JP2930414B2 - 吸収による蒸気の圧力の増加方法とその高度の冷凍と分離過程に於ける応用 - Google Patents
吸収による蒸気の圧力の増加方法とその高度の冷凍と分離過程に於ける応用Info
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Description
力P1にある溶媒蒸気をP1の圧力に対応する溶媒の飽和温
度T1よりも高い温度で吸収液に吸収させ、その吸収熱で
ほぼ等量の第一圧力より高い圧力である圧力P2にある第
二蒸気を生成する。その圧力の増加は吸収液が希釋され
る事によって達成される。それ故、本発明の装置は低圧
第一気体を圧縮して高圧第二気体を出す圧縮机と同様の
効果を有して居る。本方法は特に圧縮机の使用出来ない
様な低圧蒸気の圧力増加に有用である。それ故、本方法
はこの様な低圧蒸気を産生する過程に有用である。応用
出来る例としては高度の冷凍が出来る吸収冷凍、冷凍乾
燥及び多相変換を伴ふ諸過程である。
は水を溶媒とし、リチウムプロマイド、塩化リチウム、
塩化カルシウム、塩化マグネシウム、エチレングライコ
ール及びプロピレングライコール等を溶質として使用す
る。本方法では多段の蒸気吸収をする事が出来るので高
い温度の上昇度を得る事が出来る。
換の諸方法に応用する事が出来る。例へば、真空氷結
法、真空共晶法、蒸餾法固化等である。多相変換法中に
は同時に液体を部分蒸発と部分固化させる操作があり、
本法はそれで得られる低圧蒸気の處理に使はれる。それ
故、本法は化学物の純化、海水の真水化、癈水處理、工
業液体の濃縮に使用出来る。
気体の處理に使へるので低圧気体を處理する背景技術を
検討する;(2)本発明が吸収法により高度の冷凍を達
成する事が出来るので吸収冷凍の背景技術を検討する;
(3)本発明の方法と装置は低圧蒸気を産生する分離法
に使用出来るので関係のある分離方法の背景技術を検討
する。
空技術や(b)化学工学の書に記載されている。例とし
ては (1) ジエムス ライアン著“プロセスバキウムシス
テムデザインアンンドオポレーション”マクグラウ ヒ
イル社1986、 (2) ペリー著“ケミカルエンジニアリングハンドブ
ック”マクグラウ ヒイル社低圧気体を處理出来る机械
は(a)スチームエジケクター、(b)液圏パンプ、
(c)ロータリーピストンポンプ、(d)ロータリーベ
ンポンプ及(e)ロータリーローブポンプである。これ
らの机械は本発明の応用される様な低圧で大量なる気体
の處理には使えない。
吸収区(c)吸収液の再生区、と(d)凝縮区とがあ
る。吸収冷凍机は高度の真空下で操作される。水は低い
圧力下では低い温度で蒸発する。例へば、水銀柱0.25吋
の圧力下では水は華氏40゜Fで蒸発する。蒸発熱を他の
液体からとるとその液体は冷液になる。真空度を保つ為
にはその蒸気を吸収液に吸収させる。吸収熱は管壁を経
て冷却水に傳はれる。吸収液は稀釋される。普通に使は
れる吸収液はリチウムブロマイドの水溶液である。
得られる高圧水蒸気は冷却凝縮される。
(華氏40度)である。もっと低い温度に達到出来ない理
由は吸収液中の溶質が結晶として出て来る為である。
に編りこんで使用すると非常に有利である。この様な過
程には(a)冷凍乾燥法や(b)各種の固体/液体/気
体を含む多相変換法がある。この多相変換法とはある溶
液を低圧下で同時に部分蒸気化と部分固化をさせる操作
を含む過程である。この様な方法には(a)真空固化
法、(b)一次冷媒による共晶物に結晶法、と(c)蒸
餾固化法がある。本発明の方法でこれら諸過程中にて生
成されて低圧蒸気を處理し、熱質を上昇させ、結晶を融
解させる事は出来る。
開拓したVFVC法、(2)カアリアー社が開拓したVFVA
法、(3)コルト社が開拓したVFVA法、(4)カトリッ
ク大学で開発されたVFSC法、(5)コンセントスペシヤ
リスト社が開発したAFVC法、(6)チエング氏兄弟が発
明したVFPIM法及び(7)チエング氏兄弟が発明したVFM
PT法がある。
温度における蒸気圧より低い圧力の区域に入れると水が
蒸発して氷の結晶が生成される。この操作をS/L/V変換
と言ふ。この操作によって第一蒸気と称する低圧蒸気と
氷と母液のスラリーが出来る。このスラリーを第一凝態
物と称する。海水真水化に於てはこの圧力は3.5トール
である。この低圧蒸気を気相から除いて液体にし、氷と
母液とを分離して精製し、精製された氷を融解し、そし
て熱の再利用を計る事が必要である。各分離法に於いて
は異った熱の再利用法を使って居る。
この過程中に於ては低圧水蒸気を圧縮机で圧縮して三重
点圧(3.58トール)以上の圧にしその加圧された蒸気で
氷をとかして居る。この低圧蒸気の圧縮机の効率が低
く、信頼度が低い。
る。この方法では低圧蒸気を吸収液に吸収させ吸収熱を
循環される水を加熱し、加熱された水で氷をとかして居
る。
る。この方法では低圧水蒸気をスチームエジクターで加
圧し、加圧後の水蒸気で氷をとかして居る。
る。フレオンを冷媒として低圧水蒸気の逆昇華熱を取除
き、フレオン蒸気は加圧後氷の融解に使はれて居る。非
連続操作である。
%の食塩水が吸収液として使はれている。真空固化段階
に生成される低圧水蒸気を吸収液で吸収し、その吸収熱
でアンモニアを蒸発させて居る。アンモニア蒸気を加圧
し、加圧アンモニアが凝縮する際に放出する潜熱を使っ
て吸収液を加熱蒸発させる方法である。
方法は氷の融点が加圧によって低くなる事を利用したも
のである。真空固化で得られた氷を精製後、高圧管の中
に入れて加圧し、融点を降下させて、管外で第一水蒸気
を逆昇華させる方法である。
モニアを冷媒とし、第一蒸気を逆昇華させ、その逆昇華
物を三重点圧より高い圧力の水蒸気と直接接触する事に
よって融解して居る。
合物を共晶温度に於ける共晶物の蒸気圧より低い圧力に
保たれ区域に入れると、水が蒸発して溶質の結晶と氷の
結晶が同時に生成される。溶質結晶は母液より密度が高
いので沈降し、氷は浮くので容易に分離される。
はれる。原料溶液は低圧下的同時に部分的に気化、部分
的に固化する。溶媒と溶質が共に気化する。この操作を
継續すると液体が完全に消失し、高純度の溶媒固体が得
られる。この方法は米国特許4578093、4218893、445127
3に記載されて居る。
一応完全に冷凍固化して水分を完全に氷にする。そし
て、20〜700ミクロンの水銀柱の低圧にして固形化され
る原料物中の氷を完全に昇華させて完全に乾燥された成
品を得る。低圧蒸気に取り除くのに本発明の方法が利用
出来る。
第一圧力下にある第一水蒸気をほぼ同圧のもとで吸収液
に吸収させる。吸収液は水を溶媒とし、非揮発性の物質
例えばリチウムブロマイド、リチウムクロライド、塩化
カルシウム、塩化マグネシウム、エチレングライコー
ル、ポロピレングライコールを溶質として居る。吸収温
度は第一圧力に対応する水の飽和温度より高い温度であ
る。吸収で放出させる熱を純な水に傳えると第一圧力よ
り高い第二圧力下で第二水蒸気を生成する事が出来る。
この操作中、強吸収液は稀釋されて弱吸収液になる。第
一蒸気の吸収、第二蒸気の生成、吸収液の稀釋を全部ま
とめて“吸収液の稀釋によって達成される蒸気の圧力増
加”と言ふ。二種類の設備:A−型設備とB−型設備を説
明する。本発明の方法と装置は非水溶媒と蒸気の圧力の
増加にも使用出来る。
下液膜を形成する事によって蒸気の圧力増加を達成して
居る。壁の第一側には吸収液の落下液膜が形成され、第
二側には水の落下液膜が形成される。第一蒸気が吸収液
膜と接触するとそれに吸収される。吸収はほとんど等圧
下で進行されるが、吸収温度は吸収圧に対応する水の飽
和温度より高い温度で進行する。吸収熱は傳熱壁を通じ
て水の落下液膜は傳はれ第一圧力より高い圧力である。
第二圧力下で第二蒸気が生成される。結果において第一
蒸気は吸収され、第二蒸気が生成され、吸収液は稀釋さ
れる。A型の装置を両液膜型の装置と言ふ事が出来る。
(第二分区)がある。第一区中には第一傳熱コイルがあ
り、第二区中には第二傳熱コイルがあり、両コイルは連
結さて循環回路を形成し、傳熱媒体をコイル中に循環さ
せる。第一区中で第一蒸気は吸収液に吸収され、吸収熱
は傳熱媒体を経由して、第二区中で水を蒸発させて第二
蒸気を生成する。B−型の装置は循環回路器と言ふ事が
出来る。
ある。第一蒸気は第一圧力増加区で第一吸収液に吸収さ
れ、同時に第二圧力下の第二蒸気が生成される;第二蒸
気は第二圧力増加区で第二吸収液に吸収され、同時に第
三圧力下の第三蒸気が生成される。この様にして高度の
温度上昇を得る事が出来る。それ故、今までの吸収冷凍
で到達出来なかった低温度の冷凍が可能になる。又比較
的に低濃度の吸収液が使用出来るので溶質の結晶が析出
するおそれがない。それ故、真空氷結法、蒸餾固化法、
氷の製造、カラム結晶法、共晶結晶法や低温凝縮法に使
用出来る。又、本法中に於ては比較的に低い温度の熱源
が使へるので癈熱を利用する事は可能である。
分蒸発と部分固化が低圧下で行はれる。この操作でMPT
第一蒸気とMPT凝態物が生成される。MPT第一蒸気は三重
点圧力より低い圧力の蒸気である。この蒸気に本発明の
圧力増加法を使って圧力が三重点圧力より高い第二蒸気
を生成し、この第二蒸気でMPT凝態物より得られる溶媒
固体を融解する事が出来る。この様にして得られる混合
物の分離法を吸収と融解を結びつけた多相分離法(MPTA
M法)と称する。
作の圧力よりやや低く、第一蒸気が吸収液に吸収される
温度は氷の融解温度よりやや高い。
液より弱吸収液になるので、吸収液を再生して循環使用
する必要がある。比較的に低い温度の熱が使用出来る。
それで発電所の低圧蒸気やその他の癈熱が使用出来る。
が生成される。多段式の蒸気の圧力増加法を使って熱質
を上昇させ室温近くの温度で熱を放出する事が出来る。
を稀釋する操作を結びつけて得られるのである。A−型
装置とB型装置とがある。A−型装置中の操作をA−型
の圧力増加操作と称し、B−型装置中の操作をB−型の
圧力増加操作と称する。
る。吸収液の液膜と水の液膜がほぼ垂直なる傳熱壁の両
面に形成される。第一蒸気が吸収液に吸収され第二蒸気
が液膜中の水より生成される。第二図はリチウムブロマ
イドと水の系統の相図を示し、圧力増加操作中の操作絛
件が示されて居る。
である。この操作区中には第一操作区と第二操作区とが
ある。第一操作区中では第一蒸気が吸収液に吸収され
て、吸収液は濃吸収液から弱吸収液になり、第二操作区
中では溶媒液体が蒸発して第二蒸気になる。操作区中に
あるコイル中に循環される傳熱媒体を経由して吸収熱が
蒸発熱として使用される。この操作中の操作絛件に第4
図で示されて居る。
普通水とリチウムブロマイドの混合物である。操作絛件
を第6図で示してある。この図を使って普通の系の操作
出来る範囲を示す事が出来る。
させた二つの綜合系を示してある。これらの系統中の任
意の一系統中に於ては、製法中にて得られる第一蒸気は
A−型の圧力増加操作により第二蒸気になり、第二蒸気
は更に別の吸収液に吸収されその吸収熱は室温近くで冷
却媒体に傳えられる。稀釋された吸収液は再生された後
で、熱交換され、循環使用される。二つの吸収液は串聨
で使用するか又は並列で使用される。第7図中には串聨
で使用され、第9図中では並列使用されて居る。図8と
図10は共に水とリチウムブロマイド系の相図を示し、夫
々図7と図9の系統中の操作絛件を示してある。
気V12が二度の圧力増加操作をへて第三蒸気V56になる。
第三蒸気の圧力は随分高くなって居るので室温近くの温
度で凝縮される。この系統中での操作絛件は図12中に示
されて居る。
吸収液によってB−型の圧力増加をされて第二蒸気V34
になる。第二蒸気は更に第二吸収液に吸収され吸収熱は
冷却媒体M04に傳えられる。稀釋された吸収液は再生さ
れた後で循環使用される。
法(MPTAM法)の系統を示して居る。固体/液体/気体
との三相変換操作で得られる第一蒸気V12の圧力は三重
点圧力より低いので亜三重点蒸気と呼ばれる。A−型の
圧力増加操作を経て圧力が三重点圧力より高い超三重点
蒸気である第二蒸気が生成される。第二蒸気は溶媒固体
と接触され凝縮と融解が同時に進行される。この系統で
は補助冷凍が必要であるが、第二蒸気の一部を第二吸収
液に吸収させて、その吸収熱を冷却水に傳える事で達成
される。図中では第一吸収液と第二吸収液が同一の再生
器で再生されて循環使用される事を示して居る。
て居る。図中には各操作区の効能と物質の移動を示して
居る。上記の如く第一蒸気の吸収熱で第二蒸気が生成さ
れ、第二蒸気の凝縮熱で溶媒固体が融解される。図16で
は各操作段階に於ける変化を方程式で示して居る。
の圧力増加操作によって第二蒸気が生成されその蒸気の
凝縮と結晶の融解が結合されたB−型のMPTAM系を示し
て居る。図18はこの系内の各段階の操作をブロックダイ
アグラムで示して居り、図19は各段階中の変化を方程式
で表示して居る。
同時に圧力の高くなった第二蒸気を生成する新しい方法
を提出して居る。この圧力の増加操作は吸収液を稀釋す
る操作と結びつけられる事によって可能になって居る。
この圧力増加にはA−型の操作区域と、B−型の操作区
域とが使用される。A−型器は両落下液膜器とも称し、
B−型器は循環回路器とも称する。A−型器内の操作を
A−型圧力増加操作と称し、B−型器内の操作をB−型
圧力増加操作と称する。
1、多数の垂直壁を有する隔離板2がある。この隔離板
によって操作区は第一操作区3と第二操作区4に分けら
れて居る。この操作区中には垂直壁の第一面上にスプレ
ー器5で吸収液の液膜6を形成させ、第二面上にスプレ
ー器7で溶媒液体の液膜8を形成させて居る。吸収液J
01はスプレー器5を通じて吸収液膜6を形成して、第一
圧力P1のもとで第一蒸気を吸収する。吸収温度は第一圧
力に對応する溶媒の飽和濃度がより高い。吸収液は稀釋
されて濃吸収液J01より弱吸収液J10になる。水L02を液
膜8として壁の第二面に分布させる。吸収熱は壁を通じ
て水膜に傳り、第二圧力下の第二蒸気V20を形成する。
過剰の水L20は循環使用され、添加される水と一緒にな
ってL02になる。第二圧力は第一圧力より高いのでこの
操作をA−型の圧力増加操作と称する。
と温度の関係を示して居る。図中にはリチウムブロマイ
ドの水和物の飽和線も示されて居る。
示されて居る。第一圧力線が水平線9で示されて居る。
濃吸収液J01に第一蒸気が吸収される温度は点10で示さ
れて居る。吸収操作が進行する内に吸収液の濃度が薄く
なるので吸収温度が逐次に低下して最終の吸収温度は点
11で示される。吸収熱は壁を通じて溶媒の液膜に傳り溶
媒は点12で代表される温度で蒸発する。点11と点12の温
度差は傳熱に必要な温度差である。第二蒸気の圧力は点
13で示されて居る。第二蒸気と第一蒸気との圧力差を蒸
気の圧力増加と称する。この図についての説明で蒸気の
圧力増加が吸収液の稀釋と結ばれて居る事が分る。
る。真空容器14があり、垂直壁15で操作区が第一操作区
16と第二操作区17に分けられて居る。第一スプレー器18
と第二スプレー器19が夫々第一,第二操作区内にあり、
夫々吸収液と溶媒液を分布させる第一コイルと第二コイ
ルが夫々二区内にあり、両コイルは連結されてループを
形成し、循環ポンプ20により傳熱媒体は両コイル内で循
環される。第一蒸気が第一区に入り吸収液に吸収され、
吸収液はJ01よりJ10になる。吸収熱は傳熱媒体に傳り、
媒体はM21よりM12になる。媒体M12は第二区に入り熱を
溶媒液体に給へて冷却されてM21になり第一区に戻され
る。第二区に導入された水L01の一部は蒸発して第二圧
力下の第二蒸気になり餘った水L20は循環使用される。
と温度間の関係を示して居る。この図を使って、図3に
示されたB−型の圧力増加操作の各段階に於ける操作絛
件を説明する事が出来る。第一圧力にある第一蒸気は濃
吸収液で点22で示される温度で吸収され、吸収液は弱吸
収液になる。最終吸収温度は点23で示されて居る。吸収
熱は媒体を経て溶媒を蒸発させるので温度差が比較的大
きく、それで第二区中の溶媒は点24に示す温度で蒸発し
て第二圧力下の第二蒸気を形成する。第二圧力は点25に
て示されて居る。A−型操作に較べて、B−型操作中で
は比較的に高い濃度の吸収液が必要である。
造と操作絛件が説明出来る。図6では各操作段階の絛件
が示されて居る。この装置には第一真空容器26と第二真
空容器27がある。第一容器中には分離壁28があり、それ
で第一操作区29と第二操作区30とに分けられる。二つの
傳熱コイル31,32と二つのスプレー器33,34が夫々両区の
中にある。第二容器中にも隔離板35があり、それで第二
容器は第三操作区37と第四操作区36に分けられる。二つ
のコイル39,38が夫々両区の中にあり両コイルは連結さ
れてループを形成して居る。
レーされて一部フラツシュ蒸発して第一蒸気V12と冷水
を作る。冷水はコイル31を冷却し、コイル内の液を冷却
するので外部液体M01は冷却されてM10になる、例えばM
01は15.5℃(60゜F)でM10は4.44℃(40゜F)である。
第二区は吸収区である。第一蒸気V12は吸収液J32に吸収
され、吸収熱はコイル中の媒体に傳る。媒体は加熱され
てM02はM24になる。吸収液は稀釋されてJ32はJ23にな
る。弱吸収液J23はポンプ40で第3区に送られる。第3
区は再生区である。弱吸収液は加熱媒体H30、H03で加熱
され、水が蒸発して強吸収液と蒸気を生成する。蒸気V
34は冷却媒体で冷却され凝縮物L41になる。濃縮吸収液
はポンプで熱交換器を経て第二区に送られる。
は点43と44の間にある。再生器中吸収液の状態は点45,4
6で示されて居る。
にには或る限度がある。この限度は溶質や溶質の水和物
の結晶の生成をさけなければならない為である。癈熱を
32℃(90゜F)で放出する為には吸収温度が42℃(110゜
F)付近になる。この吸収温度で結晶の生成を避けて吸
収の出来る為には第一蒸気はある圧力以上でなければな
らない。低い圧力の水蒸気、例えば1.81Torrの水蒸気を
結晶の生成をさけて吸収する為には低い吸収温度で低濃
度の吸収液を使用する必要がある。それでは温度の上昇
度が小さく、吸収熱を常温の冷却水で除く事が出ない。
これに対して、本発明の多段圧増加法を使用せば飽和線
にふれないで大分低い温度に到着することが出来る。
作を含む事の出来る装置である。それで系中には計2つ
の吸収操作区がある。区1,5と7を参照すると図7の系
統は図1のA型圧力増加区を図5に示す普通の吸収冷凍
系統に加へて得られるものである。この系統中に第一容
器47と第二容器48があり、第一容器中には二つの主要な
隔離板49,50と多数の傳熱性の隔離板51がある。それ
で、第一容器の内部は第一操作区52、第二操作区53、第
三操作区54と第四操作区に分けられる。第一区は第一蒸
気の発生区;第二区は第一蒸気を吸収する吸収区;第三
区は第二蒸気の発生区;第四区は第二蒸気を吸収する吸
収区。第二容器中には主隔離板56があり、それで容器の
内部は第五区57と第六区58に分けられる。第五区は吸収
液の再生区であり、第六区は蒸気の凝縮区である。
にある。ポンプ65,66,67,68,69と70があり各科の液体の
循環に使はれる。狭い間隔71が第二区にあり、狭い間隔
72が第三区内にある。
れで、この系統中の操作で得られる熱の温度上昇度は一
段式の普通の吸収冷凍系統のよりも随分高い。例えば固
体/液体/気体の三相変換が第一区で行はれるとする。
原料液L01を第一区に入れると第一圧力P1下で同時に部
分蒸発と部分固化が起り、亜三重点蒸気である第一蒸気
V2と氷を含むスラリーK10が生成される。第一蒸気は吸
収液J42に吸収され、その吸収熱で第二圧力P2である第
二蒸気が生成される。この圧力増加はA−型の圧力増加
である。第二蒸気は更に吸収液J34にて吸収され、その
吸収熱は比較的高い温度にある冷却媒体M04で除かれ
る。濃度の低くなった吸収液73(J25液)はポンプ65
で、第五区の再生区に送られる。そこで吸収液は加熱媒
体H05で加熱蒸発されて強吸収液77(J54液)になり熱交
換後ポンプ66で第四区に送られる。第四区より出て来る
吸収液76は更に第二区に送られて再度吸収液として使は
れる。第五区で生成され蒸気は第六区で凝縮される。
は第四区と第二区とで二度吸収液として使用される。そ
れで吸収液は二度稀釋されるわけである。
一の蒸気の圧力は線81で示され、第二区の吸収絛件は点
82と83の間にあり、第二蒸気の状態は点84にて示されて
ある。第二蒸気は更に第二の吸収操作で吸収される。こ
の吸収絛件は点85,86の間にある。二度希釈された吸収
液は熱交換後第五区に送られ再生される。再生時の絛件
は点87と88の間にある。吸収液の状態変化は一つのルー
プで示される。吸収液の状態点は再生区で点87から点88
に移動し、第四区の吸収操作中に点85から点86に移動
し、第二区中の吸収操作中に点82から点83に移動する。
にて相当する部品を同じ番号で代表させてあるので、図
7について説明した事がそのまま図9にもあてはまる。
図9の系統では吸収液が第二区と第四区に並列で供給さ
れて居る。
居る。吸収液の再生絛件は点95と点96の間にあり、第四
区の吸収絛件は点93と点94の間にあり、第二区中の吸収
絛件は点90と点91の間にあり、第二蒸気の圧力と温度は
点92で示されて居る。
れ故、二つの吸収区があるわけである。図中では二つの
吸収液が二つの再生器で個別に再生されて居る事を示し
て居る。本系統中には第一容器97、第二容器98と第三容
器99がある。第一容器中には第一操作区100、第二操作
区101、第三操作区102、第四操作区103、第五104と第六
操作区105がある。三相変換等の操作を第一区内で行っ
て第一蒸気を生成し、第一蒸気を第二区で吸収、第二蒸
気を第三区で生成し、第二蒸気を第四区の吸収第三蒸気
と第五区で生成して第三蒸気と第六区に於て冷却媒体に
放熱して凝縮するのである。第二区の吸収液は第七区と
第八区で再生し、第四区の吸収液は第九区と第十区で再
生するのである。第七区内には加熱コイル106、第八区
内には冷却コイル107、第九区内には加熱コイル108、第
十区内には冷却コイル109がある事を示して居る。
る。第一蒸気の圧力は線110で示されてある;第二区内
の吸収操作状態は点111と点112の間にある;第四区内の
吸収操作状態は点115と点116の間にある;第三区内で第
二蒸気が発生する温度は線113〜114で示される;第二蒸
気の圧力は点114で示される;第五区内で第三蒸気が発
生される温度は線117〜118で示される;第三蒸気の圧力
は点118で示される。第一吸収液の再生状態は点119と点
120間にあり、第二吸収液の再生状態は点121と点122の
間にある。
る。このシステムは図7の系統と類似して居る。共A−
型かB−型かの圧力増加区を使用する差別である。それ
故操作の段階も類似して居るので反復説明するのを避け
る。
第一容器中には第一蒸気を生成する第一区125、第一蒸
気を吸収する第二區126、第二蒸気を生成する第三区12
7、第二蒸気を吸収する第四区128がある。又第二容器中
には蒸発区130と凝縮区129がある。スプレーアー131,13
2,133が夫々第二、第三と第四区中にある。傳熱コイル1
34,135,136,138,137が夫々第二か、第六区にある。ポン
プ139,140,141,142,143があった液体の循環をさせて居
る。この系の操作は第七図の系の操作を類似して居るの
で詳細な説明をはぶく。
設備によってA−型とB−型に分けられる。図14はA−
型のMPTAM法の設備と操作を説明する図である。このプ
ロセスでは先ず多相変換で液体を同時に部分蒸発と部分
固化して第一蒸気と第一凝態物を生成する。そして、第
一蒸気よりA−型の圧力増加操作を使って圧の高くなっ
た第二蒸気を生成し、第二蒸気を第一凝態物より得られ
る溶媒固体を接触させて第二蒸気の凝縮と溶媒固体の融
解を同時に行ふ。このシステム中には補助冷凍が必要で
ある。この補助冷凍は第二蒸気の一部を第二吸収液に吸
収させその吸収熱を冷却媒体に傳える事によって達成さ
れる。冷却媒体の温度は室温に近い温度である。又第一
と第二の吸収液が同じ液を使えば一緒に再生する事が出
来る、この図のシステムには第一容器145、第二容器146
と第三容器147とがある。そして第一容器中にA−型の
蒸気の圧力増加器がある。第一容器中には第一蒸気を生
成する第一区148、第一蒸気を吸収する第二区150、第二
蒸気を生成する第三区151、結晶を融解する第四区152、
過剰の第二蒸気を第二吸収液で吸収する第五区153があ
る。第二容器中には吸収液を蒸発させる第六区154とそ
の蒸気を凝縮する第七区155がある。第三容器中には結
晶を洗滌する第八区156がある。
/液混合物K18を生成する。
る。
された固/液混合物と濃縮液L80を得る。
縮と固体の融解を同時に進行させる。
収熱を冷却媒体M05に傳える。
生され、その蒸気は第七区で凝縮される。
したものである。この系統の中で第一区は多相変換区、
第二区は第一蒸気の吸収区、第三区は第二蒸気の生成
区、第四区は蒸気の凝縮と結晶の融解区、第五区は過剰
の第二蒸気の吸収区、第六、七区は吸収液の再生区、第
八区は結晶を洗ふ区である。
居る。図15と16を参照して、各段階の操作が説明出来
る。MPTAM法の操作段階は次の如くである: 第一段階:多相変換 原料液L01を第一区に入れる。低圧に於て原料液の一
部は蒸発して第一蒸気V12になり、一部は固化して結晶
をつくる。結晶S18と母液M18は一緒に固/液混合物K18
として第八区に送られる。
吸収液は稀釋されてJ26になる。吸収温度は吸収操作に
よって上昇される。
傳り第二蒸気が生成される。その圧力は三重点圧力より
高い圧力である。
れた結晶である。第四区内で第二蒸気と溶媒固体を直接
接触させると固体は融けて、蒸気は凝縮する。
ので濃縮して再生する必要がある。この濃縮は蒸餾法で
なされる。蒸餾法としては(a)単数蒸餾、(b)多数
蒸餾、(c)蒸気圧縮式蒸餾、(d)多数である蒸気圧
縮式蒸餾等である。又固化法で吸収液を再生する事も出
来る。
こまれて居る。第八区で溶媒液L48で洗滌して純化され
た結晶と溶媒の混合物K84を得る。同時に濃縮物L80を得
る。
第八区に戻される。第三区では第二蒸気の生成に使れ、
第八区では結晶の洗滌に使れるのである。
って来る。ポンプ等より仕事量が入って来る、成品温度
が原料温度より低い。これらの原因で第二蒸気が溶媒固
体を融した後過剰蒸気として残る。この残った第二蒸気
を第五区で第二吸収液に吸収させ、その吸収熱を室温近
い温度の冷却媒体で取り除くのである。
の設備には主器157と結晶の洗滌器158がある主器中には
真空容器159があり、その内には(a)多相変換の行は
れる第一区160、(b)温度上昇を伴ふ蒸気の吸収をす
る第二区161、(c)結晶を融解する第四区162、(d)
吸収液の再生をする第六区163と第七区164、(e)補助
冷凍器165がある。再生区中には蒸発分区163と凝縮分区
164がある。第一区中には多相変換操作を行ふのに螺旋
器165を使用して居る。
ダイアグラムで表示したもので、図19にはその各段階の
操作を方程式で示したものである。これらの図を参照す
るとB−型のMPTAM法の操作法は次の如くである:
(a) 原料液を第一区に入れ、低圧で同時に部分蒸発
と部分固化させ、第一蒸気V12と固/液混合物K18を得
る。
熱は傳熱コイル162を経てコイル内の溶媒固体を融解さ
せる。
晶はスラー状K84にして第二区中のコイル(第四区)に
通じ、吸収熱で融解する。
生して第一区に送る。
B−型法では第一蒸気が吸収液に吸収される時に放出す
る熱を間接傳熱で固体の融解に使って居るに対し、A−
型法では第二蒸気を作って、第二蒸気を直接結晶と接觸
させて結晶を融解して居る。
Claims (38)
- 【請求項1】或る溶媒成分を含み、そしてその溶媒固体
と共存される状態下で生成され圧力が(PA)1であり飽
和温度が(TA)1である原料溶媒の蒸気にN段の吸収に
より蒸気圧の増加操作(Vapor Pressure Enhancement O
peration)をあてる事によって圧力が(PB)Nである成
品蒸気を生成させる方法で、Nが1であるか又は1以上
であり、N段の操作がPE−1、PE−2、−−−−−、PE
−n、−−−−−、PE−N区で代表されるN個の圧力増
加区内で行れ、PE−n区内にはPEA−n分区で代表され
るn区内の第一蒸気の吸収分区とPEB−nで代表される
n区内の第二蒸気の生成分区があり、各圧力増加区は逐
次に直列に(Series)に連結され、PE−n区の第一蒸気
と第二蒸気を夫々(VA)nと(VB)nで代表するとPE−
n区の第二蒸気(VB)nがPE−(n+1)区の第一蒸気
である様にし、PE−n区の圧力増加区内に於ける操作が
次の如き方法: (a)第一段: PE−n区の第一蒸気をPEA−n分区内で(PA)nの圧力
下で(PA)nの圧力に相応する溶媒の飽和温度(TA)n
より高い温度(Tj)nで溶媒と低揮発性の溶質を含むn
段の吸収液(JA)nに吸収させ; (b)第二段: PEA−n分区中で放出される吸収熱をPEB−n分区中にあ
る溶媒を含む液体に傅え、それで圧(PA)nより高い圧
力(PB)nの第二蒸気(VB)nを生成する。 - 【請求項2】請求範囲の第1項の方法で更に液体を含む
混合物を同時に部分蒸発と部分固化させる固体−液体−
気体の多相変換をさせてMPT第一蒸気とMPT第一凝態物を
形成し、MPT第一蒸気を第一圧力増加区の原料蒸気とし
た方法。 - 【請求項3】請求範囲の第2項の方法で更に最後圧力増
加区、PE−N、の第二蒸気、(VB)NをMPT第一凝態物
より得られる溶媒固体と熱交換させ第二蒸気(VB)Nの
凝縮と溶媒固体の融解が同時に進行する様にした方法。 - 【請求項4】請求範囲の第3項の方法でPE−N区の第二
蒸気、(VB)N、を溶媒固体と直接接觸させて凝縮と融
解とを同時に進行させる方法。 - 【請求項5】請求範囲の第2項、第3項及び第4項中の
一つの方法で圧力増加区の数、N、がただ一つである場
合の方法。 - 【請求項6】請求範囲の第2項、第3項及び第4項中の
一つの方法で圧力増加区の数、N、が1以上である場合
の方法。 - 【請求項7】請求範囲の第1項の方法で更に原料に低圧
下で冷凍昇華させるフリーズドライ操作をかける事によ
ってFD第一蒸気と称する低圧蒸気を生成し、そのFD第一
蒸気を第一段の圧力増加区の第一蒸気として使用する方
法。 - 【請求項8】請求範囲の第7項の方法で、最後の圧力増
加区の第二蒸気を単に凝縮させその凝縮熱を冷却媒体に
与へる様にした方法。 - 【請求項9】請求範囲の第7項の方法で、最後の圧力増
加区の第二蒸気を更に吸収液に吸収させ、その吸収熱を
冷却媒体に与へる様にした方法。 - 【請求項10】請求範囲の第8項と第9項の一つの方法
で冷却媒体の温度が室温に近い方法。 - 【請求項11】請求範囲の第7項、第8項および第9項
の方法の一つで圧力増加区の数、N、が1である場合の
方法。 - 【請求項12】請求範囲の第7項、第8項および第9項
の方法の一つで圧力増加区の数、N、が1以上である場
合の方法。 - 【請求項13】請求範囲の第1,2,3,4,7,8,9および10の
諸項の方法の一つで溶媒が水である場合の方法。 - 【請求項14】請求範囲の第1,2,3,4,7,8,9および10の
諸項の方法の一つで溶媒が水でない場合の方法。 - 【請求項15】或る溶媒成分を含み、そしてその溶媒固
体と共存される状態下で生成され圧力が(PA)1であり
飽和温度が(TA)1である原料溶媒蒸気よりN段の吸収
により圧力増加操作によって(PA)1より高い圧力の成
品蒸気を生成させる装置で次の諸件を含み: (1)(a)PE−1、PE−2、−−−−−、PE−n、−
−−−−、PE−Nで代表されるN個の圧力増加区; (b)各圧力増加区、PE−n、にある第一蒸気の吸収分
区(PEA−n分区)と、第二蒸気の生成分区(PEB−n分
区); (2)PEA−n分区に第一蒸気を送る第一蒸気通路; (3)PEB−n分区より第二蒸気をとり出す第二蒸気通
路; (4)PEA−n分区中にて第一蒸気が吸収液に吸収され
る様に液体と気体の界面面積を作る装置; (5)PEB−n分区中で液体が蒸発出来る様に液体と気
体の界面面積を作る装置; (6)PEA−n分区とPEB−n分区間の傅熱装置; 原料蒸気をPEA−1分区に導入し、吸収液をPEA−n分区
に導入し、更に溶媒を含む液体をPEB−n分区に導入す
ると (1)PEA−n分区内で第一蒸気が吸収液に吸収されて
吸収熱を放出し、 (2)PEA−n分区中で産生した熱がPEA−n分区よりPE
B−n分区に傳り、 (3)PEB−n分区中で第二蒸気が生成される 様な装置。 - 【請求項16】請求範囲の第15項の装置で更に多相変換
区があり、その区の中で一液体が同時に部分蒸発−部分
固化されてMPT第一蒸気とMPT第一凝態物になり、そのMP
T第一蒸気がPEA−1分区の第一蒸気になる様にした装
置。 - 【請求項17】請求範囲の第16項の装置で更に溶媒固体
の融解区があり、その内でMPT第一凝態物より得られる
溶媒固体とPEB−N分区より得られる(VB)N蒸気が熱
交換して溶媒固体を融解する様にした装置。 - 【請求項18】請求範囲の第17項の装置で(VB)N蒸気
と溶媒固体が直接接觸で熱交換される様にした装置。 - 【請求項19】請求範囲の第17項の装置で圧力増加区の
数Nが1である装置。 - 【請求項20】請求範囲の第17項の装置で圧力増加区の
数Nが1以上である装置。 - 【請求項21】請求範囲の第15項の装置で、更にフリー
ズドライ区があり、その区の内で冷凍されて固化された
溶媒を昇華してFD第一蒸気と冷凍乾燥された固体物を生
成し、そのFD第一蒸気をPEA−1分区中に第一蒸気とし
て導入される様にした装置。 - 【請求項22】請求範囲の第21項の装置で更に除熱区が
あり、その内で(VB)Nが熱を冷却媒体に傳えて凝縮す
る様にした装置。 - 【請求項23】請求範囲の第21項の装置で更に除熱区が
あり、その内で(VB)Nが更に吸収液に吸収され吸収熱
を冷却媒体に傳える様にした装置。 - 【請求項24】請求範囲の第22項の装置で圧力増加区の
数Nが1である装置。 - 【請求項25】請求範囲の第23項の装置で圧力増加区の
数Nが1つ以上である装置。 - 【請求項26】少くとも一部は液相にある混合物を固体
/液体/気体を含む多相変換操作で處理する方法におい
て: (1)原料混合物を第一操作区内で同時に部分蒸発と部
分固化させて第一蒸気V12と溶媒固体S18を含む第一凝態
物K18を生成させる第一操作: (2)第二操作区内で第一蒸気V12を吸収液J62に吸収さ
せ、吸収圧力はほぼ第一段階の圧力と同じで、吸収温度
は溶媒の融解温度より高い温度である第二操作: (3)第一凝態物より得られる溶媒固体を第四操作区内
で融解する第三操作: (4)第二操作区と第四操作区間に熱を移動させ第二操
作中に産生する吸収熱の少なくとも大部分が第四操作中
に必要な融解熱を供給出来る様にした第四操作を含むこ
とを特徴とする方法。 - 【請求項27】請求範囲の第26項の方法で第二操作中の
吸収温度と第三操作に於ける溶媒固体の融解温度との差
が攝氏10度以下である方法。 - 【請求項28】請求範囲の第26項の方法で第二操作中の
吸収温度と第三操作に於ける溶媒固体の融解温度との差
が攝氏5度以下である方法。 - 【請求項29】請求範囲の第26項より第28項の一つの方
法で更に次の操作を有する事を特徴とする方法: (5)第五操作: 第二操作区と熱傳導壁で隔離されて居る第三操作区で溶
媒液体を蒸発して第二蒸気を生成する。そして第二操作
中に放出される吸収熱は熱傳導壁を通じて第三操作区に
入り第五操作に必要な熱を供給する。尚第三操作は第二
蒸気と溶媒固体間に熱傳導させる事によってなされる。 - 【請求項30】請求範囲の第26項の方法で第三操作中に
第二蒸気を直接溶媒固体と接触させる方法。 - 【請求項31】請求範囲の第26項より第30項の一つの方
法で第二操作区と第四操作区の間に熱傳熱導性壁があ
り、それで第二操作中に放出される熱が第三操作中に必
要な熱として使はれる様にした方法。 - 【請求項32】請求範囲の第26項の方法で第四操作区が
熱傳導性の管の内にあり、そしてその管壁が第二操作区
と第四操作区とを隔離させる隔離壁になって居る方法。 - 【請求項33】揮発性があり結晶化の出来る溶媒を含む
原料混合物を固体/液体/気体を含む多相変換操作で處
理する装置で (1)多相変換操作を行ふ第一区、 (2)低圧蒸気を吸収する第二区、 (3)溶媒固体を融解する第四区、 (4)第一区と第二区間の蒸気通路、 (5)第二区と第四の間に熱を輸送させる熱輸送器、 (6)第一区内に於て液体と気体との界面面積を提供す
る界面面積提供器、 を含み、 (1)容器を真空状態にする、 (2)原料混合物を第一区に導入する、 (3)吸収液を第二区に導入する、 (4)溶媒固体を第四区に導入する、 等の諸操作を行ふと、 (1)第一区内で蒸発と固化が同時に行はれて第一蒸気
と溶媒固体と母液を含む固体/液体の第一混合物を生成
する、 (2)第二区中で第一蒸気は吸収液に吸収されて稀釋さ
れた吸収液を生成し、そして吸収熱を放出する、 (3)吸収熱は熱輸送器を経て第四区に入り、そこで溶
媒固体は融ける 等の諸操作が起る装置。 - 【請求項34】請求範囲の第32項の装置で熱傳導性のあ
る管又は管群があり、第四区が管(群)の内にあり、管
壁が熱の輸送器になって居る装置。 - 【請求項35】請求範囲の第33項又は第34項の装置で、
垂直に近い回転壁が第一区内の界面面積提供器として使
用される装置。 - 【請求項36】請求範囲の第33項の装置で更に (6)第二蒸気を生成する第三区、 (7)第二区と第三区を隔離すると同時に両区間で熱輸
送をする熱輸送器、 を含み (1)容器を真空状態にする、 (2)原料混合物を第一区内に導入する、 (3)吸収液を第二区内に導入する、 (4)溶媒の液体を第三区内に導入する、 (5)溶媒の固体を第四区内に導入する、 等の諸操作を行ふと (1)第一区内で蒸発と固化が同時に進行して第一蒸気
と溶媒固体と母液を含む固体/液体の第一混合物を生成
する、 (2)第二区内で第一蒸気は吸収液に吸収されて稀釋さ
れた吸収液を生成し、そして吸収熱を放出する、 (3)吸収液は熱輸送器をへて第二区より第三区に傅
り、溶媒を蒸発させて第二蒸気を生成する、 (4)第二蒸気は第四区にある溶媒固体に熱を傳へ、第
二蒸気は凝縮し、溶媒固体はとける 等の諸操作が起る装置。 - 【請求項37】請求範囲の第33項の装置で、第三区と第
四区との間に蒸気の通路があり、第三区で生成された第
二蒸気が第四区に流入して、溶媒固体と直接接觸して熱
交換する様にした装置。 - 【請求項38】請求範囲の第33項の装置で、第二区内に
A1、A2、−−−−−、An、−−−−−、ANで代表される
隔間があり、この第三区内にB1、B2、−−−−−、BNで
代表される隔間があり、この二群の隔間は交互に配列さ
れ、隣接する二隔間は熱傳性のある壁で隔離される装
置。
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