さは、それが
フレーク15,15の伸びる前後方向と一致した基準方
向位置にある状態(図示の状態)において、その先端部
11Aがフレーク15,15の先端部15C,15Cよ
り更に前方に突出する長さであり、当該先端部11Aに
は、シャンクリング12が連結されている。26は、潜
行案内板17,17間に伸びる補強用ロッドであり、2
7はこの補強用ロッド26に設けられた標示ブイ連結用
リングである。
【0019】以上のような基本的な構成を有するダンフ
ォース型アンカーにおいて、更に、一対の潜行案内板1
7,17の各々には、その前縁17A,17Aの中央部
から後方に伸びる溝22,22が形成されており、この
溝22,22により、シャンク11が当該潜行案内板1
7,17の前縁17A,17Aを通過して更に上方また
は下方に回動する進入路が形成されており、当該溝2
2,22の底部よってシャンク11の回動限界が決定さ
れる。従ってシャンク11は、図1に鎖線で示すB状態
のように、上下両方向に大きく回動可能であって、その
回動可能範囲は、基準方向から上下両方向にそれぞれ9
0度を大きく超える角度範囲とされる。具体的には、回
動可能範囲は、基準方向から上下両方向にそれぞれ12
0度以上であることが好ましく、特に135度〜150
度の範囲であることが好ましい。なお、図1の例では、
135度である。
【0020】また、支持基板16,16には、潜行案内
板17,17の前縁17A,17Aの近傍の位置に、間
隙Gを横断して伸びるストッパピン24,24が、その
両端が支持基板16,16に形成された貫通孔に嵌入さ
れた状態で保持固定されており、これにより、図1に鎖
線で示すA状態のように、シャンク11の自由回動範囲
が規制される。すなわち、当該ストッパピン24,24
に当接するまでの角度範囲において、シャンク11は自
由に回動することができる。このストッパピン24,2
4は、例えばスプリングピンと称される断面形状がC字
状のピン材により形成されており、特定の限界支持力を
有するものであり、当該限界支持力を超える力が作用さ
れたときには当該ピンそれ自体が破断するものである。
【0021】以上において、ストッパピン24,24の
設置位置は、シャンク11の自由回動範囲が、基準方向
から上下両方向に90度より小さい角度範囲となる状態
とされることが必要である。具体的には、自由回動範囲
は、基準方向から上下両方向にそれぞれ60度以下であ
ることが好ましく、特に30度〜50度の範囲であるこ
とが好ましい。なお、図1の例では、45度である。
【0022】以上のような構成のダンフォース型アンカ
ーによれば、平常の使用では、シャンク11は、ストッ
パピン24,24によって規制される自由回動範囲にお
ける角度範囲で回動自在であり、従来のダンフォース型
アンカーと全く同様にして使用することができる。
【0023】而して、投錨されたときにフレーク15が
岩礁の割れ目などに食い込んで通常の揚錨操作によって
は揚錨することができない場合には、水上の船を、当該
アンカーの位置を中心として180度旋回した反対側に
進める。このとき、水底のアンカーにおいては、先端に
加わる力によってシャンク11がストッパピン24,2
4による自由回動範囲を越えて回動させられるようにな
り、その結果、あるいは更に当該反対側の地点から大き
な揚錨力を加えることにより、シャンク11を介してス
トッパピン24にその限界支持力を超える力が作用され
て当該ストッパピン24が破断する。
【0024】以上のようにストッパピン24が破断する
と、シャンク11は、基準方向から図1のB状態のよう
に回動限界まで回動することができるから、図5の
(イ)に示すように、フレーク15,15の方向に対す
る傾斜角度が小さい状態で後方に伸びる状態となり、そ
の結果、このシャンク11に作用される揚錨力は、その
ままフレーク15,15を後退させる方向の力として作
用するので、当該フレーク15,15を引き抜くことが
容易である。このようにして、ストッパピン24を破断
させることにより、アンカー全体の形態を、(ロ)に示
す鋭角に曲がった通常の使用状態から、180度に近い
鈍角に曲がった状態とすることができ、その結果、引っ
掛かったアンカーを確実に揚錨することができる。
【0025】本発明において、各構成部分の寸法、大き
さ、重量、細部の形状などの具体的な仕様は、目的とす
る船の規模や碇泊水域の状況、その他の条件に応じて自
由に設定することができる。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明のダンフォース型
アンカーによれば、自由回動範囲を規制するストッパピ
ンをシャンクを介して破断させることが可能であるの
で、フレークが通常の揚錨操作では揚錨不可能な状態に
陥った場合にシャンクの伸びる方向を変更することがで
き、従って使用時とは反対の方向から揚錨力を当該アン
カーに作用させることができるため、シャンクに対して
フレークを引き抜く方向の揚錨力を作用させることがで
き、その結果、確実に当該アンカーの揚錨を達成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るダンフォース型アンカーの一例の
正面図である。
【図2】図1のダンフォース型アンカーの平面図であ
る。
【図3】従来のダンフォース型アンカー30の説明用斜
視図である。
【図4】ダンフォース型アンカーの使用状態を示す説明
図である。
【図5】(イ)は、本発明のダンフォース型アンカーに
おける固有の作用効果を示す説明図、(ロ)は従来のも
のの問題点を示す説明図である。
【符号の説明】
10 ダンフォース型アンカー 11 シャンク 12 シャンクリング 13 金属チェーン 14 係留ロープ 15 フレーク 15A フレークの斜辺 15B フレークの内側縁 15C フレークの先端部 16 支持基板 17 潜行案内板 17A 潜行案内板の前縁 20 基礎部分 22 溝 24 ストッパピン 25 姿勢規制ロッド 25A 姿勢規制ロッドの先端部 26 補強用ロッド 27 標示ブイ連結用リング G 間隙 30 ダンフォース型アンカー S 水底面 R 岩礁

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々前後方向に平行して伸び、前方に向
    かうに従って上下方向の幅が次第に小さくなる楔形の2
    枚の垂直な支持基板よりなる基礎部分と、 各々この基礎部分の支持基板から水平方向両側方に突出
    すると共に前方に伸びて先端が尖鋭とされた一対の平板
    状のフレークと、前記基礎部分の2枚の支持基板の間の間隙 を介して当該
    フレークの伸びる面とは直角な回動面内で回動するよ
    う、その基端部が前記基礎部分に回動可能に連結された
    シャンクと、前記基礎部分における支持基板の後端部において、後方
    に向かうに従って外方に傾斜する上縁および下縁に沿っ
    て一体に溶接された、その前縁から後方に伸びる溝が形
    成された潜行案内板と、 前記基礎部分に設けられた、水平方向両側方に突出する
    姿勢規制ロッドと、 前記基礎部分の2枚の支持基板の間の間隙を横断して伸
    びるよう当該支持基板に保持されたストッパピンとを有
    してなり、 前記シャンクは、前記潜行案内板に形成された溝によ
    り、前記フレークの面方向と一致した基準方向から上下
    両方向にそれぞれ90度を超える角度範囲にわたる回動
    可能範囲を有すると共に、前記ストッパピンにより規制
    された、基準方向から上下両方向にそれぞれ90度より
    小さい角度範囲の自由回動範囲を有し、 前記ストッパピンは、前記シャンクに限界支持力以上の
    回動力が作用されたときに破断されることを特徴とする
    ダンフォース型アンカー。
  2. 【請求項2】 ストッパピンにより規制されるシャンク
    の自由回動範囲が基準方向から上下両方向にそれぞれ6
    0度以下の角度範囲であることを特徴とする請求項1に
    記載のダンフォース型アンカー。
  3. 【請求項3】 シャンクの回動可能範囲が基準方向から
    120度以上の角度範囲であることを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載のダンフォース型アンカー。
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