JP2901902B2 - 電子錠装置 - Google Patents
電子錠装置Info
- Publication number
- JP2901902B2 JP2901902B2 JP27156195A JP27156195A JP2901902B2 JP 2901902 B2 JP2901902 B2 JP 2901902B2 JP 27156195 A JP27156195 A JP 27156195A JP 27156195 A JP27156195 A JP 27156195A JP 2901902 B2 JP2901902 B2 JP 2901902B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transmission
- signal
- data
- received
- resynchronization
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Lock And Its Accessories (AREA)
- Selective Calling Equipment (AREA)
Description
錠および解錠を車外からの遠隔操作によって行うことが
できる電子錠装置に関する。
レス・エントリ・システムと称される暗証番号などを用
いた遠隔操作システムがある。キーレス・エントリ・シ
ステムでは、使用者は携帯用のキーレス送信機を所持
し、車両に施解錠装置を含む受信機が搭載される。ドア
の電子錠の施錠および解錠を行うときには、キーレス送
信機から車両の受信機に向かって、予め定めるユーザ信
号を送信する。受信機は、送信されたユーザ信号が正し
いときだけ電子錠の施錠および解錠を実行する。
有に設定されるID(Identification;識別)番号、お
よび送信するたびにユーザ信号を変更するローリングコ
ード方式のコードなどが用いられる。ローリングコード
方式のコードは、使用者毎に固有に設定されるID番号
と、当該コードがいつ送信されたものかを示すデータで
ある送信番号とを組合せて構成される。送信番号は、コ
ードの送信を行うたびに更新される。
コードを用いたとき、キーレス送信機から送信されるユ
ーザ信号は送信が行われるたびに異なる。かつ一度送信
されたことのあるユーザ信号を再度送信したときには、
受信機は当該信号を誤った信号と判断する。このときに
は施解錠装置の施錠処理および解錠処理は行われない。
ゆえに、キーレス送信機と受信機との間でのユーザ信号
の送信が第3者によって不当に傍受されたとしても、傍
受されたユーザ信号を用いて第3者が不当に施解錠装置
の解錠処理を行い、車両を盗むことを防止することがで
きる。
を用いた車両の電子錠装置の従来技術として、特開平1
−278671号公開公報が挙げられる。本公報では、
送信されるコードとして、ローリングコード方式のコー
ドを用い、送信が行われるたびに、コード信号の一部を
予め定める値だけ累進加算または累進変更して新たなコ
ード信号を生成する。また、当該公報の遠隔操作ロック
制御装置では、送信機である発信装置と受信装置は、そ
れぞれ独立して送信されるコード番号を変更している。
ローリングコード方式のコードを用いるとき、ユーザ信
号はコードの送信が行われるたびに変更される。送信機
および受信機がそれぞれ独立してユーザ信号を変更する
機構であって、かつ送信機から受信機へだけユーザ信号
を伝送する単向通信装置であるとする。このような送信
機および受信機では、たとえば最新の送信時に送信した
ユーザ信号および最新の受信時に受信されたユーザ信号
とをそれぞれストアしている。送信機では、最新の送信
時のユーザ信号を用いて、次回の送信時に送信する送信
データを生成する。また受信機では、受信内容とストア
している最新の受信時のユーザ信号とを比較して、受信
内容が正しいか否かを判断する。
にあり、送信機からの出力を受信できない状態にあると
きに使用者が送信機からコードを送信する空打ち送信を
行うと、受信機においてストアされている最新の受信時
のユーザ信号は変更されないにもかかわらず、送信機に
おいてストアされる最新の発信時のユーザ信号は変更さ
れる。ゆえに、送信機および受信機の間でそれぞれスト
アする最新の送信および受信時のユーザ信号が一致しな
くなる。
信されるユーザ信号と、受信機においてストアされてい
る最新の受信時におけるユーザ信号との間の同期が狂
い、両信号間に予め定める関係が成り立たなくなる。こ
れによって、受信機は、空打ちされた送信機から送信さ
れたユーザ信号を受信すると、このユーザ信号が対応す
る送信機から出力された正しい信号であるにもかかわら
ず、誤ったユーザ信号を受付けたと判断する。これによ
って、受信機の施解錠装置は、電子錠の施解錠処理を行
わない。
技術の電子錠装置では、送信機において空打ち送信が行
われた後に受信機に向かって送信されたユーザ信号を受
信したとき、受信したユーザ信号が予め定める条件に基
づいて繰返し変更され続けた結果であるならば、受信内
容を正しいユーザ信号であると判断して電子錠の施解錠
処理を行う。
号が、受信機側でストアされている最新の受信時のユー
ザ信号を変更した信号のうち、当該信号を予め定める回
数だけ変更した各回の値のいずれかであれば正しいユー
ザ信号として受信し、電子錠の施解錠処理を行う装置が
ある。このとき、予め定める回数は、少なく設定され
る。これは、第3者が不当に受信機および送信機の間の
通信を傍受し、傍受した番号を様々に変更した番号を用
いて、総当たりで受信手段に対し発信するときに、番号
が偶然正しい番号と一致する確率を小さくして、不当に
使用者の電子錠の解錠および施錠処理が行われることを
防止するためである。
予め定める所定の範囲内以上の回数だけ変更されると、
受信機では、受信したユーザ信号を正しいユーザ信号と
判断することができなくなる。
のメモリなどにストアされている最新の過去の送信時の
ユーザ信号が消去されたとき、次の送信時に送信機から
送信されるユーザ信号は、当該送信機から初めてユーザ
信号を送信するときの値である初期値に戻る。ゆえに、
送信されるユーザ信号は、最新の過去のユーザ信号が予
め定める条件に基づいて変更された結果および変更され
続けた結果ではなくなるので、前述した受信機において
このようなユーザ信号は受付けられない。送信機内のデ
ータが消去されるときとは、たとえば送信機の電池交換
によってメモリがリセットされたときなどがある。メモ
リを、電池を外してもデータが失われない不揮発性のメ
モリとするとユーザ信号が初期値に戻ることは防止する
ことができるけれども、このようなメモリは構成が複雑
であり、かつ製造コストの増加の原因となる。
で、メモリにそれぞれストアしている最新の過去の送信
時および受信時におけるユーザ信号が大きく異なるとき
には、両信号を一致させる再同期動作が必要となる。再
同期動作とは、送信機から出力されるユーザ信号を、無
条件で受信機に最新の過去の受信時の値としてストアさ
せる動作である。このような再同期動作を行うと、送信
機および受信機との間で異なっていたユーザ信号を一致
させることができる。
に予め再同期フラグが設定されている。再同期動作を行
わせるには、たとえばユーザ信号を約10秒間連続送信
することによって再同期フラグの値を変更する。このフ
ラグの値が変更されたユーザ信号を受信機に対して送信
することで、再同期動作を実行することを指示してい
る。再同期動作の実行を指示されたとき、受信機は、指
示後に送信されたユーザ信号をユーザ信号の是非の判定
なく無条件で受付けている。
の値を変更して再同期動作を指示するとき、再同期動作
を指示する再同期信号と通常の施解錠動作に用いるユー
ザ信号とは類似の信号であり、予め定める1ビットのデ
ータだけが異なる。したがって、このような再同期動作
を指示する再同期信号は、ユーザ信号と比較することに
よって解析することができる。ゆえに、第3者がこの信
号を解析することによって不当に再同期信号を生成し、
受信機に向かって生成した再同期信号を発信し電子錠を
解錠する可能性がある。
伝送し合う双向通信装置であるときにおける、ローリン
グコード方式の電子錠装置に関する従来技術が特開平4
−81344号公開公報および特開平4−31582号
公開公報に開示されている。
電子錠システムでは、電子錠コントローラから中継器を
介して発信されるIDコードが電子錠で受信されると、
電子錠は監視信号を中継器に向けて送信する。電子錠コ
ントローラは、中継器において監視信号が受信されたこ
とを確認した後に、IDコードを変更する。
されるキーレス・エントリ・システムでは、送信毎に変
更される可変コードは、車両に設けられたキーレス・エ
ントリ装置と携帯用送信機であるトランスミッタとの間
で行われた交信回数をパラメータとして、トランスミッ
タおよびキーレス・エントリ装置とにそれぞれ与えられ
ている共通の数式に基づいて決定される。また本公報で
は、キーレス・エントリ装置にだけコードが変更するた
めの手段を設け、変更されたコードはキーレス・エント
リ装置とトランスミッタとを有線で接続して伝送する装
置も併せて開示されている。
よび受信機が双向通信装置であるときは、送信機および
受信機はコードの送受信を行うたびに互いに信号を送信
し合って常にユーザ信号を一致させている。このような
電子錠装置は使用者が所持する送信機にも受信手段が必
要となり、また車両に備えられる受信機にも送信手段が
必要とされる。したがって、送信機および受信機の構成
が複雑になり、また送信機が大形化する原因となる。
号を用いて、送信装置および受信装置の再同期動作を容
易に行うことができる電子錠装置を提供することであ
る。
送信された送信データを受信装置で受信し、受信内容と
当該データ受信以前に受信された送信データとの間に予
め定める変更条件が成り立つときに、電子錠を施錠また
は解錠する電子錠装置において、送信装置は、使用者に
よって、予め定める第1の操作および第2の操作のいず
れか一方の操作がなされる操作手段と、送信データを送
信するたびに、予め定める変更条件に基づいて最新の送
信以前の送信時の送信データを変更して、最新の送信の
ための送信データを生成する送信データ生成手段と、送
信装置の送信データと受信装置にストアされる最新の送
信以前に受信された送信データとの間の再同期を行うた
めの再同期信号をストアする送信側信号メモリと、操作
手段の出力に応答し、第1の操作がなされたときには送
信データ生成手段から出力される送信データを送信し、
第2の操作がなされたときには、送信側信号メモリにス
トアされる再同期信号を読出して送信する送信手段とを
含み、受信装置は、送信装置からの出力を受信する受信
手段と、受信手段からの出力に応答し、受信内容が送信
データおよび再同期信号のいずれであるかを判定する信
号判定手段と、最新の受信以前に受信した送信データを
ストアする受信側データメモリと、受信手段および信号
判定手段の出力に応答し、送信データを受信したと判定
されると、受信内容と受信側データメモリのストア内容
との間に予め定める変更条件が成り立つか否かを判定す
る条件判定手段と、前記条件判定手段の出力に応答し、
変更条件が成り立つと判定されたときには、受信内容を
受信側データメモリにストアするとともに、電子錠の施
錠処理および解錠処理を実施する施解錠手段と、前記再
同期信号をストアする受信側信号メモリと、受信手段お
よび信号判定手段の出力に応答し、再同期信号を受信し
たと判定されると、受信内容と受信側信号メモリにスト
アされる再同期信号とが一致するか否かを判定する再同
期信号判定手段と、再同期信号判定手段の出力に応答
し、受信内容と再同期信号とが一致した時には、次の受
信時に受信した送信データをそのまま受信側データメモ
リにストアして再同期させる再同期手段とを含むことを
特徴とする電子錠装置である。 本発明に従えば、たとえば車両に取付けられる電子錠装
置は、送信装置と受信装置とを有する。受信装置はたと
えば車両のドアの施解錠装置として車両に搭載され、使
用者は携帯する送信装置からドアの施錠または解錠を指
示する。送信装置は、送信されるたびに異なる送信デー
タを受信装置に対して送信する。受信装置は、送信装置
から送信される送信データを受信し、その受信内容が予
め定められる条件を満たしているときに、正当な送信装
置からドアの電子錠の施解錠処理が指示されたものと判
断して、電子錠を施錠または解錠する。すなわち、本発
明の電子錠装置は、いわゆるローリングコード方式の電
子錠装置である。 ローリングコード方式の電子錠装置では、ある送信時の
送信データを他者が得ても、次回の送信時の正しい送信
データを得ることができない。したがって、たとえば他
者が、不当に送信装置と受信装置との間の送信を傍受し
て送信データを得ても、この送信データを用いて電子錠
を解錠することを防止することができる。 使用者は、受信装置に対して電子錠の施錠または解錠
を指示したいときには、送信装置の操作手段に対して第
1の操作を行う。第1の操作が行われると、操作手段
は、第1の操作に対応した出力を送信手段へ与える。送
信手段は第1の操作に対応した出力を得ると、送信デー
タの送信が指示されたものと判断する。このとき送信手
段は、送信データ生成手段から送信すべきデータを得
て、このデータを伝送路へ送信する。 送信データ生成手段は、最新の送信以前の送信時の送信
データを記憶している。記憶される最新の送信以前の過
去の送信データは、たとえば最新の送信直前の送信時の
ものである。また、最新の送信から予め定める回数だけ
逆算した送信時のものであってもよい。送信データ生成
手段では、この過去の送信データを予め定める変更条件
に基づいて変更して、最新の送信時の送信データを作成
する。最新の送信データは、たとえば操作手段への第1
の操作によって送信データの送信が指示された時に生成
される。また、送信データの送信が行われた後に、次の
送信時の送信データを生成して、たとえばメモリにスト
アしておくようにしてもよい。 送信装置から受信装置へは、たとえば無線で送信データ
が送信される。受信装置は、受信手段で送信装置からの
出力を受信すると、信号判定手段において、受信内容が
送信データおよび再同期信号のいずれであるかを判定す
る。受信内容が送信データであれば電子錠の施解錠処理
を実施し、再同期信号であれば送信装置と受信装置との
間の再同期処理を行う。 電子錠の施解錠処理を実施するときは、まず受信した送
信データが正しいか否かの判定が行われる。ローリング
コード方式の電子錠装置では、送信データは送信のたび
に異なる。最新の受信時の送信データは、前述したよう
に過去の送信データを予め定める変更条件に基づいて変
更したものである。この過去の送信データは受信側デー
タメモリにストアされている。ストアされる過去の送信
データは、たとえば最新の受信の直前の電子錠の施解錠
処理時において受信された送信データであり、かつ正し
いと判定された送信データである。また、予め定める回
数前の電子錠の施解錠処理時において受信された送信デ
ータであってもよい。 条件判定手段では、受信側データメモリにストアされる
過去の送信データと最新の受信内容との間に、予め定め
る変更条件が成り立つか否か、すなわち最新の受信内容
が過去の送信データを予め定める変更条件で変更した送
信データと一致するか否かを判断する。送信データと受
信内容との間に変更条件が成り立つときだけ、受信した
送信データが正しいと判断される。送信データが正しい
ときには、この最新の送信データは受信側データメモリ
にストアされる。この送信データが次回以後のデータの
受信時の判定の基準とされる。 送信データが正しいときには、当該受信装置に対応する
正当な送信装置から電子錠の施解錠処理が指示されたも
のと判断される。施解錠手段は、電子錠が施錠状態にあ
れば解錠処理を行う。電子錠が解錠状態にあれば、施錠
処理を行う。これによって、ドアの電子錠が解錠または
施錠される。 また、使用者が送信装置と受信装置との間の信号の再同
期処理を行いたいと希望することがある。前述したよう
に、ローリングコード方式の電子錠装置において正しい
送信データの判定を行うためには、送信装置で最新の受
信時の送信データ作成の基準となる過去の送信データと
同一の送信データを、受信装置が過去に受信しストアし
ている必要がある。 受信装置では、過去の送信データは、受信装置では正し
い送信データ受信時でなければ更新されないけれども、
送信装置では受信の是非に拘わらず送信コードを送信す
るだけで更新される。ゆえに、たとえば送信装置からの
出力が受信装置に受信されない場所で操作手段を操作し
て送信装置から送信データを送信することがあると、受
信装置と送信装置とがそれぞれストアする過去の送信デ
ータが一致しなくなり、両者の同期が狂うことがある。
送信データの同期が狂うと、正当な送信装置からの送信
を、受信装置が誤りであると判断するようになる。 このような誤操作によって送信装置と受信装置との同期
が狂うときには、両装置間の同期を取る必要が生じる。
このようなときに、送信装置と受信装置との再同期をお
こない、両装置がストアする過去の送信データを一致さ
せる。 使用者は、送信装置の操作手段に対して第2の操作を施
す。操作手段は第2の操作に対応した出力を送信手段に
与える。送信手段は、前記出力を与えられると、送信側
信号メモリから再同期信号を読出し、受信装置に対して
送信する。再同期信号は、一対の送信装置と受信装置と
の間で設定された固有の識別信号である。 受信装置は、信号判定手段で受信内容が再同期信号で
あると判定されると、再同期信号判定手段に受信内容を
与える。再同期信号判定手段は、受信側信号メモリがス
トアする正しい再同期信号と、受信内容とを比較する。
両者が一致したときには、受信内容は当該受信装置と、
装置に対応する送信装置との間で設定された正しい再同
期信号であると判定される。 使用者は、送信装置から再同期信号を送信させると、続
いて送信データを送信させる。この送信コードは、送信
装置がストアする過去の送信データを予め定める変更条
件に基づいて変更して生成されたものである。正しい再
同期信号が送信されたとき、受信装置は、続いて送信さ
れた送信データを受信すると、受信装置が記憶する過去
の送信データと一致しているか否かは無関係に、そのま
ま受信側データメモリにストアして、再同期処理を終了
する。 これによって、送信装置が記憶する過去の送信データ
と、受信装置の受信側データメモリにストアされる過去
の送信データとが一致する。ゆえに、再同期処理後に送
信装置から送信される送信データが、受信装置に正しい
送信データとして受付けられ記憶される。 再同期信号は、送信装置および受信装置の再同期処理時
だけに送信される。両装置の再同期処理は通常行われな
いので、再同期信号が送信される回数は極めて小さい。
ゆえに、他者によって不当に再同期信号を傍受されるこ
とを防止することができる。
ータを受信装置で受信し、送信データと当該データ受信
以前に受信された送信データとの間に予め定める変更条
件が成り立つときに、電子錠を施錠または解錠する電子
錠装置において、送信装置は、使用者によって、予め定
める操作がなされる操作手段と、送信データを送信する
たびに、最新の送信以前の送信時の送信データを、予め
定める変更条件に基づいて変更して、最新の送信のため
の送信データを生成する送信データ生成手段と、操作手
段の出力に応答し、予め定める操作がなされると、送信
データ生成手段から出力される送信データを送信する送
信手段とを含み、受信装置は、送信装置からの出力を受
信する受信手段と、最新の受信以前に受信した送信デー
タをストアする受信データメモリと、受信手段の出力に
応答し、受信内容と受信データメモリのストア内容との
間に予め定める変更条件が成り立つか否かを判定する第
1条件判定手段と、受信手段の出力に応答し、受信内容
が送信データの予め定める初期値、および初期値を順次
予め定める回数だけ予め定める変更条件に基づいて変更
したデータであって、変更した各回ごとに得られるデー
タの内のいずれか1つと一致するか否かを判定する第2
条件判定手段と、前記第1および第2条件判定手段の出
力に応答し、変更条件が成り立つと判定されたとき、ま
たは受信内容が予め定める初期値および各回ごとに得ら
れるデータのうちのいずれか1つと一致すると判定され
たときには、受信内容を受信データメモリにストアする
とともに、電子錠の施錠処理および解錠処理を実施する
施解錠手段とを含むことを特徴とする電子錠装置であ
る。 本発明に従えば、電子錠装置はローリングコード方式の
電子錠装置であり、送信装置と受信装置とを有する。 使用者が操作手段に予め定める操作を施すと、送信手段
は、送信データ作成手段から最新の送信のための送信デ
ータを得て、受信装置に対して送信する。受信装置は、
送信装置からの出力を受信手段で受信すると、受信内容
が正しいか否かを判定する。 この受信装置において、正しい送信データとして受付け
られる送信データは、受信側データメモリにストアされ
る過去の送信データが予め定める変更条件に基づいて変
更されて生成された送信データと、送信装置が初期状態
であるときに送信される予め定める複数の送信データで
ある。予め定める複数の送信データとは、送信データの
初期値、および初期値を順次予め定める回数だけ予め定
める変更条件に基づいて変更し、変更した各回ごとに得
られるデータである。 第1および第2条件判定手段では、今回の受信時の受信
内容が、これら受付けられる送信データのうちのいずれ
か1つに該当するときに、正しい送信データが受信され
たものと判定し受付ける。正しい送信データが受信され
たときには、施解錠手段は、受信内容を受信データメモ
リにストアして過去の送信データを更新するとともに、
電子錠を施錠または解錠する。 これによって、送信データの初期値および予め定める複
数のデータが受信されたときには、受信データメモリに
ストアされる過去の送信データに拘わらず、受信内容が
受付けられる。ゆえに、送信データの初期値を含む予め
定める複数のデータが受信されるときには、受信装置は
自動的に送信装置と受信装置との再同期処理を行う。 たとえば送信装置の駆動用電池を交換するときなど、送
信装置に電力が供給されなくなると、送信装置において
過去の送信データをストアしたランダムアクセスメモリ
が初期化され、過去の送信データが消去されることがあ
る。このとき送信装置は送信データを送信したことのな
い初期状態に戻る。電池交換に続いて行われる送信デー
タの送信動作では、この後送信装置は、送信データの初
期値を送信すべき送信データとして送信する。 電池交換は定期的に行われる動作であり、送信装置はた
とえば年に1〜2回行われる電池交換のたびに初期状態
に戻されることになる。本発明の電子錠装置では、この
ような初期状態から送信される送信データを受信したと
きに自動的に両装置の再同期処理を実施する。これによ
って、使用者が電池交換のたびに再同期処理を実施させ
る必要がなくなる。また、初期状態から予め定める回数
の送信時までに送信される送信データを受付けるので、
初期状態から送信した送信データが受信装置に受信され
なかったときでも、予め定める回数の間は使用者が再同
期処理を行う必要がない。ゆえに、たとえば数回であれ
ば両装置間の送受信が失敗しても、送信データを送信さ
せる動作だけで自動的な再同期処理を行わせることがで
きる。
ータを受信装置で受信し、受信内容と当該データ受信以
前に受信された送信データとの間に予め定める変更条件
が成り立つときに、電子錠を施錠または解錠する電子錠
装置において、送信装置は、使用者によって、予め定め
る第1の操作および第2の操作のいずれか一方の操作が
なされる操作手段と、送信データを送信するたびに、予
め定める変更条件に基づいて最新の送信以前の送信時の
送信データを変更して、最新の送信のための送信データ
を生成する送信データ生成手段と、送信装置の送信デー
タと受信装置にストアされる最新の送信以前に受信され
た送信データとの間の再同期を行うための再同期信号を
ストアする送信側信号メモリと、操作手段の出力に応答
し、第1の操作がなされたときには送信データ生成手段
から出力される送信データを送信し、第2の操作がなさ
れたときには、送信側信号メモリにストアされる再同期
信号を読出して送信する送信手段とを含み、受信装置
は、送信装置からの出力を受信する受信手段と、受信手
段からの出力に応答し、受信内容が送信データおよび再
同期信号のいずれであるかを判定する信号判定手段と、
最新の受信以前に受信した送信データをストアする受信
側データメモリと、受信手段および信号判定手段の出力
に応答し、送信データを受信したと判定されると、受信
内容と受信側データメモリのストア内容との間に予め定
める変更条件が成り立つか否かを判定する第1条件判定
手段と、受信手段および信号判定手段の出力に応答し、
送信データを受信したと判定されると、受信内容が送信
データの予め定める初期値、および初期値を順次予め定
める回数だけ予め定める変更条件に基づいて変更したデ
ータであって、変更した各回ごとに得られるデータの内
のいずれか1つと一致するか否かを判定する第2条件判
定手段と、第1および第2条件判定手段の出力に応答
し、変更条件が成り立つと判定されたとき、または受信
内容が予め定める初期値および各回ごとに得られるデー
タのうちのいずれか1つと一致すると判定されたときに
は、受信内容を受信データメモリにストアするととも
に、電子錠の施錠処理および解錠処理を実施する施解錠
手段と、前記再同期信号をストアする受信側信号メモリ
と、受信手段および信号判定手段の出力に応答し、再同
期信号を受信したと判定されると、受信内容と受信側信
号メモリにストアされる再同期信号とが一致するか否か
を判定する再同期信号判定手段と、再同期信号判定手段
の出力に応答し、受信内容と再同期信号とが一致した時
には、次の受信時に受信した送信データをそのまま受信
側データメモリにストアして再同期させる再同期手段と
を含むことを特徴とする電子錠装置である。 本発明に従えば、電子錠装置は、ローリングコード方式
の電子錠装置であり、送信装置と受信装置とを有する。 使用者が操作手段に予め定める第1の操作を施すと、送
信手段は、送信データ作成手段から、最新の送信のため
の送信データを得て、受信装置との間の伝送路に送信す
る。また両装置間の再同期処理を行うときは、操作手段
に予め定める第2の操作を施すと、送信手段は再同期信
号を送信側信号メモリから読出して送信する。 受信装置は、送信装置からの出力を受信手段で受信する
と、受信内容が送信データか再同期信号かを信号判定手
段で判定する。受信内容が送信データであるときは、第
1および第2条件判定手段で受信内容が受付けられる正
しい送信データであるか否かが判定される。正しい送信
データは、受信側データメモリにストアされる過去の送
信データが予め定める変更条件に基づいて変更されて生
成された送信データと、送信データの初期値、および初
期値を順次予め定める回数だけ予め定める変更条件に基
づいて変更し、変更した各回ごとに得られるデータであ
る。これらの送信データのうちのいずれか1つと受信内
容が一致すれば、受信内容は正しい送信データであると
判定される。これによって、施解錠手段は、受信内容を
受信側データメモリにストアするとともに、電子錠を施
錠または解錠する。 また受信内容が再同期信号であるときは、再同期信号判
定手段において再同期信号が正しい否かが判定される。
正しいと判定されるときには、続いて受信される受信内
容を無条件で受付ける再同期処理を実施する。 このように、本発明の電子錠装置では、送信装置と受信
装置との同期が狂ったときに、送信装置が初期状態に戻
っていれば、自動的に再同期処理を実施する。また送信
装置が初期状態でなければ、使用者自身の操作によって
再同期処理を行わせる。ゆえに、電池交換など、予め同
期が狂うと分かっているときの再同期処理は自動的に行
われるので、使用者がその都度再同期処理を指示する必
要がない。また再同期処理は使用者が必要と判断したと
きにも行うことができるので、たとえば両装置間での送
信ミスが連続したときなどにも、容易に再同期を行わせ
ることができる。
および第2スイッチを有し、前記第1の操作は、第1ス
イッチだけを操作し、前記第2の操作は、第2スイッチ
だけを操作することを特徴とする。 本発明に従えば、前述した送信装置の操作手段には、た
とえば押しボタンである第1および第2スイッチが備え
られる。送信データを送信して電子錠を施解錠させたい
と希望するときには、使用者は第1スイッチを押下げる
などの第1の操作を行う。また送信装置と受信装置との
再同期処理を行わせたいと希望するときは、使用者は、
第2スイッチを押下げるなどの第2の操作を行う。これ
によって、通常の電子錠の施解錠の指示と、再同期処理
の指示とを行わせる操作が明確に異なる。ゆえに、容易
に再同期処理を指示することができる。
のスイッチを有し、前記第1の操作は、1または複数の
スイッチを予め定める手順で操作し、前記第2の操作
は、1または複数のスイッチを第1の操作とは異なる予
め定める手順で操作することを特徴とする。 本発明に従えば、前記操作手段は、たとえば押しボタン
であるスイッチを複数有する。使用者は、たとえば各ス
イッチを押下げるなどの動作を複数組合わせて、送信装
置に対する指示を行う。電子錠の施解錠処理を指示する
第1の動作と、再同期処理を指示する第2の動作とは、
各スイッチに対する動作の組合わせが異なる。たとえ
ば、各スイッチへの動作の順序および各スイッチへの動
作回数が異なる。また操作するスイッチと操作しないス
イッチとの組合わせを変更するようにしてもよい。操作
手段は、各スイッチへの操作の組合わせから、第1の操
作および第2の操作のいずれが行われたかを判断して、
その操作に対応する出力を、送信手段に与える。さら
に、操作手段を単一のスイッチとしてもよい。このとき
に第1および第2の操作は、このスイッチに対して継続
して行わせる操作の時間的タイミングを変更して区別す
る。たとえばスイッチを押下げ動作する時間と押下げ動
作をしない時間とを交互に行うときに、各時間の長さを
変更する。また、動作回数を変更する。 これによって、従来からある操作手段と同等な操作手段
を用いて、電子錠の施解錠処理および再同期処理を指示
することができる。また再同期処理は、1回スイッチを
押下げるだけでは指示されないので、不用意に再同期処
理が行われることを防止することができる。
る電子錠装置の電気的構成を示すブロック図である。図
1(1)は電子錠装置の送信機1の電気的構成を示すブ
ロック図である。図1(2)は電子錠装置の受信機2の
電気的構成を示すブロック図である。電子錠装置は、送
信機1と受信機2との間で電磁波を用いた送信を行い、
遠隔操作によって車両のドアの施錠および解錠を指示す
るキーレス・エントリ・システムである。また、電子錠
装置では、送信機1から受信機2に向けて発信され、受
信機で正誤判定が行われる送信内容が、送信が行われる
たびに変更されるローリングコード方式を用いている。
り、車両のドアの電子錠の施錠および解錠を指示する送
信データである指示信号は、ユーザID(Identificati
on;識別)番号と送信番号とを組合せ、かつ暗号処理が
施されて構成される。ユーザID番号は、車両毎に設定
され送信が繰返されても変更されない固定番号である。
送信番号は、指示信号の送信が行われるたびに予め定め
る条件に基づいて変更される番号である。本実施形態で
は、送信番号が数字だけの番号であり、指示信号の送信
が行われるたびに1ずつ加算されるものとする。また送
信番号を変更する条件としては、送信が行われるたびに
番号を減算していく信号でもよく、また他の変更条件を
用いて変更されてもよい。
イッチ4とが備えられる。送信スイッチ3は、電子錠を
施錠または解錠するときに使用者によって操作される。
再同期スイッチ4は、送信機1と受信機2との間の再同
期処理を行うときに使用者によって操作される。スイッ
チ3,4の出力は、送信制御回路5に与えられる。ま
た、操作スイッチは1つだけ、または複数のスイッチか
ら成るスイッチ群が1組だけ用意され、このスイッチま
たはスイッチ群を、電子錠を施錠または解錠するときと
再同期処理を行うときとにおいて、異なる手法で操作す
ることで、それぞれの動作を指示してもよい。たとえば
再同期信号は、送信機の操作スイッチを指示信号送信時
とは異なる回数だけ操作するような動作によって送信が
指示される。
6にストアされている。送信番号は、送信番号生成回路
7において指示信号の送信が実施されるたびに更新変更
される。送信スイッチ3が操作されると、送信制御回路
5は、指示信号を送信させる。指示信号は、ユーザID
番号メモリ6からの出力と、送信番号生成回路7からの
出力を加算器8において加算して生成される。生成され
た指示信号は加算器8から送信回路9に与えられる。送
信回路9では、加算器8において生成された指示信号を
予め定める条件に基づいて暗号化し、電磁波信号に変換
した後、アンテナ10から発信する。
号は、たとえば予め定める周波数の搬送波を送信すべき
信号において周波数変調した変調波を生成し、この変調
波を微弱電波として送信回路から送信したものである。
また、送信機1と受信機2との間の送信には、光通信な
どが用いられるときもある。
11が備えられる。再同期信号メモリ11には、送信機
1の最新の過去の送信内容と受信機2の最新の過去の受
信内容とが一致しなくなったときに、再同期処理動作を
指示するための再同期信号がストアされる。再同期動作
とは、送信機1において保持される最新の過去の送信内
容と受信機2において保持される最新の過去の受信内容
とが何らかの理由で一致しなくなったときにおいて、前
記送信内容および受信内容を強制的に一致させる動作で
ある。内容の保持とは、たとえば内容をメモリにストア
するなどして行われる。
含む信号であり、電子錠装置が搭載される車両の所有者
が個別に設定するものである。再同期信号は、たとえば
指示信号と桁数が異なるなど、指示信号と全く異なる形
態の信号である。再同期信号は指示信号とは異なり暗号
化されていなくてもよい。
路9は再同期信号メモリ11から再同期信号を読出し、
電磁波を用いた信号に変換してアンテナ10から送信す
る。
信機2のアンテナ16によって受信され、受信回路17
に与えられる。受信回路17では、受信した電磁波信号
から送信された信号である受信内容を再生する。たとえ
ば、送信機1において、指示信号または再同期信号によ
って搬送波が周波数変調された変調波が発信されている
とき、受信回路17では、アンテナ16からの出力を周
波数変調して、送信された信号を復調する。受信回路1
7からの出力は信号判定回路18に与えられる。
信号であるか指示信号であるかを判定する。受信内容が
指示信号であるときは、信号判定回路18の出力はユー
ザID番号判定回路19に与えられる。信号判定回路1
8において受信した受信内容が再同期信号であると判定
されると、信号判定回路18からの出力は、再同期信号
判定回路21に与えられる。
定回路18からの出力を暗号解読して指示信号を再生す
る。かつ指示信号内のユーザID番号が正しいか否かを
判定する。ユーザID番号判定回路21は、ユーザID
番号メモリを備える。ユーザID番号メモリには、送信
機1のユーザID番号メモリ6にストアされているユー
ザID番号と等しい番号データがストアされている。判
定回路19では、ユーザID番号メモリのストア内容と
再生した指示信号内のユーザID番号とを比較し、一致
しているか否かを判断する。一致しているときは、受信
機2に対応する送信機1、すなわち受信機2が搭載され
ている車両の電子錠を施錠および解錠するための送信機
1からの指示信号を受信したと判定される。
ユーザID番号判定回路19からの出力は、切換えスイ
ッチ24を介して比較回路25に与えられる。また、ユ
ーザID番号判定回路19からの出力は、Nnメモリ2
7にも与えられる。Nnメモリ27には、今回受信され
た指示信号内の送信番号がストアされる。以後、今回受
信された指示信号に含まれる送信番号を送信番号Nnと
称する。また、受信機2内では、最新の過去の受信、す
なわち今回の受信よりも1つ前の受信時において受信さ
れた指示信号に含まれた送信番号をストアするNbメモ
リ28が備えられる。以後、最新の過去の受信時に受信
された指示信号内に含まれる送信番号を送信番号Nbと
称する。
の出力に基づいて、今回の送信番号Nnと最新の過去の
受信時の送信番号Nbとを比較する。送信番号Nnおよ
び送信番号Nbとの間に後述する予め定める条件が成立
つときには、今回の送信番号Nnが過去の送信番号Nb
を予め定める条件に基づいて変更して生成された送信番
号であり、今回受信した指示信号が受付け可能であると
判断する。比較回路25において、指示信号を受付け可
能であると判定されると、電子錠制御回路30が、電子
錠の施錠処理または解錠処理を行う。
アの電子錠の状態が施錠状態であるか解錠状態であるか
を判断する。電子錠が施錠状態であるときに指示信号を
受付けると、電子錠制御回路30は解錠用のリレー回路
を介し、アクチュエータを駆動させる。このアクチュエ
ータの駆動によって、ドアを施錠しているドアロック機
構を駆動し、電子錠を解錠する。また、現在電子錠が解
錠状態であるときは、施錠用のリレー回路を介しアクチ
ュエータを、ロック機構をドアを施錠するために駆動し
たときと反対方向に駆動する。これによってロック機構
が電子錠を解錠したときとは逆方向に駆動され、電子錠
を施錠状態とする。アクチュエータは、たとえば正逆回
転が可能なモータやソレノイドなどで実施される。この
モータの駆動力およびソレノイドの励磁/消磁を用い
て、ドアのロック機構を駆動し、電子錠を施錠状態また
は解錠状態に切換える。
が再同期信号であると判定されているとき、再同期信号
判定回路21では、当該信号が正しい信号であるか否か
が判定される。再同期信号判定回路21は、再同期信号
メモリを備える。この再同期信号メモリには、送信機1
の再同期信号メモリ11にストアされるデータと同一の
データがストアされる。かつ再同期信号には前述したよ
うにユーザID番号が含まれている。したがって、再同
期信号メモリからの出力と信号判定回路18からの出力
とを比較して一致するときには、当該再同期信号は、受
信機2と対応する送信機1から送信された信号であり、
かつ再同期動作を指示するための信号であると判断され
る。
信号が正しいと判定されたときは、フラグ設定回路32
において、再同期許可フラグFを1にセットする。再同
期許可フラグFを1にセットすることは、再同期動作が
指示されていることを示す。再同期許可フラグFが1に
セットされると、フラグ設定回路32は、切換えスイッ
チ24を、ユーザID判定回路19からの出力が直接電
子錠制御回路30に伝達されるように切換える。
えられているとき、電子錠制御回路30は、比較回路2
5において、最新の送信番号Nnと最新の過去の受信時
の送信番号Nbとの間に予め定める条件が成立つときに
だけ駆動される。切換えスイッチ24が他方端子35に
切換えられたときには、受信機2では、受信された受信
内容に含まれるユーザID番号が一致すれば、送信番号
Nnにかかわらず、受信内容を受付ける。
順序、送信機1から送信される送信番号、および受信機
2において当該送信番号を受信したときの受信判定結果
とを示す表である。
び再同期信号のいずれか一方の信号が送信される順序で
ある。受信機2では、送信機1から送信された指示信号
に含まれる送信番号Nnと、Nbメモリ28にストアし
ている最新の過去の送信番号Nbとを比較し、送信番号
Nn,Nbの間に予め定める条件が成立つときに、受信
した指示信号を受付けるものとする。予め定める条件と
は、たとえば、送信番号Nn,Nbの間に以下に示す式
が成立つときである。
号Nbの値よりも大きく、送信番号Nbに10加算した
値以下の範囲に含まれるときに、受信機2は指示信号を
受付けて電子錠の施錠処理および解錠処理を行う。
信番号Nbから予め定める範囲内に含まれる送信番号を
含む指示信号を受信したときに、指示信号を受付けて電
子錠の処理動作を実施する。これによって、送信機1に
おいて、予め定める範囲内の回数であれば、送信機1か
ら発信される電磁波が受信機2に届かない空打ちを行っ
た後でも、送信機1から送信される指示信号を受信機2
に受付けさせることができる。このように、数回の空打
ちが行われることを受信機2が許容しておくことによっ
て、使用者が指示信号を送信したつもりで受信機2に届
いていないときなど、送信の失敗が行われるたびに、指
示信号が受付けられなくなるような不都合を防止するこ
とができる。
れた再同期信号を受信したとき、再同期信号受信後に続
いて受信された指示信号は、その指示信号に含まれる送
信番号NnとNbメモリ28にストアされる最新の過去
の送信番号Nbとの間に予め定める条件が成立たないと
きにおいても、指示信号を受付ける。
として予め過去の送信番号Nbとして、「1」がストア
されている。送信機1が1番目の送信として送信番号
「5」を含む指示信号を送信する。受信機2は、この指
示信号を受信し、ユーザID番号の判定を行う。ユーザ
ID番号が一致したときに、送信番号「5」を最新の送
信番号としてNnメモリ27にストアする。比較回路2
5では、最新の送信番号Nn「5」と最新の過去の送信
番号Nb「1」とを比較する。1回目の送信においての
最新の送信番号の許容範囲は、最新の過去の送信番号N
b「1」と式1とから、「1<Nn≦11」である。最
新の送信番号Nn「5」はこの許容範囲に含まれるの
で、指示信号は受付けられ、電子錠の施錠処理または解
錠処理が行われる。指示信号が受付けられると、当該指
示信号に含まれる送信番号「5」が最新の過去の送信番
号NbとしてNbメモリ28にストアされる。
の送信を行う。2番目の送信では、送信機1は1番目の
送信における送信番号「5」に1加算した値である送信
番号「6」を含む指示信号を送信する。受信機2では、
指示信号を受信しユーザID番号が一致したと判定する
と、送信された指示信号に含まれる送信番号「6」を最
新の送信番号としてNnメモリ27にストアする。2回
目の受信における送信番号の許容範囲は、「5<Nn≦
15」である。最新の送信番号Nn「6」は、この許容
範囲に含まれるので、送信番号「6」を含む指示信号は
受付けられ、電子錠の施錠または解錠処理が行われる。
このとき、最新の送信番号Nn「6」は、最新の過去の
送信番号NbとしてNbメモリ28にストアされる。
れる。3番目の送信では、送信機1は、送信機1から送
信される電磁波信号を受信機2が受信することができな
くなる程度に離れた場所で、指示信号を20回空打ち送
信する。これによって、送信機1の送信番号生成回路7
において保持される最新の過去の送信番号は、「6」か
ら「26」に変更される。このとき、受信機2のNbメ
モリ28にストアされる最新の過去の送信番号Nbは、
「6」を保つ。
う。4番目の送信では、送信機1から受信機2に向け、
電磁波信号が到達する距離内で送信が行われる。このと
き送信機1は、送信番号「27」を含む指示信号を送信
する。受信機2では、指示信号を受信し、ユーザID信
号が一致したと判定されると、Nnメモリ27に送信番
号「27」を最新の送信番号Nnとしてストアする。
bメモリ28にストアされる最新の過去の送信番号Nb
「6」と上記式1とから「6<Nn≦16」である。最
新の送信番号Nn「27」は、この許容範囲の最大値
「16」よりも大きく、許容範囲に含まれていない。し
たがって比較回路25では、予め定める条件が成立たな
いと判定される。したがって、受信機2では、4番目の
送信において送信された指示信号は受付けられず、電子
錠の処理動作は行われない。このとき、最新の過去の送
信番号Nbは、2回目の送信において更新された値
「6」を保つ。
う。5回目の送信では、送信機1は再同期信号を送信す
る。再同期信号は送信番号を含まないので、送信番号生
成回路7において保持される最新の過去の送信番号は、
4回目の送信において送信された指示信号に含まれた送
信番号「27」を保つ。
再同期信号が正しいと判定されると、再同期許可フラグ
Fを1にセットして切換えスイッチ24を他方端子35
側に切換える。これによって、受信機2では、5番目の
送信に続く6番目の送信時において、送信される指示信
号の送信番号の是非にかかわらず、送信番号を受付ける
再同期許可状態に切換わる。
う。6番目の送信では、送信機1は、送信番号「28」
を含む指示信号を送信する。受信機2では、送信された
指示信号を受信し、ユーザID番号が一致していると判
定されると、当該指示信号に含まれる送信番号「28」
を最新の送信番号としてNnメモリ27にストアする。
かつ、比較回路25において、最新の過去の送信番号N
bと最新の送信番号Nnとの比較動作を実施しないま
ま、指示信号を受付ける。これによって、最新の送信番
号Nn「28」は、最新の過去の送信番号NbとしてN
bメモリ28にストアされる。またこのときは再同期を
行うだけであると判定されて、電子錠の処理動作は行わ
れない。
う。7番目の送信では、6番目の送信時において送信さ
れた送信番号「28」に1加算した値である送信番号
「29」を含む指示信号が送信機1から送信される。受
信機2は、送信された指示信号を受信し、ユーザID番
号が一致していると判定されると、指示信号に含まれる
送信番号「29」を最新の送信番号としてNnメモリ2
7にストアする。比較回路25では、最新の送信番号N
nと最新の過去の送信番号Nbとの比較を行う。
つ条件は、前述の式1で示す条件であってもよい。ま
た、再同期信号を受付けた直後には、送信番号が連続す
る指示信号だけを受付けるようにしてもよい。すなわ
ち、7回目の送信においては、6回目の送信時の指示信
号の送信番号に1加算した値の送信番号を含む信号だけ
を受付けるようにしてもよい。このように、送信番号が
連続する指示信号を送信することができるのは、受信機
2と対応した送信機1だけであると考えられる。したが
って、再同期信号を受付けた時には、その後に連続番号
を2回受付けたときにだけこの送信番号Nbの再同期を
行い、指示信号を受付け電子錠の解錠処理または施錠処
理を実施する。これによって、第3者が不当にユーザI
D番号を傍受して入手し、そのユーザID番号を用いて
電子錠を解錠することを防止することができる。
られると、電子錠制御手段は、電子錠の解錠処理または
施錠処理を行う。
メモリや回路に電力を供給する電池の交換時などにおい
て、送信番号生成回路7において最新の過去の送信番号
を保持するためのメモリがリセットされ、ストアされる
ストア内容が最新の過去の送信番号の初期値に戻るとき
がある。本実施形態の電子錠装置では、送信機1が初期
値から予め定める範囲までの間に含まれる送信番号を含
む指示信号を送信した場合、受信機2では、当該送信信
号の送信番号と受信機2においてストアされる最新の過
去の送信番号との間に予め定める条件が成立たないとき
においても、指示信号を受付ける。
において保持される最新の過去の送信番号が失われ、送
信機1と受信機2との間の過去の送信番号Nbの同期が
狂ったときには、自動的に再同期を行うことができる。
送信機1が初期状態に戻った状態で、表1の3番目の送
信状況で説明したように多数回の空打ち送信を行うと、
送信機1から送信される指示信号の送信番号は、受信機
2において無条件に受付けられる送信番号の範囲から超
えることがある。このようなときには、前述した再同期
信号を用いて送信機1と受信機2との過去の送信番号N
nの同期を再同期させる。
いて送信機1から送信された電磁波信号を処理する信号
処理動作を説明するためのフローチャートである。受信
機2に電源が投入されるなどして起動されると、ステッ
プa1からステップa2に進む。ステップa2では、再
同期許可フラグFを0にリセットしてステップa3に進
む。ステップa3では、アンテナ16および受信回路1
7において、送信機1から送信される電磁波信号が受信
され復調される。
ップa4に進み、信号が再同期信号であるか否かが判断
される。再同期信号と指示信号とは、前述したようにた
とえば桁数が異なるので、信号の桁数を比較することに
よって区別することができる。また、再同期信号と指示
信号とは、スイッチビットと称されるビットが「0」で
あるか「1」であるかを判定することによっても区別さ
れる。信号が再同期信号であると判定されるとステップ
a4からステップa5に進む。
1において、受信した再同期信号が正規の再同期信号で
あるか否かが判断される。再同期信号には前述したよう
にユーザID番号が含まれている。したがって再同期信
号が正しいか否かを判断することによって、ユーザID
番号が正しいか否かも同時に判断することができる。受
信した再同期信号が正規の再同期信号であれば、ステッ
プa5からステップa6に進む。ステップa6では、フ
ラグ設定回路32において、再同期許可フラグFを1に
セットする。これによって切換えスイッチ24は、一方
端子34に導通する状態から他方端子35に導通する状
態に切換えられる。フラグFを設定し、切換えスイッチ
24を切換えると、ステップa6からステップa3に戻
り、次の信号が受信されることを待つ。
と判定されるときには、ステップa5からステップa2
に戻る。
信号であると考えられる。このときはステップa4から
ステップa7に進む。ステップa7では、指示信号に施
されている暗号を解読し、ユーザID番号と送信番号と
を再生する。同番号を再生するとステップa7からステ
ップa8に進む。ステップa8では、ユーザID番号判
定回路19において、ユーザID番号が正しい番号であ
るか否かを判断する。ユーザID番号が受信機2におい
て予めメモリにストアされているユーザID番号と一致
したときは、ステップa9に進む。ユーザID番号が一
致しないときには、送信した信号を不当なものであると
判断する。これによって、信号が受付けられずにステッ
プa8からステップa2に戻る。
と、ステップa9に進み、指示信号に含まれる送信番号
を最新の送信番号NnとしてNnメモリ27にストアし
てステップa10に進む。ステップa10では再同期許
可フラグFが1であるか否かが判断される。すなわち、
送信機1および受信機2の最新の過去の送信番号の再同
期を実施しているか否かが判断される。再同期許可フラ
グFが1ではなく0であるとき、すなわち過去の送信番
号の再同期を行っておらず、通常の電子錠の処理動作を
行っているときには、ステップa10からステップa1
1に進む。
は「1〜5」のいずれかの値に含まれるか否かが判断さ
れる。最新の送信番号が「1」であることは、送信機1
が初期状態に戻った状態から送信された指示信号である
ことを示す。すなわち、最新の送信番号Nnが「1〜
5」に含まれるとき、送信機1が一度初期状態に戻され
ていることを示す。このときには、受信機2に保持され
ている最新の過去の送信番号Nbの値にかかわらず、指
示信号を受付ける。送信番号が予め定める初期の範囲
「1〜5」に含まれないときにはステップa12に進
む。ステップa12では、前述した式1に基づいて許容
範囲を求め、最新の送信番号が求められた許容範囲内に
含まれるか否かが判断される。含まれないときには、受
信した指示信号が受付けられたものと判断してステップ
a2に戻る。
あり、信号を無条件に受付ける状態であると判断される
と、ステップa10からステップa13に進む。また、
最新の送信番号が予め定める初期の範囲、たとえば「1
〜5」であるときにもまたステップa11からステップ
a13に進む。さらに、最新の送信番号が最新の過去の
送信番号と式1とから求める許容範囲に含まれ、最新の
送信番号と最新の過去の送信番号Nbとの間に予め定め
る条件が成立つときもまたステップa11からステップ
a13に進む。すなわちこれらのときは、指示信号を受
付けるものと判断されたことと等価である。
〜ステップa12からそれぞれステップa13に進む。
ステップa13では、最新の送信番号Nnの値を最新の
過去の送信番号NbとしてNbメモリ28にストアす
る。最新の過去の送信番号Nbがストアされるとステッ
プa13からステップa14に進み、電子錠制御回路3
0において電子錠の施錠処理または解錠処理が行われ
る。電子錠が施錠または解錠されるとステップa14か
らステップa2に戻る。
の送信番号が一致しなくなったとき、再同期信号を用い
て送信機1および受信機2の過去の送信番号の再同期を
行うことができる。また送信機1が初期状態に戻された
ときには、再同期動作を行わなくても、受信機2におい
て自動的に再同期が行われる。
受信機2との間で送信番号の判定の基準となる最新の過
去の送信番号が一致しなくなったとき、電子錠の解錠の
指示または施錠の指示に用いられる指示信号とは全く異
なる再同期信号を送信して再同期を指示する。この再同
期信号は、ユーザ毎に設定されたものでありかつ指示信
号とは桁数が異なるなどの異なる信号であるため、指示
信号から類推することは困難である。またこの再同期信
号はたとえば年に1〜2回だけ用いられるような信号で
あるので、第3者も再同期信号を不当に傍受することは
困難である。したがって、このような再同期信号を受信
したときだけ送信機1および受信機2の間の最新の過去
の送信番号の再同期を行わせることによって、再同期を
容易にかつ安全に行うことができる。
送信機1が初期化されたときには、受信機は再同期信号
の導出などの再同期の指示が行われなくとも、自動的に
受信機2の状態を初期状態に戻すような再同期を行う。
したがって、たとえば送信機1の電池を交換するときな
ど使用者にとって予め再同期が必要であると分かってい
る状態において、使用者の手を煩わせることなく再同期
を行うことができる。
受付けた後に送信番号が連続する指示信号を2度受付け
たときにだけ再同期および電子錠の解除を行っている。
再同期動作においては、再同期信号を受付けた段階で再
同期を行うとともに電子錠の施錠処理または解錠処理を
行わせるようにしてもよい。このときには、再同期信号
に送信機1が保持する最新の過去の送信信号から生成さ
れた送信番号が含まれている必要がある。
同期の指示と電子錠の処理動作とを同時に行わせるとき
には、再同期信号の判定動作などが複雑になることが考
えられる。本実施形態の電子錠装置に示すように、再同
期信号は再同期の実施の指示を行うだけであり、再同期
すべき送信番号は再同期の指示が行われた後通常送信さ
れる指示信号と同一の形態で送信されるようにすると、
再同期信号の判定などの処理が容易となり、送信番号の
判定は、電子錠の施錠処理または解錠処理を指示する動
作と同一の動作で行うことができる。
置と受信装置とを有するローリングコード方式の電子錠
装置である。受信装置は車両のドアの施解錠装置として
車両に搭載され、使用者が携帯する送信装置からの出力
を受信して、電子錠の施解錠処理を行う。送信装置と受
信装置との間で、両装置が記憶する過去の送信データが
一致しなくなったとき、使用者は両装置の再同期処理を
指示する。再同期処理を指示するとき、送信装置は再同
期信号を受信装置に向かって送信する。受信装置は、再
同期信号を受信すると、再同期信号の送信の次の送信時
に送信された送信データを無条件に受付け、両装置を再
同期させる。
送信されるため、通常は送信されない。ゆえに、再同期
信号が不当に傍受されることを防止することができる。
したがって、使用者以外の者が不当に再同期信号を送信
して正当な送信装置ではない装置と受信装置との間で再
同期処理を行わせることを防止することができる。した
がって、再同期処理の安全性を向上させることができ
る。
を受信装置とを有するローリングコード方式の電子錠装
置である。電子錠装置の受信装置では、受信した受信内
容が送信装置が初期状態であるときに送信される送信デ
ータであるときは、受信内容が許容されるべき送信デー
タでなくとも受付け、電子錠の施解錠処理を行う。この
とき、受信装置には、初期状態であるときに送信される
送信データがストアされ、次に受信される受信内容が正
しいか否かの判定に用いられる。ゆえに送信装置が初期
状態であるときに送信される送信データが受信されたと
きには、送信装置と受信装置との間の再同期処理が自動
的に行われる。
換時など、送信装置が初期状態に戻るときには、自動的
に再同期処理が行われる。ゆえに、使用者は電池交換時
などにその都度再同期処理を指示する必要がなくなる。
ゆえに電子錠装置の操作が容易となる。
装置を受信装置とを有するローリングコード方式の電子
錠装置である。両装置の再同期処理は、送信装置から再
同期信号が送信されたときと、送信装置の初期状態にお
いて送信される送信データが送信されたときに行われ
る。これによって、電池交換時など予め両装置の同期が
狂うことが予想されるときには、自動的に再同期処理を
行わせることができる。かつ、使用者が再同期処理が必
要であると判断したときにも、容易に再同期処理を行わ
せることができる。ゆえに、電子錠装置の操作性が向上
し、再同期の安全性をより向上させることができる。
は、電子錠の施解錠を指示するためのスイッチとは別
に、再同期処理を指示するためのスイッチが備えられ
る。使用者は、再同期処理が必要と判断すると、再同期
処理を指示するためのスイッチを操作して、受信装置に
向かって再同期信号を送信させる。これによって、再同
期処理を指示する動作と電子錠の施解錠処理を指示する
動作とが明確に異なる。ゆえに、容易に両装置の再同期
動作を容易に指示することができる。
理の指示と再同期処理の指示とは、同一の1または複数
のスイッチ群を、各指示毎にそれぞれ異なる操作手順で
操作することによって実施される。これによって、操作
手段の操作手順を知らない者には、再同期処理を指示す
ることができなくなる。ゆえに、不用意に再同期処理が
実施されることを防止することができる。
的構成を示すブロック図である。
から送信された電磁波信号を処理する信号処理動作を説
明するためのフローチャートである。
Claims (5)
- 【請求項1】 送信装置から送信された送信データを受
信装置で受信し、受信内容と当該データ受信以前に受信
された送信データとの間に予め定める変更条件が成り立
つときに、電子錠を施錠または解錠する電子錠装置にお
いて、 送信装置は、 使用者によって、予め定める第1の操作および第2の操
作のいずれか一方の操作がなされる操作手段と、 送信データを送信するたびに、予め定める変更条件に基
づいて最新の送信以前の送信時の送信データを変更し
て、最新の送信のための送信データを生成する送信デー
タ生成手段と、 送信装置の送信データと受信装置にストアされる最新の
送信以前に受信された送信データとの間の再同期を行う
ための再同期信号をストアする送信側信号メモリと、 操作手段の出力に応答し、第1の操作がなされたときに
は送信データ生成手段から出力される送信データを送信
し、第2の操作がなされたときには、送信側信号メモリ
にストアされる再同期信号を読出して送信する送信手段
とを含み、 受信装置は、 送信装置からの出力を受信する受信手段と、 受信手段からの出力に応答し、受信内容が送信データお
よび再同期信号のいずれであるかを判定する信号判定手
段と、 最新の受信以前に受信した送信データをストアする受信
側データメモリと、 受信手段および信号判定手段の出力に応答し、送信デー
タを受信したと判定されると、受信内容と受信側データ
メモリのストア内容との間に予め定める変更条件が成り
立つか否かを判定する条件判定手段と、 前記条件判定手段の出力に応答し、変更条件が成り立つ
と判定されたときには、受信内容を受信側データメモリ
にストアするとともに、電子錠の施錠処理および解錠処
理を実施する施解錠手段と、 前記再同期信号をストアする受信側信号メモリと、 受信手段および信号判定手段の出力に応答し、再同期信
号を受信したと判定されると、受信内容と受信側信号メ
モリにストアされる再同期信号とが一致するか否かを判
定する再同期信号判定手段と、 再同期信号判定手段の出力に応答し、受信内容と再同期
信号とが一致したときには、次の受信時に受信した送信
データをそのまま受信側データメモリにストアして再同
期させる再同期手段とを含むことを特徴とする電子錠装
置。 - 【請求項2】 送信装置から送信された送信データを受
信装置で受信し、送信データと当該データ受信以前に受
信された送信データとの間に予め定める変更条件が成り
立つときに、電子錠を施錠または解錠する電子錠装置に
おいて、 送信装置は、 使用者によって、予め定める操作がなされる操作手段
と、 送信データを送信するたびに、最新の送信以前の送信時
の送信データを、予め定める変更条件に基づいて変更し
て、最新の送信のための送信データを生成する送信デー
タ生成手段と、 操作手段の出力に応答し、予め定める操作がなされる
と、送信データ生成手段から出力される送信データを送
信する送信手段とを含み、 受信装置は、 送信装置からの出力を受信する受信手段と、 最新の受信以前に受信した送信データをストアする受信
データメモリと、 受信手段の出力に応答し、受信内容と受信データメモリ
のストア内容との間に予め定める変更条件が成り立つか
否かを判定する第1条件判定手段と、 受信手段の出力に応答し、受信内容が送信データの予め
定める初期値、および初期値を順次予め定める回数だけ
予め定める変更条件に基づいて変更したデータであっ
て、変更した各回ごとに得られるデータの内のいずれか
1つと一致するか否かを判定する第2条件判定手段と、 前記第1および第2条件判定手段の出力に応答し、変更
条件が成り立つと判定されたとき、または受信内容が予
め定める初期値および各回ごとに得られるデータのうち
のいずれか1つと一致すると判定されたときには、受信
内容を受信データメモリにストアするとともに、電子錠
の施錠処理および解錠処理を実施する施解錠手段とを含
むことを特徴とする電子錠装置。 - 【請求項3】 送信装置から送信された送信データを受
信装置で受信し、受信内容と当該データ受信以前に受信
された送信データとの間に予め定める変更条件が成り立
つときに、電子錠を施錠または解錠する電子錠装置にお
いて、 送信装置は、 使用者によって、予め定める第1の操作および第2の操
作のいずれか一方の操作がなされる操作手段と、 送信データを送信するたびに、予め定める変更条件に基
づいて最新の送信以前の送信時の送信データを変更し
て、最新の送信のための送信データを生成する送信デー
タ生成手段と、 送信装置の送信データと受信装置にストアされる最新の
送信以前に受信された送信データとの間の再同期を行う
ための再同期信号をストアする送信側信号メモリと、 操作手段の出力に応答し、第1の操作がなされたときに
は送信データ生成手段から出力される送信データを送信
し、第2の操作がなされたときには、送信側信号メモリ
にストアされる再同期信号を読出して送信する送信手段
とを含み、 受信装置は、 送信装置からの出力を受信する受信手段と、 受信手段からの出力に応答し、受信内容が送信データお
よび再同期信号のいずれであるかを判定する信号判定手
段と、 最新の受信以前に受信した送信データをストアする受信
側データメモリと、 受信手段および信号判定手段の出力に応答し、送信デー
タを受信したと判定されると、受信内容と受信側データ
メモリのストア内容との間に予め定める変更条件が成り
立つか否かを判定する第1条件判定手段と、 受信手段および信号判定手段の出力に応答し、送信デー
タを受信したと判定されると、受信内容が送信データの
予め定める初期値、および初期値を順次予め定める回数
だけ予め定める変更条件に基づいて変更したデータであ
って、変更した各回ごとに得られるデータの内のいずれ
か1つと一致するか否かを判定する第2条件判定手段
と、 第1および第2条件判定手段の出力に応答し、変更条件
が成り立つと判定されたとき、または受信内容が予め定
める初期値および各回ごとに得られるデータのうちのい
ずれか1つと一致すると判定されたときには、受信内容
を受信データメモリにストアするとともに、電子錠の施
錠処理および解錠処理を実施する施解錠手段と、 前記再同期信号をストアする受信側信号メモリと、 受信手段および信号判定手段の出力に応答し、再同期信
号を受信したと判定されると、受信内容と受信側信号メ
モリにストアされる再同期信号とが一致するか否かを判
定する再同期信号判定手段と、 再同期信号判定手段の出力に応答し、受信内容と再同期
信号とが一致した時には、次の受信時に受信した送信デ
ータをそのまま受信側データメモリにストアして再同期
させる再同期手段とを含むことを特徴とする電子錠装
置。 - 【請求項4】 前記操作手段は、第1スイッチおよび第
2スイッチを有し、 前記第1の操作は、第1スイッチだけを操作し、 前記第2の操作は、第2スイッチだけを操作することを
特徴とする請求項1または3記載の電子錠装置。 - 【請求項5】 前記操作手段は、1または複数のスイッ
チを有し、 前記第1の操作は、1または複数のスイッチを予め定め
る手順で操作し、 前記第2の操作は、1または複数のスイッチを第1の操
作とは異なる予め定める手順で操作することを特徴とす
る請求項1または3記載の電子錠装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27156195A JP2901902B2 (ja) | 1995-10-19 | 1995-10-19 | 電子錠装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27156195A JP2901902B2 (ja) | 1995-10-19 | 1995-10-19 | 電子錠装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09112096A JPH09112096A (ja) | 1997-04-28 |
JP2901902B2 true JP2901902B2 (ja) | 1999-06-07 |
Family
ID=17501802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27156195A Expired - Lifetime JP2901902B2 (ja) | 1995-10-19 | 1995-10-19 | 電子錠装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2901902B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6194991B1 (en) * | 1999-10-29 | 2001-02-27 | Lear Corporation | Remote keyless entry rolling code storage method |
-
1995
- 1995-10-19 JP JP27156195A patent/JP2901902B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09112096A (ja) | 1997-04-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3491994B2 (ja) | 通信制御装置及び方法 | |
CN100387798C (zh) | 一种电子钥匙和电子锁装置及其实现方法 | |
CA2467911C (en) | Portable device and method for accessing data key actuated devices | |
US10187793B2 (en) | Method for pairing a mobile telephone with a motor vehicle and locking/unlocking set | |
EP0719370B1 (en) | Resynchronizing transmitters to receivers for secure vehicle entry using cryptography or rolling code | |
KR20000070871A (ko) | 차량 도난 방지 시스템용 코드 신호 송신기 | |
US7231041B2 (en) | Method, device, and system for secure motor vehicle remote keyless entry | |
JP4190152B2 (ja) | キーレス・エントリ・システムのユーザ非依存型自動再同期 | |
CN113920625B (zh) | 车辆nfc钥匙认证方法 | |
CN111114489A (zh) | 自动挡汽车防盗方法及自动挡汽车 | |
CN114684070A (zh) | 安全控车方法、装置、车辆系统及存储介质 | |
CN108116367B (zh) | 无钥匙系统匹配方法及无钥匙匹配系统 | |
EP0970287B9 (en) | Automatic resynchronization for remote keyless entry systems | |
JP2901902B2 (ja) | 電子錠装置 | |
CN111179474B (zh) | 用户鉴权使用车辆的解锁处理方法、装置、电子设备 | |
CN117837121A (zh) | 用于安全无钥匙系统的系统和方法 | |
CN112214753A (zh) | 一种认证方法及装置、电子设备、存储介质 | |
JPH0795667A (ja) | データ通信装置 | |
KR100630366B1 (ko) | 리모콘 시스템의 데이터 통신 방법 | |
CN116233801B (zh) | 车载零件认证方法、设备、存储介质和车辆 | |
US20050268088A1 (en) | Vehicle control system, and in-vehicle control apparatus and mobile device used therefor | |
RU2274899C2 (ru) | Портативное устройство и способ доступа к активируемому ключевыми данными устройству | |
JPH10190651A (ja) | リモートコントロールシステム | |
AU2002221418B2 (en) | Portable device and method for accessing data key actuated devices | |
EP0887497A2 (en) | RF based theft deterrent system and method |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990302 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090319 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090319 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100319 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110319 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110319 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120319 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120319 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140319 Year of fee payment: 15 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140319 Year of fee payment: 15 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |