JP2942651B2 - ヘアカーラー - Google Patents

ヘアカーラー

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JP2942651B2 JP34449791A JP34449791A JP2942651B2 JP 2942651 B2 JP2942651 B2 JP 2942651B2 JP 34449791 A JP34449791 A JP 34449791A JP 34449791 A JP34449791 A JP 34449791A JP 2942651 B2 JP2942651 B2 JP 2942651B2
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  • Cleaning And Drying Hair (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、温風を利用して毛髪
に巻き癖を付けるヘアカーラーに関する。
【0002】
【従来の技術】図4に従来のヘアカーラーを示し、aが
ドライヤーで、このドライヤーaの先端面に温風の吐出
口bが形成されている。そしてこのドライヤーaの先端
面に、複数本の細いピン状のカール棒c…がリング状に
配置するように設けられている。
【0003】このようなヘアカーラーを使用する際に
は、まず適当に束ねて延ばした毛髪にその直角方向から
カール棒c…を差し込むとともに、ヘアカーラーの全体
をその軸回り方向に回転してリング状に配置したカール
棒c…の外周に毛髪を巻き付ける。
【0004】カール棒c…の外周に巻き付けられた毛髪
は、吐出口bから吐出する温風により加熱され、このよ
うな加熱で毛髪に巻き癖が付く。こののちヘアカーラー
をその軸方向に引っ張ってカール棒c…をカールした毛
髪部分から抜き取る。
【0005】カール棒c…の外周に毛髪を巻き付ける際
には、毛髪がカール棒c…との間の摩擦でそのカール棒
c…に適度に引っ掛かることが必要であるが、カール棒
c…が細い断面円形のピン状であるため、その引っ掛か
りが弱く、このため毛髪をカール棒c…の外周に強く綺
麗に整えて巻き付けることが困難となり、この結果、カ
ールの仕上り状態が悪く、また巻き付けの作業も面倒と
なる。
【0006】このようなことから従来においては、図4
に示すように、リング状に配置したカール棒c…の内側
に複数本のワイヤd…を設け、これらワイヤd…に毛髪
が引っ掛かるようにしてカール棒c…の外周に毛髪を強
く巻き付けることができるようにした手段が採用されて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な手段においては、構造が複雑で高価となり、またワイ
ヤd…にむやみに毛髪が絡みついて返って取扱いにくく
なる恐れがある。
【0008】この発明はこのような点に着目してなされ
たもので、その目的とするところは、構造が簡単で、か
つ常に適正な状態で整然とカール棒の外周に毛髪を巻き
付けることができるヘアカーラーを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明はこのような目
的を達成するために、温風が吐出する吐出口を有する基
部と、この基部から温風の吐出方向に沿って突出する複
数本のカール棒とを備えるヘアカーラーにおいて、前記
複数本のカール棒をリング状に配置し、かつこれらカー
ル棒の外表面にそのリングの周方向に沿って長い幅の保
持面を形成するようにしたものである。
【0010】
【作用】ヘアカーラーを使用する際には、まず適当に束
ねて延ばした毛髪にその直角方向からカール棒を差し込
むとともに、ヘアカーラーの全体をその軸回り方向に回
転してリング状に配置したカール棒の外周に毛髪を巻き
付ける。吐出口からは温風が吐出し、この温風によりカ
ール棒の外周に巻き付けられている毛髪が加熱され、こ
れにより毛髪に巻き癖が付く。
【0011】カール棒の外周に毛髪を巻き付けた際には
毛髪が各カール棒の保持面に接触するが、これら保持面
がその毛髪の巻付けの方向に長い幅を有しており、した
がってカール棒と毛髪との間に充分な摩擦が生じて毛髪
がカール棒に適度に引っ掛かり、このため毛髪をカール
棒の外周に強く綺麗に整えて巻き付けることができ、こ
れにより毛髪を良好なカール状態に仕上げることがで
き、またその巻き付けの作業も手際よく行なうことが可
能となる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図1およ
び図2を参照して説明する。
【0013】図2において、符号1が棒状に形成された
ヘアドライヤーで、このヘアドライヤー1に対するアタ
ッチメントとしてヘアドライヤー1の先端部に耐熱性を
有する合成樹脂で形成されたヘアカーラー2が着脱可能
に取り付けられている。
【0014】このヘアカーラー2はヘアドライヤー1の
先端部に嵌合した基部3を有し、この基部3の端面に図
1に示すように温風の吐出口4が形成されている。そし
てこの基部3の端面に、複数のリブ5…を介して支持環
6が吐出口4に対向して設けられ、この支持環6から温
風の吐出方向に沿って先細状の複数のカール棒7…が一
体に突出形成されている。
【0015】これらカール棒7…は、支持環6の周方向
に沿ってリング状に均等的に配置するとともに、各部の
断面が楕円形に形成されている。そして各カール棒7…
の断面が楕円形であることから、リング状に配置した各
カール棒7…の外表面にそのリングの周方向に沿って長
いLの幅の保持面7a…が形成されている。
【0016】このようなヘアカーラー2を使用する際に
は、まず適当に束ねて延ばした毛髪にその直角方向から
カール棒7…を差し込むとともに、ヘアカーラー2をそ
の軸回り方向に回転してリング状に配置したカール棒7
…の外周に毛髪を巻き付ける。
【0017】吐出口4からは温風が吐出し、この温風が
カール棒7…の内側と外側に分流し、この温風によりカ
ール棒7…の外周に巻き付けられている毛髪が加熱さ
れ、これにより毛髪に巻き癖が付く。こののちヘアカー
ラー2をその軸方向に引っ張ってカール棒7…をカール
した毛髪部分から抜き取る。
【0018】カール棒7…の外周に毛髪を巻き付けた際
には毛髪が各カール棒7…の保持面7a…に接触する
が、これら保持面7a…がその毛髪の巻付けの方向に長
い幅(L)を有しており、したがってカール棒7…と毛
髪との間に充分な摩擦が生じて毛髪がカール棒7…に適
度に引っ掛かり、このため毛髪をカール棒7…の外周に
強く綺麗に整えて巻き付けることができ、この結果、毛
髪を良好なカール状態に仕上げることができ、またその
巻き付けの作業も手際よく行なうことができる。さらに
各カール棒7…が先細状に形成されているから、これら
カール棒7…の毛髪への差し込み、および抜き取りをス
ムーズに行なうことができる利点がある。
【0019】なお、前記実施例においては、カール棒7
の断面を楕円形とすることにより、その外表面に長い幅
(L)を有する保持面7aを形成するようにしたが、他
の断面形状、例えば図3(a)に示すようなほぼ矩形の
断面形状、(b)に示すようなほぼビア樽形の断面形
状、(c)に示すようなほぼ扇形の断面形状にしてその
外表面に長い幅(L)の保持面7aを形成するような場
合であってもよい。
【0020】またカール棒7に対する毛髪の摩擦をさら
に増大させるために、カール棒7の表面に多数の微細な
凸リブやシボ加工を施したり、カール棒7の表面に塩化
ビニールなどの弾性を有する樹脂コーティングを施した
り、或いはカール棒7自体を適度な弾性を有する合成樹
脂で形成する手段などを併用することも可能である。
【0021】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、毛
髪がカール棒の保持面を介して良好に引っ掛かり、した
がって毛髪をカール棒の外周に強く綺麗に整えて巻き付
けることができ、これにより毛髪を良好なカール状態に
仕上げることが可能となり、またその巻き付けの作業も
手際よく行なうことができる。そしてカール棒の保持面
を介して毛髪の引っ掛かりを良好に保てるから、従来の
ようなワイヤが不要となり、したがって構造が簡単で安
価となる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のA−A線に沿う断面図。
【図2】この発明の一実施例によるヘアカーラーの側面
図。
【図3】カール棒の断面形状の変形例を示す断面図。
【図4】従来のヘアカーラーの斜視図。
【符号の説明】
2…ヘアカーラー 3…基部 4…吐出口 7…カール棒 7a…保持面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】温風が吐出する吐出口を有する基部と、こ
    の基部から温風の吐出方向に沿って突出する複数本のカ
    ール棒とを備えるヘアカーラーにおいて、前記複数本の
    カール棒がリング状に配置し、かつこれらカール棒の外
    表面にそのリングの周方向に沿って長い幅の保持面が形
    成されていることを特徴とするヘアカーラー。
JP34449791A 1991-12-26 1991-12-26 ヘアカーラー Expired - Fee Related JP2942651B2 (ja)

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