JP2930550B2 - オゾン物理療法用オゾン照射器具 - Google Patents

オゾン物理療法用オゾン照射器具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オゾン物理療法で
使用するオゾン照射器具に関し、特に、患部にオゾンを
照射できる手技療法で使用するオゾン照射器具に関す
る。
【0002】
【従来技術と課題】既に、オゾンを使用したオゾン療法
は、酸素にオゾンを混ぜた気体(オキシゾン)を体内に
注射(皮下注射)するという手段があり、手術、薬物、
その他の物理、化学的方法などの現代医学的方法では治
療困難又は治療不可能な疾病に対して施す最後の療法で
あった。また、一般にはオゾンが殺菌作用を有し、皮膚
の自然殺菌に役立ち、著しい美容効果があるので、美容
マッサージや化粧カブレに使用されたりしている。この
美容の分野で広く使用されているオゾンの使用形態は、
ガラス製の中空マッサージ器をオゾン発生出力調整装置
に接続し、そのオゾン発生出力調整装置の出力調整によ
って中空マッサージ器で発生するオゾンを身体の所望の
部位に当ててマッサージするというものである。本発明
のオゾン物理療法用オゾン照射器具は、上記美容の分野
でのオゾン使用形態に着目してなしたものであって、美
容分野での、中空マッサージ器では、オゾンの発生によ
る照射が弱力であった。そこでオゾンを物理療法用では
強力になるよう改良したオゾン照射器具が得られるよう
にする。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明のオゾン物理療法
用オゾン照射器具は、上記目的を達成するため、オゾン
物理療法装置がオゾン発生出力調整装置、該出力調整装
置にコードで接続されたテスラコイルを内蔵するテスラ
ー筒、及び該テスラー筒に連結するオゾン照射器具とで
構成し、該オゾン照射器具がテスラー筒に連結するコネ
クターと、フラスコ様又は電球様のガラス管とでなり、
管部及び径大中空部でなる該ガラス管内に粉末の導電体
を充填したものである。粉末の導電体としては、金粉、
銅粉などの金属粉を単独、或いは混合して充填する。
【0004】
【発明の実施の形態】本発明のオゾン物理療法用オゾン
照射器具を図示に基いて説明する。オゾン照射器具OA
は、フラスコ様又は電球様の形状に構成されたガラス管
1と、コネクター1′とでなり、そのガラス管1は、管
部2、及び径大中空部3で構成し、この中空部内には粉
末の導電体4が充填され、コネクター1′のテスラー筒
に連結する取入れ側端部には端子5(具体的にはねじで
螺着してテスラー筒7に連結する)が構成されている。
【0005】ガラス管1は、身体の狭い部位に対して使
用するに便利な径大中空部3が細身の電球様形状のもの
(図1のa参照)、身体の広い部位に対して使用するに
便利な径大中空部3が太身のフラスコ様形状のもの(図
1のb参照)の二種類の構成が考えられる。ガラス管1
を使用する目的は、テスラコイルによる高周波高電圧の
電流で生じた先端部から患部表面への放電でオゾンを発
生させ、そのオゾンの発生が促進され、且つ使用時の刺
激が適度であるからであり、このことは実験を繰返した
結果に基づくものである。
【0006】そして、ガラス管1は小径な管部2が必ず
このような小径に構成しなければならないということで
はないが、小径の管部2が構成されていれば持ちやすい
こと及びテスラー筒への連結が容易であることを勘案し
て構成し、該ガラス管の内部に先端部に高周波高電圧が
強力に集中できるように導電体を充填する。
【0007】径大中空部3は、身体の狭い部位に使用す
る細身の電球様形状のもの(図1のa参照)と、身体の
広い部位に使用する太身のフラスコ様形状のもの(図1
のb参照)とがあり、身体の部位によって使い分け可能
にする。径大中空部3は、患部表面に接近させ、この接
近に基ずく患部表面への高周波高電圧による放電でオゾ
ンを発生し、このオゾンを照射する部位であり、この細
身の電球様形状のものを使用するときは、この先端面で
指圧の要領により患部表面を強く押し、太身のフラスコ
様形状ものを使用するときは、先端面のなだらかな端面
で患部表面を静かに撫でるようにして使用する。
【0008】導電体4はテスラコイルによって生じた高
周波高電圧の電流及び熱をオゾン照射器具の先端面へ導
くものであると共に、オゾン発生出力調整装置6でテス
ラー筒7内蔵のテスラコイルによる高周波高電圧の電流
及び熱が出力調整され、オゾン照射器具のガラス管1の
先端面の患部表面への放電によるオゾンの発生がされ、
そのオゾンが高周波の照射と共に強力に照射されて患部
に浸透しやすくするためのものである。導電体4として
は、実験によれば、金粉、銅粉などのような金属粉が好
適であった。そこで、本発明のオゾン物理療法用オゾン
照射器具では、ガラス管1の管部2内及び径大中空部3
内に金粉もしくは銅粉の単独を、又はそれら両粉末の混
合を充填する。
【0009】次に本発明のオゾン物理療法用オゾン照射
器具の使用仕方についてを図2で概説すれば、オゾン照
射器具OAを、オゾン発生出力調整装置6へコード8で
接続されているテスラコイル内蔵のテスラー筒7にその
コネクター1′の端子5で連結し、電源(100V)に
接続されたそのオゾン発生出力調整装置が、その電源ス
イッチ9をONに入れ、出力調整ダイヤル10による出
力調整がされることによってテスラー筒7のテスラコイ
ルによる高周波高電圧の電流の強さを調整し、オゾン照
射器具OAが患部表面に当てられる。オゾン照射器具が
患部表面に接近されると、オゾン照射器具OAから患部
表面へバチバチという音をさせて高周波放電され、この
放電雰囲気にオゾンを発生し、その発生されたオゾンが
患部表面へ高周波電流と共に浸透していくものと理解で
きる。そしてオゾンが患部表面に浸透されていくに当っ
て痛さ、痒さ、その他の刺激を感じることはない。前記
バチバチという音をさせての高周波放電は、オゾン発生
出力調整装置6での出力調整により得られたテスラー筒
7の高周波高電圧の電流によるオゾン照射器具のガラス
管端面への患部表面の現象であって、粉末の導電体4が
ガラス管1に充填されることによって、より一層高い高
周波高電圧の電流及び熱を導くことになる。
【0010】我国では、昭和20年頃がオゾン療法の研
究の始まりであるが、このこととは別にオゾンが万病に
効くということを古くからいわれている。一方本発明者
は、本発明のオゾン物理療法用オゾン照射器具OAを用
いる治療師としてオゾン物理手技の療法を研究実験して
10数年が経過した。その間に、特に変形性膝関節症、
軟骨損傷、靭帯損傷、肩関節周囲炎(別名、五十肩)と
その関連症状などに対して数千人の患者の治療を行って
きたので、その中の一部の症例を記す。
【0011】まず、指先で痛みを感じる患部を触診し、
又は運動させることによって痛みの原因を調べる。調べ
る内容は、軟部組織の老化変形及び関節の可動の状態、
軟部組織である靭帯、筋肉の硬直、緊縮が起きていない
か、などである。施術手段は、皮膚の上から患部を手技
による触診で探しながら、軟骨、靭帯、筋肉の細胞組織
などに対して、オゾン照射器具OAによって高周波及び
高電圧によるオゾン発生雰囲気で生じたオゾンを照射す
る。施術法は、患部の症状によって異なり、例えば硬い
しこりのあるような患部は、指圧の要領によりオゾン照
射器具OAの径大中空部3で強く押し、又は上記径大中
空部3のなだらかな先端面で静かに撫でるようにするな
どして、症状に合って効果が挙げられる方法で行うよう
にする。
【0012】(1)施術者症例1 今から9年前、当時69才の婦人が娘に付添われて来院
した。当時の症状を述べると肩関節が痛いため、動かす
ことのできないまま3年経過した。その時の私の所見で
は肩関節、肘関節、指関節全部が硬直、硬縮して左腕を
固定化していた。そして、指4本(人指指、中指、無名
指、小指)が第2関節から曲っていたが約10日で指の
矯正を出来、肘関節も15日で自由に曲げることが出
来、1ケ月間で腕を肩の高さまであげることが出来るよ
うになった。治療回数78回でばんざいの状態が約90
%出来るようになったので治療を中止した。現在も再発
することなく元気である。
【0013】(2)施術者症例2 一般的な五十肩、肩関節症と医師から診断され、注射、
投薬、電気療法、ハリ、灸治療を続けたが十分な効果な
く来院する人が多数いる。そのような病状の20%の人
は関節、靭帯の老化現象によるものと感じられる。ほと
んどの痛み、しびれ、だるさ等は私の所見では上肢帯筋
肉硬化、硬縮により、血行障害をおこし、充分な酸素と
栄養素との供給の不足がされて、上述の状態を起すと考
えられ、その施術がされることによって完爾された。
【0014】(3)施術者症例3 平成2年11月に体重100kgの女性(52才)が来院
する。患者の話を聞くと、3年前から膝関節が痛みだ
し、台所、トイレに立つ時も、そして、家の中を歩く時
でも、杖をついて歩かなければ歩行が困難であった。病
院の診断では変形性膝関節炎であった。私の所見では膝
関節の軟骨、靭帯損傷のように感じてその施術をし、そ
の結果5年後の現在も再発なく元気で過ごしている。
【0015】(4)施術者症例4 平成3年6月に58才の女性患者が膝関節炎で痛みを解
消したいため来院した。患者の話の内容は、満一ケ年
間、病院の定休日以外は毎日通院したとのことである。
病状が変らないので医師に様子を聞いたら、手術をしな
ければ痛みを解消しない病気であるとの返答であった。
本人は手術以外の方法で治したいと考えて来院したとの
ことである。私の所見では膝蓋骨、軟骨、靭帯の損傷の
ように感じ、その施術をしたところ25日間で90%の
治癒状態で、その後週1回ずつ来院し、延べ30日で全
治し、4年経過したが再発しない。
【0016】実践治療法の効果についての説明 (1)施術者症例1の場合 患部全体に高周波放電照射と共にオゾンを照射し、筋
肉、靭帯の可動をみながらリハビリをくりかえし行って
約50日、計80回で90%の治癒が出来た。
【0017】(2)施術者症例2の場合 五十肩、肩関節症という病名で病院を初めとし、各民間
治療院へ2年、3年と通院したが治癒せず、オゾン物理
療法を受けるために来院した患者は悲惨である。硬化し
た筋肉及靭帯が可動しやすくなるように、高周波放電と
共にオゾンを照射することによって、血行障害を起こし
て栄養素不足、酸素不足に陥って病弱になっていたり、
老化が進んでいた細胞を賦活させて症状の改善を促進さ
せ、治療できた。特に、五十肩、膝関節の痛みで苦しみ
各種治療法を経験した患者からは高い評価を得ている。
【0018】(3)施術者症例3の場合 変形性膝関節炎と診断され、その痛みで相当苦しんだ患
者が、治療を開始してから日に日に治療の効果があらわ
れ、快方に少しずつ向っていた、しかしながら、7日目
に好転反応症状がでて、痛みが強く、一晩睡眠不足であ
ったが、来院時において、同じ治療法を施術したとこ
ろ、痛みもおさまった。また15日目あたりに2回目の
反応症状が出て1回目の半分ぐらいであったが、気にな
って眠れなかったとのことであった。以後順調に快方に
向って延日数約40日で完治した。5年過ぎた今日にお
いて、痛んで苦しかった個所は再発もなく完全修復した
ように思われる。
【0019】(4)施術者症例4の場合 変形性膝関節炎と診断され、正座が全然出来ない状態で
あり、不規則歩行と痛みとで毎日苦しんでいた。治療を
開始して7日目あたりから効果が徐々にみえてきた。こ
の患者は特に好転反応症状のような痛みが強く現れるこ
ともなく、25日間で90%の回復をし、その後は一週
間に一度の通院治療をして計30日間で全治した。4年
経過した今日再発もなく元気で過ごしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本発明オゾン物理療法用オゾン照射
器具の第1例である電球様形状を示す一部切欠正面図、
(b)はその第2例であるフラスコ様形状を示す同正面
図。
【図2】 オゾン物理療法装置の使用仕方の概略説明
図。
【符号の説明】 OA…オゾン照射器具 1…ガラス管 1′…コネクター 2…管部 3…径大中空部 4…粉末の導電体 7…テスラー筒

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オゾン発生出力調整装置、該出力調整装
    置にコードで接続されたテスラコイルを内蔵するテスラ
    ー筒、及び該テスラー筒に連結するオゾン照射器具とで
    構成したオゾン物理療法装置であって、オゾン照射器具
    がテスラー筒に連結するコネクターと、フラスコ様又は
    電球様のガラス管とでなり、管部及び径大中空部でなる
    該ガラス管内に粉末の導電体を充填したオゾン物理療法
    用オゾン照射器具。
  2. 【請求項2】 粉末の導電体が金属粉である請求項1記
    載のオゾン物理療法用オゾン照射器具。
  3. 【請求項3】 金属粉の導電体が金粉又は銅粉である請
    求項2記載のオゾン物理療法用オゾン照射器具。
  4. 【請求項4】 金属粉の導電体が金粉及び銅粉の混合粉
    である請求項2記載のオゾン物理療法用オゾン照射器
    具。
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